闇の中の光
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#601 [ゆーちん]
「シホ。」

「ん?」

「あの男…萌子に伝えてくれって頭下げに来た。」


心臓が波打った。


あの男って、宗太郎の事だよね。


「…何?」

「萌子がまだ好きだ、ってさ。」

⏰:09/01/21 22:07 📱:SH901iC 🆔:FXDa00ZA


#602 [ゆーちん]
何、それ。


宗太郎、頭おかしいよ。


萌子のどこが好きなの。


嘘だ。


萌子をまだ好きでいてくれてるなんて嘘だよ。


「地元じゃ騒ぎになってるらしい。警察には届けてねぇみたいだけど…萌子を心配してる人もいるんだ。」

⏰:09/01/21 22:07 📱:SH901iC 🆔:FXDa00ZA


#603 [ゆーちん]
「シホ…じゃねぇや。萌子。急かすつもりなんか無かったけど、近々戦ってこいよ。俺も戦ったんだ。次は萌子の番じゃねぇか?」


自信がないとか、まだ恐いとか、そんな甘い事を言ってる場合じゃないって思った。

⏰:09/01/21 22:08 📱:SH901iC 🆔:FXDa00ZA


#604 [ゆーちん]
「前にも言ったけど、俺が味方だから心配なんかいらねぇぞ。萌子がずっと我慢してきた不満を正直に親に伝えろ。勝っても負けても、俺がいる。仲間もいる。帰ってくる家だってある。」


そんな嬉しい事言われちゃ涙腺が緩んじゃう。


でもね、私もう泣かない。

⏰:09/01/21 22:09 📱:SH901iC 🆔:FXDa00ZA


#605 [ゆーちん]
泣いてる場合じゃないもん。


「明日、戻る。萌子に。」

「そ。」

「だから、それまではシホでいたい。」

「おうよ。」

「哲夫の事、信じていいんだよね?」

「当たり前だっつーの。」

「ありがとう。」

⏰:09/01/21 22:10 📱:SH901iC 🆔:FXDa00ZA


#606 [ゆーちん]
誰かの為じゃなく、自分の為に戦わなきゃいけないんだ。


人生60年だとして、残り43年。


まだまだやりたい事がたくさんある。


やりたいって純粋に願ってしまう。


希望とか勇気を学べて、本当によかったよ。


一度死んで、よかった。


シホになれて、本当によかった。

⏰:09/01/21 22:10 📱:SH901iC 🆔:FXDa00ZA


#607 [ゆーちん]
▲▽▲▽▲▽▲

今日はここまで

>>2

▲▽▲▽▲▽▲

⏰:09/01/21 22:11 📱:SH901iC 🆔:FXDa00ZA


#608 [我輩は匿名である]
泣けました
楽しみにしてます

⏰:09/01/22 03:28 📱:F903i 🆔:N6eJwZDc


#609 [ゆーちん]
感想ありがとうございます嬉しいです

続きは今日の夜か明日になると思います
更新遅くて申し訳ありません

⏰:09/01/23 07:32 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#610 [ゆーちん]
▲▽▲▽▲▽▲

闇と光

▲▽▲▽▲▽▲

⏰:09/01/23 21:25 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#611 [ゆーちん]
薬箱を棚に戻し、部屋へ戻ると哲夫は眠っていた。


よほど眠かったのか、寝付きがいいのか。


もしくは傷の痛みが和らぎ、安心したのか。


どれにしろ、哲夫は私に伝えてくれたんだ。


戦う意味を。

⏰:09/01/23 21:25 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#612 [ゆーちん]
自惚れかもしれないけど、シホを必要としてくれる人はたくさんいる。


だけど萌子は誰からも必要なんかされていない。


ずっとそう思っていた。


だけど違った。


嘘かもしれないけど、宗太郎は萌子を必要だとしてくれていた。

⏰:09/01/23 21:26 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#613 [ゆーちん]
もし宗太郎の気持ちが本当だったとしても、私は彼の気持ちには応えられない。


哲夫が好きだから。


だけど、宗太郎たった一人にでも、萌子は必要とされた。


その事実に、自信がついたんだ。


親と戦おうって言う、自信。

⏰:09/01/23 21:27 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#614 [ゆーちん]
哲夫を起こさないように、シホとして最後になるかもしれない家事をした。


