seven
最新 最初 全 
#33 [えり]
その日から
いや、その電話の後からでした。
あたしが大きく変わったのは。
連絡がマメではない私が
ほんちゃんにすぐに返事を返したし
電話もたくさんした。
サッカーをしていたこと、
ラルクが好きなこと、
校則が厳しいこと、
煙草を吸っていること。
本当にどうでもいいことばかり。
それなのにソレが楽しくて
仕方なかった。
お父さんと喧嘩したときは
愚痴も聞いてくれたね。
お母さんのことも黙って
聞いてくれたね。
気づけばツカサよりも
ほんちゃんとする電話を
楽しみにしている自分がいた。
:12/08/17 09:18
:Android
:Rg6Xk4WA
#34 [えり]
「ツカサくんとどうなん?
最近全然言わへんけど。」
ある日圭子が何の気なしに
投げ掛けてきた質問。
「んー?普通。てゆーか
そんなに気にならんくなったかも」
そう言われてみればそうかも。
最近ほんちゃんと連絡とるほうが
多いからそんなん気にしてなかった。
「え、冷めたってこと(-_-;)?」
ちょっと呆れたように聞く圭子。
「んー。冷めたんかなぁ?
ほんまによーわからん(笑)」
苦笑いで濁した言葉を返したけど
ほんまは気づいてたんかも。
ほんまの気持ちに。
〜ブーブーブー〜
会話をと切るようにあたしの携帯が鳴った。
:12/08/17 09:23
:Android
:Rg6Xk4WA
#35 [えり]
【ちょっと俺のクラス来て!】
メールは修平からだった。
「修平がクラス来てって。
一緒に来る?」
「うちいいわ!ちょっと用事あるし」
「えー。もしかして、まだ苦手なん?」
この間苦手て言っていた圭子に
この誘いはまずかったかな?
「ちゃうちゃう、本間に用事!」
頷きながらそう言われたので
何故か気にならなくなった。
「じゃあ行ってくるわー」
:12/08/17 09:27
:Android
:Rg6Xk4WA
#36 [えり]
修平のクラスは隣。
あれからお昼休みは時々
喋りに行ったりしていた。
「しゅーへーっ!」
お弁当を目の前に携帯をさわる
修平の前の椅子に腰かけた。
「あれ、今日西野は?」
西野って言うのは圭子のこと。
修平は、私のことはしたの名前で
呼ぶのに圭子のことは
何故か苗字で呼ぶ。
「あー、何か用事あるらしいで。」
「そーなんや!
てか、昨日のアレ見損ねた。」
ちらっと私を見たあと
まだ手のつけられていなかった
お弁当をほおばる修平。
「アレってダウンタウンのやつ?」
「そうそう!寝てもーたわ!
昨日はまじあかんかった!」
笑いながらも少し残念そうに言う。
「昨日はって言うか毎日あかんの
間違いや「修平ー!」
誰かが私の声に割って入った
:12/08/17 09:40
:Android
:Rg6Xk4WA
#37 [えり]
その"誰か"を見た修平は
「小高さん!」
と笑ながらペコリと頭を小さく下げた。
「あ!えりちゃんやん!!」
その小高さんと呼ばれる人に
いきなり名前を呼ばれ、少し
警戒心が芽生えた。
「修平、誰?」
コソッと耳打ちすると
「野球部の先輩。」
「えりちゃんやろ?!」
耳打ちし合う私達に
近づいてくる小高さん。
「あっ、はいっ。」
顔がハッキリと見える位置まで来た
小高さんに笑顔で返事した。
:12/08/17 09:45
:Android
:Rg6Xk4WA
#38 [えり]
「何でマネージャー
してくれへんかったん?
みんな来てほしかったみたいやで?
ってか、特に修平が」
マネージャーの件を突かれると
少々痛い。
小高さんは修平の隣の椅子に
腰かけてニヤニヤしながら言う。
「すいません;;;」
「修平が、とか言いつつ
俺が誘ってって頼んだんやけどな!」
ニヤニヤしたかと思えば
次はケラケラと笑っている。
「小高さん、そっちのが正解でしょ!」
修平から突っ込まれた小高さんは
「お前もしてほしそうやったやんけ!」
と修平の足をコツンと蹴った。
:12/08/17 09:52
:Android
:Rg6Xk4WA
#39 [えり]
「でもお前ら仲良いな!
俺はお前ら付き合うと思うわ♪」
「何言ってるんですか!!!」
えっ、この人なに言うてはんの(^o^;)!
ビックリするわ!
修平が言ったと同時に私も
心では思いっきりつっこんでマス(笑)
「俺には分かる〜♪
まあえりちゃん可愛いし
お前には勿体ないわ!!」
ニヤっと笑って小高さんは
去っていった。
なんなん?あの人‥(;´д`)
:12/08/17 09:59
:Android
:Rg6Xk4WA
#40 [えり]
そのあと気まずくなったことは
言うまでもない(笑)
その日、ツカサと喧嘩した。
まあツカサのヤキモチかな。
正直最近はツカサが面倒くさくて
しょうがなかった。
〜♪〜♪〜
すぐに修平から電話がなった。
「もしー?」
「はいはい」
「何してたん?」
「特に!」
「ふぅーん。」
喧嘩で不機嫌なせいか、
何となく適当な返事になってしまう。
修平には彼氏が居ることは
言っていなかった。
:12/08/17 10:28
:Android
:Rg6Xk4WA
#41 [えり]
「どしたん?」
「ただの暇電なんやけど!」
電話からは車の音が聞こえてくる。
多分遊びの帰りか何かだろう。
「あんたはいつも暇か!」
「だって遊びの帰りなんやもーん☆」
予想的中(笑)
「はよ帰りなさい!
お母さん心配するがな!」
「ごめんやーん☆」
修平のアホさにはいつも
元気もらってたりする。
喧嘩の嫌な気持ちが薄れていった。
:12/08/17 10:28
:Android
:Rg6Xk4WA
#42 [えり]
「あっ、家着いたし切るわ!」
修平がそう言った頃には
平らな気持ちになっていた。
修平、ありがとう。
:12/08/17 11:06
:Android
:Rg6Xk4WA
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194