クソガキジジイと少年。みそ汁編
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#35 [ザセツポンジュ]
補助無し自転車に乗りたいが
なかなか許可がおりない
トミーと
別に今乗れなくてもいいと
少しコワガリなジョウジロウちゃん。
そして、どうしても
今乗れるようにならなければならないキュウ。
:09/02/18 02:15 :W61S :QP.UDvFQ
#36 [ザセツポンジュ]
広場についた3人は
並んで石段の階段に座り
ひとやすみ。
12時ピッタリに鳴る
お昼のサイレンが
ちょうど聞こえてきた。
『今日のおにぎり誰が作ったのー?』
ジョウジロウちゃんは
すいとうのフタをまわし
お茶の準備。
:09/02/18 02:17 :W61S :QP.UDvFQ
#37 [ザセツポンジュ]
『ばぁちゃん。。。』
少し寂しそうなキュウ。
『何入りのオニギリかな!!ジョウジロウちゃんあとで氷ちょうだいね!!』
トミーはキュウがお弁当箱をあけるのを間近で見つめる。
『わー!シャケ!!オレシャケ!』
『ボク、コンブにする!』
『あたしのりたま!!』
:09/02/18 02:20 :W61S :QP.UDvFQ
#38 [ザセツポンジュ]
トミーは息を吸った。
『みーなーさん手を合わせましょう!いーたーだーきーます!』
。。。必要以上に大声だがまぁいい。
『いーたーだーきーます!』
保育園でいつも言うセリフだ。
:09/02/18 02:23 :W61S :QP.UDvFQ
#39 [ザセツポンジュ]
腹ごしらえを終えた3人は
それぞれの行動を開始する。
トミーはムシトリアミを持って雑木林へ。
ジョウジロウちゃんは
キュウの自転車の後ろを持って練習に付き合った。
:09/02/18 02:25 :W61S :QP.UDvFQ
#40 [ザセツポンジュ]
『ジョウジロウちゃん!ムシカゴ忘れちゃった!』
トミーはさっそく何かを捕まえ
虫が逃げないように
網の部分をギュッと握る。
『えー。じゃあ虫とってもダメじゃん。』
:09/02/18 02:27 :W61S :QP.UDvFQ
#41 [ザセツポンジュ]
『なんでだよ!ムシトリアミは虫をとるためにあるんじゃん!なぁキュウ!』
キュウはユラユラと
自転車のペダルをこぐ。
『うーん!ムシとるアミー!』
キュウにとって
この時、ムシトリアミなんざ
どうでも良かった。
『ジョウジロウ見て!これナニ虫?』
:09/02/18 02:30 :W61S :QP.UDvFQ
#42 [ザセツポンジュ]
ジョウジロウちゃんは
自転車を持っていた手を離し
ムシトリアミに近づいた。
『これカメムシだよ。くさいの。』
『え?くさいの?ん?くさくないよう。』
ガッシャーン。
『いてー!!』
キュウはコケた。
:09/02/18 02:33 :W61S :QP.UDvFQ
#43 [ザセツポンジュ]
足や腕には
いくつものスリ傷が出来ていた。
『ダイジョーブー!?』
トミーとジョウジロウちゃんはかけよる。
『またカットバン増えるねえ。』
ジョウジロウちゃんはキュウの足についた砂を優しくはらう。
:09/02/18 02:35 :W61S :QP.UDvFQ
#44 [ザセツポンジュ]
『カットバンおばけ!キャーハハハハ。』
トミーは網を
握ったまんま笑った。
『いいもん!お母さんが帰って来たら、お母さんがなおしてくれるもん!』
おや?
ジョウジロウが眉間に
シワを寄せる。
『クサーイ。』
みんなで鼻をつまんだ。
:09/02/18 02:38 :W61S :QP.UDvFQ
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