掃除、洗濯、料理。


お風呂の時間が近付くと、哲夫は目を覚ました。


「まだ眠い…」

「お風呂入ればすっきりするよ。」

⏰:09/01/23 21:28 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#615 [ゆーちん]
あくびばかりする哲夫と、いつもより長い時間、お湯につかった。


「気持ち良いね。」

「だな〜。風呂最高。」


気の抜けた哲夫の声が浴室に響き、自然と笑顔を誘った。

⏰:09/01/23 21:30 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#616 [ゆーちん]
「今日の夕飯、何だと思う?」

「何か焼いてた音がしたから〜…炒め物?」

「ヒント、哲夫の好きなもの。」

「あぁ、ハンバーグだ!」

「ブブー。ヒント2、私にとって思い出の料理。」

「シホにとって?」

「うん。じゃあヒント3。最後のヒントだよ。」

⏰:09/01/23 21:31 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#617 [ゆーちん]
「ん。」

「ヒント3。シホの初めての料理。」


哲夫は覚えてくれているのだろうか。


私がここに来て、シホとしての初めての食事であった食べ物。


誰かのために料理をするなんて、面倒だから嫌いだった。


だけど、美味しいって言ってくれる人のために作る料理は、嫌いじゃなかった。

⏰:09/01/23 21:33 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#618 [ゆーちん]
「わかった?」


少し考えた哲夫は、口の端を吊り上げて笑った。


「お好み焼きだ。」


嬉しかった。


覚えててくれたんだ。


照れるような、恥ずかしいような。


「正解。」

「さすが、俺。」


浴室には二人の笑い声が優しく響いた。

⏰:09/01/23 21:34 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#619 [ゆーちん]
お風呂から上がり、そのお好み焼きを頬張った。


簡単な料理だけど、私にとっては特別な料理。


色違いのお箸で食べたお好み焼き。


自分で作った物を、初めて美味しいって思えた。


料理って味だけじゃなく、誰とどこでどんな風に食べるかも左右されるんだね。

⏰:09/01/23 21:35 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#620 [ゆーちん]
食べ終わり、片付けが済めば、集会に行く支度をする。


着替えたり、髪をセットしたり、化粧したり。


今日もいつものように準備に取り掛かる。


そんな私を、ベットに腰掛けて煙草を吸う哲夫の目が、ずっと追い掛けていた。

⏰:09/01/23 21:36 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#621 [ゆーちん]
「何見てんの?」

「んー?」

「あんま見ないでよ。恥ずかしいじゃん。」


照れ笑いした私に哲夫は小さく呟いた。


「明日の今頃には、もういねぇのかなって思って。」


私の顔から笑顔が消えた。


同時に、化粧をする手の動きも止まった。

⏰:09/01/23 21:45 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#622 [ゆーちん]
「そんな寂しい事、言わないで。」

「…ん、悪い。」


ずっとずっと、はっきりさせたいって思っていた事があった。


この機会に、哲夫に聞いてもいいよね?


「聞いてもいいかな?」

「何?」

⏰:09/01/23 21:46 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#623 [ゆーちん]
「ずっと私を守ってくれるって言ったよね。それって、どういう意味なの?」

「…味方っつう事。」

「私って、哲夫にとって…何?味方以外の言葉で教えて。」


【味方】って言葉だけで充分なのに、私は欲が出た。


自分が欲しい言葉が返って来なかったらヘコむくせに…バカでしょ?

⏰:09/01/23 21:47 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#624 [ゆーちん]
せっかく恋愛感情を知れたのに、一気に砕け散るのが恐かった。


勇気のない女だ。


でも今なら少しだけ自信があった。


【彼女】とまではいかないが、【ペット】ではないだろうっていう自信。

⏰:09/01/23 22:56 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#625 [ゆーちん]
「知りてぇの?」

「うん。」


哲夫の口が開いたシーンが、とてもスローモーションに目に映った。


次の瞬間、哲夫の口から出た言葉を聞き、私はまんまと泣かされた。

⏰:09/01/23 22:57 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#626 [ゆーちん]
「愛してる人。」


ねぇ、今なら前言撤回していいよ?


