311の奇跡
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#14 [古都]
目眩じゃなかった
立っていられないくらいの揺れ
怖く怖く仕方なかった
姉は腰を抜かしボロボロないていた
私はそれどこれじゃなかった
頭が真っ白で
お父さんが脳裏によぎった
父は漁師で今日も漁に出ていたのだ
:11/09/22 17:15
:CA006
:/4AYMuJo
#15 [古都]
何分揺れていたのだろうか
私には凄く長く感じた
揺れが収まり私は父に
姉は母に電話をした
…通じない
何回かけても通じない
:11/09/22 17:18
:CA006
:/4AYMuJo
#16 [古都]
私の家は海に面していて
大きい地震のあとは津波がくる
ってことは祖母からよく聞かされていて
直感で高台まで車を走らせることにした
姉は隣でひたすら
母に連絡を取り続けた
:11/09/22 17:20
:CA006
:/4AYMuJo
#17 [古都]
高台につくと
おじいさんおばあさんがいた
『波がひいったぁぞ』
『でっけぇのがくっぜぇ』
私わただひたすら
連絡を取り続けた
:11/09/22 17:22
:CA006
:/4AYMuJo
#18 [古都]
私たちがつくと
後から何人かの人たちも避難してきた
隣の家のおじいちゃんもいた
高台からは綺麗に町が一望できるのだ
私の家もおじいちゃんの家も
綺麗な海も全部見えるのだ
:11/09/22 17:25
:CA006
:/4AYMuJo
#19 [古都]
そして悪夢が私達を襲った
私の目の前で
私の家 私の町 私の故郷をのみこんだ
一瞬にしてなくなった
叫び声悲鳴泣き声
あの時の音が耳から離れて消えない
いまでも鮮明に思い出す
:11/09/22 17:27
:CA006
:/4AYMuJo
#20 [古都]
あれこそまさに地獄絵図だった
姉はガタガタ震え
泣きじゃくっていた
私は言葉を失い腰が抜けた
おじいちゃんも静かに涙を流していた
:11/09/22 17:31
:CA006
:/4AYMuJo
#21 [古都]
その日は近くの小学校に
姉と避難した
未だに父と母と弟の安否確認できず
体育館の端っこに
ふたりで座っていた
すると私達に近寄ってきる女の子が
なみだ!小学校からの友達が
目を腫らしてよってきた
な『ことだよね?』
私『なみ?!無事で良かった』
な『うん、うん、うん』
ふたりで抱き合ってずっとずっと泣いた
:11/09/22 17:35
:CA006
:/4AYMuJo
#22 [古都]
その日は3人で一夜を共にした
電話回線はパンクし
携帯電話は意味がなかった
とりあえずどうすることもできず
3人で携帯を眺めていた
:11/09/22 17:37
:CA006
:/4AYMuJo
#23 [古都]
♪
私の携帯がなった
着信:おばちゃん
私『はい!もしもし』
おば『こと!大丈夫だ?
どごさいだ?』
私『小学校の体育館だよ!』
おば『父さんと母さんわや?』
私『…連絡つかない…』
泣いてしまった
おば『泣がねえのさ!
おばちゃんも電話してみっから
とりあえず車は使えないから
いまは体育館にいなさいね』
私『…う…ん』
:11/09/22 17:41
:CA006
:/4AYMuJo
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