雨空〜雨上がりの道はきっと
最新 最初 全 
#1 [歌子]
〜不倫〜
自分がまさか、「不倫」をするなんて思っていなかった。
今でもそんな気がしない。
罪悪感が無い酷い女…そうなのかもしれない。
ただ、自分の日常とは切り離した「もう一つ」の安らげる時間。
自分とは違う人間。
みんな表立っては言わないけれど、誰しもがそういう場所が一つ二つあるんじゃないかな
私にとってそれが、「拓也」だった
:11/08/22 11:01
:CA004
:nM.s5IsM
#2 [歌子]
昨日も拓也に抱かれてきた。
彼の家と私の家の丁度中間くらいの駅。比較的大きな駅。
朝9時にスタバで待ち合わせをする。
旦那がまだ寝ていたので、いつもよりも早めに家を出る事が出来た。
『今日は私の方が早くつきそうだね』
スタバに着き、ソイラテを頼む。
:11/08/22 11:05
:CA004
:nM.s5IsM
#3 [歌子]
私はコレに、スリムアップシュガーとシナモンを少し振りかけるのが好きだ。
シナモンの少しスパイシーな香りの中に優しいコーヒーの柔らかい香り。
この香りを嗅ぐと拓也の顔が思い浮かぶ。
席につこうといつものソファーの方へ目をやると、もう拓也が本を読みながら座っていた。
:11/08/22 11:09
:CA004
:nM.s5IsM
#4 [歌子]
「たっくん、もう来てたんだぁ」
私は拓也を「たっくん」と呼ぶ。
「おはよ、歌子ちゃん。雨大丈夫だった?」
拓也は優しい笑顔で本を閉じた。
:11/08/22 11:11
:CA004
:nM.s5IsM
#5 [歌子]
ー拓也と出会ったのは、今年の4月。
中学校時代の友達の結婚式があった。
仕事があったので私は二次会から参加した。
昔の女友達に久しぶりに会い、楽しくなって、週末という事と飲み放題という事で大好きなワインをたっぷり呑んだ。
友達の中にはまだ結婚出来ずにいる子がいて、酔った勢いと二次会の乗りで男性陣を逆ナンしようという話になった。
そこで、私が切り込み隊長になった。
新郎の友人は有名な会社の社員さん…アノ電車の運転士さん。申し分ない。
私はとりあえず、私達の席の側を通り過ぎた人に声をかけ、私の隣に座らせた。
:11/08/22 11:23
:CA004
:nM.s5IsM
#6 [歌子]
「お兄さん、お兄さん。お兄さん独身?」
「…。そうだよ。君さっきからめっちゃ呑んでるね(笑)」
「あれ、見られてました?これから、お友達4人位と飲み直しませんか?あ、独身者は3人なんで1人既婚者混ぜて下さい(笑)」
「いいよ、任せて。聞いてみるっ。」
…この、声をかけた相手が拓也だった。
:11/08/22 11:28
:CA004
:nM.s5IsM
#7 [歌子]
ノリが良い拓也とすぐに意気投合し、三次会という名の合コンがはじまった。
拓也は男性陣を7〜8人呼んでくれ、女子は選びたい放題だった。
私は、特に恋愛する気もないし、友達がうまくいけばいいなぁと、はじの方に座った。
すると拓也は隣に座り、嘘をついた事をすぐにバラしてくれた。
「実は俺も結婚してるんだよね」
:11/08/22 11:35
:CA004
:nM.s5IsM
#8 [歌子]
それから拓也とダケ連絡先を交換した。
拓也は私の2つ年上。
奥さんは私と同い年の元キャバ嬢。私自身も元キャバ嬢でお客さんだった人と結婚。
結婚二年目で子供がまだ出来ない事で悩んでいる事まで似ていた。
恋愛感情はなく、ただ友人として、色んな話をした。
拓也は毎日何通もメールをくれる。
「今から、ご飯を食べます。歌子ちゃんは何たべたの?」「今から仕事に行きます。歌子ちゃんも頑張ってね」
はじめのうちはこんなにマメな旦那で奥さんは大変だなぁと思った。
しかし、毎日となるとやはり日常化されてしまう。私も毎日返信をし、いつの間にかメールを心待ちにしてしまうようになった。
:11/08/22 12:11
:CA004
:nM.s5IsM
#9 [歌子]
そのうち、お互いにいくらかのときめきが二人の中に芽生えた。
もう一度会いたい…素直に湧いた感情。
再会したのはあの三次会の1ヶ月後。ランチをして、海辺を歩いて、ウィンドウショッピングして、夜少し呑んで…いくらかの期待をしていた帰り道でのキス。
旦那が待つ家へ向かう電車の中、はにかんでいる自分がうつる窓を観てはっと我に帰ったのを今でも覚えている。
