メンソｰル

「…っで最近どｰなの？」

『なにが？』

「ラブだよ!ラ･ブ!!」

『あｰ２人付き合った人いたけど１ヶ月も付き合えなかった!』

「……うちはあんたに
そろそろ幸せになってほしいよ…」

美穂は寂しそうな顔で私たみる

私は新のことが
未だに好きなことを言った

「うちはな…
あんたが幸せやったら
新と亮どっちと付き合ってもよかったんや…」

『…うん』

「あんたが県外行ったときは新も亮もめっちゃ落ち込んでた…
新なんかあんたのこと探しまくって仕事にも支障がでるくらいやった」

私が地元を離れたことで亮と新を傷つけてしまった

私の勝手な判断で
友達にも気を使わせていた

『……ほんまごめん』

美穂は気にすんなって
笑った

新も今は仕事に精を出しているみたい

彼女がいるのかは
怖くて聞けない
美穂も言わない

「でさっ……うちな
あんたに新とちゃんと話してほしいんよな」

『今更ちゃんと別れ話なんてできないよ……
私は新が好きだし…
自分勝手すぎるよ…』

自分勝手すぎて嫌になる
私はいつまでたっても
前に進めていない

その時後ろから懐かしくて愛おしい声が聞こえた

「そー思いこんでるから厄介だよ」

ずっとずっと効きたかった声

『あ…らた……』

振り返ったのに
新の顔が見えない

涙でいっぱいだった

「こんなとこで泣かない!!場所移動ね!うちは帰るから～」

美穂がそう言って帰って行った

私と新もとりあえず
店をでて新の車の中に移動した

何も言わない私に新が口を開いた

「俺に言うことない？」

謝らなくちゃ……

『いきなりいなくなって
自分勝手でほんまにごめんなさい…』

目に溜まった涙が
溢れこぼれ落ちた時

大好きで夢にまでみた
大きな腕に抱きしめられた

「そんなんじゃなぃ
ごめんなさいなんていらない……」

『新…？』

私の肩に顔をうずめる新は震えてた

『なんで新が…泣いてるの？』
私の声も震える

『私がひどいことしたから？ごめんね…ほんまにごめんなさい…』

「謝んなよ!!
俺が聞きたいのはごめんじゃない……
もう一回俺のこと好きって言ってよ…」

いつも私を気遣ってくれた新

煙草を吸う姿がすごく様になっている新

ちゃんと私のために叱ってくれた新

余裕のない時も
強気な時もいつも私をドキドキさせてくれた

こんなに弱気な新を見たのは初めてで
そんな新をすごく愛しくて
かわいいと思ってる

涙が止まらない
好きで好きで仕方なかった

『好き……新……好きだよぉ…』

かすれた声で
思いを告げると新の腕が余計きつくなる

愛しくて愛しくて仕方なかった
終わりを告げたのは自分なのに
ずっと後悔してた

『新じゃ……なきゃ
私だめ……新がいないと寂しくて死んじゃいそうだよぉ……』

声をあげ泣き出した私に
「俺も……由衣がいないと死にそうだった
好きだ……愛してる…」
少し涙声でかすれている新

私も新の背中に腕を回しお互いきつく離れていた時間を埋めるように
抱き合った

二年半でお互いの気持ちは薄れることがなかった

歯止めがきかない
好きだから

車内というのも忘れ
激しくキスをした

言葉なんかじゃ足りない
身体全身でも表しきれない

いくら好きって言っても
どれだけ身体が繋がっても
新には伝わっていても
まだ足りない
私の一生を捧げても
全然足りない

人を愛するって気持ちが
強すぎて
新を好きなりすぎて
おかしくなりそうだった

朝目が覚めると
いつも夢の中でしか
逢えなかった愛しい人がいる

涙って枯れないの？
笑みと涙が一緒にこぼれる

やっと……幸せになれる

新を起こさないように
静かにベッドを抜け

キッチンで朝食の準備にとりかかる

新は和食が好きだから
ご飯に漬け物と味噌汁!
それからぶりの照り焼きを作っていた

大体料理ができ
新を起こそうかと思っていると

「由衣!?」

寝室から大声で呼ばれた

『どしたの?!』

寝室から出てきている
新と目が合う
『？おはよ～
ご飯できてるよ♪』

新は無言で私を抱きしめた
『あっ新!?』

「よかった……また居なくなったと思った…」

目頭が熱い
ずっと新を悲しませていたんだ

『大丈夫だよ…
もう絶対新から離れないもん』

きつく抱きしめあって

おはようのキスをして
２人で朝食を食べた

一旦切ります

なんかありきたりな話になってごめんなさい

感想くれたら嬉しいですヾ(^▽^)ﾉ

涙、涙、涙
ですよ～

なんだか
喧嘩中の彼氏が
恋しく
なりました

←

おもしろいですよ^ω^

更新がんばってください

ｺﾒありがとです(;ω;)

