seven
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#1 [えり]
はじめまして!

初めて書くので駄文かも‥
というか駄文だと思います(;´д`)

ただ、大切な思い出なので
色褪せないうちに、というより
色褪せてしまわないように
ここに投稿させてもらいます。
自己満ですいません。


温かく見守っていただければ
幸いです(*´・ω・`*)。

⏰:12/08/15 15:49 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#2 [えり]
あなた覚えていますか?

あの頃の私らって

⏰:12/08/15 15:50 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#3 [えり]
>>2
早速すいません(;o;)(;o;)(;o;)
スマホに馴れてなくて(;o;)(;o;)(;o;)

中途半端ですが続き書きます!


−−−−−−−−−−−−−−−


あの頃の私らって
よう似てたよな。

今の私らは変わってしまった。
て言うより私が変わったんか?笑

前から思っててんけどさ‥

⏰:12/08/15 15:53 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#4 [えり]
〜♪〜♪〜


「はい?もしもーし?」

あっ、こんにちは!
えりって言うねん!
2週間前ぐらいに中学卒業して
今は高校生との狭間。

かなーりあどけなさが残る
齢15歳。
身長と体重には触れんといて!!
そーゆう年頃やねん(笑)

あ、電話でてるんやった。
ごめんやけど、またあとで☆

⏰:12/08/15 15:57 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#5 [えり]
「んあ、でたでた〜。
 何してたのー?」

声の主は彼氏のツカサ。
付き合ってまだ1週間ぐらい。
因みに遠距離中☆

「テレビ見ながら携帯いじってた!」

「あ、そうなの?
 俺今友達んち居るんだよね!
 そんでさー、みんなが電話しろって
 うるさくて。」

「何それ(笑)」

ツカサは構ってちゃんって言うか
甘えたで弟みたいな感じ。
こんなこと言って電話してきたけど
本間はただ単に話したいだけ
なんやと思う。女の勘てやつ(笑)

⏰:12/08/15 16:02 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#6 [えり]
「あ、‥なんだけど‥‥わ!」

「え?何て?!周りの声で
 全然聞こえへんねんけどー!!」

声を張り上げてみるが
全く聞こえていない様子。

「もしもし!?聞いてんの?!
 何もないんやったら切るで!?」

電話の向こう側からは
やめろー!嫌だぁ〜!という大声と
ゴツン!ガコン!と何かが携帯に
ぶつかっている音しか聞こえない。

数分経ってもこの調子。

んもー!!!!!
意味わからんわ!

ちょっと不機嫌になりながら
返事を待ってみるが全く応答なし。

ふざけんなぁー!!!!!!!

と心で叫ぶと
「切るし!」

⏰:12/08/15 16:20 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#7 [えり]
口調を荒げて今にも
電源ボタンを押そうとしたとき

「も、もしもし‥」

見知らぬ男の声がした。

「‥だれ?」

窺うように問いかける。

相変わらず周りは賑やかで
電話の相手の声も小さく
聞こえるぐらいだ。

バタン!!!!
「‥っちょ!返せって!!」

電話のすぐ際で物音がしたかと思うと
知っている人の声がした。

⏰:12/08/15 16:41 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#8 [えり]
「ごめんね!
 携帯取り上げられてさぁ〜。
 あ、今出たのはほんちゃん!」

声の主がツカサに戻った。

「ほんちゃん?」

「そう!今いる友達の一人なんだけどね」

「ふぅーん。」

私が興味なさげに返事をすると

「あ、ほんちゃんね付き合ってる
 彼女が居るんだけどね
 ちょっと相談のってあげてくれる?」

「いー‥って、はぁ?!」

ちょっと待ってーや!
そんな一言しか交わしてへんような
相手の相談に何であたしがのるん!?
大体ツカサの友達なんやし
ツカサが聞いてあげたらいいやん!

‥なんて言えへん(;o;)

⏰:12/08/15 18:55 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#9 [えり]
何でそんなん言えへんかって?

だって‥
だってあたし
イイコチャン演じてるねん(´;ω;`)!

ほら、男って優しくされたら
弱い人多いやん。
だから優しい女演じてるねん。

素のあたしに優しさなんか
1つもないねんもん。
気もきかへんし、口悪いし
常に気遣わへんかったら
素の自分になっちゃうねん‥。

⏰:12/08/15 18:59 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#10 [えり]
「ほんちゃんはイイ奴なんだよ。
 彼女のことだし、ほら
 俺らより女の子の方が女の子の
 気持ちわかるじゃん?」

「ん〜。私なんかで力になれるん?」

「当たり前じゃん!変わるね!」

私は渋りながらも承諾した。
と言うよりせざるを得なかった。

⏰:12/08/15 19:00 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#11 [えり]
「あ、もしもし?」

向こう側から少し遠慮がちな
"ほんちゃん"らしき人の声が聞こえた。

「もしもし‥」

「あっ、何かごめんね!
 俺、そんなつもりなかったんだけど
 ツカサに聞いてもらえって言われて
 携帯渡されちゃってさ。」

「うっ、うぅん、大丈夫!
 あたしが乗れる相談なら
 いくらでも聞くしっ!!!!」

何ともこの言えないぎこちなさ!!!
あたしこーゆうの苦手やねん!!!!
ツカサのばかやろー!!!!!

⏰:12/08/15 19:05 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#12 [えり]
「で!相談って?」

早く相談を終わらせたい。
でもツカサにはこんな気持ち
正直に言われへんし
友達に話を聞いてもらいたかった。

「あぁ、うん
 俺付き合って2ヶ月ぐらいの
 彼女がいるだけど
 連絡とれなくなっちゃってさ。」

連絡がとれへんって‥それって‥!!

悪い方向にしか頭が回らない。

「でも今日いきなりとれなくなった
 訳じゃなくて、ちょっと前からなんだ」

「ちょっと前ってどれぐらい?
 連絡はしてんの?」

「んー。2週間ぐらい前だったかな。
 俺からメールしても2、3通で
 終わっちゃってて
 最近は数日に一回程度で。」

取り敢えず事件性は無さそうで
安心したけど、この状況からすると
恐らく彼女が冷めてきたんやろな。

⏰:12/08/15 19:12 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#13 [えり]
でも、これって
ハッキリ言われたらやっぱり
傷つくやろなー。
いや、私やったら絶対アウトやわ。

「んー。」

返事に困った。
どう言ったらいいんやろ?