でないと私、信じちゃうから。


私が欲しかった言葉以上だよ、それ。


「じゃあ聞くけど、シホにとって俺って何?」

「…二酸化炭素くれる人。」

「フフッ。何だそれ。」

「嘘、ごめん。」

⏰:09/01/23 22:58 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#627 [ゆーちん]
嘘はだめだから、ちゃんと言い直せと叱られたから、言い直した。


「世界一大好きな人。」


泣いてる私を抱きしめた哲夫の笑顔は、幼稚園児みたいだったよ。


笑顔がキラキラしてた。

⏰:09/01/23 22:58 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#628 [ゆーちん]
私の心は闇だった。


だけど哲夫っていう、手をかざしたくなるような光が照らしてくれた。


「哲夫は光だ…。」

「光?俺、改名したっけ?」

「違う、そうじゃない。」

「じゃあ何。」

⏰:09/01/23 22:59 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#629 [ゆーちん]
「ずっと闇の中でウロウロしてた私に、哲夫が光を与えてくれた。そういう意味の光。その光のおかげで、私…こんな幸せな気分になってる。」

「じゃあ言わせてもらうけど。」

「何?」

「闇がなきゃ光は輝かねぇんだぞ?知ってた?つまりシホがいなきゃ俺は生きてけねぇっつう事だな。」

⏰:09/01/23 23:00 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#630 [ゆーちん]
何が、つまりだよ。


全然つじつま合わないし。


やっぱりちょっとバカなんだ。


そんな人間らしい哲夫の温もりに、涙が止まらなかった。


マスカラを塗る前でよかった。


塗ってたら、黒い涙だって哲夫にバカにされそうだからね。

⏰:09/01/23 23:00 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#631 [ゆーちん]
『これ以上抱きしめていると、歯止めが効かないから。』と笑いながら、私から離れた哲夫。


もっと哲夫の傍に居たかったんだけど…私も化粧の途中だし。


涙を拭いてからマスカラやアイライン、そしてアイシャドーを目に施す。

⏰:09/01/23 23:01 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#632 [ゆーちん]
このメイクは、哲夫に教えてもらった【シホのメイク】だ。


明日、萌子に戻ったら…またあの派手な化粧をしなきゃなんないのかな。


…って、別にそこまで完璧にシホと萌子を切り替えなくてもいいのか。

⏰:09/01/23 23:04 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#633 [ゆーちん]
目の前に迫る運命が近付くと、急に慌ててしまう私は、ただの臆病者だった。


焦っちゃって、恐くなっちゃって…また痛い思いをするのかなと思うと、何もかも投げやりたくなる。

⏰:09/01/23 23:04 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#634 [ゆーちん]
でも違う。


それは間違ってる。


いくら苦しくても、いくら辛くても、いくら恐くても、いくら痛くても…もう逃げちゃいけないんだよ。


【死】に逃げるのは、試合放棄してるって事。


私はまだまだ戦えるんだ。


戦うべきなんだ。

⏰:09/01/23 23:05 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#635 [ゆーちん]
まだ戦ってもいないのに、私は常に【敗退】の覚悟をしたまま、殴られたり蹴られたり…。


それで人生全てを嫌になる。


人間としての楽しさや希望や、光。


そんな素敵なもの全部を自ら手放そうとしていたんだ。

⏰:09/01/23 23:05 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#636 [ゆーちん]
そんな萌子の人生を、哲夫が変えてくれた。


色んな感情を教えてくれて、色んな希望を持たせてくれた人。


【命の恩人】だなんて言葉は一生関係のない言葉だと思っていたけど、今、ここにいる哲夫がそうだ。


そんな言葉が頭に浮かぶ自分にも、その言葉の対象である哲夫にも、【ありがとう】を与えたい。

⏰:09/01/23 23:06 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#637 [ゆーちん]
▽▲▽▲▽▲▽

今日はここまで

>>2

▽▲▽▲▽▲▽

⏰:09/01/23 23:06 📱:SH901iC 🆔:OVGZkR5U


#638 [ゆーちん]
▲▽▲▽▲▽▲

仲間

▲▽▲▽▲▽▲

⏰:09/01/24 18:17 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#639 [ゆーちん]
二日ぶりの集会も相変わらず寒かった。


