姉ちゃんと私
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#19 [MARIA]
その晩、私は不安と少しの期待を胸に抱いて眠りについた。

『不安』は、自分に似合わない服を着て行った時の皆の反応。
『少しの期待』は、はるちゃんともっと仲良くなれるかもしれない。という願望。



みんな驚くだろうなあ…。

⏰:11/07/10 23:53 📱:SH905i 🆔:C5W7Fbj6


#20 [MARIA]
次の日の朝。


「まーりーあー起ーきーろー」

姉ちゃんの声で目が覚めた。
確か、まだ6時にもなっていない時間だった。


「起きるの早いよ…。私まだ眠たいよ…」

「あんたのために私も早起きしたんだから早く顔洗ってきな!」


なんで私のため?


半ば無理矢理ベットから引きはがされた私は寝ぼけながら洗面所に行き、顔をバシャバシャ洗った。

⏰:11/07/11 00:02 📱:SH905i 🆔:no8bb/nU


#21 [MARIA]
「ほれ、まりあ。早く座る」

言われるがまま鏡の前に座った。

「あはは。相変わらずひどい寝癖だねー。」

姉ちゃんが私の髪をガシガシとかす

「それ痛いってー。」

「我慢しな。髪乾かさないで寝たのが悪い。」

姉ちゃんにはなぜか逆らえない。

⏰:11/07/13 22:11 📱:SH905i 🆔:tx41MoNk


#22 [MARIA]
私はいつもグッシャグシャの髪をごまかすようにただ2つに結んだり時間がない時はボンバーなまま学校に行っていた。

私の友達もだいたいそうだった。

ただ、はるちゃんだけはなぜかいつも寝癖がついていなかった。
やっぱかわいい子は髪質からして私とは違うのかとずっと思っていた。


『これ、ストレートアイロンね』

『アイロン?』

『これで髪をはさんで延ばすようにおろしてけば寝癖がなおるの』

そんなアイテムがある事もしらなかった。

⏰:11/07/29 19:22 📱:SH905i 🆔:0pjsZ9aA


#23 [MARIA]
試しに姉ちゃんがやってくれる。

ほんとにみるみるうちにサラサラストレートになっていく♪

『はい、あとは自分でやんな』


見よう見真似でやってみた。
姉ちゃんみたくはうまくできなかったけど、なんとか寝癖はなくなった。

ものすごく汗だくになったのを覚えてる。


はるちゃんも朝からこんな事してるのかなあ


正直、私はこんな面倒くさい事絶対続く気がしなかった。

⏰:11/07/29 19:35 📱:SH905i 🆔:0pjsZ9aA


#24 [我輩は匿名である]
なんとかストレートになった髪。

若干、自分がマシに見えた。


『今日はこれ着ていきな』

姉ちゃんが選んだワンピースを言われたままに着て鏡の前に立つ。


理想と現実にだいぶ差があったけど、もう時間もないし(どうにでもなれ!)って開き直った。

⏰:13/09/13 23:36 📱:SH-02E 🆔:EJ9z.aOY


#25 [MARIA]
お母さんは何にも知らなかったからそんな私にビックリしてたけど

『うん。可愛い。さすが私の娘』

って嘘だとしても褒めてくれた。


『いってきます』

⏰:13/09/13 23:39 📱:SH-02E 🆔:EJ9z.aOY


#26 [MARIA]
登校日、皆が私を見ている様な気がして恥ずかしすぎてとにかく猛ダッシュ。

教室について、息を整える間もなく友達が集まって来た。


『なになになに!』
『雰囲気違う!』
『そのワンピースかわいいね。』


はるちゃんのグループの子達だった。


私が普段いるはずの地味グループの子達は、なんかすごくひきつった顔をしてその瞬間から素っ気なくなってしまった。

⏰:13/09/13 23:47 📱:SH-02E 🆔:EJ9z.aOY


#27 [MARIA]
反対にはるちゃんのグループはその瞬間から壁が1枚なくなったように、私に接してくれた。


あの日は、すっごく楽しくて刺激的で今まで味わった事のないくらい私の中で何かが変わった日。そして、それまで友達だと思っていた子達を一瞬で友達と呼べなくなってしまったすごく胸が苦しかった日。


だから何年たってもあの日の事は忘れられないでいる。
あ、忘れようとなんてしてないんだけどね。

⏰:13/09/13 23:55 📱:SH-02E 🆔:EJ9z.aOY


#28 [MARIA]
まあ女だもんね。

色々あるさ。
単純じゃないよね。
複雑さ。

突然、地味グループ1の地味女が調子こいたんだもん。

いい気なんてしないよね。

⏰:13/09/14 00:02 📱:SH-02E 🆔:kigQkWDQ


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