闇の中の光
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#469 [ゆーちん]
そう言ってもらえて嬉しかった。
宗太郎の事、考えたくない。
あいつを思い出すと、私はシホじゃなくなるから。
金河萌子の私になっちゃうから。
「おやすみ。」
「…うん、おやすみ。」
:09/01/13 15:43 :SH901iC :4gcR8RAo
#470 [ゆーちん]
哲夫はすぐに眠りについた。
私は寝息を立てる哲夫に抱かれ、しばらく考えていた。
宗太郎の事は考えちゃだめ。
わかってる。
だけど頭から離れらんないんだよね。
:09/01/13 15:43 :SH901iC :4gcR8RAo
#471 [ゆーちん]
私、このまま哲夫と一緒にいていいのかな?
哲夫に、昔の事、話した方がいいかな?
っていうか…聞いてもらいたいのかも。
:09/01/13 15:43 :SH901iC :4gcR8RAo
#472 [ゆーちん]
哲夫さ、いつかは聞いてくれるって言ったよね?
それが、今なんだ。
いつか、が、今なんだよ。
明日、目が覚めたら必ず話そう。
ゆっくりと思い出して、哲夫に聞いてもらおう。
哲夫に聞いてもらいたい。
:09/01/13 15:44 :SH901iC :4gcR8RAo
#473 [ゆーちん]
▽▲▽▲▽▲▽
いったんSTOP
>>2▽▲▽▲▽▲▽
:09/01/13 15:45 :SH901iC :4gcR8RAo
#474 [ゆーちん]
▲▽▲▽▲▽▲
お伽話
▲▽▲▽▲▽▲
:09/01/15 18:17 :SH901iC :Jfqqe8Pw
#475 [ゆーちん]
過呼吸は、疲れる。
いつの間にか眠ってしまい、夢も見ずに朝を迎えた。
いつもより少し早くに目が覚めて、哲夫の腕の中から抜け出し、トイレに行った。
寒い。
もう一度ベットに潜ろう。
:09/01/15 18:17 :SH901iC :Jfqqe8Pw
#476 [ゆーちん]
再び、哲夫の眠る布団の中に戻ると自分がいた場所の温もりと、哲夫からの温もりが混ざって、心地いい空間ができていた。
ずっと、この空間にいれたらいいな。
シホのままでいたい。
:09/01/15 18:18 :SH901iC :Jfqqe8Pw
#477 [ゆーちん]
萌子になんか、戻りたくない。
完璧なシホになりたいよ。
萌子の時のトラウマなんかに、もう苦しめられたくない。
だから…話さないと。
:09/01/15 18:19 :SH901iC :Jfqqe8Pw
#478 [ゆーちん]
「…シホ。」
「ごめん、起こした?」
「ううん、俺が勝手に起きた。」
布団が動く音と共に、私は哲夫にきつく抱きしめられた。
「抱き枕。」
「辞めてよ。」
「なぁシホ。」
「何?」
:09/01/15 18:19 :SH901iC :Jfqqe8Pw
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