漆黒の夜に君と｡[BL]

>>451
└→ｱﾘｽさま＊

そう言ってもらえて、
ほんまに嬉しいです

＊
ありがとうございます！
今日からまた更新再開
するので、よかったら
読んでくださいね´ω`*

>>450

突然の熱い口づけに全身が犯されていく。
強引なソレに、息も十分に出来ない。

やがて厭らしい音をたてながら離された唇にはにわかに熱が残っていた。

しかしそんな干渉に浸る間もなく、俺は無理矢理また四つん這いの体勢を強いられた。

後ろでｶﾁｬﾘとベルトが外れる音が鳴った。

｢いっ‥やぁｯﾊｧ!!//んｯ//｣

そのすぐ後に全身を駆け巡る痛みと快楽。

恭弥の舌によって十分に濡らされた俺は多少の痛みを伴いながらも、すんなりと恭弥の堅くなったモノを受け入れた。

容赦なく押し寄せる快楽の波。

だんだんと早くなる恭弥の動きに合わせるように、俺は喘ぎ、恭弥を締め付ける。

時々漏れる恭弥の短い声が、その締め付けの強さを表していた。

｢あっ‥ん‥ｯ!!!///もうﾊｧｯ‥ダ…メぇ!!///｣

｢一緒にイクよ‥‥？｣

強く突き上げられた瞬間、頭の中が真っ白になって快楽の波が強く押し寄せた俺はビクリと身体を跳ねさせた。

身体中にﾄﾞｸﾄﾞｸと広がっていく、熱い液体。

一気に全身の力が抜けていく。

乱れる呼吸の音が広い部屋に響く。

｢冥‥‥。｣

抱き寄せられた俺を甘い香りが包み込む。

虚ろな瞳を上に向けると、そこには優しい微笑みがある。

｢僕はお前以外愛しいと思わない。だからﾔｷﾓﾁなんか妬く必要ないんだよ。
冥はただ僕に愛されてればいい。｣

そう言って優しく俺の髪を撫でる。

全身にその言葉が染み渡って、俺の胸は温かくなった。

と同時にその安心感からか、極度の睡魔が俺を襲った。

｢きょ…おや‥――｣

｢ん？｣

恭弥の服を握ったまま寝息をたてる俺。

｢ｸｽｯ、寝言か。｣

無防備な俺の寝顔に恭弥の顔も自然とほころんだ

>>350-500

気になる･･･

>>460
└→れいさま＊

ありがとうございます♪
アンカーまで＞＜

もしよかったら、感想板
にも来てくださいね^^♪

>>459

恭弥は冥の白く透き通るような肌にそっとシーツをかける。

強く握れば壊れてしまいそうに細い腕や肩。
その全てが愛しくなる。

｢‥‥‥ヤキモチ妬きたいのは僕の方なんだけど｡｣

そう言って苦笑すると、
恭弥も深い眠りについた

次の日、俺はいつもの甘い香りで目を醒ました。

正確には起きた時、あの後寝てしまったんだと言う事に気づいたんだけど。

寝ぼけ眼を開けると、目の前に飛び込んでくる恭弥の寝顔。

いつ見ても綺麗だと思わせるその顔に、俺は頬を染めた。

心臓がﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝと強く脈を打つ。

長いまつげ。

高くて形のいい鼻。

薄くて魅力的な唇。

やばい。
‥‥‥‥‥全部好き。

みるみるうちに俺の顔は赤くなっていく。

だって寝顔って‥‥
反則だろ‥‥‥‥///

触れたいと言う欲が俺を支配する。

自然と顔が恭弥に近づいていく。

紅い唇が目の前に。

目の前に‥‥‥‥。

　

｢んー‥‥、｣

恭弥の声で我に返った俺は身体をビクリと跳ねさせた。

俺今何しようと‥‥っ//

うわ――――っ!!///
(↑心の叫び。)
今の無し!!無しね?!?!
わ、忘れて‥‥///

｢ひっ‥‥!!?//｣

ｷﾞｭｳっ

久しぶりの思考停止。

｢んー。ｽｰ‥ｽｰ‥｣

待って待って待って!!
俺今恭弥に抱き締められてます。
たぶんこの人寝ぼけてます‥‥。

や、心臓がもたないんですけど!!///

俺は俺の身体を包むその腕を必死にほどこうとした。

しかし強さは増すばかり

俺の鼓動も速さを増すばかり‥‥‥。

寝息がうなじらへんに当たる。

それが余計に俺の心拍数をあげていった。

た、頼むから離して‥
俺の身体がもたない‥‥

｢きょ、恭弥っ？//｣

絞り出すような声で名前を呼ぶ。
頼むから起きてくれ!!!

