WHITE★CANDY
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#122 [ぎぶそん]
運命の人―
もしいるとするならば、もう既に出会っているのかな?
「えっとー、私の知り合いの男の子と言ったら、ますちゃんに、福内くんに箕輪くん…
うーん、皆そんな風に思えない…。」
17歳でそんな決断に至るのは、到底早いか―
:09/01/22 00:42
:SH705i
:NxZoRz9Q
#123 [ぎぶそん]
「…あっ!」
私は一人の存在を思い出した。
寺岡秀一郎先輩。
彼は私から見ても、素敵な人だと思う。
誰に対しても優しくて、頼りがいがあって、勉強熱心で。
恋人にするなら、文句なしの人だろう。
:09/01/22 00:48
:SH705i
:NxZoRz9Q
#124 [ぎぶそん]
「もし秀先輩を好きになったら、これから先どんな風になるんだろう…?」
未知なる世界のことを考えると、トクトクと胸が高鳴る。
その時だった。
「真ー希っ。」
仰向けに寝ていた私の前に、誰かがニョキッと顔を出してきた。
:09/01/22 01:00
:SH705i
:NxZoRz9Q
#125 [ぎぶそん]
「わっ!…って優平!?」
いつかの昼休みの時と同様、その相手は優平だった。
私は思わず、体を起こした。
ここまでのシチュエーションは、この間と全く一緒。
「アハハ、これで二回目だね、びっくりさせたの!
真希のこと探してたんだ。
…はいこれ、借りてた本。」
彼が私に、二週間位前に貸した小説を差し出す。
「これを届ける為にわざわざ屋上まで来たの?
別にいつでも良かったのに。」
:09/01/22 01:16
:SH705i
:NxZoRz9Q
#126 [ぎぶそん]
「んー…真希って何か気になるんだよな!」
「え?」
「何かあったら、一人でしょい込んでないで、俺やエリらに言うこと!
全然頼ってくれて構わないから!」
「うん。」
私っていつも、そんな風に見えてた?
妙な心配をかけさせていたのなら、ごめんなさい―
:09/01/22 01:31
:SH705i
:NxZoRz9Q
#127 [ぎぶそん]
「じゃあ俺、今から部活だから。」
「うん。本、ありがとね。」
ここに来て数分も経たない内に、彼は去っていった。
そういえば、優平も一応、今までに出会った男の子の内の一人に違いない。
それでも、彼もますちゃんたち同様、"運命の人"からは除外か。
私たちは、異性ということを忘れるくらい、ずっと友達として付き合ってきたのだから―
:09/01/22 01:41
:SH705i
:NxZoRz9Q
#128 [ぎぶそん]
その後、私も教室に戻り、エリと下校することになった。
「あっ、そうだ!
一つ言い忘れてた。」
「何?」
「恋はねー、甘いばかりじゃないの!
メロンパンをかじった時、苦いと思う時もある。」
「そんなことってあるの?」
ベーカリー屋が見えてきた所で、エリがいつかの例え話の続きをしてきた。
甘くないメロンパンなんて、聞いたことがないよ―
:09/01/22 12:30
:SH705i
:NxZoRz9Q
#129 [ぎぶそん]
「楽しいことばかりじゃないってこと!
嫌なことや辛いこともそれなりにあるのよ。」
「へぇ、そうなんだ。
じゃあ、エリは何が楽しいと思えなかった?」
「付き合う前、元基が他の女の子と喋ってる時、いい気はしなかったかなぁ。
ま、ヤキモチって奴よ。」
「ふぅん。」
ヤキモチか。
恋をしてる特徴の一つかな―
:09/01/22 12:38
:SH705i
:NxZoRz9Q
#130 [ぎぶそん]
数日後―
「昨日のお笑い番組観た!?」
「うん、面白かったねー。」
朝のホームルームが終わって、私はますちゃんと、職員室までクラス分の英語のノートを持って行っていた。
彼と思いついた話題を提供しあいながら、廊下を歩く。
:09/01/22 14:50
:SH705i
:NxZoRz9Q
#131 [ぎぶそん]
職員室がある一階まで、階段を降りている時だった。
「あっ…。」
ある光景が目に入ったので、ふと立ち止まった。
「どうかした、雨宮さん?」
秀先輩と女の先輩が、こちらとは反対に、階段を上ってきていた。
:09/01/22 15:27
:SH705i
:NxZoRz9Q
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