冷たい彼女
最新 最初 🆕
#237 [ゆーちん]
「えぇぇ!心の彼女?えっ、噂の心の彼女?何それ!こんな可愛い子と付き合ってんの?信じらんない。」


信じらんない?


俺だって信じらんないよ!


こんなテンションの高い母ちゃんがいるって凜ちゃんにバレた事が!

⏰:08/12/12 13:02 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#238 [ゆーちん]
「もぉー、母ちゃん、うるさい。凜ちゃんビックリしちゃってるじゃんかぁ。」


大輝はいつのまにか香奈と竜と先に、俺の部屋に逃げていた。


言い逃げ大輝。


覚えとけよ。

⏰:08/12/12 13:03 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#239 [ゆーちん]
「心、あんたなんで内緒にしてたのよ!」


それはね、母ちゃん。


あんたが騒ぐからだよ。


うるさいんだもん。


本当にもう勘弁して。


「凜ちゃん、だっけ。心に変な事されたらすぐに殴るなり蹴るなりするのよ?」

「あぁ、はい。」

⏰:08/12/12 13:04 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#240 [ゆーちん]
凜は笑ってたけど、絶対母ちゃんのテンションに引いてるよ。


もぉー、母ちゃんのバカ!


騒がしい母親がいるせいで嫌われたらどうすんだよ!


「凜ちゃん、俺らも部屋行こ。」

「あ、うん。」

⏰:08/12/12 13:05 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#241 [ゆーちん]
俺は凜を連れて、無理矢理母ちゃんから逃げた。


「ゆっくりしてってね!」

「はい、ありがとうございます。」


いつも素っ気ない凜も、こういう時は幼い少女。


「…緊張した。」

「え?何が。」

「だって、心のお母さんだし。」


緊張だってするんだよ。


あの凜ちゃんが!

⏰:08/12/12 13:06 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#242 [ゆーちん]
それもうちの母ちゃんで!


何か割に合わない気が…。


部屋に入ると3人は勝手に作業を始めていた。


「凜ちゃんも適当に座って。」

「うん。」

⏰:08/12/12 13:06 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#243 [ゆーちん]
「おいコラ大輝。」

「アハハ!おばちゃんめちゃめちゃテンション上がってたじゃん。」

「ああなるから内緒にしてようと思ったのに。」

「え、何。凜って心の家来るの初めてなの?」


香奈が問い掛けると、凜は首を縦に振った。

⏰:08/12/12 13:07 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#244 [ゆーちん]
「マジ?いつもどこで遊んでんのさ。」

「海とか本島だよね!」


凜が答える前に俺が答えると、『お前に聞いてねぇよ!』と香奈に叱られた。


「まぁこんな汚い部屋だと彼女呼ぶにも呼べねぇわな。」


竜にいじわる言われながら俺は隣に腰を降ろした。

⏰:08/12/12 13:07 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#245 [ゆーちん]
「つーかさ、おばちゃんが騒ぐから彼女を紹介しないってのも、凜からすれば寂しい話だよね。」


香奈は作業しながら話した。


「理由はどうあれ、親に紹介したくないって事は女からすれば寂しいもん。だよね、凜。」


俺は香奈の言ってる事がよくわからなかった。

⏰:08/12/12 13:08 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


#246 [ゆーちん]
今まで親に彼女を紹介しようなんて思った事なかったから。


凜を大事にすると言っておきながら、そういうところはまだまだ子供だ。


全然凜の気持ちを考えてあげられなかったのかも。

⏰:08/12/12 13:09 📱:SH901iC 🆔:ufvbrGno


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194