冷たい彼女〔続編〕
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#222 [ゆーちん]
凜はさっそくスケジュール帳に書き込んでいた。
俺も忘れないようシフト表に【剛さん】と書いておいた。
「時間とか場所はまた改めて連絡くれるって。」
「わかった。」
また1つ、夏休みのお楽しみが増えた。
:09/02/03 21:44
:SH901iC
:HYcai0m6
#223 [ゆーちん]
夏休みはバイト尽くしだけど、もちろん遊びも忘れない。
竜や大輝、他にも同じクラスの奴や島の奴らとも夏を満喫した。
待ちに待った剛さんとの食事会が近付くにつれ、俺のココロが弾んでいく。
:09/02/04 17:48
:SH901iC
:LN85bOO.
#224 [ゆーちん]
「それって恋じゃない?」
「え?」
紅茶を飲みながら凜は言った。
「剛さんに惚れた?」
「…そうなのかも。」
「どっか行っちゃえ。」
:09/02/04 17:48
:SH901iC
:LN85bOO.
#225 [ゆーちん]
バイト前に凜の部屋に立ち寄った俺。
こうやって冗談言い合って笑い合う時間が幸せだし、日頃のバイト疲れを癒してくれた。
:09/02/04 17:49
:SH901iC
:LN85bOO.
#226 [ゆーちん]
「ねぇ。」
「はい。」
「バイトまでまだ時間あるよね?」
全然余裕。
バイトの何時間も前から凜の部屋に転がり込むからね。
「あるよ。」
「ちょっと買い物付き合って。」
:09/02/04 17:53
:SH901iC
:LN85bOO.
#227 [ゆーちん]
紅茶を飲み終えた凜は、サッと化粧直しをし、出掛ける準備を始めた。
「どこ行くの?」
「繁華街。明後日、千夏と遊ぶんだけど、千夏もうすぐ誕生日でしょ?だからプレゼント買いたくて。」
「あぁー、そういえば夏生まれだっけ。」
:09/02/04 17:53
:SH901iC
:LN85bOO.
#228 [ゆーちん]
同じ島で15年間一緒に育ってきた。
だから誕生日もなんとなくなら覚えてる。
学校の行事として誕生日を祝ったことはあるけど、個人的には祝ってあげたことなんかない。
:09/02/04 17:58
:SH901iC
:LN85bOO.
#229 [ゆーちん]
「よし、俺も何かプレゼントをあげよう!」
と、俺の決意を口に出したところで、凜の支度が終わった。
可愛いワンピースがよく似合う。
:09/02/04 18:00
:SH901iC
:LN85bOO.
#230 [ゆーちん]
涼しそうな格好。
あんまり肌とか見せないで欲しいんだけど…まぁ凜ちゃんが好きなファッションに文句は言えないもんね。
「戸締まりして。」
「はーい。」
:09/02/04 18:00
:SH901iC
:LN85bOO.
#231 [ゆーちん]
二人は慣れた手つきで戸締まりを済ませ、繁華街へと繰り出した。
暑い。
夏の日差しは容赦なく俺らを照らす。
「いや?」
暑いから繋ぎたくないかな、とダメ元で手を差し出すと、凜は何も言わず繋いでくれた。
:09/02/04 18:01
:SH901iC
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