:11/08/22 12:18
:CA004
:nM.s5IsM
#10 [歌子]
それから、二、三度そんなデートを重ねて、ついに誘われた。
正直、嬉しかった。
旦那の事は愛している。しかし、結婚してからセックスレスになっていた私は、久しぶりに男性から求められたのが、女としてとても嬉しかったのだ。
:11/08/22 12:24
:CA004
:nM.s5IsM
#11 [歌子]
セックス…経験が少ない方ではない。むしろ誉められた事ではないが、多い方だ。
だから、誰としてもそんなにかわらない事は知っていた。感じるのは所詮は私自身名のだから。
:11/08/22 12:34
:CA004
:nM.s5IsM
#12 [歌子]
ただの火遊び。女だって一瞬の欲望はある。旦那の代わりに肉欲を満たしてもらうダケ。
…しかし、そんな期待は打ち崩された。
私の今まで知っていたそれとは比べ物にならなかった。
:11/08/22 12:40
:CA004
:nM.s5IsM
#13 [歌子]
頭の先から足の先まで全身で感じてしまった。
恥ずかしいぐらいに濡れ、溢れ、乱れてしまった。
ぐったりする。
腰の辺りに残る、倦怠感と余韻。
女の喜びがこんなに素晴らしいものだったなんて。
:11/08/22 12:43
:CA004
:nM.s5IsM
#14 [歌子]
この気持ちをどう表現して良いのかわからない。
しかし、やはり私の少ないボキャブラリーの中では「幸せ」としか表現できない。
:11/08/22 13:10
:CA004
:nM.s5IsM
#15 [歌子]
拓也と会えばいつも抱き合うわけではない。
ゲームセンターに行ったり、ショッピングモールへ行ったり、お台場合衆国にも行った
相変わらず毎日メールをしている。
:11/08/22 13:21
:CA004
:nM.s5IsM
#16 [歌子]
拓也にもっと必要とされたい。でも、家庭を壊して欲しくない。私も旦那と別れる気はない。でももっと拓也がほしい。
未来もないこの関係を恋とよんで良いのかもわからない。
ただの肉欲だけの関係とも思いたくはない。
ー愛しているー
昨日告げてしまって後悔した言葉。拓也は戸惑いながら「わかるよ。おれも愛してる」と言ってくれた。その後何度も私にもう一度言わせようとしたが、私は言えなかった。
言ってはいけない言葉だった。
だから、これは愛でもないんだと思う。
:11/08/22 13:29
:CA004
:nM.s5IsM
#17 [歌子]
もっと醜くく、もっと野性的で、純粋で、深いものだ。
拓也は雨男だ。拓也と会うと大抵雨が降る。
だから雨空をみると拓也がそばにいる気がする。
この雨があがったら…
この関係に名前をつけられる日がくるのだろうか
:11/08/22 13:33
:CA004
:nM.s5IsM
#18 [歌子]
これからの私達をここに綴っていきたいと思います。
:11/08/22 13:35
:CA004
:nM.s5IsM
#19 [歌子]
今日もメールを交わした。
今送られてきたメールには拓也の写メがついていた。
今から仕事だから制服姿の拓也。
昨日私が空けてあげたピアスを見せようと耳を引っ張ってこちらを見てる顔。
:11/08/22 19:14
:CA004
:nM.s5IsM
#20 [歌子]
こないだ会った時に、私に何か拓也の事を刻みたくて、左耳にピアスをあけてもらった。
拓也は「俺もあけたい」と昨日会った時に開けさせてくれたのだ。
:11/08/22 19:59
:CA004
:nM.s5IsM
#21 [歌子]
拓也の為に体に穴をあける…この重みを拓也はわかっていてあけてくれたのかはわからない。
拓也が何を考えているのかわからない。
「一緒にいない時なんだか不安だったんだ。でもこうしてるとその不安が消えるんだ」
私を抱きしめながら拓也が言った
:11/08/22 20:13
:CA004
:nM.s5IsM
#22 [我輩は匿名である]
不倫してる奴は結末はみな同じ・・・
:11/08/22 22:34
:W62P
:Ic8Rt.Lc
#23 [歌子]
同じかもしれませんが、この気持ち、二人の関係綴っておきたいのです
:11/08/23 11:49
:CA004
:FWEFCSEs
#24 [歌子]
拓哉は何が不安なのだろう。
私の気持ちが冷める事?
私がいなくなる事?