大好きな人は
絶対離さないでね

主は後悔しまくりです

一気に読みました(^ω^)
読みやすいしおもしろいです!!
更新頑張って下さい★

<<1-100
<<101-200
<<201-300
<<301-400
<<401-500

間違えちゃいました

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

ｺﾒ＆ｱﾝｶｰありがとです

続き

いろいろあったが
私と新は再び付き合いだした

仕事も来年の４月に地元に戻ってくるようにした

しばらく遠距離になるが
今までのことを思えば全然苦じゃなかった

電話もメールも毎日して
週末はどちらかが
会いに行くようにしていた

24にもなって
初々しいことしてるなと
自分でも恥ずかしくなった

<font size="-8">
すごく良いです

読んでいて感動しました

これからも頑張って下さい。
応援してます

</font>

匿名希望さん
ありがとうございます

がんばります

新とよりを戻して
１ヶ月

私の25歳の誕生日

当日は平日だったので
日をずらし週末に
祝ってもらった
わざわざ私の所まできてくれて
高級ホテルを予約してくれた新

「嬉しいな…新ありがとう」

新は嬉しそうに笑っていた

ホテルで食事をし
バーでお酒を少し嗜んだ

楽しくて少し飲みすぎてしまい千鳥足で
新に支えられ部屋まで行った

お風呂をために行く
新を横目に幸せだなと
実感する

もうどんでん返しはこりごり…

ずっと新と一緒がいいよ

夢うつつで
ぼーっとしていると

『風呂わいたよ』
新にいわれうっすら
目を開ける

『脱がしてほしい？笑』

からかうように言われた
「……うん…脱がして」

かぎかっこ逆でした
以下↓
新など「」

由衣『』

ごめんなさい

お風呂場まで手を引かれ
服を脱がしてもらう

『新も脱がしてあげるね』
半ば無理やり脱がしてあげた

体を洗い白濁色の湯船に入る
５人は裕にはいれるくらいの湯船に２人くっついて入る

『新すき!』

ホロ酔いでお風呂に入ったので酔いが回り
新にキスばかりしていた
しばらく笑いながら
されるがままにしていた
新に後頭部をつかまれ
深いキスをされた

『っんん』
息ができないくらい
激しくてめまいがしてきた

やっと唇が離れたが
首筋や鎖骨を舐められ
新の指がお湯の中で
私の敏感な所を
じらしながら撫でる

『…っあ…らた…ｯ!!』

浴室には
お湯の跳ねる音と
私のくぐもった声だけが聞こえる

「どした？」
余裕の笑みを浮かべる新
『ベッド行きたいよぉ…』

新は私の懇願など
無視し指を更に激しくした

『んんっ!!ああぁ!』

一度イカされてから
新は私をベッドまで
お姫様だっこで運んでくれた

息の粗い私にまた激しくキスをして

それからは記憶がなくなるまで抱かれた

一旦切ります(^^)

調子のってイラスト書いちゃいました

笑

ホテルでやりまくった後です(^^)笑
自己責任で見て下さい

やばい‥似てます。。
あたしの人生と。
今､いる彼氏を
本当大切にしようと
心から思いました。
わがままなんて
直せるんやから､
と思いました。
自分を見つめ
直させてくれる
この小説に出会えて
よかった

優菜さん
ありがとうございます

そーおもてくれたら
私も書いてるかいがあります(^-^)

こんな恋してみたいです
今めっちゃ泣いてます
感動

>>169の者です☆

この話をよんでスゲー自分と似てて思わず泣いてしまいました…
元カレ、今の彼氏。
すべて重なります。
あたしも今の彼氏のこと大切にしようとおもいました！

はるさん
うめさん

ありがとうございます

最後までお付き合い下さいね

それから半年間の
遠距離恋愛もとくに
大きな問題もなく
順調だった

４月
三年ぶりに地元に帰ってきた私は
新との同棲生活が
スタートした

お互い昼の仕事なので
時間帯もあうし
好調な始まりだった

Ａ.Ｍ６:３０

『ん～っねむたい…』

新より早く起きて
化粧をして身なりを
整えた後朝食の支度をする

Ａ.Ｍ８:００

『新～!!起きて～』

「んっ……ゆ…い」

カーテンを明け
光の差し込む部屋

光で眩しそうに目を細める寝起きの新がかっこよすぎて
ドキドキする

「由衣おはよっ」

横になっている新に
引き寄せられキスされる

『んっ……おはよ』