冷たい彼女〔続編〕
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#617 [ゆーちん]
最後のデートくらい笑っていたかったのに、なぜか初っ端から凜はモジモジとぎこちない。
「どしたの?体調不良?昨日騒ぎすぎたとか?」
「…すっごく恥ずかしいお願いしてもいい?」
「何?」
「心がはめて。」
:09/03/03 13:30
:SH901iC
:OEIUmAW2
#618 [ゆーちん]
そう言って差し出したのは昨日俺があげた指輪だった。
「これから毎日は自分でつけてかなきゃじゃん。でも心がいる時は心がはめて欲しいの。」
「いいよ、お安い御用だね。」
:09/03/03 13:31
:SH901iC
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#619 [ゆーちん]
指輪を手に取り、昨日みたく凜の細い指にはめてあげた。
「安物だけど愛たっぷりだからねぇ。」
「ん。それから…」
「何?」
「あーっ…やっぱ恥ずかしい。」
「何、気になるじゃん。」
:09/03/03 13:32
:SH901iC
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#620 [ゆーちん]
凜は俯きながら小声で言った。
「…やりたい。」
「え?」
「…心と…エッチし‥」
可愛くて愛しくていじらしくて、キスしながら押し倒してやった。
凜が俺を求めてくれて嬉しかった。
:09/03/03 13:33
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#621 [ゆーちん]
最後のデートで最後のSEXだなんて事になると、なんか縁起悪いかなって思ってたけど…そんなの関係ないや。
愛してる人と愛し合うのに理由なんていらない。
:09/03/03 13:33
:SH901iC
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#622 [ゆーちん]
「凜ちゃん、好き。」
「うん…私も。」
「俺のだから。」
「うん。」
「金髪野郎なんかに負けないし。」
「アハハッ。」
しんみりしたくないから、楽しくした。
笑えたし、喜べたし、幸せだったし…そんなSEXだった。
:09/03/03 13:34
:SH901iC
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#623 [ゆーちん]
「このベットともお別れかぁ。」
「持ってかないの?」
「うん、これは置いてく。」
布団の中でゴロゴロするのって何でこんな気持ち良いんだろう。
:09/03/03 13:35
:SH901iC
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#624 [ゆーちん]
「寝ちゃいそう。」
凜が甘ったれた声を出した。
「寝よっか。」
「ダメだよ、せっかくのデートなのに。」
「こうやって凜ちゃんと布団の中でイチャイチャしてるのもデートの一種だと俺は思ってんだけど。」
:09/03/03 13:35
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#625 [ゆーちん]
『やっぱり変態。』といつもの調子の凜は、俺にうんと長いキスをくれた。
わざとチュッて音鳴らすもんだから妙に照れちゃったじゃねぇか、こんにゃろう。
「しばらくキスできないと思うとずっと、くっつけていたくなる。」
:09/03/03 13:37
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#626 [ゆーちん]
「あらら?俺の変態病、移っちゃった?」
「そうみたい…」
唇痛くなるほど何度も何度も何度もキスした。
で、またヤッた。
そんな風にイチャイチャしてると昼を回っていた。
:09/03/03 13:37
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