それともただのベッドの上でのリップサービスだったのだろうか
:11/08/23 15:09
:CA004
:FWEFCSEs
#25 [歌子]
拓哉はとても明るい。
チャラいというよりはポジティブな感じ。
一緒にいて笑いが耐えない。
でも、拓哉が気を使っていて、私を楽しませてくれているのがわかる。
はじめのうちはあまり気を使わないで欲しいとも思った。
だが、何度も会う内に、こういう性格の人なんだとわかってきた。
人を楽しませるのが自分の楽しみという人は少なくないだろう。
サービス精神が旺盛とでも言うのだろうか
:11/08/23 15:14
:CA004
:FWEFCSEs
#26 [歌子]
だから、拓哉から発せられる言葉に真実を探すのは難しい。
私は拓哉の一言、一言に一喜一憂するほどもう幼い少女ではないのだ。
しかし、いくばくかの期待や願いが無いわけでもない。
ーもしもこれが本心なら…
永遠に続くわけでもない事は自分が一番わかっている。
本心であった時に、私には受け止めるすべはないのだ。
だからこのままでいい。
このまま流れに身を任せて、余計な追求や思惑は自分を苦しめるだけだ。
:11/08/23 15:19
:CA004
:FWEFCSEs
#27 [歌子]
体調大丈夫?
最近暑かったり寒かったりだったもんね
恋患いなら作戦通り
っじゃなくてぇ
大丈夫そうだけど、
風邪気味は心配だよ
ちゃんと薬のんだ?
暖かくしてる?
水分しっかりとってる?
あとあと冷えピタオデコにちゃんとはってる?
ゴメンよぉ日曜日に違うお薬だしすぎて風邪薬渡してなかったね
はいオデコ出して ちゅ 早く治りますようにお口にもちゅ〜う
えっ足りないって?
もぉちゅっちゅっちゅ〜
今日は頑張りすぎちゃダメですよ
帰ったらお布団入るんですよトントンしてあげるから
う〜看病してあげたいよ
やっと終わってこれから帰りまーす
:11/08/23 15:24
:CA004
:FWEFCSEs
#28 [歌子]
ちょっと風邪気味カモと送った私に対して送られてきた拓哉からのメール
まるで女子だ。笑
やはり心の全てを許してしまうには危険がある。
:11/08/23 15:26
:CA004
:FWEFCSEs
#29 [歌子]
が、このメールを読んでやはり顔がにやけてしまった。
私達の交際はとてもポップな感じだ。
今まで見てきた不倫のドラマのようにドロドロしていない。
表面上は。
それは拓哉の明るさ故なのかもしれない。
私のこころのうちは、こんなにもどす黒く、よくドラマでみたそれに類似している。
:11/08/23 15:30
:CA004
:FWEFCSEs
#30 [歌子]
拓哉がもし私のこの心のうちを知ったらどうするだろう?
重たいと感じ逃げてしまうのか
そこまで思うのならと腹を割って話してくれるのか
:11/08/23 16:47
:CA004
:FWEFCSEs
#31 [歌子]
やはりこの問題ばかりが頭にうかぶ。
今日は本当に少し風邪気味だ。思案をめぐらせるのはやめて、旦那さんの為に夕飯の支度をしよう。
:11/08/23 16:54
:CA004
:FWEFCSEs
#32 [歌子]
8月24日 晴れ
昨夜旦那に抱かれた
「少し熱っぽいのは排卵日のせいかもしれない」
「よし、じゃあ、しようか。」
旦那とは消して冷めてはいない。むしろラブラブだ。
毎朝行ってきますのキスをするし、ただいまのキスをする。もちろん、おやすみのキスもするし、なんの理由もなく毎日30回以上キスをしている。
「愛してる?」「愛してるよ」の会話は日常茶飯事だし、旦那は毎日私を「可愛い」と言ってくれる。
それはきっと本当で、仕事から帰ってきた時も、私がご飯の支度をしている時も、テレビを見ている時も、私の体を触ってくる。
私はぽっちゃり体系だ。
その柔らかい感触が好きなのか、「歌子の体、きもちいい」と言って離れない。
:11/08/24 16:24
:CA004
:LfkfhBj6
#33 [歌子]
ただ、そこから先が「無い」のだ。
彼も私もその理由は彼の年齢だと思っている。
旦那は私より一回り以上も年上で去年厄年を終えた。
早く子供が欲しいといつも話している。
抱きたい気持ちはあるのだが体がついていかないと…
旦那は見た目はとても若い。旦那と同年代の人達と比べてみても群を抜いてカッコいい…と私は思っている。
仕事柄、筋肉質な体と日焼けした肌、昔は悪かったんだと言わんばかりの腕の傷。話す内容もウィットにとんで面白い。
真実、こんな素敵な人が私の旦那で良いのかと、思う時もあるほどだ。
:11/08/24 16:32
:CA004
:LfkfhBj6
#34 [歌子]
しかし、昨夜の私は最低だった。
旦那に抱かれながら、拓哉を思い出してしまっていた。
何度も考えないようにした。考えてはいけないと言い聞かせた。
しかし、暗闇の中で目を瞑ると拓哉の顔がチラついて、旦那の仕草と拓哉の仕草を比べてしまう。
自分の体が反応しないのがわかる。
旦那のモノを無理やり受け入れた。
流石に申し訳なくなり、いつも以上に演じてみせる。
今まで最中に演じなかった事はない。それは一つの決まり事の優しさ。
そして自分もそれで良いと思っていた。
