雨空〜雨上がりの道はきっと
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#1 [歌子]
〜不倫〜

自分がまさか、「不倫」をするなんて思っていなかった。
今でもそんな気がしない。

罪悪感が無い酷い女…そうなのかもしれない。


ただ、自分の日常とは切り離した「もう一つ」の安らげる時間。

自分とは違う人間。

みんな表立っては言わないけれど、誰しもがそういう場所が一つ二つあるんじゃないかな


私にとってそれが、「拓也」だった

⏰:11/08/22 11:01 📱:CA004 🆔:nM.s5IsM


#2 [歌子]
昨日も拓也に抱かれてきた。

彼の家と私の家の丁度中間くらいの駅。比較的大きな駅。
朝9時にスタバで待ち合わせをする。

旦那がまだ寝ていたので、いつもよりも早めに家を出る事が出来た。

『今日は私の方が早くつきそうだね』

スタバに着き、ソイラテを頼む。

⏰:11/08/22 11:05 📱:CA004 🆔:nM.s5IsM


#3 [歌子]
私はコレに、スリムアップシュガーとシナモンを少し振りかけるのが好きだ。

シナモンの少しスパイシーな香りの中に優しいコーヒーの柔らかい香り。
この香りを嗅ぐと拓也の顔が思い浮かぶ。

席につこうといつものソファーの方へ目をやると、もう拓也が本を読みながら座っていた。

⏰:11/08/22 11:09 📱:CA004 🆔:nM.s5IsM


#4 [歌子]
「たっくん、もう来てたんだぁ」

私は拓也を「たっくん」と呼ぶ。

「おはよ、歌子ちゃん。雨大丈夫だった?」

拓也は優しい笑顔で本を閉じた。

⏰:11/08/22 11:11 📱:CA004 🆔:nM.s5IsM


#5 [歌子]
ー拓也と出会ったのは、今年の4月。

中学校時代の友達の結婚式があった。
仕事があったので私は二次会から参加した。

昔の女友達に久しぶりに会い、楽しくなって、週末という事と飲み放題という事で大好きなワインをたっぷり呑んだ。

友達の中にはまだ結婚出来ずにいる子がいて、酔った勢いと二次会の乗りで男性陣を逆ナンしようという話になった。

そこで、私が切り込み隊長になった。
新郎の友人は有名な会社の社員さん…アノ電車の運転士さん。申し分ない。


私はとりあえず、私達の席の側を通り過ぎた人に声をかけ、私の隣に座らせた。

⏰:11/08/22 11:23 📱:CA004 🆔:nM.s5IsM


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