「あのさ、俺は全然大丈夫なんだよ。」

「どーゆう意味?」

「俺は連絡が少なくても大丈夫なんだ。
 でもあっちが大丈夫なのかなって。」

⏰:12/08/15 19:19 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#14 [えり]
この時思った。
この人は‥最強の天然?笑
と同時に
ほんまに優しい人なんや、と。

今まで"作った優しさ"で
取り繕ってきた私には
この素直な優しさが不思議やった。

だって自分より人のこと考えるなんて
あたしには出来ひんことやもん。

でも素の優しさを持ってる人より
"作った優しさ"で自分を繕う
この私の方が求められていること、
これが何よりも不思議で仕方なかった。

結局相談には乗ったものの
「直接会って連絡が少ない理由を聞くよ」
とほんちゃんが自ら答えを出した。

ツカサとは適当に話して
電話を切ったが、この頃には
先程の怒りなど微塵もなかった。

⏰:12/08/15 21:23 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#15 [えり]
それから少しして
高校の入学式を迎えた。

私は俗にいう特進クラスで
クラスを見渡す限りでは
仲良くなれそうな人が見当たらない。

「うち、馴染める自信ないわぁ」

隣に居た圭子がため息をつきながら
ボソッと言った。

圭子とは1年‥
いや、それ以下の付き合いながら
仲の良い友達。
入学したてのあたしにとっては
唯一の友達と言った方が正しいだろう。

〜ブーブーブー〜

マナーに設定した私の携帯が鳴った。

⏰:12/08/15 21:29 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#16 [えり]
「あ、修平からメールや。
 ちょっと来て言われたし
 行ってくるわー。」

「えっ!うちも行く!!」

二人で隣のクラスにひょこっと
顔を覗かせると修平は気づいて
こちらに寄ってきた。

修平とは入学式前に出会った。
と言うか、顔をちゃんと合わせたのは
今回が初めて。

「おう」

修平は手をひらひらさせながら
こちらに近づいてきた。

「あ、こっちは圭子。
 話してた子やで。わかる?」

「おー!分かるで!」

圭子は極度の人見知りのせいで
私の後ろからひょっこりと
顔を覗かせる程度だった。

「折角なんやし二人もアドレス
 交換したらー?」

⏰:12/08/15 21:37 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#17 [えり]
教室へ戻ってから圭子は
少しダルそうに言った。

「うち、修平苦手かもー。」

「え、何で?別に悪い子違うよ
 多分(笑)」

こんなん言うてるけど
私もあんまり知らんからなっ(笑)

心の中でそっと呟いた。

「多分て何。意味深!」

そんな警戒する犬のような目で
私を見るなよー(;´д`)

「まあアドレス教えるから
 連絡取ってから言いなさい。
 そーゆう(嫌いという)事は。」

圭子はちょっとふて腐れながらも
修平のアドレスを登録した。

結局登録するんかいっ!笑

⏰:12/08/15 21:43 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#18 [えり]
〜♪〜♪〜

いつものように携帯が鳴った。
ツカサとの電話は
遠距離恋愛の私たちからすれば
欠かせないのである。

「はいはーい♪」

楽しみに待っていたぶん
声は弱冠上がりぎみの私。

「もしもしー?
 入学式どうだった?」

「んー、特に何もないで。
 でも馴染めなさそうやし微妙。」

ため息混じりに呟いた。

「そっかぁ。俺はねー‥
 あ、そう言えばさ、ほんちゃんに
 アドレス教えておきたいんだけど」

自分の話をしてくれるのかと
していた期待を見事に裏切って
思い出したように話を変えた。

「えっ、何で?」

でもその話題が"ほんちゃん"?
しかもアドレス教える?
どーゆう意味なん??

⏰:12/08/15 21:54 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#19 [えり]
「俺ら遠距離じゃん。
 ほら、相談とかあっても共通者
 居なかったら寂しくない?」

何で?共通者なんて要るん?

「んー。私は大丈夫やで?」

「俺が知ってて欲しいんだ。
 ほんちゃんは信用できるし。」

濁した返事では敵わないみたいです。

「まぁツカサがそう言うなら‥」

渋々了承したあたしは
その後も理解出来ないままでいた。

電話を切ったあと
ほんちゃんからメールがきた。

⏰:12/08/15 21:58 📱:Android 🆔:LzVZmZOA


#20 [えり]
この時メールを返してなかったら、
あのとき相談にのらなかったら、
勢いで電源ボタンを押していたら、
電話をとらなければ、

いや、
出会っていなければ。

貴方との出会いは
度重なる偶然から生まれた
奇跡だったのでしょうか。

それとも
運命だったのでしょうか‥

⏰:12/08/16 02:09 📱:Android 🆔:3ivo5ih.


#21 [えり]
は?
運命?何それ。
信じて何が楽しいの?
何の得があんの?

てゆーか
そんなん迷信やろ。

絶対信じひん。
運命の人が居るなら
独身者は存在したらあかん。
運命ってそーゆうもんじゃないん?

でも世の中独身者は少なくないはず。
付き合ってても続くとは限らへん。
結婚相手が運命やとも思わへん。

もし私の考えが間違ってたら
離婚なんて言葉は要らないはず。

恋愛も人も全てこの世のモノは
全て消耗品。
いつかは消えてなくなる。
形の有無なんて関係ない。
寧ろ目に見えないモノほど
消耗品として存在する。

きっと私らは
現実って言う夢を見てるねん。

⏰:12/08/16 02:18 📱:Android 🆔:3ivo5ih.


#22 [えり]
【メールありがとう!
 私のこと覚えてる(>_<)?】

すかさず返事を返す。
何か意味があるわけじゃなくて
ただ暇やっただけ。

みんな、
みんなみんな暇潰し。
生きていくうえでの。

覚めない夢では暇潰し以外
何も要らん。

だって誰も信じてへんもん。
まっ、信じようとも思わへんけど。

夢で出会う人はみんな
偽装で固められてる。
そのお面の下にどんな顔を
隠してるかやなんて興味もないわ。

⏰:12/08/16 02:24 📱:Android 🆔:3ivo5ih.