拓哉に会うまでは…
久しぶりという事もあり、旦那は直ぐに果てた。
:11/08/24 16:48
:CA004
:LfkfhBj6
#35 [歌子]
果てた後、旦那は直ぐにタバコを吸う。
拓哉は直ぐに抱きしめながら背中をさする。
…いけない、また比べてしまっている。
旦那の隣に行き、やめたハズのタバコに手を伸ばす。
「吸うの?」
旦那はとまどっている。
二口くらい吸うと取り上げられた。
「シャワー浴びるよ。」
「先に行ってて」
:11/08/24 16:53
:CA004
:LfkfhBj6
#36 [歌子]
少し一人になりたかった。
ー拓哉も奥さんを抱くとき、少しでも私の事を思う時があるのか?ー
やめよう。
これ以上考えても仕方がない。
拓哉との時間は夢の中みたいなモノだ。
現実と切り離さなければ生きてゆけない。
現実に戻るように、私はフラストレーションのたまったままの私の体を、自分で慰め、旦那のいる風呂場へ向かった。
:11/08/24 16:59
:CA004
:LfkfhBj6
#37 [歌子]
8月25日
私の気持ちを揺らすかのように、毎日通り雨が降っている。
来週の今頃はもう拓哉の笑顔に触れているのだ。
ー次は9月1日木曜日。
まだ、どこで何をするデートなのか決めていない。
拓哉と会うときは大抵こんな感じだ。
:11/08/25 19:00
:CA004
:.74hV0UE
#38 [歌子]
まず拓哉の空けられる日が決まり、私の予定をそこに合わせる。
私にしては彼の出方を待っているつもりなのだが、拓哉は一向に予定について話をしてこない。
二、三日前にしびれをきらし、 私から
「どんなデートにしましょうか?」とメールを打つ。
:11/08/25 19:04
:CA004
:.74hV0UE
#39 [歌子]
そこからデートの内容が決まる。
関係をもつかどうかも。
平日は私は仕事なので夕方からになるだろう。
ここのところ二週間と間が空いていない。
間隔が短いほど気持ちも募ってしまう。
夢に浸ってしまいぬけだせない。
現実に戻るには、覚めるまでの時間が必要だ。
柔軟でいなくては。
それに、そろそろ旦那につく言い訳も尽きてきてしまった。
:11/08/25 19:55
:CA004
:.74hV0UE
#40 [歌子]
ー期限をもうけようかー
ふとそんな事を思った。
いつかは終わらせなければいけないなら、憎みあって終わるより、お互い気持ちのあるまま別れた方が幸せなのではないか。
半年…いや、一年。
…今は期限を決められそうにない。
睡魔が襲ってきた。まどろみの中で考えても良い案など浮かぶ訳がない。
今日はもう眠りにつくとしよう。
:11/08/26 00:20
:CA004
:B9bHePIY
#41 [歌子]
8月27日 雨のち晴れ
今日は地元で有名な大きな花火大会がある。
休日出勤をしたバスでの帰り道、街がいつもよりワクワクしているのがわかる。
震災の影響で多くの花火大会が中止になった事もあり、例年よりも見物客も多い。
まだ打ち上げまで三時間あるというのにスゴい人だ。
:11/08/27 15:28
:CA004
:1eWIBBZY
#42 [歌子]
旦那と付き合いたての頃、打ち上げのすぐ側まで行って花火をみたことがあるが、圧巻としかいいようがない。
腹の下の方に「ドンッ」と響く爆音。
目の前に広がる光りの粒。
ハラハラと火の粉が降りかかる。
少し焦げ臭い。
「わーっ」と自然に声があがる。
:11/08/27 15:33
:CA004
:1eWIBBZY
#43 [歌子]
一瞬のきらめきー
だから美しく恋い焦がれる
…やはり拓哉との関係も早く終わらせなければ
:11/08/28 10:16
:CA004
:ggsIvqHQ
#44 [歌子]
8月28日 晴れ
今日は「ゆきひろ」についてふれておこう
ゆきひろは私がキャバ時代に付き合っていた元カレだ
元々はお客で来ていた四歳年上のスロッターだ。
はじめは私の指名ではなく、ただ友達の付き添いで来ていたダケだった。
:11/08/28 15:06
:CA004
:ggsIvqHQ
#45 [歌子]
…やはり彼との物語はまた別に綴ろう。
とりあえず、今は一番仲の良い男友達だ。
向こうはまだ少し気があるのか、会えば「かわいい」「好き」と言ってくれるが下心が合ってでは無い事はわかる。
だから、私もそこに甘え、何でも話せる友達になった。
:11/08/28 19:50
:CA004
:ggsIvqHQ
#46 [歌子]
久々にゆきひろに会い話をきいてもらう。
少し老けたように感じたのは最近甥が生まれたせいなのか。
「それ、歌子はどうしたいの?」
「わかんないよ、だから悩んでるんじゃん」
「俺が思うに…、そいつ他にも女いるんじゃない?」
ー思いもしなかった。
奥さんと私の他に…他にまだ女がいる。
それはないな。
過去に私のような関係になった人がいるかもしれない…でも今は私だけだ…と思いたいだけなのか。
しかし、今はお揃いの時計、お揃いのミサンガ、お揃いの場所にピアスをあけている。
…私だけだと思いたい。
:11/08/29 15:14
:CA004
:eVowMRS.
