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#237 [希歩]
「そんな顔すんなって」
泣きそうな顔だったらしい。
「どうしたらいいですかね…」
「ちゃんと言うのが良いと思うで」
そんなのわかってる。
隠す必要もない。
でも
もしかしたら傷つけるかもしれない。
それが怖い…。
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#238 [希歩]
淳矢君が戻って来た。
私は勇気を振り絞って
淳矢君に言った。
「私、彼氏できたんよ。
今一緒に住んどって
送り迎えしてもらいよるけん
話せん。…ごめん。」
淳矢君は下唇を噛み下を向いた。
:11/03/26 02:53
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#239 [希歩]
「…そっか…。」
何もかける言葉が無くて
その時2階のお客様に呼ばれたので
私は2階に上がった。
オーダーを取り下に降りると店長が
「今から15分休憩しておいで。
その間に話してきんさい。」
って言った。
:11/03/26 02:57
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#240 [希歩]
「わかりました。
ありがとうございます。
休憩いただきます。」
私は淳矢君を連れて
店の裏へ出た。
:11/03/26 02:59
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#241 [希歩]
「彼氏と…何ヶ月なん?」
「3ヵ月過ぎたぐらい。」
「そっか。俺…遅かったな。」
「………」
「俺、色々考えたけど
やっぱきーちゃんのこと好きで
きーちゃんと普通に
話したかったんだわ。
俺のこと見てほしい
って言っときながら
逃げたのは俺じゃけどな…。」
:11/03/26 03:02
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#242 [希歩]
「…うん」
「彼氏できたってさっき聞いて
ほんまショックうけたわ〜。
でも好きで居るんは自由じゃろ?
迷惑じゃなかったら
客として通っていい?
遊びに誘ったりはせんけん!」
「…うん。」
「そんな顔すんなって!」
「ごめんね。ありがとう。」
:11/03/26 03:07
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#243 [希歩]
それだけ話して店に戻り
淳矢君はおあいそして帰った。
他のお客様も帰り
店長と2人になってから
店長にちゃんと話した。
:11/03/26 03:09
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#244 [希歩]
「希歩は自分が正しいと
思った道を進めばいい。
健吾君が大切なんじゃろ?
なら健吾君を大切にしんさい。
淳矢が何言ったけーって
お前が引きずってもしゃあないで」
って言われた。
私が好きなのは健吾。
淳矢君は…お客様。
:11/03/26 03:11
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#245 [希歩]
バイトが終わってから
賄いを食べてたら
健吾が迎えに来た。
「ん?何かあった?」
健吾が私の顔をのぞき込む。
:11/03/26 03:13
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#246 [希歩]
「なんもないよっ」
私は無理やり笑顔を作った。
「お前全部顔に出るし
嘘つけんのんじゃけー
無理すんなって。どした?」
すると店長が
「健吾君ごめんなぁ。
今日平日なのに忙しくて
希歩動き回らせたし
俺が怒ってしもぉたけん
希歩疲れとんじゃ思うんよ」
って。
:11/03/26 03:16
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