#23 [えり]
その日からほんちゃんと
毎日メールをした。

学校も特に馴染めるわけでもないし
そうなりたいと
思っているわけでもない。

そうやねん、
ただの暇潰しやねんから。

「なぁ圭子〜。
 今日帰りに買い物行きたいねん!
 着いてきて〜っ!」

昼休み、お弁当を持って
私の席に来た圭子に唐突なお願い。

「えー。うち今日部活あるねん。」

少し申し訳なさそうな顔をして
前の席へ腰かけた。

「そっかぁ。ほなしゃーないな。」

⏰:12/08/16 02:30 📱:Android 🆔:3ivo5ih.


#24 [えり]
圭子に断られて仕方なく
真っ直ぐ帰宅した。

〜♪〜♪〜

着替えていると電話が鳴った。
着信:ツカサ

少し迷って結局出ないことにした。

最近ツカサのことが面倒くさく
なってきてん。
こんなん言ったら引かれるかも
しれへんけど、ツカサも
暇潰しの1つやねんもん。

最初から恋愛感情なんてないで。
そりゃ甘えてくる所とかは
可愛いけど、それとはまた別。

暫くして携帯が鳴りやんだ。

〜ブーブーブー〜

すぐ後にメールの着信を知らせる
バイブが鳴った。


ツカサかな?
しつこいなぁ。

送信者を確認もせずに
ベッドに潜り込んだ。

あー、この時間が一番幸せ!

⏰:12/08/16 02:36 📱:Android 🆔:3ivo5ih.


#25 [えり]
ウトウトして心地よい。
春なのにまだ肌寒いこの季節。
布団が暖まって寝るには最適。

ん〜。おやす‥
〜♪〜♪〜

この幸せは呆気なく破られた。

もーっ!!!!
いいとこやったのに誰なん?!

乱暴に携帯を手にすると
着信者も確認せずに電話にでた。

「‥もしもしっ!」

最高の一時を邪魔されて
かなり不機嫌な私。

「もしー?」

ん?この声は‥

「あれ?修平?どしたん?」

「あんな!頼みがあんねん!」

"頼み" の予想がつかない私は
身構えて聞いた。

「頼みって?」

「俺の部活の‥野球部の
 マネージャーして欲しいねんっ!!」

⏰:12/08/16 02:50 📱:Android 🆔:3ivo5ih.


#26 [えり]
え?マネージャー!?;;;

「んー。マネージャーは興味あるけど
 バイトとかもしたいし‥ごめん!」

彼の隣では「どんな感じ?いけそう?」
と言っている声が聞こえた。

「そっかー。また気変わったら
 言うてーや!」

その言葉を聞いてか後を追うように
「えー。」
と言う声が聞こえた。

何か‥申し訳ないな(;_;)

深く考えずに答えを出してしまい
後から押し寄せる不甲斐なさが
何とも言えない。

「ほんまにごめん!」

「しゃーないことやし、また学校で!」

電話を切ったあと少し後悔した。

中学の部活もまともに
続けられていなかった私。

少しぐらいは迷ってもよかったんかな。

⏰:12/08/17 08:35 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#27 [えり]
携帯を開けたついでに
先程のメールを確認した。

メールはほんちゃんから。
特にコレという内容でもなく
適当に返信した。


これでゆっくり寝れる(*^^*)

ホッとした気持ちが
更に布団との相性をあげさせる。

そのせいか、すぐに眠りに落ちた。

⏰:12/08/17 08:38 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#28 [えり]
ガチャッ


部屋のドアが開く音と
射し込んだ光で目が覚めた。

「お、寝てたんか。ただいま。」

お父さんが顔をだしている。

「んー、お帰り。」

目を覚ましたと言うものの
眠気は直ぐには消えてくれない。

布団から出る気配もなく
眩しそうにする私を見た父は
「おやすみ」
と言って扉を閉めた。


うちの家は所謂父子家庭。
世間では母子家庭が多いけど
うちは父子家庭やねん。
中1から1年程はお母さんと
お姉ちゃんと住んでたけど
お母さんと大喧嘩して家出したのが
切っ掛けになってん。

⏰:12/08/17 08:45 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#29 [えり]
ご飯が出来たらお父さんが
起こしに来てご飯を食べる。

うちの家ではお父さんが
何でもしてくれた。

最近は家の手伝いすらも
せぇへんようになってた。
と言うか、家事ノイローゼみたいな(笑)

まだお母さん達と住んでた頃
幼いながらに殆どの家事をしていた。
別に家事は嫌いじゃなかったけど
お母さんは仕事から帰ったら酒、
お姉ちゃんは大学とバイトに
追われる日々、あの頃のうちらには
コミュニケーションが無かった。

中学に慣れていない頃から
家事をしてたから手伝ったり
してほしかった。

そりゃお姉ちゃんも大変やろうし
お母さんが大変なんも分かってた。
でもそーゆう時こそお互いが
気にかけ合いたかった。

幼い私に家事と学校の両立は
精神的にしんどかったんや。

⏰:12/08/17 08:54 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#30 [えり]
夜、ほんちゃんから電話の誘いがあった。

〜♪〜♪〜

【え、でも緊張するし(>_<)】

そう返事したはずなのに
いきなり鳴る電話。

しかも知らない番号からということは
ほんちゃんに違いないだろう。

恐る恐る電話に出てみた。

「もっ、もしもしっ」

緊張からか、声が少し上擦ってしまう。

「何が緊張するだよ!」

え。
どんな第一声やねん!!!!