#47 [歌子]
9月1日
予報は台風だった。
やはり拓也と会う時は雨なのだなぁ。
待ち合わせは品川。
駅近くの水族館へ行く事になっていた。
いつもよりも仕事を早くきりあげて電車に飛び乗る。
拓也に会える嬉しさで夕べはなかなか寝つけず、今頃になって睡魔がやってくる。
予報は雨だったが、前の日拓也がてるてる坊主を作ってくれたおかげかまだ台風は上陸していない。
電車が品川のホームに滑りこむと同時にパラパラと降り出す雨。
思わず笑ってしまう。
人ごみと湿気でムシムシしているホーム。だが、足取りは軽い。
:11/09/02 22:03
:CA004
:/AvOXcjg
#48 [歌子]
品川駅に降り立つのは二度目か三度目。
といってもずいぶん昔の事で記憶は曖昧だ。
とりあえず、拓也に電話をかける。
「着いた?」
拓也の優しい声が心地よい。
「改札を出て右側まっすぐ行くとスタバがあるから、そこでまってるよ」
…スタバ。やはり私の中でスタバが特別なものになっていく。最近では1人では入れなくなってしまった程だ。
:11/09/02 22:10
:CA004
:/AvOXcjg
#49 [歌子]
ー早く拓也に会いたい。
焦る気持ちとは裏腹に今日はヒールが少し高めでうまく足が運べない。
「すみませーん」
後ろから声をかけられた。
ーなによ、こんな時に。今急いでるのに。
少し、イライラした顔で振り返った。
「僕とデートしてもらえますか?」
みると拓也が薔薇の花を差し出していた。
:11/09/02 22:23
:CA004
:/AvOXcjg
#50 [歌子]
こんな昭和のドラマみたいな事をされて今時喜ぶ女が…いた。
嬉しかった。
恥ずかしすぎるプレゼントに、歯の浮くような台詞。
今まで他の誰にもされた事の無いデートのプロローグ。
完全に拓也の演出に酔いしれてしまった。
そのまま手をつなぎ2人でスタバへ行く。
やはりこの香り、拓也の笑顔と共に私を包む。
特別な場所。こんなパブリックな場所を特別に感じる日がくるなんて。
:11/09/02 22:47
:CA004
:/AvOXcjg
#51 [歌子]
普通のカップルとかわらない。
手を繋ぎ、水族館でアシカやイルカのショーを見てはしゃぐ。ゆっくりと雄大に泳ぐ魚達を見て気持ちが癒される。
拓也はカラフルな魚に夢中になっている。そんな拓也の横顔に、また癒されていく。
一通り見終え、水族館をあとにし繁華街へと繰り出す。
夏の終わり特有のけだるい空気が街を包んでいた。
軽くアルコールを体にいれると気分がほぐれていくのがわかる。
ー私やっぱりまだ緊張してたんだー
少しずつ饒舌になっていく。
しかし、選んだ店が悪かった。魚料理を基本とした居酒屋で、先程まで泳いでいた魚を見ていた私達にとってはいっこうに橋が進まない。
場所をかえようと店を出た。
:11/09/03 11:29
:CA004
:bAjYOkZg
#52 [歌子]
二件目は飲み放題のついている半個室。
白ワインとアイスを頼み、手を絡ませ見つめ合う。
自分でも目が潤むのがはっきりとわかった。
どちらともなく顔が近づき、テーブル越しにそっと唇を重ねる。
待ち焦がれていた拓也とのキス。
ーどうしょう、気持ちが止まらない
:11/09/04 09:57
:CA004
:SdFHeAWU
#53 [歌子]
酔った勢いも手伝って、思っていた気持ちを全部吐き出してみた。
旦那に抱かれる時に拓也の事を思ってしまった事。
拓也とのそれが今までに無いくらい良いこと。
拓也が思っている以上に私が拓也を思ってしまっていること。
この関係に期限を設けようと考えたこと。
拓也は全て聞いてくれた。
そしてとても嬉しい事を言ってくれた。
「もっと重くなってもいいよ。俺、今まで後悔したことないけどあの時に出会ってたらどうなったかなぁって思ってたんだ。」
「あとね、俺も奥さんとする時立たなかったんだ…」
「失礼します。そろそろお時間なので」
店員が入ってきた。
今日は店選びを間違えたみたいだ。
:11/09/04 16:56
:CA004
:SdFHeAWU
#54 [歌子]
「たっくん、これからどうする?」
「Hしたいけど…」
「しようよ。」
少し地元から離れた場所でホテルを探す。
昔からあるようないやらしい雰囲気のあるホテルだ。
仕事帰りということもありシャワーを浴びてから愛されたかった。
「一緒にはいる?」
「うん。」
:11/09/05 00:02
:CA004
:0KK5TS6k
#55 [歌子]
体を洗い合い唇を求め合う。