｢…んん‥あれ、冥…？｣

や、やったあ!!!!!

でも吐息が‥‥首に…//

｢も、もう朝みたい!!//
起きよ?!?!｣

一刻も早くこの体勢をどうにかしなくては。

｢‥‥‥まだ眠い。ｽｰ‥｣

えぇ?!?!
お前朝強いんじゃないの?!ねえ?!

｢ちょ、起きてっ!!///
遅刻したら生徒会長としてカッコ悪いんだろ?!?!｣

｢ん～‥‥。｣

プライドの高い恭弥にこの言葉は効いたようで、やっとの事で俺は締め付けられていた腕から解放された。

はぁ‥‥。

まだ身体が火照ってる。

チラリと恭弥に目をやると、メイドの人が用意したと思われるシャツ(やっぱり新品)に腕を通していた。

って見とれてる場合じゃないし!!
俺も‥‥‥って。
そうだった。
俺今…服着てないんだった!!!!///

瞬時に俺はシーツを握って起き上がった上半身を隠した。

｢ｸｽｯ今さらじゃない？
はい、コレ。｣

そう言って投げ渡された衣類。

｢だ、だって‥‥、｣

やっぱり思い出すと、全身に熱が走る。

ブツブツと独り言を呟きながら俺もシャツに腕を通す。

｢ま、そう言うとこも可愛いけどね。｣

｢ん･･//｣

首筋にキスを落とされた
優しいキスを。

>>477
└→

さま＊

アンカーありがとうございます♪＞＜

>>476

｢じゃ、僕部屋でシャワー浴びてから行くね。またあとで。｣

あっさりと離された首筋にキスの余韻を感じていると、恭弥はそう言って部屋から出ていった。

やっぱり広い部屋に１人は寂しくなる。

｢‥‥俺もシャワー浴びよっと。｣

そう言って俺は広いベッドから降りた。
やっぱり腰は少し痛むけど。

シャワーを浴び終わったあと、身なりを整えて１階に降りた。

すれ違うたびにメイドの人達に挨拶される。

この家、何人雇ってるんだろ？や、何十人か。
と思わず考えてしまうほどに多い。

そんな考えに耽っていると、いつの間にか部屋の前に着いていた。

既に席に着いている二人

恭弥の隣にはあの豹変野郎(優里)が俺を睨みつけながら座っていた。

｢遅ぇんだよ、このノロマ。｣

あー朝からコイツまじむかつく。

｢優里。｣

｢‥‥‥‥。｣

んで、相変わらずコイツは恭弥に弱いわけか。

いつもよりやけに静かだ

時々なる食器の音がやたら大きく感じる。

うん、なんか豹変野郎に見張られてる気がして落ち着かないんだよな。

飯も不味くなる。
いや、上手いけどさ。

なんか食欲なくなるんだよ。

車の中でもその静かささは同じだった。

恭弥　優里　俺
の順番で俺達は位置づいている。

触れることも喋ることも
出来ない。

誰かこの番犬並みの威圧を持つコイツをどうにかしてくれ‥‥。

>>483訂正

静かささ→×
静けさ→○

すいません＞＜

>>482訂正

上手いけど→×
美味いけど→○

すいません

>>483

｢じゃあまた放課後にね｣

｢…うん。｣

会話をしたのはこれだけ

いつも以上に淡白だ

恭弥と別れた俺(達)は階段を上がり教室へと足を進める。

｢なぁ、そろそろその目やめてくんない？｣

背中に痛いくらいの視線を感じながら俺は言った

｢あﾞぁ？俺に指図すんじゃねえよ、この‥‥｣

その時、

｢あ、黒羽くん！おはよーっ♪｣

下から声をかけてきた同じクラスの女子。

｢おはよ！｣

‥‥うん、爽やかな笑顔でそれに応えたのは優里

コイツ、二重人格か？

｢ちげえよ、馬鹿野郎。｣

なにコイツ人の心読め…

｢全部口に出てんだよ。｣

｢あ、まじ？｣

つい本音が。

どうやら女子は爽やかな笑顔に悩殺されて教室に走っていったらしく、いつの間にか階段には俺達２人だけになっていた。