心の中で思わず突っ込んでしまった。

「だって久しぶりやし‥。
 彼女大丈夫なん?電話して。」

⏰:12/08/17 08:59 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#31 [えり]
「あー。大丈夫なんじゃねーの」

適当な口ぶりの彼。

「何それテキトー(笑)
 状況変わってないとか?」

「そーなんだよねー、ハハ」

笑っているのに笑っていない、
口は笑っているのに
目が笑っていない、まさしくそんな感じ。

変に気を使ったことを後悔した。

それから他愛もない話をした。
過去の恋愛から高校の話、
好きなモノや家族のこと。

自然と話が弾んでいった。

いつもならこんなにペラペラ
話さへんのに、変なの。

⏰:12/08/17 09:05 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#32 [えり]
この時感じた違和感。

これこそが私を変えた。

目に見えない大きな扉が開く音、
固く閉ざされた大きな大きな扉。

この扉を開けたのは
紛れもなくあなたでした。

あの日のあの感覚、
くすぐったいような違和感。

楽しくて楽しくて
時間を忘れて夜通し話したね。

こんな気持ちにさせてくれた
あなたはどんなどんな気持ちで
話してましたか。

⏰:12/08/17 09:12 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#33 [えり]
その日から
いや、その電話の後からでした。

あたしが大きく変わったのは。

連絡がマメではない私が
ほんちゃんにすぐに返事を返したし
電話もたくさんした。

サッカーをしていたこと、
ラルクが好きなこと、
校則が厳しいこと、
煙草を吸っていること。

本当にどうでもいいことばかり。
それなのにソレが楽しくて
仕方なかった。

お父さんと喧嘩したときは
愚痴も聞いてくれたね。
お母さんのことも黙って
聞いてくれたね。


気づけばツカサよりも
ほんちゃんとする電話を
楽しみにしている自分がいた。

⏰:12/08/17 09:18 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#34 [えり]
「ツカサくんとどうなん?
 最近全然言わへんけど。」

ある日圭子が何の気なしに
投げ掛けてきた質問。

「んー?普通。てゆーか
 そんなに気にならんくなったかも」

そう言われてみればそうかも。
最近ほんちゃんと連絡とるほうが
多いからそんなん気にしてなかった。

「え、冷めたってこと(-_-;)?」

ちょっと呆れたように聞く圭子。

「んー。冷めたんかなぁ?
 ほんまによーわからん(笑)」

苦笑いで濁した言葉を返したけど
ほんまは気づいてたんかも。
ほんまの気持ちに。

〜ブーブーブー〜

会話をと切るようにあたしの携帯が鳴った。

⏰:12/08/17 09:23 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#35 [えり]
【ちょっと俺のクラス来て!】

メールは修平からだった。

「修平がクラス来てって。
 一緒に来る?」

「うちいいわ!ちょっと用事あるし」

「えー。もしかして、まだ苦手なん?」

この間苦手て言っていた圭子に
この誘いはまずかったかな?

「ちゃうちゃう、本間に用事!」

頷きながらそう言われたので
何故か気にならなくなった。

「じゃあ行ってくるわー」

⏰:12/08/17 09:27 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#36 [えり]
修平のクラスは隣。
あれからお昼休みは時々
喋りに行ったりしていた。

「しゅーへーっ!」

お弁当を目の前に携帯をさわる
修平の前の椅子に腰かけた。

「あれ、今日西野は?」

西野って言うのは圭子のこと。
修平は、私のことはしたの名前で
呼ぶのに圭子のことは
何故か苗字で呼ぶ。

「あー、何か用事あるらしいで。」

「そーなんや!
 てか、昨日のアレ見損ねた。」

ちらっと私を見たあと
まだ手のつけられていなかった
お弁当をほおばる修平。

「アレってダウンタウンのやつ?」

「そうそう!寝てもーたわ!
 昨日はまじあかんかった!」

笑いながらも少し残念そうに言う。

「昨日はって言うか毎日あかんの
 間違いや「修平ー!」

誰かが私の声に割って入った

⏰:12/08/17 09:40 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#37 [えり]
その"誰か"を見た修平は
「小高さん!」
と笑ながらペコリと頭を小さく下げた。

「あ!えりちゃんやん!!」

その小高さんと呼ばれる人に
いきなり名前を呼ばれ、少し
警戒心が芽生えた。

「修平、誰?」

コソッと耳打ちすると

「野球部の先輩。」

「えりちゃんやろ?!」

耳打ちし合う私達に
近づいてくる小高さん。

「あっ、はいっ。」

顔がハッキリと見える位置まで来た
小高さんに笑顔で返事した。

⏰:12/08/17 09:45 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#38 [えり]
「何でマネージャー
 してくれへんかったん?
 みんな来てほしかったみたいやで?
 ってか、特に修平が」

マネージャーの件を突かれると
少々痛い。

小高さんは修平の隣の椅子に
腰かけてニヤニヤしながら言う。

「すいません;;;」

「修平が、とか言いつつ
 俺が誘ってって頼んだんやけどな!」

ニヤニヤしたかと思えば
次はケラケラと笑っている。

「小高さん、そっちのが正解でしょ!」

修平から突っ込まれた小高さんは
「お前もしてほしそうやったやんけ!」
と修平の足をコツンと蹴った。

⏰:12/08/17 09:52 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#39 [えり]
「でもお前ら仲良いな!
 俺はお前ら付き合うと思うわ♪」

「何言ってるんですか!!!」

えっ、この人なに言うてはんの(^o^;)!
ビックリするわ!

修平が言ったと同時に私も
心では思いっきりつっこんでマス(笑)

「俺には分かる〜♪
 まあえりちゃん可愛いし
 お前には勿体ないわ!!」

ニヤっと笑って小高さんは
去っていった。

なんなん?あの人‥(;´д`)

⏰:12/08/17 09:59 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#40 [えり]
そのあと気まずくなったことは
言うまでもない(笑)


その日、ツカサと喧嘩した。
まあツカサのヤキモチかな。

正直最近はツカサが面倒くさくて
しょうがなかった。

〜♪〜♪〜

すぐに修平から電話がなった。

「もしー?」

「はいはい」

「何してたん?」

「特に!」

「ふぅーん。」

喧嘩で不機嫌なせいか、
何となく適当な返事になってしまう。
修平には彼氏が居ることは
言っていなかった。

⏰:12/08/17 10:28 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#41 [えり]
「どしたん?」

「ただの暇電なんやけど!」

電話からは車の音が聞こえてくる。
多分遊びの帰りか何かだろう。

「あんたはいつも暇か!」

「だって遊びの帰りなんやもーん☆」

予想的中(笑)

「はよ帰りなさい!
 お母さん心配するがな!」

「ごめんやーん☆」

修平のアホさにはいつも
元気もらってたりする。

喧嘩の嫌な気持ちが薄れていった。

⏰:12/08/17 10:28 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#42 [えり]
「あっ、家着いたし切るわ!」