風が冷たくて、耳がちぎれんじゃないかってくらい。


だけど、楽しかった。


笑ったり驚いたり。


怪我をしている人もいたけど、いつものような賑やかさだった。

⏰:09/01/24 18:18 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#640 [ゆーちん]
本当に昨日、どんちゃん騒ぎしてきたの?ってくらいみんな穏やかに笑ってるもんだから。


こういう空間に、ずっといれたらいいのにな。


最後の集会とか、そんな事は考えないようにした。


だけど頭の端っこでは気になってたりして、上手く笑えてたのかはわからない。

⏰:09/01/24 18:19 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#641 [ゆーちん]
結局、何も言えずお開きしてしまい、みんなとバイバイした。


哲夫の元に駆け寄り、男の人たちともバイバイする。


集会場所から出て、哲夫に肩を抱かれながらいつもの道を歩く。


と、その時だった。

⏰:09/01/24 18:20 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#642 [ゆーちん]
「シホちゃん!」


そこにいたのは、のんちゃんだった。


「…のんちゃん。どうかした?」

「シホちゃんさぁ、居なくなったりしないよね?」


思わず、のんちゃんから目を反らしてしまった。


「何、言ってるの?」


私、上手く、笑えてる?


「隠さないでよ。今日のシホちゃん、何かおかしかったよ。」

⏰:09/01/24 18:21 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#643 [ゆーちん]
この人には、敵わない。


どうしてそんなに優しいの。


哲夫にしても康孝にしても、のんちゃんにしても。


シホとして出会った人たちは、みんな素敵な人ばかりだ。

⏰:09/01/24 18:22 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#644 [ゆーちん]
哲夫の顔を見上げると、私を見下ろしながら頷いてくれた。


のんちゃんには、話そう。


ていうか、話しを聞いてもらいたい。


同情とかが欲しいんじゃない。


のんちゃんへの気持ちは、哲夫に話したいって思った時の感情と同じようなもの。


大切な人だからこそ、私を知っていてもらいたい。

⏰:09/01/24 18:22 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#645 [ゆーちん]
「のんちゃん、ごめん。本当は言うつもりはなかったんだけど、実は‥」

「望実、うち来い。」


いきなり哲夫が言ったその言葉にのんちゃんは驚いていた。


「えっ、いやっ…それは…」

「集会中は人がいっぱいいるからマシだけど、今は3人だ。だからすっげぇ寒い。女は体冷やすなって小学校で習っただろ?」

⏰:09/01/24 18:23 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#646 [ゆーちん]
のんちゃんは遠慮していたけど、哲夫の命令だとすれば話しは別…らしい。


「のんちゃんは哲夫の家に来た事ないの?新人の時に掃除とか。」

「うん。私はそのルールが決まる前からチームに入ってたの。」

⏰:09/01/24 18:24 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#647 [ゆーちん]
と、なると…やっぱり緊張するのかな。


チームのリーダーである哲夫の家に行くという事は。


3人で歩く帰り道は、なんだか違和感たっぷりで…私まで緊張してしまった。


そんな私の肩から手を下ろし、煙草を吸う哲夫だけは平然としていたけどね。

⏰:09/01/24 18:24 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#648 [ゆーちん]
家に着くと、のんちゃんの表情は益々堅くなった。


「失礼しますっ!」

「そんな力まなくても。」

「いや、だって哲夫さんの家だし…」


すると、哲夫は笑いながら言った。


「シホの家でもあるんだぞ。ツレん家に入るだけなのに、そんなカチカチになる必要ねぇよ。」

⏰:09/01/24 18:25 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#649 [ゆーちん]
それを聞いたのんちゃんの表情は、少し緩んだ。


私も、緩んだ。


私の家でもあるんだって、この家。


それって、すごい嬉しい事だよね。


なんだか心がキュンとなる。


「それじゃあ、おっ…お邪魔します!」

⏰:09/01/24 18:26 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


#650 [ゆーちん]
「リラックスしてね?そんな緊張されてちゃ、私も緊張しちゃうよ。」

「あっ、うん。そうだよね。」

「何か飲む?」

「ううん、お構いなく!」

「…紅茶でいい?」

「あっ、うん。じゃあ紅茶で。」


どっちだよ、とツッコミたくなるほどだった。

⏰:09/01/24 18:27 📱:SH901iC 🆔:JFMqBZYE


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