冷たい彼女〔続編〕

そう話してくれた澪の笑顔は本当に本当に幸せそうで、目頭が熱くなった。

「よかったなぁ、澪。元気な赤ちゃん産むんだぞ？」

「おう！男の子だったら心みたいな泣き虫だけにはならないように育てないと。」

澪と話していると島に到着した。

澪と美帆は同じ方向なので一緒に帰る。

美帆は、香奈と同じ高校だけど寮は使用せず実家通い。

Ｂガール全開のクルクル頭と、ママになるユルフワ頭は並んで帰って行った。

千夏とは帰る方向は違うけど、一応送ってあげないと。

女の子を一人で帰らすな！って母ちゃんに怒られるもんな。

それに、先輩の話もあるし…。

「千夏、送ってくわ。」

「ん？別にいいよ。」

「話もあるし。」

「話？浮気相手になろうって告白なら拒否だからね。」

「あーら残念。」

冗談言って笑いながら一緒に帰る事になり、クルクル頭とツンツン頭が並んで夜道を歩き始めた。

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更新不定期で
すみません

今日はここまで

>>2

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恋の奇跡

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何だかんだで竜も幸せそうだし、澪も幸せ。

独り身の千夏にも幸せを掴んで欲しく、俺は口を開いた。

「ラーメン美味かっただろ？」

「うん、初めて行ったけど気に入った。また行くよ。」

「おう、いつでも来てよ。」

「またチャーシューおまけしてくれるかな？」

「マスターの気分によるね。それより千夏に折り入って話があんだけど。」

「何？」

「俺とマスター、それともう一人いたの覚えてる？」

「あぁ…うん。あの背高い人でしょ？」

千夏の様子が少し変わった気がした。

不思議に思いながらも俺は話を続けた。

「矢崎さんって言って俺らより２つ年上なんだ。俺と同じ高校であのラーメン屋の近くに住んでる。」

「そう、なんだ。」

「で、その先輩が、その…千夏を、紹介して欲しいって‥」

「えっ！」