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#43 [なおみ]
私ははあ〜っとうっとりしたため息をついた。

電車に乗ったとき、きみちゃんからメールがきた。

公『今日はありがとな。ちゃんと電車乗れたか?』

そのメールを読んだら、急に寂しくなった。

はあ。
ちょー好きになっちゃった。

⏰:12/07/18 22:05 📱:Android 🆔:kW0vHGxc


#44 [なおみ]
その後も、きみちゃんとは何回かデートした。

相変わらず、お会計争奪戦は続いてた。

私たちはカラオケが大好きで、行きたい場所が決まらなかったらカラオケに行ってた。

きみちゃんは見た目とは違い、甘い声を出す。
歌が上手でとっても聞き心地がいい。
私はきみちゃんの歌が大好きだった。

いっつも聞き入っちゃって、私の番なのに予約を入れ忘れることが多々あった。

公「なおみは何歌っても上手えかんなー。」

きみちゃんのがよっぽど上手いよ!
素直に言えない。

きみちゃんのそういうところ、すごく尊敬した。
素直に人を誉められるとこ。
相手の気持ちを理解していること。
さりげない気遣いができるとこ。

人として、私は本当に尊敬してた。

⏰:12/07/19 08:31 📱:Android 🆔:f79CnVIs


#45 [なおみ]
月2回くらいのペースで会っていて、メールは毎日してた。

そんなある日、ぱったりメールが来なくなった。

携帯が鳴る度にきみちゃんかもと思って、授業中だろうがバイト中だろうが即効確認してた。

けど、やっぱり来ない。

そんな中、久しぶりにまりと遊んだ。

まり「久しぶり〜!」

まりは相変わらずテンションが高かった。

私「久しぶりだね!あれ?痩せた?」

まり「痩せたよー!最近忙しくてさ〜!」

まりは更に小顔になってた。
まりとはあのとし○えんのプール以来、会ってなかった。
メールとかではちょいちょいきみちゃんに関する話をしてた。

⏰:12/07/19 08:44 📱:Android 🆔:f79CnVIs


#46 [なおみ]
まり「それで、きみちゃんからどれくらい連絡来てないの?」

お買い物中に一通り話して、2人でカフェに落ち着いてた。

私「もうすぐ一週間〜。」

私はため息をついた。
まりはそんな私を見て笑った。

まり「怒らせちゃったとか、思い当たることないんでしょ?だったらきみちゃんになんかあったのかもじゃん!連絡してみれば?」

私「そうですよね〜。...今連絡してみよっと!」

私はその場で携帯を出してメールを打ち始めた。

『久しぶり!元気?
なんか連絡ないから心配だよ!
大丈夫?』

送信したら、少しだけすっきりした。
そのあとはまりの近況報告を聞いて、またお買い物をして解散した。

丁度、家に着いた頃携帯が鳴った。
きみちゃんからだった。

なぜか返事を読むことに緊張した。

⏰:12/07/20 08:21 📱:Android 🆔:XrHQvwVs


#47 [なおみ]
公『連絡しなくて悪いな!
風邪で寝込んでてよ、連絡できなかった!
でも、もう治ったから心配すんなよ?
なおみは元気か?』

すごく安心した。
そのあとはいつも通りメールは続き、また会う約束をした。

11月下旬辺りで、イルミネーションが始まる時期だった。
私が行きたい場所を優先して、いつも連れて行ってくれる。

その日はお昼から会う約束をしていた。
前日に服選びも、あれこれの準備も、完璧にしていた。

待ち合わせ場所にぴったりくらいに着くと、きみちゃんがいた。

私「ごめん!待った?」

公「いや、俺も今着いた!」

きみちゃんは濃いグレーのロングコートに、ワインレッドのマフラーを流してて、黒のハットを被ってた。

私「えー!何ー!ちょーお洒落じゃん!」

私はテンションが上がった。

公「いやいや、おじさん系♪なおみこそ、もこもこしてて可愛いな。」

きみちゃんの照れた顔が大好き。

⏰:12/07/20 08:40 📱:Android 🆔:XrHQvwVs


#48 [なおみ]
公「じゃあ行くか!」

⏰:12/07/20 08:43 📱:Android 🆔:XrHQvwVs


#49 [なおみ]
↑ごめんなさい、失敗しました(;-;)

公「じゃあ、行くか!」

そう言うと、きみちゃんは手を私に差し出した。

え!!
私はテンションが上がって、その手を迷いなく繋いだ。

その頃、デートは10回くらいしていたが、私たちはお互いに触れたこともなかった。
手を繋ぐなんてなかったし、このときが初めてだった。

きみちゃんは手袋を片方外して手を繋いでくれた。
きみちゃんの体温が、温かくて、全身が温まっていくように感じた。

⏰:12/07/21 13:29 📱:PC 🆔:AN54FmsE


#50 [なおみ]
まずは2人でランチをした。
そのときも他愛ない会話で盛り上がっていた。

私「でも、風邪ってそんなにひどかったの?」

私は連絡が取れなかった一週間のことを聞いた。

公「ああ。やばくてよ、仕事中倒れたんだよ。平気と思って我慢してたのが悪かったんだな。」

私はあからさまに心配顔をしたんだと思う。
きみちゃんはそんな私を見て笑った。

公「そのあと点滴打って元気になったから大丈夫だよ。心配すんな。」

きみちゃんはちょっと悲しそうな笑顔だった。
その理由はよく分からなかった。

⏰:12/07/21 13:37 📱:PC 🆔:AN54FmsE


#51 [なおみ]
ランチを終え、お買い物をした。
私はボディクリームとか化粧品を大量に買った。

今日は、2人でお泊りをすることは暗黙の了解だった。

初めてのデートでお泊りをしてから、その後何回かお泊りはしていた。
だけど、特に何もなく、本当に寝るだけだった。

寝る距離も、触れない距離で寝ていたりした。

私「ねえねえ、この試供品今日きみちゃんに試させて?」

公「なんで俺で試すんだよ。笑」

そう言って、きみちゃんは私を引き寄せた。
きみちゃんの香水のいい香りがした。

⏰:12/07/21 14:01 📱:PC 🆔:AN54FmsE


#52 [なおみ]
なんか、今日のきみちゃんは違う。

今まで何かを抑えているように私と接してきたきみちゃんが、今日は何も抑えていないように感じた。

私は、寒くなってきたからかなあとか思ってた。

外は徐々に暗くなってきて、街がきらきら色づき始めた。

⏰:12/07/21 14:10 📱:PC 🆔:AN54FmsE


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