｢お前さあ、なんで俺の前だけそう豹変すんの？｣

｢あﾞ？んな事お前に答える…｢やっぱ二重人格｢ちげえよっ!!!!!｣

素早い反応…
コイツ猿並みだな。

｢これは‥‥‥兄貴のためだ。｣

｢へ？｣

兄貴って恭弥だよな？
なんで恭弥のため？

予想外の理由に俺は思わず拍子抜けした声を漏らした。

｢俺が…こんな性格だって知れたら……兄貴も立場悪くするかも知れねーだろーが。｣

そう言って優里は照れ隠しするように頭をかいた

｢‥‥‥‥‥‥ぷっ、あははは!!!｣

｢な、なにが可笑しいんだよ?!?!笑うなっ!!//｣

｢や、だって‥‥ぷっ｣

｢笑うなっつってんだろーが!!!!｣

だって‥だってさあ、

｢お、お前筋金入りのブラコンじゃん､あはは!!｣

｢はぁ?!?!｣

｢だって、兄貴の立場のためにわざわざ性格変えて…、しかも昨日抱きついてたし…どう考えてもブラコンじゃん!!｣

｢意味わかんねーし!!
俺はただ兄貴が好きなだけだ!!(誤解を招く言動)｣

｢それをブラコンっつーんだよ!!｣

｢うるせー馬鹿!!!!｣

繰り広げられる大喧嘩。
この時、幸い誰もここら辺を通ってなかったからコイツのキャラは守られたものの、普通じゃこの時点でバレバレだったと思う。

しかし一歩教室に入ればコイツはやっぱり豹変した。

俺に向けた刺々しい表情は何処へ行ったのやら、爽やかで屈託の無い笑顔でクラスに溶けこんでいく。

いつの間にか俺は放ったらかしだ。

｢おっ、転校生もう馴染んでんじゃん。｣

｢あ、透。｣

俺の頭に手を乗せて向けられれる優しい笑顔。

｢…俺はこっちの笑顔の方が好きだな。｣

｢は？｣

｢いや、こっちの話！｣

何故だろう。
アイツの作る笑顔が、寂しげに見えるのは。

しかし、遺伝子と言うのは恐いものだ。

さすが恭弥の弟、とでも言おうか。

１限目から５限目の授業

優里に答えられない問題は無かった。
金髪にピアスと言う、どう見ても馬鹿そうな見た目とは裏腹にアイツはなんでも出来る、言わば天才。

６限目の体育でもその天才ぶりは発揮され、俺を筆頭にクラスの男子全員がアイツの運動神経の良さに脱帽した。

アレか？
転校生＝イケメンで頭良くて運動神経抜群
って言うマンガにでも出てきそうな王子様キャラを、アイツは格率しようとしてるのか？

でも俺は知っている。
コイツが究極のブラコンだと言うことを‥‥‥

｢はあぁ？！
２人で帰れ？！？！｣

俺達以外誰も居ない放課後の教室に、優里の声が響き渡る。

｢いちいちデカい声出すなよ、うるさいなあ。｣

｢なっなんで､兄貴は？！｣

｢委員会と資料がどうのこうのって。
遅くなりそうだから、先に２人で帰れってさ。｣

｢あからさまに嫌な顔すんのやめろよな。｣

ブラコンにとって、兄貴も居ないのに俺と２人で帰ると言う事は相当な苦痛らしい。

｢何が悲しくててめえなんかと帰らなきゃなんねーんだよ！！俺は１人で帰るからいい！！｣

俺だって出来る事ならそうしたいっつーの。

ただアイツが‥‥―――

――――‥‥20分前

｢え?!?!２人?!?!｣

２人で帰ってくれと言われた時、案の定、俺も最強に嫌な顔を恭弥に向けた。

｢ごめんね。委員会とその資料の整理で遅くなりそうなんだ。｣

｢えー…。｣

｢優里はひねくれてるけど、根はいい子なんだよ。口は悪いけど…仲良くしてやってよ。ね？｣

恭弥はそう言って、眉を寄せて苦く微笑んだ。

なんでそんな顔するんだよ。
そんな顔されたら、俺…

｢…………わかったよ…｣

そう言うしか無いじゃんか。