冷たい彼女〔続編〕
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#271 [ゆーちん]
…一生ついて行きます、剛兄様。


「ありがとうございます!」

⏰:09/02/05 10:32 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#272 [ゆーちん]
凜と佐奈が戻ってきてからも、俺は剛さんの話に夢中になった。


コーヒーや、佐奈のイチゴパフェが運ばれてからも剛さんに夢中な俺。


だってさ、為になる話ばっかなんだもん。


剛さんお勧めの古着屋の話を聞いていると、いつの間にか佐奈はパフェを完食していた。

⏰:09/02/05 10:33 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#273 [ゆーちん]
「帰るか?」


剛さんがそう切り出したのは、みんなの飲み物がからっぽになって、コップの中の氷が溶け切った時だった。


嫌だとは言えない。


まだまだ聞きたい事はたくさんあったけど、ご馳走になった俺らは凜のマンションまで送り届けてもらった。

⏰:09/02/05 10:33 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#274 [ゆーちん]
明日は朝からバイトだから今日は凜の部屋にお泊り。


ラッキー。


幸せな事尽くしだな。


「美味しかったね〜お好み焼き。」

「うん。」

「さすが剛さんだよなー。」

⏰:09/02/05 10:35 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#275 [ゆーちん]
「心さ、剛さんにゾッコンラブすぎでしょ。」


凜が笑った。


「そう?」

「そうだよ。ずーっと剛さんの話、楽しそうに聞いてたし。今日あんまり私と目、合ってないよね。」

⏰:09/02/05 10:36 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#276 [ゆーちん]
「あれ?ヤキモチ?」

「バカ、違うよ。」

「剛さんにはヤキモチ妬かないの?」

「妬かない。」

「千夏には妬くのに?」

「もう!うるさいよバカ!」

⏰:09/02/05 10:36 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#277 [ゆーちん]
誰かにヤキモチを妬くだなんて事を知って以来、凜をからかってばかりだった。


そのたび、『あんな事言わなきゃよかった。』と恥ずかしそうにする凜が可愛くて…癖になっちゃうんだよな。

⏰:09/02/05 10:37 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#278 [ゆーちん]
「剛さんみたいな男になりたいな。」

「心は髭なんか似合わないよ。」

「…やっぱり?」

「自覚あるんじゃん。」

⏰:09/02/05 10:38 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#279 [ゆーちん]
「でも、剛さんは俺の憧れ。カッコイイも〜ん。」

「まるで好きな人を見るような目で、ずっと剛さんの事見つめてたから、まさか心、男が好きになったのかなって心配した。」

⏰:09/02/05 10:38 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


#280 [ゆーちん]
好きだけど、それはまた違う【好き】だから。


凜と剛さんへの【好き】は種類が違う。


でもまぁ、わざわざそんな事言わなくてもわかってるだろうけど。


俺が1番好きなのは、大切なのは、愛してるのは凜ちゃんだって事。

⏰:09/02/05 10:39 📱:SH901iC 🆔:YIV4zkBU


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