WHITE★CANDY
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#295 [ぎぶそん]
「二人がまだみたい…。」

「本当に!?あっ、メールが着たみたい。」

優平がポケットから携帯を取り出す。

「えぇ!ハメられた…。」

そこに書いてある内容に目を通すと、彼が大声を出す。
そして、その携帯の画面を私に向ける。

⏰:09/02/17 00:24 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#296 [ぎぶそん]
『私と元基は別の所で一泊してきま〜す!
後はお二人さんで仲良くやってね! エリより』

「何、コレ!?」

自分の携帯も確認してみると、同じ内容のメールがついさっき届いていた。

"エリより"の後に、ハートマークが可愛く3つ並んでいた。

エリと元基は、最初からこうするつもりでいたのか。
じゃあ、今日優平ん家に泊まるのは、私一人ってこと…!?―

⏰:09/02/17 00:31 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#297 [ぎぶそん]
「しょうがないなー、あの二人は。真希、どうする?」

「そうだなぁ、優平ん家行くの楽しみにしてたけど、私一人ってのも…。」

帰らざるを得ないかな、と言いかけた時、

「全然迷惑じゃないって!せっかくここまで来てくれたんだし、俺の家なんかで良かったら上がってってよ!」

優平がこの後のことを提案してくれた。

「うん。お言葉に甘えます。」

⏰:09/02/17 00:39 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#298 [ぎぶそん]
そこから、二人で近くの駐車場まで歩く。
優平が、赤いスポーツカーの前で足を止める。

「あっ、こちら使用人の清水祥華(しょうか)さん。
今日ここまで車を出してくれたんだ。」

彼の差し出した手の前に、スタイル抜群のグラマーな女性が、腕組みをして立っていた。

「初めまして。
優くんのかわいい恋人(スウィート・ハニー)さん。」

彼女が掛けていたサングラスを外し、私に握手を求めてきた。

「えっ…。」

その素顔の美しさと誤解を生む発言から、私の顔はやんわりと紅潮していった。

⏰:09/02/17 01:14 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#299 [ぎぶそん]
「祥華さんはね、長い間アメリカに住んでから英語がペラペラなんだ。」

走る車の中で、優平が祥華さんについて詳しい所載を教えてくれた。
言われてみれば、彼女には日本人離れしている部分が所々見受けられる。

独特のフェロモン、というか、放つ色気が外国人っぽい。

そして、彼女はまだ若いが、優平が中学の頃から使用人を務めていて、その付き合いも4年近くになるという。

⏰:09/02/17 01:30 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#300 [ぎぶそん]
「今日の夕飯、何が食べたい?」

「えっ?何でもいいよ。」

「そうだ、何処かドライブ行きたい所ある?
旅行中止になっちゃったし、祥華さんは色んな観光地知ってるよ。」

「優平ん家行けるだけで、充分だよ。」

二人で後部席でやり取りしていると、運転中の祥華さんが、その会話の途中で笑った。

「ウフフ。何でも出来る優くんも、こっち(恋愛)方面じゃウブのようねぇ。
まだまだ女の子の喜ばせ方を知らないみたいね。」

⏰:09/02/17 01:46 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#301 [ぎぶそん]
「…。」

彼女の一言で、二人の会話が一気に静まり返った。

妙な空気の流れの恥ずかしさから、お互いの顔を見れずにいる。

私たち、端から見たら恋人同士に見えるのかな…―

その状況について、隣に座る優平が困惑していないことを祈った。

⏰:09/02/17 01:51 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#302 [ぎぶそん]
「お二人さん、着いたわよ。」

祥華さんに言われて、顔を上げる。
車が走ってる間は、ずっと俯き加減のままでいた。

彼女がエンジンを止めた後、三人で車を降りる。

「…。」

ただっ広い車庫には、高級外車がずらりと並んでいた。
その中に、テレビや写真でしか見たことのないベンツの姿もあった。

⏰:09/02/17 05:38 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#303 [ぎぶそん]
祥華さんを先頭にして、校庭以上に広い庭を歩く。

歩く地面は、レンガが敷き詰められている。

庭はガーデニングの装飾が隅々まで行き届いていて、見事に美しい。
まるで中世のヨーロッパ時代にタイムスリップしたみたいだ。

歩く途中、丸い形をした噴水の横を通った。
大理石で造られたそれは、西洋風の庭にふさわしく洒落たものであった。

⏰:09/02/17 05:50 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


#304 [ぎぶそん]
噴水のせせらぎに気を取られていると、紳士服を着た初老の男性が、前方からせわしなくやって来た。

そして休む間もなく、優平に向かって深くお辞儀をした。

「優平坊ちゃま、お帰りなさいませ。」

「ジィ。紹介するよ、友達の雨宮真希さん。」

「初めまして。」

会話の流れで、初老の男性に一礼をした。

⏰:09/02/17 06:00 📱:SH705i 🆔:cEdrtdZ6


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