漆黒の夜に君と。[BL]
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#22 [ちか]
「おー、冥。そろそろ開店だ。早く着替えてきな。」


「ういっす」


店長に促されて俺は二階に上がった。

⏰:09/02/01 22:45 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#23 [ちか]
俺はここにバイトとして雇ってもらってる。

もちろん俺みたいな未成年が働いていい処(トコロ)じゃない。



だけど2年前両親を事故で亡くした俺は他に身寄りもなく、1人で生活していくにはどうしても稼がなきゃいけなかった。



ここの店長さんはそんな俺の身の上を知って、快く雇ってくれた恩人ってとこ。

⏰:09/02/01 22:50 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#24 [ちか]
白いシャツに腕を通し、
黒のパンツにエプロンを締めて制服の出来上がり。



バーだけに制服も結構かっこよくて気に入ってる。





さ、仕事、仕事。

⏰:09/02/01 23:04 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#25 [ちか]
開店しても忙しくなるのはもっと遅くになってから。




それまでは店長達と話したり、下準備をしたり。



_

⏰:09/02/01 23:11 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#26 [ちか]
時間は午前0時を越えたところ。


店も混みだしてきて、閉店なんてまだまだだけどあと一時間で俺の仕事は終わり



「店長ー、空き瓶裏に出してきますね。」

「おー。」


俺は「よいしょっ」と空き瓶の詰まったケース3つを持ち上げて裏口に出た。

⏰:09/02/01 23:28 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#27 [ちか]
ガチャ..


今日はえらく静まりかえっている。
路地裏とは言え、いつもはもっと・・



とは、思いつつも深くは考えずケースを積みあげた。



「兄ちゃん何してんのー?」

⏰:09/02/01 23:31 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#28 [ちか]
「はい?」


振り返るとそこには強面のいかついお二人さん。


(やっべー・・)


「あんた可愛い顔してんなー。俺らの相手しろよ。」



や、無理無理無理無理!!

⏰:09/02/01 23:35 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#29 [ちか]
「・・勤務中なんで。」


「あ?なに断る気?
この腕折れてもいーの?」

グイッ


1人の男が俺の腕を強く掴んだ。



(こわっ;;)

「は、離してくださ・・


_

⏰:09/02/01 23:41 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#30 [ちか]
「何してるの?」








漆黒の天(ソラ)に散りばめられた星の下、現れたのは
1人の男。



_

⏰:09/02/01 23:44 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#31 [ちか]
「あ゙?!なんだテメエ!!」


「怖い人達だね。
僕はこう言う処はやっぱり慣れないなあ。」



漆黒の髪を靡(ナビ)かせて
男は言う。

⏰:09/02/01 23:48 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


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