修平がそう言った頃には
平らな気持ちになっていた。

修平、ありがとう。

⏰:12/08/17 11:06 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#43 [えり]
電話を切るとツカサから
メールがきていた。

【さっきはごめんね。】

気持ちが落ち着いていたのもあってか
自然と許せた。

【私こそごめんね。】

〜♪〜♪〜

「もしもし?」

「許してくれてありがとう!
 やっぱりえり大好き!!!」

よっぽど嬉しかったんかな?笑

ツカサのこーゆう素直なとこが
可愛くてしかたない。

「はいはい。
 え、それだけのために電話?」

「別にいいじゃん。
 ねえ、俺のことすきー?」

笑ながら私が言うと
口を尖らせたようにツカサが返す。

⏰:12/08/17 11:14 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#44 [えり]
「すきすきー。」

ちょっと照れて適当な返事をした。

「ちゃんと言ってよー!」

「恥ずかしいわ!」

うん、ほんまに恥ずかしい(笑)

無邪気なとこは好き。
ヤキモチさえなければなぁ。

いつもそう思ってた。

だってヤキモチとか
面倒くさいだけちゃう?

⏰:12/08/17 11:16 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#45 [えり]
今までもヤキモチが
面倒くさくて仕方なかった。

喧嘩の原因になるだけやし
大体何でそこまで制限されな
あかんの?!

あたしの自由ちゃうの?
友達まで制限されるとか何?

ずっとそう思ってきた。

束縛なんてもっての外。

だってあんたら消耗費やもん。
大切にする価値がどこにあるん?

⏰:12/08/17 11:25 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#46 [えり]
翌日、数学の小テストか行われた。

言っておかなくても当然
ノー勉(^_-)!

だってなー
だってあたし‥
数学ダイッキライなんやもん!!


「えりー!テストどやったん?」

教室に戻ってきた圭子は
結果を分かったような顔をして
私に近づいてくる。

「今の私にそれを聞くな(´;Д;`)!」

泣き声混じりに答えると
机に突っ伏した私の頭を
ぽんぽんとしながら圭子が言う。

「まあ、大丈夫やろ!」

大丈夫じゃねーよヾ(`Д´)/!

「あ、いたいた。えり!」

背後から男の声。
顔をあげるとそこには

「数学終わったやろ?
 教科書貸して〜!!」

⏰:12/08/17 11:49 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#47 [えり]
やっぱり修平。

「500万な。」

「高すぎー(笑)」

教科書を受け取った彼は
笑ながら去っていった。

「相変わらず仲良しですねー。」

圭子が口角をあげて言う。

「そー?
 そんなことよりも私は
 数学嫌いなの!ダイッキライ!」

「はいはい。勉強したらいいのに。」

「出来てたら既にやっとる!」

ほんまに。
できひんから嫌いやねん(T_T)!

⏰:12/08/17 11:54 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#48 [えり]
「えりー!一緒に帰ろー♪」

いつもなら授業が終わるとすぐに
部活に行く圭子が声をかけてきた。

「いいよー☆」


圭子とは家が近くておまけに
学校も近いから二人とも自転車通学。


まだ頬を掠める風が冷たい。

「うち修平は好きやと思うな!」

「何が?」

「えりのこと!」

「え?」

⏰:12/08/17 12:01 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#49 [えり]
今日の昼休みと言い圭子と言い
みんな一体なんなん?

「そんなはずないやん!
 考えすぎやろ〜」

自転車の速度を少しあげて言う。

そんなはずない。
だって、意識したことなんて
なかったもん。

「でも修平とメールしたら
 いつもえりのことやしさ〜
 この間聞いたら濁してたし。」

「濁してたんやったらないやろ!」

「でも完全否定はしてないわ「完全じゃなくても否定は否定!」

下り坂に差し掛かり
隣に並んだ圭子を見ると
口元が笑っていた。

⏰:12/08/17 17:47 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#50 [えり]
「てかそんなこと聞くなよっ!」

いらんことしいめっ!


帰宅するとメールが二件来ていた。

from ほんちゃん
from 修平

修平‥
あんなん聞いたら意識するがな!

【学校終わった?】

修平のメールは何となく気まずくて
先にほんちゃんのメールを見た。

【今帰ったよ☆】

送信し終わった後は
やっぱり修平のメールが残る。

【数学の教科書明日返すわ!】

恐る恐る開いてみたものの‥
それだけかいっ!!!

⏰:12/08/17 17:53 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#51 [えり]
その日の夜、修平から電話があった。

〜♪〜♪〜
「もしー♪」

軽快な挨拶。
彼は少しも意識していない様子。

あの二人の思い過ごしやろ!

「もしもしー」

意識するだけ損やな。

「教科書、ごめんやで!
 メール返ってこんかったから
 怒ってるかと思って。」

ほら、やっぱり気にしてない。

「全然大丈夫!
 てかそんなんでは怒らんよ(笑)」

「ありがとうっ!」

二人が勘繰りすぎてるだけ、きっとそう。

⏰:12/08/17 17:59 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#52 [えり]
「どーいたしまして♪」

「‥‥今なにしてんの?」

勘違いじゃないよな?

「特に何もしてへんで」

「ふーん‥」

「‥‥」

「‥‥」

あ、あれ?
会話が途切れるなんて初めて。
この空気は何?;;;;

〜ツツーツツー〜

キャッチかな?

画面を見るとほんちゃんからだった。

この気まずい雰囲気を打開したい!
チャンスや!

「あっ、キャッチ入ったし
 またメールするわ!」

よしっ!いい感じ!

「分かったで〜。」

「ほなまた!!」

よっしゃ〜!!!!
大成功や!!!!!

⏰:12/08/17 18:05 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#53 [えり]
>>43 補足です!

〜♪〜♪〜
「もしもし」

「許してくれてありがとう!‥

誰の電話に出たのか分かりづらかったと思います。

ツカサからのいきなりの電話でした!

説明不足ですいません(´;Д;`)


>>49 訂正です!

今日の昼休み×
昨日の昼休み○

一気に訂正してすいません(´;Д;`)

⏰:12/08/17 18:34 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#54 [えり]
>>53

>>43
の補足
>>49
の訂正です。

アンカーミスすいません(-_-;)

⏰:12/08/17 18:36 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#55 [我輩は匿名である]
一気に読みました
続き待ってます!

