漆黒の夜に君と。[BL]
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#548 [ちか]
それから店長達とたくさん話をした。

最近あったくだらない話や、常連さんの面白話…

店が込みだせば、手伝ったりもして、あっと言う間に時間は過ぎていった

夜が深くなり、街はさらに活気を増していく。

柄の悪い連中も増える時間。

「なんか店の外が騒がしいな。」

店長がドアの方を見ながら呟いた。

⏰:09/03/10 21:11 📱:P906i 🆔:iBV6D6kI


#549 [ちか]
「喧嘩は勝手にしてりゃあ良いけど、ウチの前でされちゃあ困るんだよなー。」


店長は眉間にシワを寄せながら腕を組んだ。

途切れ途切れに聞こえてくる喧嘩の声。

「…〜っ!!!はなせってば…!!!」

この声、聞いた事ある…

⏰:09/03/10 21:20 📱:P906i 🆔:iBV6D6kI


#550 [ちか]
これは…

「〜…触んな、馬鹿野郎!!!」

この声は…

「おい、冥!!?」


気づけば俺は店の外に飛び出していた。


「優里?!?!」

⏰:09/03/10 21:28 📱:P906i 🆔:iBV6D6kI


#551 [ちか]
目の前に飛び込んで居たのは、柄の悪そうな二人と掴み合いになっている優里の姿だった。

「どこ見て歩いてんだよ、ガキが!!!!」

「おっさんこそ目見えてないんじゃねーの?!?!
あんたが悪いんだろーが!!」

「誰がおっさんだコラァ!!」

そう言って優里に拳が振り上げられた。

バキ‥‥――ッ

⏰:09/03/10 21:40 📱:P906i 🆔:iBV6D6kI


#552 [ちか]
鈍く生々しい音が辺りに響いた。

「い゙ってーっ!!!!!」

俺、頭がどうかしちゃったんだろうか。
優里をかばって、自分が殴られるなんて。

「お前…っ、なんで!??!」

「そりゃこっちのセリフだっつーの…」

左の頬がジンジンと痛んだ。

⏰:09/03/10 21:44 📱:P906i 🆔:iBV6D6kI


#553 [ちか]
「なんだてめえっ!!!‥‥‥‥あ、お前この前のっ!!!」

大声を張り上げる男を見上げると、そいつは偶然にもあの夜に恭弥にやられた二人組だった。

「てめえ、あの時はよくも…っ!!!!!」

ガタイのでかい男がもう一度拳振り上げる。

「やめろ。」

「あ゙?!なんでだよ!!!」


「‥‥‥‥俺にもっといい考えがある。」

⏰:09/03/10 21:54 📱:P906i 🆔:iBV6D6kI


#554 [ちか]
>>551訂正
目の前に飛び込んで居たのは→×
目の前に飛び込んで来たのは→○
すいません´;;`

⏰:09/03/10 21:55 📱:P906i 🆔:iBV6D6kI


#555 [ちか]
>>553訂正
拳振り上げる→×
拳を振り上げる→○
本当にごめんなさい;

⏰:09/03/10 22:26 📱:P906i 🆔:iBV6D6kI


#556 [ちか]
>>553
― 恭弥side.―

思ったより商談が長引いてしまった。

ふと時計に目をやると、短い針が3を指す手前まで来ていた。

早く迎えに行かなきゃ。

そんな事を考えながら車を走らせて、冥の待つ店に向かった。

⏰:09/03/10 22:34 📱:P906i 🆔:iBV6D6kI


#557 [ちか]
ドアを開くと、店長の水嶋さんが焦った顔で僕に駆け寄ってきた。

「こんばんわ、あの…冥は…?」

見渡す限り冥の姿は無い

「それが、店の前で喧嘩してた連中に連れていかれて‥‥っ!!!冥と同い年くらい金髪の子も一緒に…!!」

⏰:09/03/10 22:44 📱:P906i 🆔:iBV6D6kI


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