冷たい彼女〔続編〕
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#161 [ゆーちん]
島でいる時なんて携帯電話は滅多に使わなかったのに、本島に通うようになってから急に携帯電話をよく使うようになった。


だから電池とか充電の感覚が違いすぎて…その環境の変化にびっくり。

⏰:09/02/01 22:26 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#162 [ゆーちん]
そういえば凜も島に来た時、驚いたって言ってたっけ。


携帯依存症も治ったって言ってたし。


「あ、もしもし母ちゃん?俺だけど。」

「俺って誰?オレオレ詐欺なら間に合ってまーす。」

⏰:09/02/01 22:27 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#163 [ゆーちん]
「ボケてる場合じゃねぇよ。あんたの可愛い可愛い一人息子の心ちゃんです!」

「可愛い?そんな息子ウチにはいないね。いたずら電話なら切りますよー。」

⏰:09/02/01 22:27 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#164 [ゆーちん]
ふざけてる場合じゃないんだよ、母ちゃん!


もぉー、俺の周りの女はどいつもこいつも!


女運悪いのかな、俺。


「ちょちょちょ!ごめん。あなたのバカ息子の心です。」

「で、用件は何。」

⏰:09/02/01 22:28 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#165 [ゆーちん]
「最終のフェリー乗り過ごしちゃった。」

「あっそ。」

「あっそ、って!」

「乗り過ごしたんなら仕方ないじゃない。帰って来れないんだから一晩ぐらい自分で何とかしなさい。じゃあね。」

⏰:09/02/01 22:28 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#166 [ゆーちん]
一方的に切られた電話。


ブチッて音…今日2回目だわ。


「ありがとね。」


凜に携帯電話を返すと、なぜか笑ってた。


「面白いねー、心のお母さん。だいたい何言ってたのか想像つくよ。」

⏰:09/02/01 22:29 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#167 [ゆーちん]
「凜ちゃんごめん、一晩泊めて下さい。」

「…。」

「お願い!」

「一泊5万円。」

「高っ!」

「フフッ。」


凜の部屋に泊めてもらう事になり、これで一安心。

⏰:09/02/01 22:30 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#168 [ゆーちん]
に、しても…母ちゃん俺への愛情なさすぎじゃない?


アレが普通なのかな。


俺ってマザコン?


んー、まぁどうでもいいや。


とりあえず明日の終業式は凜ちゃんの家から登校…って訳だね。

⏰:09/02/01 22:30 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#169 [ゆーちん]
「お待たせ。」


佐奈が部屋から出て来たのは、日付が変わってからだった。


「佐奈ちゃん、どうだった?」

凜の質問に佐奈は笑った。


「勘違いでしたー。」

⏰:09/02/01 22:31 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#170 [ゆーちん]
思わず俺と凜は顔を見合わせた。


はぁ、よかった。


本気でそう思った。


すると、部屋からズボンを履いた剛さんが出て来た。

⏰:09/02/01 22:31 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


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