冷たい彼女〔続編〕
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#164 [ゆーちん]
ふざけてる場合じゃないんだよ、母ちゃん!


もぉー、俺の周りの女はどいつもこいつも!


女運悪いのかな、俺。


「ちょちょちょ!ごめん。あなたのバカ息子の心です。」

「で、用件は何。」

⏰:09/02/01 22:28 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#165 [ゆーちん]
「最終のフェリー乗り過ごしちゃった。」

「あっそ。」

「あっそ、って!」

「乗り過ごしたんなら仕方ないじゃない。帰って来れないんだから一晩ぐらい自分で何とかしなさい。じゃあね。」

⏰:09/02/01 22:28 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#166 [ゆーちん]
一方的に切られた電話。


ブチッて音…今日2回目だわ。


「ありがとね。」


凜に携帯電話を返すと、なぜか笑ってた。


「面白いねー、心のお母さん。だいたい何言ってたのか想像つくよ。」

⏰:09/02/01 22:29 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#167 [ゆーちん]
「凜ちゃんごめん、一晩泊めて下さい。」

「…。」

「お願い!」

「一泊5万円。」

「高っ!」

「フフッ。」


凜の部屋に泊めてもらう事になり、これで一安心。

⏰:09/02/01 22:30 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#168 [ゆーちん]
に、しても…母ちゃん俺への愛情なさすぎじゃない?


アレが普通なのかな。


俺ってマザコン?


んー、まぁどうでもいいや。


とりあえず明日の終業式は凜ちゃんの家から登校…って訳だね。

⏰:09/02/01 22:30 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#169 [ゆーちん]
「お待たせ。」


佐奈が部屋から出て来たのは、日付が変わってからだった。


「佐奈ちゃん、どうだった?」

凜の質問に佐奈は笑った。


「勘違いでしたー。」

⏰:09/02/01 22:31 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#170 [ゆーちん]
思わず俺と凜は顔を見合わせた。


はぁ、よかった。


本気でそう思った。


すると、部屋からズボンを履いた剛さんが出て来た。

⏰:09/02/01 22:31 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#171 [ゆーちん]
「ごめんねー、こんな遅くまで。」

「いえ、俺たちは全然。」

「お前なんで高校生カップル連れ回してたの。」


剛さんの問い掛けに佐奈は笑った。


「私の奴隷と、その彼女だから。」

⏰:09/02/01 22:32 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#172 [ゆーちん]
奴隷になった覚えなし。


「あぁ、そりゃ大変だね、君。」


剛さんも笑ってる。


「つか、最終出たよね?ごめん。ウチ泊まる?」


佐奈が俺に言った。


「ううん、凜ちゃんち泊めてもらう。」

「やらしい事すんなよー。凜ちゃんも変な事されたらすぐに電話しておいで。二度と役に立たないように、アソコちょん切ってやる。」

⏰:09/02/01 22:33 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


#173 [ゆーちん]
恐い恐い恐い。


何でこんな恐い事をサラッと言えるのかな、この人。


剛さんも剛さんだよ。


こんな人と5年も付き合うなんて、よっぽどの肝っ玉の持ち主だな。

⏰:09/02/01 22:33 📱:SH901iC 🆔:lGeUBDQs


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