⏰:12/08/18 22:26 📱:830P 🆔:huobOl8w


#56 [えりにゃん]
>>55
お目に留めていただけてとても嬉しいです(>_<)!!
ゆっくりですが頑張ります☆

⏰:12/08/25 02:37 📱:Android 🆔:muTkFVF6


#57 [えりにゃん]
>>52続き

喜んでる場合じゃない!
キャッチはよ出な!!!

「もしもーし♪」

気まずい状況を逃れられた
私の気分はやや高め。

「お、もしもし?
 どしたの?気分良さそうだけど
 何かあったの?」

いつもとは違う軽快なあいさつが
ほんちゃんの質問を彩る。

「んー?別に大したことちゃうよ!
 ちょっとだけ良いことあってん♪」

「へぇー。良かったじゃん!
 数学の小テストの点数
 良かったんだ?」

電話の向こうでほんちゃんが
ニヤニヤしているのが分かる。

「もっと良いことやもん☆」

「じゃあ数学は?」

からかうように聞いてくるほんちゃん。

「数学とか初耳!何それ〜?笑」

流してるけど数学の二文字、
今は聞きたくない‥(;´д`)

⏰:12/08/25 02:49 📱:Android 🆔:muTkFVF6


#58 [えりにゃん]
ほんちゃん?

あなたはこの頃の
この気持ちの下と同じ気持ちを
今でも隠しているの?

"聞きたくなかった二文字"は
あっという間に色を変えていく。

消耗品に囲まれていた私が
終わりを知っていた私が
私を取り巻く世界が 
色鮮やかに変化していく―――――――

⏰:12/08/25 08:09 📱:Android 🆔:muTkFVF6


#59 [えりにゃん]
「まあ俺も数学キライだけどな。
 ってか勉強がキライだわ。」

「あたしも勉強キライ!
 ほんま面倒くさいよな〜」

「違いないねぇな!」

「私らって似てるとこ多くない?!」

「それ俺も思ってたんだよ!
 ラルクが好きなところとか」

「それはたまたまやろ!」

私の鋭いツッコミで
二人の笑い声が重なった。

⏰:12/08/25 08:14 📱:Android 🆔:muTkFVF6


#60 [えりにゃん]
「なぁほんちゃん。」

まだ笑顔の余韻が残るなか、
その声は似つかわしくない。

「ハハ‥どした?」

彼の返事は笑顔の尾をひいている。

「永遠って信じる?」

「何だ、いきなり(笑)」

私の問いかけとは裏腹に
彼の返事は軽い。

「いきなりって言うか
 ふと思ってん。」

「俺は信じないなぁ。
 だって人の気持ちも物も状況も
 全部終わりはあるし
 永遠なんて無理だろ。」

口調は軽かったが回答は
かなり真面目なようだ。

「やんな。
 あたしも信じてないねん。
 みんなずっと一緒!とか
 言いながら離れていくし
 永遠とかずっととか
 そゆ言葉って大っキライ。」

⏰:12/08/25 08:23 📱:Android 🆔:muTkFVF6


#61 [えりにゃん]
「俺も嫌い。
 運命も信じねぇし。」

「うん、私も。
 そんなん嘘やんな。」

「俺ら似てるな!」

「確かに!にてる!」

ほんちゃんと本当に
意気投合したのはこの瞬間やった。

運命も永遠も信じない。
私たちの大きな共通点。

もしかしたらこんなのは
共通点でも何でもなかったのかも
しれないと、今では思うけど
でも、この会話がなかったら
親近感を抱くことも
あなたに近づくことも
なかったかもしれないね。

⏰:12/08/29 15:52 📱:Android 🆔:77esyZoo


#62 [えりにゃん]
「あのさー‥?」

ほんちゃんの声がさっきとは違う。

「んー?なにー?」

「‥っやっぱいいわ!」

ハハッと笑って誤魔化すように
言うほんちゃん。
どないしてんやろ?

「え?何?何かあんの?」

そんなん、心配なるやん!

「やっ、別に大したことじゃないけど
 あのさ、その"ほんちゃん"って言うの
 やめない?」

「えっ?何で?」

ほんちゃんって可愛いあだ名やのに。
あだ名のない私からしたら
あだ名があることが羨ましかった。

⏰:12/09/17 13:14 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#63 [えり]
わわ、名前すいません(>_<)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「そのほんちゃんってあだ名は
 ツカサがつけたあだ名でさ
 ツカサしか呼ばないんだよ」

「うん?別に良くない?」

「そうじゃなくて、何て言うか‥
 慣れないんだよね、その呼ばれかた」

「えーっ!私は好きやけどな。」

今さら呼び方に拘るん?笑
ほんちゃんて変な人やな〜(笑)

「俺が嫌なんだって!
 修也って言うから修也って呼んでよ」

「んー‥
 でも今から呼び方変えるは
 緊張するしっ(>_<)!」

「また緊張かよ!笑
 大丈夫だよ!名前なんだから(笑)」

⏰:12/09/17 13:25 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#64 [えり]
うぅ〜(´pωq`)

これは、呼ばざるを得ない
状況みたいです。(泣)

「しゅっ、‥修也」

「呼べたじゃん〜☆
 これからはそっちで呼べよ!」

仕方なしに小声で言うと
とても嬉しそうなほん‥じゃなくて
修也の声が聞こえた。

「そう言えばあたしのこと
 あんまり呼んでくれへんよな?」

あたしだけ恥ずかしいのは
あかんやろ!
同じ気持ち味わわせたんねん♪

「そ、そうかな?」

案の定、修也は気まずそうに言う。

へっへ〜ん(・∀・)
ざまーみろっ☆

「あたしのこと呼んでみて♪」

意地悪してみたり(笑)

⏰:12/09/17 14:14 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#65 [えり]
「えっ!呼べるよそれぐらい!」

焦ったように言い返す彼。

焦ってる焦ってる〜♪

「ほなはよ呼んでよ(笑)」

「えーっ‥」

「まだぁ〜?(笑)」

なかなか言わない彼を急かすが
言う気配はない。
絶対言わせたんねん(`З´)!
あたしだけあんな思いさせて
逃げるのは許さへん(`・ω・´)

