冷たい彼女
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#312 [ゆーちん]
下半身に触れると、凜が可愛い声を零していた。
その色っぽい声のせいで、俺の手や唇は暴走するばかりだった。
「ンアッ…心…もう、入れ…てよ…」
「いいの?」
「いいよ…」
凜の荒い息使いが部屋に響く。
:08/12/12 16:36 :SH901iC :ufvbrGno
#313 [ゆーちん]
とうとう迎えた大人への一歩。
父ちゃん母ちゃんじいちゃんばあちゃん。
俺は同じ失敗2回もしないぜ。
つーか前の失敗は元カノが無理矢理襲って来て恐かったっつーのも一理あるんだけどね。
まぁでも今、目の前にいる彼女は俺の大事で大好きな彼女なわけで。
:08/12/12 16:36 :SH901iC :ufvbrGno
#314 [ゆーちん]
おかげさまで幸せな初体験を迎える事ができました。
数分前まで童貞だった俺ですが、ありがたい事に昇天までさせていただき…非常に幸せなクリスマスイヴでした。
「心、やばい…」
「え?」
「かなり気持ち良かったよ。本当に初めて?」
「初めてですー。」
:08/12/12 16:37 :SH901iC :ufvbrGno
#315 [ゆーちん]
終わった後も、凜を抱きしめながらベットの中でゴロゴロっつう幸せ尽くしの俺。
こんな幸せだと、いつか大変な事起こるんじゃないかな。
このまま幸せが続けばいいのに、って願わずにはいられなかった。
:08/12/12 16:38 :SH901iC :ufvbrGno
#316 [ゆーちん]
翌25日は、竜の為に5人集まってクリスマスパーティーをした。
本島のカラオケボックスで竜の失恋慰安会。
失恋の歌ばかり唄う竜と打って変わって、幸せな4人はテンションの上がる歌やアニメソングやらと竜の気持ちなんかお構いなしだった。
:08/12/12 16:39 :SH901iC :ufvbrGno
#317 [ゆーちん]
「香奈と一緒にクリスマス過ごすなんて思いもしなかったんだけど。」
大輝が言った。
「あ?そういう大輝も、クリスマスなんかに彼女ほっといて大丈夫なの?」
「友達と過ごすってさ。香奈の彼氏は?」
「大学のサークルの飲み会だって。ま、昨日一緒だったし別にいいよ。」
:08/12/12 16:40 :SH901iC :ufvbrGno
#318 [ゆーちん]
「俺も昨日一緒だったから今日は友達と過ごそうって事になったんだよね。」
「まぁこいつらは昨日も今日も一緒っていううざいパターンだけどね。」
そう言って香奈は俺と凜を指さした。
「エヘッ。」
「うっざーい。」
「竜なんか昨日1日中テレビ見てたらしいぞ。」
:08/12/12 16:41 :SH901iC :ufvbrGno
#319 [ゆーちん]
「ロンリーロンリークリスマスイヴじゃん。」
当の竜は、失恋ソングを熱唱。
俺と真逆だな。
可哀相に。
…なんて同情しちゃったりする俺。
でも、昨日の今日で凜と話すのがちょっと恥ずかしかったりする。
:08/12/12 16:41 :SH901iC :ufvbrGno
#320 [ゆーちん]
竜が唄い終わり、しばらく曲を入れずに5人で話をした。
「進路決めた?」
と、香奈。
「俺はA高だな。家から通う。」
「俺も。」
「マジ?俺も〜。」
大輝、竜、俺は本島にあるそんなに頭は賢くなくても入れる高校に島から通う予定。
:08/12/12 16:42 :SH901iC :ufvbrGno
#321 [ゆーちん]
「香奈は?」
「私は島出るよ。本島のB高行く。」
B高は女子が多く、寮生活できる高校だ。
「寮入るの?」
「うん。彼氏んちと寮が近いからさ。」
「凜ちゃんは?」
「まだ考え中。」
:08/12/12 16:43 :SH901iC :ufvbrGno
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