冷たい彼女〔続編〕
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#437 [ゆーちん]
なんて話をしていると店が忙しくなったので、先輩との雑談は終了。


いつものように頑張って働いた。


だけどやっぱり頭の片隅では澪の事が気になって、店のピークが過ぎた時、トイレに行ってメールをチェックしてみた。

⏰:09/02/21 16:56 📱:SH901iC 🆔:ZBtiAM72


#438 [ゆーちん]
メールは無し。


着信も無し。


んー、どうなったんだろ。


超気になる。


凜に電話しようと思ったけど、いつまでもトイレに引きこもってる訳にもいかず、手を洗い、携帯電話をロッカーに戻してから店頭に戻った。

⏰:09/02/21 16:56 📱:SH901iC 🆔:ZBtiAM72


#439 [ゆーちん]
「発見〜!」


…え?


カウンターに見慣れた女が6人。


「なっ、何で来てんの!」


凜、香奈、澪、千夏、美帆、それに佐奈。


「何って、ラーメン食べ来た。」

「佐奈ちゃんの奢りなんだよ。」

⏰:09/02/21 16:57 📱:SH901iC 🆔:ZBtiAM72


#440 [ゆーちん]
さすが姐御だな。


奢りだなんて。


「あ、あのさ…それより…」


何て聞けばいいのかわからなかった。


澪、どうなるの?


そんな疑問が顔に出てしまったのだろう。


凜が教えてくれた。

⏰:09/02/21 17:41 📱:SH901iC 🆔:ZBtiAM72


#441 [ゆーちん]
「お祝いなの。」

「…お祝い?」

「澪の結婚祝い。」


泣きそうになった。


「それじゃあ…澪…」


幸せな笑顔を咲かせ、ピースサインをした新婦が言う。


「ママになるんだぁ!」

⏰:09/02/21 17:42 📱:SH901iC 🆔:ZBtiAM72


#442 [ゆーちん]
おめでとう、よかったな、幸せになれよ。


何度もお祝いの言葉が口から出てくる。


「前祝いっつー事で、とりあえず私がラーメン奢ってやんだよ。どう、私太っ腹でしょ?」


佐奈も笑ってた。

⏰:09/02/21 17:43 📱:SH901iC 🆔:ZBtiAM72


#443 [ゆーちん]
「おーい、江森。お前の友達か?」


他に客がいなかったので、マスターと先輩も近寄って来た。


すると先輩がニヤニヤしながらマスターに言う。


「マスター、あの真ん中の女性が江森の彼女っすよ。」

⏰:09/02/21 17:44 📱:SH901iC 🆔:ZBtiAM72


#444 [ゆーちん]
…真ん中?


「え?真ん中の女性って私?」


1番派手な、佐奈。


「先輩、だから違いますって。」

「お兄さん、心と私はそういうんじゃないですよ。心は私の奴隷みたいなもんなんで。」


と、佐奈が笑顔で説明した。

⏰:09/02/21 17:44 📱:SH901iC 🆔:ZBtiAM72


#445 [ゆーちん]
すると先輩は信じがたい目で俺を見た。


「奴隷になったつもりは無いんですけど…とにかく俺の彼女じゃないっす。」


佐奈はケラケラと笑っていた。


そして先輩に本命を教えてあげた。

⏰:09/02/21 18:04 📱:SH901iC 🆔:ZBtiAM72


#446 [ゆーちん]
「あの子が俺の彼女です。」


先輩とマスターが凜を見る。


凜はニコッと笑い、頭を少し下げた。


「えぇ〜っ!」

「嘘だろ?」


異常なまでの驚き方。


「江森に騙されてるよ、君。」

⏰:09/02/21 18:05 📱:SH901iC 🆔:ZBtiAM72


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