体が火照っていく。
ベッドに移り体を求め合う。
…途中で拓也の電話がなり、彼は電話に出た。
そこからあまり記憶がない。
嫉妬なのか罪悪感なのかわからないが
「たっくん、愛してるー」
果てる時に何度も叫んでしまった自分の声で我にかえった。
:11/09/05 22:51
:CA004
:0KK5TS6k
#56 [歌子]
また口にしてしまった。
言ってはいけないコトバ。
お酒のせいもあり、2人で少しまどろんだ。
ー短い滞在だった。
ホテルからでて足早に駅えと向かう。
終電の時間が迫っている。
「またね。」
「…うん。」
気まずさで拓也の顔を見れない。
拓也はこの後一人自宅近くの漫画喫茶で時間を潰す。
この夜は申し訳なさで全然眠りにつけなかった。
:11/09/07 20:12
:CA004
:sGGAp5nY
#57 [歌子]
ー目を閉じて、人差し指で唇の端から端をゆっくりとなぞる。
拓也との夜を思い出す魔法ー
…さっきまで一緒にいたのに…もう、アイタイ。
:11/09/07 20:15
:CA004
:sGGAp5nY
#58 [歌子]
9月3日 晴れ時々雨
拓也に会える
そう思ったらいてもたってもいられず家を飛び出していた
旦那さんのお昼の用意もしないで私は駅まで急いで向かっている事にタクシーに乗ってから気がついた
…なんて酷い奥さんだろう。
ここまで気持ちが動いてしまうなんて
:11/09/12 11:17
:CA004
:5DKjl.7E
#59 [歌子]
拓也に会えるのは『50分』
私の地元の駅で休憩があるという。
そのたった『50分』の為に私は走り出してしまったのだ。
途中、パラパラと雨が降ってきた。
やはり拓也は雨男だ。
:11/09/12 11:21
:CA004
:5DKjl.7E
#60 [歌子]
しばらくして、電話が鳴った。拓也からだ
「どこにいる?」
「マルイと反対側だよ」
「俺もそっちの方だよ…」
話している間にお互いをみつけた。
制服姿の拓也が駆け寄ってきて、私を抱きしめた。
:11/09/12 11:24
:CA004
:5DKjl.7E
#61 [歌子]
ホントに短いデートだった。
手を繋いでサブウェイに行きランチをし、キスをして別れた。
制服姿でも恥ずかしがらず手を繋いで抱きしめてキスをしてくれた事、嬉しかった。
:11/09/25 11:31
:CA004
:Jc3XJtOY
#62 [歌子]
誰か読んでくれてますか?
:11/10/01 06:18
:CA004
:tg1a7dXo
#63 [我輩は匿名である]
読んでます
頑張って下さい
:11/10/01 21:12
:W62H
:5i.e3A/Y
#64 [歌子]
ありがとうございます
続き書きます
:11/10/05 18:48
:CA004
:bXXvbaD2
#65 [歌子]
9月17日
久しぶりにはじめて2人で行ったイタリアンのお店へ行きランチをした。
その後はじめての漫画喫茶へ
何度も唇を求めあった
:11/10/05 18:53
:CA004
:bXXvbaD2
#66 [我輩は匿名である]
:11/10/07 00:22
:P701iD
:rpMXcyPQ
#67 [我輩は匿名である]
ふーん、なるほど
:11/10/07 00:40
:P701iD
:rpMXcyPQ
#68 [歌子]
長らくお休みしていてごめんなさい
:11/10/24 00:01
:CA004
:w48PzI1U
#69 [歌子]
おかしくなりそうだ。
拓也が私の中をどんどん埋めていく。
昨日も2人の間に子供がいたらいいねと妄想してしまった
:11/10/24 00:02
:CA004
:w48PzI1U
#70 [歌子]
拓也の奥さんは専業主婦だ
いや、主婦ではない
話を聞くとパチンコばかりしている
ご飯もあまりつくらない
掃除も拓也がしているらしい
なぜそんな人を愛しているのだろう
そんなに素敵な人なのだろう
それとも私の手前酷い女だと言ってくれているだけなのか
:11/10/24 00:06
:CA004
:w48PzI1U
#71 [歌子]
「みき」
というらしい、拓也の奥さん。
奥さんの事を拓也は私の前では嫁と呼ぶ。
家では「みきにゃん」「たくにゃん」と呼び合っているらしい…
知りたくもないそんな話ははじめてのデートの時に聞いたんだっけ。
:11/10/24 00:11
:CA004
:w48PzI1U
#72 [歌子]
思えば昨日で、出会ってから半年経ったのだ。
長かった?
