†涙のバージンロード†
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#65 [ゆきな]
こういう場合、大声で助けを呼べとか言うけれど、怖さと蹴られたショックのせいか、声を出そうとしても咳込む事しかできない。
代わりに、持ち歩いてた防犯ブザーを鳴らそうとしたが、見つかって捨てられてしまった。
ヤバイ…。
その時、私の携帯のバイブが鳴った。
:11/01/08 01:23
:SH08B
:zb/7GGek
#66 [ゆきな]
「ゆきな、俺だけど!」
電話の相手はまさやだった。
「た…助けて」
電話の向こうで、まさやが色々聞いて来たけれど、その一言を言うのでいっぱいいっぱいだった。
:11/01/08 01:26
:SH08B
:zb/7GGek
#67 [ゆきな]
そのうち携帯も取り上げられてしまった。
幸い捨てられなかったけど…。
そして私は、あるラブホの入り口付近でやっと降ろされた。
「中入れよ」
:11/01/08 01:34
:SH08B
:zb/7GGek
#68 [ゆきな]
「やめて!触んな!」
やっとまともに声が出たけれど、人もいないこんなところでは誰にも助けてもらえない。
そう思っていた時、話し声が聞こえてきた。
「誰か助けてーっ!」
:11/01/08 08:36
:SH08B
:zb/7GGek
#69 [ゆきな]
自分でもびっくりするくらいの大声で叫んだ。
すると男性二人がこちらに走ってきてくれる。
「…ゆきな!?」
そのうちの一人はゆうとだった。
:11/01/08 08:40
:SH08B
:zb/7GGek
#70 [ゆきな]
ゆうとは昔、目が合えば喧嘩!みたいな性格だったらしい。
そのせいか、喧嘩も強い。
私を掴んでた人が逃げようとしたが、追いかけ、殴りかかった。
「ゆき…な…ちゃんだっけ?こっち!」
その間に、私はゆうとの友達に引っ張られながら近くの公園に入った。
:11/01/10 12:58
:SH08B
:PsRYZfrA
#71 [ゆきな]
「大丈夫?怪我ないっすか?」
「はいっ!助けてくれてありがとう…」
しばらくゆうとの友達と公園で話をしていた。
二人は小学生時代からの友人で、この時は近所のカラオケでオールした帰りだったらしい。
:11/01/10 18:33
:SH08B
:PsRYZfrA
#72 [ゆきな]
少ししてからゆうとが走って、公園に入ってきた。
ゆうとの友達がここにいる事を伝えてくれたらしい。
「ゆきな…はい、これ携帯…大丈夫やったか?何もされてない?怪我は?」
「大丈夫…別に何もされてな…いから…」
それまで泣かなかったのに急に涙が出てきた。
:11/01/11 02:25
:SH08B
:btWdgotU
#73 [ゆきな]
小さい子供みたいに泣く私を、ゆうとはぎゅっとしながら頭を撫でてくれた。
「とりあえず俺ん家…いや…店行くか!ちょっと落ち着くまで休んでけ」
「…うん」
私はゆうとにおんぶされ、私たちのお店へ向かった。
ゆうとの友達とは途中の道でさよならした。
「気をつけてな」
「ホントに…ありがとう」
:11/01/11 11:08
:SH08B
:btWdgotU
#74 [ゆきな]
お店に着いた頃には、涙が止まっていた。
ゆうとがお茶を入れてくれた。
「ありがとう…私重かったやろ?ごめん」
「軽いし!んで落ち着いたらこいつに連絡してやれ」
ゆうとが携帯を差し出してきた。
そこにはまさやの番号が表示されている。
:11/01/11 20:47
:SH08B
:btWdgotU
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