桃色ナミダ
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#11 [菜月]
放課後、早速私と真湖は噂の『イケメン』が居る教室へと向かった。
やっぱりイケメンを見る前は胸が高鳴る。
─どんな人なんだろ?
私はその時、さっき真湖が言ってた『女嫌い』をすっかり忘れていた。
「ねぇ、もし気づかれたらどうすんの?
アイツ、女と目ぇ合うとめっちゃ機嫌悪くなるんだよ」
:09/01/10 20:16
:W53S
:C/qLbNJI
#12 [菜月]
─そうだった
そういえば、女嫌いなんだよね…
急にテンションが下がった私は、真湖を見て「すっかり忘れてた」と呟いた。
そうこうしているうちに、私達は隣のクラスに到着した(まぁ実際は、自分達のクラスの前で喋ってたんだけど)。
「うわぁ〜緊張する!」
:09/01/10 20:20
:W53S
:C/qLbNJI
#13 [菜月]
「多分席替えしてなければ、一番後ろの窓際の席だったんだけど…あっ!居た」
「えっ?どこ!?」
真湖が指を差しながら「そこそこ」と教えてくれた方を見ると
─ドキッ
案の定、惚れてしまったみたいです。
:09/01/10 20:23
:W53S
:C/qLbNJI
#14 [菜月]
少し茶色かかった髪に、切れ長の目。
それに適度に着崩した制服が、とても似合っていて
視線は微かに外を向いていた。
「本当、顔はカッコいいんだけどね…」
真湖が隣で、ため息混じりに言った声が聞こえたけど
私は、ずっと彼の事を見つめていた。
:09/01/10 20:27
:W53S
:C/qLbNJI
#15 [菜月]
これが私の恋の始まり
たとえ、実る可能性は少なくても
私は絶対に
彼のハートを奪ってみせる…!
:09/01/10 20:28
:W53S
:C/qLbNJI
#16 [菜月]
次の日から、私の猛アタックが始まった。
もちろん猛アタックと言っても、直接ではないんだけど。
まずは自分の事を見てもらおうと、髪を久しぶりに巻いてみた。
「へぇ〜結構似合ってるじゃん!」
真湖が私を見るなり、髪型を絶賛してくれた。
:09/01/10 20:33
:W53S
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#17 [菜月]
でもやっぱり
彼は私を見るどころか
私の存在すら、気づいていない…と思う。
「クラス違うし、しょうがないって」
真湖が慰めてくれたけど、私はもちろん悲しかった。
やっぱり…無理だったのかな?
女子嫌いの男の子を振り向かせるなんてことは
:09/01/10 20:41
:W53S
:C/qLbNJI
#18 [菜月]
そんなある日。
この高校に来てから初めての行事があった。
それは…『体育祭』
この高校は、4月に球技大会があって
9月に体育祭があるというシステムらしい。
エリート校だから、勉強中心だと思ってたんだけど…
でも、何か楽しみだ。
:09/01/10 20:46
:W53S
:C/qLbNJI
#19 [菜月]
「優華〜!リレーの選手、練習あるって」
真湖に呼ばれ、私はハチマキを締めていた手を一瞬止めた。
「そっか、分かった!」
この前の体育の授業で、私は結構速いタイムをたたき出してしまったみたいで
私は、ちゃっかりリレーの選手に選ばれてしまった。
:09/01/10 20:51
:W53S
:C/qLbNJI
#20 [菜月]
リレーの選手は、男女各5人ずつの10人。
私はちょうど真ん中辺りの、5番目を走る事になった。
「トップバッター、しっかり走れよ!」
「分かってるって!てか、アンタもアンカーちゃんと走れよっ」
校庭に着くなり、真湖とアンカーを走る運動万能の高森君がバトンで叩き合いをしているのが目に入った。
:09/01/10 20:58
:W53S
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