闇の中の光
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#605 [ゆーちん]
泣いてる場合じゃないもん。
「明日、戻る。萌子に。」
「そ。」
「だから、それまではシホでいたい。」
「おうよ。」
「哲夫の事、信じていいんだよね?」
「当たり前だっつーの。」
「ありがとう。」
:09/01/21 22:10 :SH901iC :FXDa00ZA
#606 [ゆーちん]
誰かの為じゃなく、自分の為に戦わなきゃいけないんだ。
人生60年だとして、残り43年。
まだまだやりたい事がたくさんある。
やりたいって純粋に願ってしまう。
希望とか勇気を学べて、本当によかったよ。
一度死んで、よかった。
シホになれて、本当によかった。
:09/01/21 22:10 :SH901iC :FXDa00ZA
#607 [ゆーちん]
▲▽▲▽▲▽▲
今日はここまで
>>2▲▽▲▽▲▽▲
:09/01/21 22:11 :SH901iC :FXDa00ZA
#608 [我輩は匿名である]
泣けました
楽しみにしてます
:09/01/22 03:28 :F903i :N6eJwZDc
#609 [ゆーちん]
感想ありがとうございます
嬉しいです
続きは今日の夜か明日になると思います
更新遅くて申し訳ありません
:09/01/23 07:32 :SH901iC :OVGZkR5U
#610 [ゆーちん]
▲▽▲▽▲▽▲
闇と光
▲▽▲▽▲▽▲
:09/01/23 21:25 :SH901iC :OVGZkR5U
#611 [ゆーちん]
薬箱を棚に戻し、部屋へ戻ると哲夫は眠っていた。
よほど眠かったのか、寝付きがいいのか。
もしくは傷の痛みが和らぎ、安心したのか。
どれにしろ、哲夫は私に伝えてくれたんだ。
戦う意味を。
:09/01/23 21:25 :SH901iC :OVGZkR5U
#612 [ゆーちん]
自惚れかもしれないけど、シホを必要としてくれる人はたくさんいる。
だけど萌子は誰からも必要なんかされていない。
ずっとそう思っていた。
だけど違った。
嘘かもしれないけど、宗太郎は萌子を必要だとしてくれていた。
:09/01/23 21:26 :SH901iC :OVGZkR5U
#613 [ゆーちん]
もし宗太郎の気持ちが本当だったとしても、私は彼の気持ちには応えられない。
哲夫が好きだから。
だけど、宗太郎たった一人にでも、萌子は必要とされた。
その事実に、自信がついたんだ。
親と戦おうって言う、自信。
:09/01/23 21:27 :SH901iC :OVGZkR5U
#614 [ゆーちん]
哲夫を起こさないように、シホとして最後になるかもしれない家事をした。
掃除、洗濯、料理。
お風呂の時間が近付くと、哲夫は目を覚ました。
「まだ眠い…」
「お風呂入ればすっきりするよ。」
:09/01/23 21:28 :SH901iC :OVGZkR5U
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