WHITE★CANDY
最新 最初 🆕
#291 [ぎぶそん]
「夏は季節で一番、男女間の気持ちが高揚しちゃうから、マキロン注意しろよな〜!」

「東吾兄ってば…!」

一発叩こうとした所、東吾兄が部屋の中を暴れ回る。

二人で家中を駆けずり回り追いかけっこを続けていると、途中父に注意を受けた。

東吾兄の奴。
優平はそんな対象じゃないよ―

⏰:09/02/16 22:38 📱:SH705i 🆔:FVyvlF8s


#292 [ぎぶそん]
そして、月曜日。
エリから回ってきたメールによると、昼の13時に駅に集合となっている。

今日の服装は、お気に入りの白いシャツに、下はピンク色のプリーツスカートを履いたといった所だ。

これから数日間、意中の男性の家に上がり込むとになる。

先日雑貨屋さんで購入した、ハート形のネックレスも身につけた。

⏰:09/02/16 23:55 📱:SH705i 🆔:FVyvlF8s


#293 [ぎぶそん]
昼食を取ってから家を出て、午後12時半、電車で優平の住む街の駅まで向かう。

優平はいつも、電車通学で学校に通っている。
資産家の彼の家なら使用人が車を出してくれそうだが、彼はそれを断ったらしい。

走る電車の中、彼はいつもどんな気持ちで自宅と学校を行き来しているのだろう。
優しさに溢れる笑顔の中、時々哀しい目をする理由を知りたい。

⏰:09/02/17 00:07 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#294 [ぎぶそん]
「エリと元基、まだかな…。」

駅の正門の前で、何度も腕時計で時間を確認する。
集合時間から5分経っても、二人は一向に現れなかった。

「真希!」

それからまた5分経った頃、優平が手を振りながらやって来た。

水色のシャツに少しダボついた灰色のズボン。
夏休みに入ってから初めて見る、彼の姿。

⏰:09/02/17 00:14 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#295 [ぎぶそん]
「二人がまだみたい…。」

「本当に!?あっ、メールが着たみたい。」

優平がポケットから携帯を取り出す。

「えぇ!ハメられた…。」

そこに書いてある内容に目を通すと、彼が大声を出す。
そして、その携帯の画面を私に向ける。

⏰:09/02/17 00:24 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#296 [ぎぶそん]
『私と元基は別の所で一泊してきま〜す!
後はお二人さんで仲良くやってね! エリより』

「何、コレ!?」

自分の携帯も確認してみると、同じ内容のメールがついさっき届いていた。

"エリより"の後に、ハートマークが可愛く3つ並んでいた。

エリと元基は、最初からこうするつもりでいたのか。
じゃあ、今日優平ん家に泊まるのは、私一人ってこと…!?―

⏰:09/02/17 00:31 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#297 [ぎぶそん]
「しょうがないなー、あの二人は。真希、どうする?」

「そうだなぁ、優平ん家行くの楽しみにしてたけど、私一人ってのも…。」

帰らざるを得ないかな、と言いかけた時、

「全然迷惑じゃないって!せっかくここまで来てくれたんだし、俺の家なんかで良かったら上がってってよ!」

優平がこの後のことを提案してくれた。

「うん。お言葉に甘えます。」

⏰:09/02/17 00:39 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#298 [ぎぶそん]
そこから、二人で近くの駐車場まで歩く。
優平が、赤いスポーツカーの前で足を止める。

「あっ、こちら使用人の清水祥華(しょうか)さん。
今日ここまで車を出してくれたんだ。」

彼の差し出した手の前に、スタイル抜群のグラマーな女性が、腕組みをして立っていた。

「初めまして。
優くんのかわいい恋人(スウィート・ハニー)さん。」

彼女が掛けていたサングラスを外し、私に握手を求めてきた。

「えっ…。」

その素顔の美しさと誤解を生む発言から、私の顔はやんわりと紅潮していった。

⏰:09/02/17 01:14 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#299 [ぎぶそん]
「祥華さんはね、長い間アメリカに住んでから英語がペラペラなんだ。」

走る車の中で、優平が祥華さんについて詳しい所載を教えてくれた。
言われてみれば、彼女には日本人離れしている部分が所々見受けられる。

独特のフェロモン、というか、放つ色気が外国人っぽい。

そして、彼女はまだ若いが、優平が中学の頃から使用人を務めていて、その付き合いも4年近くになるという。

⏰:09/02/17 01:30 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#300 [ぎぶそん]
「今日の夕飯、何が食べたい?」

「えっ?何でもいいよ。」

「そうだ、何処かドライブ行きたい所ある?
旅行中止になっちゃったし、祥華さんは色んな観光地知ってるよ。」

「優平ん家行けるだけで、充分だよ。」

二人で後部席でやり取りしていると、運転中の祥華さんが、その会話の途中で笑った。

「ウフフ。何でも出来る優くんも、こっち(恋愛)方面じゃウブのようねぇ。
まだまだ女の子の喜ばせ方を知らないみたいね。」

⏰:09/02/17 01:46 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194