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#162 [我輩は匿名である]
あげっ

⏰:09/02/04 23:49 📱:F904i 🆔:oV6OA2qI


#163 [蛍火]
 
やっぱり無理かな…

「なんで来ないで欲しいの?」

「へっ?」

顔を上げると翼はニヤニヤ笑って私を見ている

「なんでって…苦手だから」

なに笑ってんのこいつ
気持ち悪い

私は怪訝な表情で翼を見た

⏰:09/02/05 07:19 📱:auCA3C 🆔:oUf1kJbM


#164 [蛍火]
あげ有難うです(^^)

⏰:09/02/05 07:19 📱:auCA3C 🆔:oUf1kJbM


#165 [蛍火]
 
「しょうがないなー」

翼はふぅーっと煙草の煙を出すと
私の頭をポンポンと撫でた

「え!いいの?」

「んー」

そして私が期待してた返事を出した

「よかった!ありがとう翼!」

これで大丈夫だ
頼んでよかった!

⏰:09/02/05 09:13 📱:auCA3C 🆔:oUf1kJbM


#166 [蛍火]
 
「翼さまは優しいからな」
「………」

一言余計だけど


まぁ断られるかと思ったけど案外あっさりだったな

「てかどんだけ歩くんだよー
もう30分近く経ってんだけど」

「仕方ないじゃない。始発まだなんだから」

「は?いつも電車で来てんの?」
「うん」
 

⏰:09/02/05 09:22 📱:auCA3C 🆔:oUf1kJbM


#167 [蛍火]
 
「なのに帰りは歩き?」
「うん」

「いや始発まで待てばいいじゃん!」

「待たない。
早く帰りたいし」

そう、私はいつも歩いて帰る
だって望実が心配だから

1人でちゃんと眠れてるかな…とか
1人で泣いてないかな…とか

心配で堪らない

始発なんか待ってられないよ

⏰:09/02/05 09:29 📱:auCA3C 🆔:oUf1kJbM


#168 [蛍火]
 
「どんくらいで着くんだよ」
「あと30分くらい」

「はぁ!?」

うるさいなぁ!もう

翼は信じられないといった様子だ

すると何かを見つけたように私の手をとって歩き出す

「ちょっ何すんのよ!」
 

⏰:09/02/05 09:48 📱:auCA3C 🆔:oUf1kJbM


#169 [蛍火]
 
私のことなんかお構いなしに引っ張ってくる

「離せってば!」

「うるせーなー
もう疲れたんだよっ」

そう言って立ち止まったのは数台のタクシー前

「………」

翼は当然のように一台のタクシーに乗り込む

「何してんだよ
早く乗れってー」
 

⏰:09/02/05 09:58 📱:auCA3C 🆔:oUf1kJbM


#170 [蛍火]
 
手を引っ張られていた私は必然的に前のめりになる

「離してよ!私歩いて帰るからいい!」

お金勿体ないし
まだ二回しか会ったことない奴とタクシーなんか乗ったら
変なとこに連れて行かれるかもしれない!

いや運転手さんがいるから大丈夫かもしれないけど…

もしもだよ!もしもの場合!

私は手をぶんぶん振って必死に振り払おうともがいた

⏰:09/02/05 10:17 📱:auCA3C 🆔:oUf1kJbM


#171 [蛍火]
 
「もー駄々こねんなよ」
「うわっ!?」


グイッと翼に引っ張られ私はタクシーの中に倒れ込んだ

「ちょっと!何すんのよ!」

私は翼を睨んで怒鳴った
乗らないって言ってるのに!

翼は私の腕を掴んだまま素知らぬ顔で携帯を取り出した
 

⏰:09/02/05 11:14 📱:auCA3C 🆔:oUf1kJbM


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