冷たい彼女〔続編〕
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#391 [ゆーちん]
俺も慌てて凜を追い掛け、外に出る。
たまらなく熱い日差しが襲って来た。
:09/02/15 09:48 :SH901iC :7e12d.8w
#392 [ゆーちん]
「今日は心の家に行きたいなぁ。」
「うん、いいよ。それより聞きたい事だらけなんだけど。」
「家についたら話すよ。」
「…うん。」
日影を歩く凜。
その隣を歩く俺。
:09/02/15 10:32 :SH901iC :7e12d.8w
#393 [ゆーちん]
「で、本当に妊娠してないの?」
「してない。」
「…なんか、つまんないの。」
:09/02/15 10:33 :SH901iC :7e12d.8w
#394 [ゆーちん]
台風のような姉妹がなぜ食堂に来たのかが未だにわからない。
そんな中、俺の家につくともう一つの台風がいる事に気付いた。
「凜ちゃーん!いらっしゃい!」
ハイテンションママ。
「お久しぶりです。」
:09/02/15 10:34 :SH901iC :7e12d.8w
#395 [ゆーちん]
「お盆に帰って来てたんですって?全然遊びに来てくれないから、心に愛想尽きたのかと思ってたの。」
「ちょっと忙しくて、なかなか来れなかったんです。すみません。」
「ううん!うちのバカ息子の世話をしてくれているってだけでも感謝しきれないのに、凜ちゃんが謝る事ないのよぉ。」
:09/02/15 10:36 :SH901iC :7e12d.8w
#396 [ゆーちん]
何でうちの母ちゃんは凜を見ると、こんなに元気になるわけ?
勘弁してください。
「どうぞゆっくりして行ってね。そうだ!夕ご飯食べてく?今日の江森家のメニューはカレーライス。」
思わず2人で笑ってしまった。
母ちゃんは何の事かわからず、不思議そうな顔をしていた。
:09/02/15 18:05 :SH901iC :7e12d.8w
#397 [ゆーちん]
そりゃそうだ。
カレーライスで吹き出すなんて、俺と凜にしかわからない冗談だからね。
「あら?凜ちゃん、カレーライス嫌い?」
「いえ、大好きです。」
「じゃあ一緒に夕ご飯食べましょ?」
「はい、是非。」
:09/02/15 18:06 :SH901iC :7e12d.8w
#398 [ゆーちん]
「夕ご飯いらない、って凜ちゃん家には、おばちゃんが電話しておいてあげる。」
「色々とすみません。」
「いいのよ!それじゃあ夕ご飯までゆっくりしてってね。」
「ありがとうございます。」
母ちゃんと凜の会話、終了。
:09/02/15 18:07 :SH901iC :7e12d.8w
#399 [ゆーちん]
凜は俺の部屋に入った途端、声を出して笑った。
「タイミング良すぎだよ、心のお母さんっ!」
「まさかカレーライスとはねぇ。」
しばらくカレーライスネタで笑っていると、凜は扇風機の前に座って、さっきの話しを詳しく教えてくれた。
:09/02/15 18:08 :SH901iC :7e12d.8w
#400 [ゆーちん]
佐奈が言ってた内容とさほど変わらなかったけど、凜が丁寧に教えてくれたおかげで、やっと理解できた。
澪は妊娠3ヵ月。
彼氏は出産に反対だが、澪は産みたい。
だけどお金や将来を考えると不安だらけ。
:09/02/15 18:17 :SH901iC :7e12d.8w
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