あっと言う間?
あなたは今何を思っているの?
昨日は会ってすぐにホテルへ行った。
…三回。
学生か?と突っ込みたくなるくらいひたすら愛し合っていた。
:11/10/24 00:14
:CA004
:w48PzI1U
#73 [歌子]
前にも書いたが私の旦那さんは年齢もあり、一回が普通になっていた。
それが1日に三回。
思いだしただけで恥ずかしさで笑ってしまう。
「満足できなかったの?」
不安になって拓也に問いかけた。
拓也の答えは
「大満足だよ」
嬉しい。愛しい人に何度も求められる。
女としては幸せだ。
:11/10/24 00:18
:CA004
:w48PzI1U
#74 [歌子]
「俺だってこんな事無いよ」
本当だろうか?
信じたい。
信じさせてほしい。
:11/10/24 00:20
:CA004
:w48PzI1U
#75 [歌子]
「悲しくなっちゃうなぁ」
最近拓也の事を思う時湧き出る感情。
「愛しい」や、「恋しい」とともに湧き出る「悲しい」
:11/10/25 19:08
:CA004
:OZrCbQD2
#76 [歌子]
今日も拓也は自分で食事を作ったという。…帰ったらまだ奥さんが寝ていたからと。
それでも奥さんの食事も作り文句も言わないのか。
それでも、私はあの人に勝てないという現実を突きつけられた気がして、悲しみが湧き出る。
:11/10/25 19:10
:CA004
:OZrCbQD2
#77 [歌子]
はじめてものすごい罪悪感に押しつぶされそうになる
半年たってはじめてとは酷い女だと自分でも思う
明日仕事の休みをとって拓也に会いにいくのだ
最近少し疑いを持ってきた旦那
そろそろヤバいとはわかっている。
:11/11/01 21:38
:CA004
:40j7H2WE
#78 [歌子]
苦しい。
自分が旦那を裏切っていることにやっと気がついたバカ女
拓也に本気になってきたのか、覚めてきたからなのかはわからない
すごく苦しい
:11/11/01 21:42
:CA004
:40j7H2WE
#79 [歌子]
事態が急展開した…
何から説明したらいいだろう。
とりあえず、私達は愛しあっている
:11/11/06 14:47
:CA004
:7GHmdz9.
#80 [歌子]
旦那への罪悪感と拓也への愛情
どちらが大きいのだろう。
人生一度きりだから…でもみすみす険しい道を歩いていく必要などない。
だが、私達はお互いに一緒になりたいと思いはじめてしまったのだ。
:11/11/06 15:01
:CA004
:7GHmdz9.
#81 [歌子]
旦那に悪いところはひとつもない。
今日も私を可愛いと言い、愛してると言い、優しく笑っている。
何故この人だけではダメなんだろう。
一時の気の迷いなのか?
拓也と一緒になったところで私はまた同じ事を繰り返す女かもしれない
自分の中にいた「女」が動いているのか
:11/11/06 15:05
:CA004
:7GHmdz9.
#82 [らぶたん]
さすが不倫するような人は違いますね!読んでます♥続きまってます♥
:11/11/06 16:31
:iPhone
:☆☆☆
#83 [歌子]
11月2日
その日は祝日の前日。
朝から秋晴れが気持ちよく暖かい。
いつもの駅で待ち合わせて、いつものスタバへ行き、いつものホテルへ向かった。
朝ご飯を一緒に食べたいと思い、甘い物が好きな拓也の為に夕べシフォンケーキを焼いた。
拓也は喜んでくれ、2人でイチャイチャしながら食べた。
そのまま2人でもつれ合った。
:11/11/06 21:45
:CA004
:7GHmdz9.
#84 [歌子]
拓也の全身を愛し、愛され、2人で溶けていく。
拓也が用意してくれた泡風呂に2人で入りまた一つになる。
何度も何度でも飛んだ。
ー愛している。
:11/11/06 21:48
:CA004
:7GHmdz9.
#85 [歌子]
今日はこれからまだまだ一緒にいられるのだ。
手を繋ぎホテルを出るともう真っ暗になっていた。
電車に乗り込み、夢の国へ向かう
7時過ぎに着いてあっという間だったがやはり幸せだった。
待っている間にキスをして、もし2人が結婚したらどうなるかなどと色んな話をした。
:11/11/06 21:52
:CA004
:7GHmdz9.
#86 [歌子]
帰りたくない。ー帰したくない。
お互いに思った帰り道。
コンビニでお酒を買いベンチで呑んだ。
「今日がね、幸せ過ぎたから…いつかは別れなくちゃいけないなら、このまま夢だったって思えたら…今なら別れられるかも」
不意に言ってしまった言葉。
:11/11/06 21:59
:CA004
:7GHmdz9.
