嘘泣き
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#128 [唯]
「唯まだーぁ?」
「もうちょっと待って」
朝から彼に急かされ私はバタバタと準備をしていた
この日は、彼の友達とバーベキューの日
バーベキューの前の日―‥
「お前の事見たいって言うからさ」
彼は前日になってその話しをしてきた
いきなり過ぎる‥し
「だって気まずいじゃん‥」
彼の友達は章君しか知らない
章君を含め他にまだ6人とその人達の彼女が来ると聞いたら‥気まずい
「大丈夫俺がいるんだし♪」
根拠もなくそう言う彼
:11/09/01 01:06
:SH01B
:☆☆☆
#129 [唯]
渋々承諾して行く事になったバーベキュー
でも私の気分は上がってた
知らない人ばっかりだけど初めてのバーベキューだから
「ねぇ川あるんでしょ?」
「あ〜なんで?」
「そこって泳げるの?」
「お前泳ぐ気?」
私は彼を無視して一人で笑ってた
それから途中で章君を拾った
:11/09/01 01:20
:SH01B
:☆☆☆
#130 [唯]
でも‥‥‥
着いてすぐ私は彼と喧嘩した
「駄目!ぜったい無理」
「なんでよ?!」
「俺水着持ってきてないもん」
そう言い彼は窓の方を向いた
ガキか‥
「まぁま、お二人さん‥とりあえずみんなのとこ行かない?」
章君になだめられ私達は車から降りた
喧嘩したから彼は友達の所へ行ってしまった
彼がいないとひとりぼっちなのに‥私は来た事を後悔した
でもそんな私に1人の女の人が話しかけてきてくれた
:11/09/01 01:28
:SH01B
:☆☆☆
#131 [唯]
彼女の名前は愛さん
私より二つ年上の彼と同い年の人だった
いたって普通の顔立ちで、でも笑顔がとても可愛くて優しい人
それからすぐ私はさっきまでほったらかしだった彼に呼ばれて友達に紹介された
「俺の彼女♪」
自慢げに彼は私の肩を自分に寄せそう言った
都合いい奴め‥
「2個下だっけ?見えないわ」
はい‥
「しょうに泣かされしてない?」
何度か‥
「こいつチャラいからな〜(笑)」
へぇチャラいんだ‥
私は彼の顔を見た
:11/09/01 02:40
:SH01B
:☆☆☆
#132 [唯]
「ま、女がいない時限定だけど!」
ふぅん‥。
彼達の言葉に私は愛想笑いを繰り返してた
その後みんなが行くと彼は小さな声で「ごめん」と謝ってきた
だから私も「ごめんね」と素直に謝った
仲直りもでき調子に乗ったのか(笑)椅子に座った彼は私を自分の膝に乗せみんなに見せつけた
「お前!そんな暇あったら肉焼けよ」
「俺等は食べる専門なの(笑)」
「私やってくる!」
私は申し訳なくなって彼にそう言った
だけど彼は離してくれなくて私は照れを隠すようにひたすら文句を言ってた
:11/09/01 02:52
:SH01B
:☆☆☆
#133 [唯]
焼けた肉を愛さんが持ってきてくれてその時、川に入らないかと誘われた
「入りたいです♪」
なのに彼は駄目の一点張り
「だったらしょうちゃんは服のまま入ればいいじゃん!」
「お前!俺にフル○ンで帰れって言ってんの!?」
「パンツ脱いでたらいいでしょ!」
そんな私達のやりとりに愛さんは笑ってた
それに彼の友達も聞いてたらしく
「俺カイパン2枚あるからしょう使う?」
彼は友達に飛びついてた
それからすぐ水着に着替えて愛さんと川に入った
:11/09/01 03:01
:SH01B
:☆☆☆
#134 [唯]
彼と章君も来て4人で遊んだ
川と言っても全然浅くなくて思いっきり水かけられたり、抱っこされて落とされたり
おかげで顔も髪もびちょびちょ
でも楽しくてそんなのどうでもよかった
川の水は思ったより冷たくてすぐに上がり私達はその場に寝転がった
でも‥
「石が当たって痛い!(笑)」
そうすぐに起き上がり私達はみんなの所に戻った
夕方、お酒組のみんなは出来上がってて夜は花火をした
帰りは彼がお酒を飲んだから章君の運転
だから章君はその日彼の家に泊まった
疲れた私はすぐに彼のベッドで眠りについた
:11/09/01 03:32
:SH01B
:☆☆☆
#135 [唯]
久しぶりに嫌な夢を見た
嫌な夢、怖い夢って決まって同じ夢だよね。
始まりから終わりまで
私の嫌な夢は‥‥‥
周り一面真っ暗闇でそこに私が立ってて
「お母さんお母さん」て何回も母親を呼んでる夢
呼んでるのにお母さんはどこにもいなくて
いつもスーツを来た5人の人に連れていかれる夢
起きていつも思う
夢でよかった‥‥‥‥て。
絶対に戻りたくないあの場所
私は隣で寝てる彼の腕の中に入って現実を確かめた
:11/09/01 13:36
:SH01B
:☆☆☆
#136 [唯]
私は母親に捨てられてる
夢の原因はきっとこれ‥
スーツを着てる人は施設の先生達
泣きながら叫びながら私は連れて行かれた
今でも思い出すと涙が出てくる
でも全部こうなったのは私のせい
「唯?‥‥‥どした?」
目を覚ました彼が私に気づいて声をかけてくれた
声を押し殺して泣いてたけど体は小刻みに奮えてた
ずっと見てなかったのに‥
なんでだろう。
彼の前だと素直に涙が出てくる
嘘泣きの唯じゃなくなってる
:11/09/01 22:32
:SH01B
:☆☆☆
#137 [唯]
誰かに構ってほしくて覚えた
嘘泣き
私は彼に抱きついて顔を隠した
泣いてるせいか、息があがって苦しい
「唯ちゃ〜ん」
かすれた声で私を呼んだ
「しょうちゃん‥‥‥」
「ん?」
「私とずっと一緒にいてね?」
私を捨てないでね‥
私を一人にしないでね‥
離れていかないでね‥
「俺はどこにもいかないよぉ‥」
そう言って私の頭を何度も何度も撫でてくれた
:11/09/01 22:40
:SH01B
:☆☆☆
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