「あれ?あたしちゃんと言ったのに
 修也は呼んでくれへんの?」

意地悪そうに言うと

「〜っ!えりっ」

と虫の声ほどの大きさで
投げやりに呼ばれた。

⏰:12/09/17 14:31 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#66 [えり]
でもね、残念でしたーっ☆

「えっ?何て〜?
 ちっさすぎて聞こえへんかった♪」

ちゃんと呼んでくれへんかったら
許してあげへんもんねーっ(^_-)

「はー?お前は悪魔か!!」

悔しそうな彼。
なんか‥うける(笑)

「悪魔ちゃうしっ!
 ちゃんと呼んでくれたら
 それでOKやのに呼んでくれへんから」

「呼んだじゃん」

「小さすぎて何言うてるんか
 全然分からんかったもーん」

お互いにひく気はない様子。
まっ、当たり前やけどなー。

「はよ呼んでー!」

「‥‥」

⏰:12/09/17 14:37 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#67 [えり]
「まだですかー?」

「っ!えり!」

「はいっ!!!!」

いきなり呼ばれてビックリする私。

なんか‥
恥ずかしいー!!!!!!
「恥ずかし〜っ!!!!!」

私の心の声と彼の声が重なった。

「名前呼ばれるんて
 こんな恥ずかしかったっけ?」

「俺も同じこと思ってる(笑)」

「うちらあほみたいやな」

何処となくおかしくて笑い合った。

⏰:12/09/17 14:41 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#68 [えり]
修也との電話は楽しくて仕方ない。
特に面白い話をしているわけでも
笑わされてるわけでもないのに。

それに修也の声が心地いい。
話してるだけで落ち着く。

でもたまーにドキドキもするねん。

このドキドキって何なんやろ?

ふわふわーってして体が熱くなる。
不思議な感じ。
何これ?

私、こんな気持ち知らん。

⏰:12/09/17 14:45 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#69 [えり]
「なぁ、えり」

「は、はい‥」

「なーに畏まってんの?」

修也が鼻で笑っているのがわかった。
でも‥

「名前‥修也に呼ばれるの慣れてへんし」

「なんだそれ!」

次はアハハッと腹を抱えて笑う修也。

「だって、恥ずかしいやん(>_<)」

「なんだそれ(笑)」

「何もないっ」

「えりは可愛いな」

?!
今‥今、可愛いって言われた?

「はっ?;;;;か、彼女に怒られるよっ!」

照れ臭さを必死に隠すように
彼女の存在をちらつかせた。

「そんなんバレねーよ(笑)」

⏰:12/09/17 15:28 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#70 [えり]
「あたしがバラしたる〜♪
 まあ、さっきの修也も
 可愛かったけどなぁー♡」

「可愛くねーよ!」

「可愛いよー!
 あたし、修也のそゆとこ好きやで?」

「お前、それツカサが聞いたら
 俺が怒られるじゃん(笑)」

「えぇー。
 でも本間のことやし。
 修也の友達想いなところとかも
 好きやで?」

⏰:12/09/17 15:32 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#71 [えり]
今思えば、これって告白やんな(笑)
こんなことよく言えたな〜。

なんの恥じらいもなくこんなに
素直に人に対する気持ちを伝えたのは
いつ以来なんやろ?

私を素直にさせてくれる
魔法を持ってたんかな?修也は。

⏰:12/09/17 15:34 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#72 [えり]
「もうわかった!
 わかったからやめてくれ(>_<)」

余程照れたのか、修也は
必死にお願いしてくる。

「照れてる照れてる〜♪」

「照れてねーよ!
 そゆ事はツカサに言うもんだろ?」

「は?
 あたしは修也に対する気持ちを
 言うてるだけやのに
 何でツカサに言わないとあかんの(笑)」

だって、修也は心の許せる友達。
それ以上でもそれ以下でもない。

「男はそーいうこと言われたら
 勘違いするんだよ!」

勘違い?
素直な気持ち言っただけで
勘違いなんてしやんやろ。

⏰:12/09/17 15:38 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#73 [えり]
修也の言うことが分からなかった。
勘違いって?
あたしと修也は友達。
友達としての気持ちやで?

修也、何言うてるん?


「じゃあさ、俺はお前の
 そーいう素直なところが好きだよ」

「っえ?!!」

ドキン


胸の音が大きくなった気がした。

⏰:12/09/17 15:41 📱:Android 🆔:5rbL99Tg


#74 [えびにゃんofポンラー]
「あ、あの〜、照れます。」

驚きと何とも言えない緊張感。

「あ、お前はそーいうの
 慣れてんだっけ。」

あ、れ?
何か冷たくない?

「全然慣れてへんよ!
 照れるってハッキリ言うたやん!」

そんな冷たい返事がくるなんて
思ってへんかった。
何で?何でなん?

「そーいうんじゃねーよ。
 お前は好きって言われることに
 慣れてるんだろ。
 俺は慣れてねーから勘違いすんだよ。」

「勘違いじゃないやん!」

咄嗟に出た言葉。
何か、何か違う。

⏰:12/10/26 00:30 📱:Android 🆔:9SneClaE


#75 [えり]
「は?
 意味わかんねぇよ」

電話の向こう側。
私の家からは遠い遠い東京のあなた。
こんなに遠くてもあなたが
寂しそうに笑ってる気がした。

「そのまんまやん」

「そんなんじゃわかんねぇって。」

「修也は良いとこいっぱいある
 そう言っただけ。」

「うん、それで?」

「それだけやのに何でツカサが
 関係あるん?」

「お前なー(笑)
 付き合ってる男が居んのに
 他の男に好きとか言っちゃ
 だめなの(笑)わかる?」

「良いとこあるって教えるために
 言うだけでもあかんの?」

「だめ。
 でも俺はお前のそーいう
 素直なところが好きだよ。
 自分に嘘つけないんだろ?」

⏰:12/10/26 00:38 📱:Android 🆔:9SneClaE


#76 [えり]
「うん、多分。」

「あとは?」

「え?」

「もっと俺のこと教えてよ。」

ひとつため息をついたあと、
修也は優しく言った。
甘い甘い密に誘われる。

「あっ、えっと
 意外と家族思いなとこと
 あとやさしいとこ。
 それから負けず嫌いなとことか
 結構楽観的なことかな。」

「うん。」

「あとは‥」

「お前さー
 俺のこと好きだろ。」

遮られた先の言葉に
甘い香りがした。

「うん。」

「俺も。えりのこと好きだよ。」

⏰:12/10/26 00:44 📱:Android 🆔:9SneClaE


#77 [えり]
「うん。
 ‥‥‥えぇええぇえΣ(〇д〇`;)!!」

「お前気づいてなかったのかよ(笑)」

「えっ?えっ?えっ?」

「うける(笑)(笑)」

戸惑う私を他所に笑い転げる修也。

「うけるなーっ!!!」

「だって(笑)期待通りの反応(笑)」

それでもなお笑い続ける。

何か、何か見透かされてる感じが
ムカつくー!!!!!

