冷たい彼女〔続編〕
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#410 [ゆーちん]
父ちゃんにいたっては…


「心なんかやめて、おじさんとデートしない?」


最低発言。


「くだらないオヤジは無視していいわよ。さぁ、座って。」


と、母ちゃんに促され、俺の隣に腰を降ろした凜。

⏰:09/02/16 12:02 📱:SH901iC 🆔:6OHVKZWc


#411 [ゆーちん]
少し緊張しているみたいだった。


カレーライスやサラダ、お漬物に、なぜか魚の煮物がテーブルに並べられた。


「今日も魚の煮物?凜ちゃん、これ昨日の残り物なんだよ。」


父ちゃんがチクると、足元を母ちゃんに殴られたらしく一瞬顔を歪めた。

⏰:09/02/16 12:04 📱:SH901iC 🆔:6OHVKZWc


#412 [ゆーちん]
いただきますをして、6人で他愛もない会話をして食事をする。


学校楽しい?


何の授業が好き?


好きな映画は何?


本当に他愛もない会話。


だけど、江森家からの質問に凜はずっと笑顔で答えてくれた。

⏰:09/02/16 12:04 📱:SH901iC 🆔:6OHVKZWc


#413 [ゆーちん]
「ごちそうさまでした。美味しかったです。」


凜は最後まで笑顔だった。


「時間があるなら、何もない家だけどゆっくりしてってね。」

「はい、ありがとうございます。」


と、いうことで部屋に戻った。

⏰:09/02/16 12:05 📱:SH901iC 🆔:6OHVKZWc


#414 [ゆーちん]
「ごめんね。質問攻めで困ったでしょ。」

「ううん、楽しかった。」


凜はベットに座り、話してくれた。


「小学校時代に戻った気分だったよ。」

「小学校?」

「うん。さっきみたいに、毎日お父さんとお母さんと晩ご飯食べてたのって小学6年生までだったの。私が中学校上がって、友達付き合い優先してたから…家族団欒なんて小学生ぶり。」

⏰:09/02/16 12:05 📱:SH901iC 🆔:6OHVKZWc


#415 [ゆーちん]
「そうなんだ。俺は昔からあんな感じだからさ…あんまりわかんないけど。」

「色々質問されて嬉しかった。お父さんとお母さんに質問されてるみたいで、答えるのも楽しかった。」

「そっか。」

「今度お父さん達が帰って来たら、さっきみたいに笑って話しとかできたらいいな。緊張とか遠慮とか無縁だった小学校時代みたいにさ。」

⏰:09/02/16 12:06 📱:SH901iC 🆔:6OHVKZWc


#416 [ゆーちん]
そんな場面を想像した凜は、自然と笑顔になっていた。


その笑顔のためなら俺、何でもできる。


「きっとできるよ。」

「だといいけど。」


無言の合図で俺たちは唇を重ね合わせた。

⏰:09/02/16 12:06 📱:SH901iC 🆔:6OHVKZWc


#417 [ゆーちん]
幸せなキス。


澪も早く、幸せになれるといいって本気で思った。


そんな夏休みも、もうすぐ終わる。

⏰:09/02/16 12:07 📱:SH901iC 🆔:6OHVKZWc


#418 [ゆーちん]
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>>2

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⏰:09/02/16 17:18 📱:SH901iC 🆔:6OHVKZWc


#419 [ゆーちん]
○●○●○●○

2人の笑顔

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⏰:09/02/18 17:18 📱:SH901iC 🆔:ZDh6rUK6


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