#87 [歌子]
拓也は驚きながら、「…うん。」とだけ言った。
「嘘、無理。冗談。なんかよくわかんないし」とはぐらかした。
あの時拓也は何を思っていたんだろうか。
きちんと聞ければ良かったと今になって後悔している。
:11/11/06 22:07
:CA004
:7GHmdz9.
#88 [歌子]
翌日拓也からきたメールには、
「あのね
歌子のこと好きすぎるってか、もう誰にも負けないくらい愛してるのね
だから
いろいろ障害があるけど一緒になりないです
そんでいつか3人で手繋いでディズニーランドいきたいなぁ
って神社でお願いしてきたんだよ
自分勝手で妄想みたいなお願いだって百も承知だよ。
でも気持ちが抑えきれないんだ」
…驚いた。凄く嬉しい。
:11/11/06 22:13
:CA004
:7GHmdz9.
#89 [まな]
旦那さんに携帯見られたりしないんですか?
:11/11/06 22:30
:P903i
:☆☆☆
#90 [歌子]
旦那は見てない…と思う。
:11/11/06 23:30
:CA004
:7GHmdz9.
#91 [まな]
そうなんですか...
読ませていただきながら、ひやひやしてしまって思わずコメントしてしまいました(>_<)
お返事、それに貴重なスペースありがとうございました。
:11/11/07 00:04
:P903i
:☆☆☆
#92 [我輩は匿名である]
旦那さんと別れてあげたら…?
早いうちに…
:11/11/07 00:16
:840N
:/SAMpbBk
#93 [歌子]
そうですね。今なやんでいます。
それも含めてまた更新します
:11/11/07 15:59
:CA004
:577zghnU
#94 [歌子]
ー続き書きます
:11/11/07 16:01
:CA004
:577zghnU
#95 [歌子]
拓也のメールは私をおかしくさせた。
拓也は本当に本気なのだろうか。
…現実的に考えて無理だ。
拓也は家を奥さんの実家の敷地内に建てたらしい。よく写メでみる限り綺麗で大きくて素敵な家だ。
それを手放すというだけでも大変である。
しかも離婚となると慰謝料もとられるだろう。
職場でもよい顔をする人もいないだろう。
私は貧乏でもなんでも我慢できる…しかし、拓也は本当にそんなリスクをおかす気があるのだろうか?
:11/11/07 16:13
:CA004
:577zghnU
#96 [歌子]
ロマンチストな拓也だから、現実を見ないで、まるでおとぎ話のようなつもりで私に言ってくれたのだろう。
私も何を浮かれているんだろう。
はじめからわかって割り切っていたじゃないか。
拓也との時間は夢の中なのだと。
現実に混ぜてはいけない。
:11/11/07 16:16
:CA004
:577zghnU
#97 [歌子]
だが、家に帰る足取りは重い。
現実にもどりたくない。
「ワタシナニガシタイノ?」
拓也に重い女だと思われたくなくてとりあえず明るいメールを返した。
:11/11/07 16:21
:CA004
:577zghnU
#98 [歌子]
11月5日
今日は友達と会う。
内心ドキドキしていた。
なぜならその友達は、拓也と出会った結婚式をした友達だからだ。
…会って早々にきかれてしまった。
「歌子、変な噂聞いたんだけど…大丈夫?」
「な、なにが?」動揺を隠しきれたか不安だ。
顔がこわばらないよう、一生懸命笑顔を作った。
拓也にたまに会っている程度の事が彼女の耳にも入っているようだった。
「向こうにも奥さんいるし、歌子も旦那さんいるから…変なことになったら可哀想だと思って」
友達は優しくたしなめた。
「大丈夫だよ、本当になんでもないよ。心配してくれてありがとう。」
そう言って、苦しくなって冗談ぽく
「もし本当だったらどうする?」
と言ってみる。
彼女は困惑した顔で「えっ?えっ?」といっている。
私はさらに冗談だというように、クスクス笑ってみせた。
:11/11/07 17:31
:CA004
:577zghnU
#99 [歌子]
苦しくなったのだ。
嘘でも拓也の事をなんでも無いというのが。
苦しくて、寂しくなったのだ。
拓也に会いたい、拓也の声が聞きたいー友達と会っている間中拓也の事しか考えていられなかった。
:11/11/07 17:33
:CA004
:577zghnU
#100 [歌子]
ワインを一人で一本空けた。
普段の私ならまだ呑めたかもしれない。
だけど今日は頭がぐるぐるする。
たまらなくなって拓也にメールをした。
拓也はすぐに電話をくれた。
「うざい女」頭の隅でもう一人の私が言っている。
でももう止まらなかった。
:11/11/07 17:43
:CA004
:577zghnU
#101 [歌子]
何を話したかはっきり覚えていない。
外は雨が降り出した。
雨に濡れながら、やっぱり拓也は雨男だと笑ってしまった。
:11/11/09 19:10
:CA004
:GWSpAo4s
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194