⏰:12/10/26 00:49 📱:Android 🆔:9SneClaE


#78 [えり]
2009年4月12日

こうして私たちは
付き合うことになりました。

⏰:12/10/26 00:51 📱:Android 🆔:9SneClaE


#79 [えり]
【修一と付き合った!】

そうメールを送った相手は圭子。
いつもならこんな風にすぐに人に
報告することなんてないんやけど
何かいつもと違って今回は
めっちゃ嬉しくて誰かに言いたかった
っていうか、自慢したかったというか
取り敢えず嬉しくてたまらんかった。

すぐに返事がきた。

【おめでとう!
でも、ツカサくんは?別れたん?】

あ…。

修一と距離が縮まる度にツカサが
薄れていく。
初めは感じていた罪悪感。
今ではツカサに対する罪悪感よりも
ツカサと付き合ったまま修一と
付き合った、修一に対する
罪悪感が生まれていた。

【まだ別れてないねん。
でも修一も別れてないみたいやし
もしかしたら遊びかも?(笑)】

遊び…?
もしかして
ほんまに遊びやったりして?

圭子への言い訳で言ったつもりが
自分への不安の種となってしまった。

⏰:13/01/28 08:31 📱:IS11S 🆔:3a0mqCNI


#80 [えり]
すいません、修一は修也です。
第一変換のものを
入力してしまいました(T-T)

⏰:13/01/28 08:32 📱:IS11S 🆔:3a0mqCNI


#81 [えり]
【え?修也くん別れてないん?
遠距離やのに最初からそれは
まずいやろ!(笑)】

んー。やっぱりお互いの信用問題に
関わってくるやんなぁ。

修也、本間に別れてないんかなぁ?
最近彼女の話は全然聞いてないし
あたしもツカサの話はしてない。
気になるけど、ちょっと怖い。

【そうやんなー(^^;)))
でもあたしもツカサと別れてないし
何か聞きづらいわー。】

てか、あたしの今の位置付けって
修也の中でどうなってるんかな?

彼女は前から居てるし
やっぱり 浮気相手 …?

でもあたしがそうなんやとしたら
修也の位置付けも自然とそうなる。

⏰:13/01/28 08:45 📱:IS11S 🆔:3a0mqCNI


#82 [えり]
正直、ツカサにはもう恋愛感情が
なくなっていた。

さみしがりやの私はただ単に
寂しくないように誰かと常に
関わっていたい、そんなわがままで
ツカサとは別れられずにいた。

そうは言ってもツカサは相当
私のことがすきみたいで、最近は
電話の最中に お風呂に入るから
あがったらかけ直す と言っても
嫌だ と言ってなかなか入れない。
遠距離のせいもあるかもしれないが
私生活を激しく乱されることで
だんだんとウザくなってきていた。

世間的には 冷めた と言うのだろうが
私のなかでは冷めたというよりも
依存が弱くなった と言う方が
なんとなくシックリくる。

それでも別れられない理由は
彼氏と言う位置付けに彼が居たから。

私にとって彼氏って
その程度の存在でしかなかった。


今までは。

⏰:13/01/28 08:53 📱:IS11S 🆔:3a0mqCNI


#83 [えり]
【でもやっぱり付き合うってことは
彼女になるってことなんやから
ちゃんと聞いてみたら?】

普段はあたしをよく頼ってくる圭子。
こんなことも言うんやなぁ。

【そうやんな…。
あたしもツカサのこと考える。
ありがとう(>_<)】

圭子との友達歴はそう長くはない。
だから知らない部分が多くて
きっと当たり前なんやと思うけど
でもこんな真剣に考えてくれるんや、
そう思うと圭子と友達で良かった
心からそう思えた。


【修也、彼女とはどうなってるん?】


返事が怖かった。
圭子が背中を押してくれたから
聞く勇気は出たものの
返事を聞く勇気はなかった。

⏰:13/01/28 09:00 📱:IS11S 🆔:3a0mqCNI


#84 [えり]
〜♪〜♪〜

着信:修也

メールを送ってすぐに電話が鳴った。
画面を見てやっぱり躊躇ってしまう。

別れたなんて聞いてないから
多分…いや、別れていない
確率の方がきっと高いはず。

わかってるねんで!
わかってるねんけど…(;_;)

迷っているうちに着信音が止んだ。

聞きたい気持ちと聞きたくない
気持ちの狭間で、ひどく後悔した。

⏰:13/01/29 03:02 📱:IS11S 🆔:8eOa200I


#85 [えり]
電話に出れなかったことを謝りたい。
それからやっぱり彼の本音を知りたい。

でも、かけ直す勇気は
やっぱりでない。

メールしよかな…

【さっきは電話出れへんかってごめん
メールで教えてほしいねんけど

〜♪〜♪〜

着信:修也

打ってる途中で再び着信。

少し迷ってでることにした。
通話ボタンに親指をそっと置いて
力強く押した。

「もしもし」
「もしもし?忙しいの?」

彼の声はいつもと変わらない。

「あ、ちゃうねん
トイレ行っててとりそこねた」

有りがちな言い訳で誤魔化す私。

「そうなんだ。
メール見たけど、どーゆう意味?」
「えっ?そのまんまの意味やけど」
「彼女って元カノ?」
「…元カノ?」

あれ?もしかして…

⏰:13/01/29 03:21 📱:IS11S 🆔:8eOa200I


#86 [えり]
「元カノだよ。
言ってなかったっけ?
ちょっと前に別れたんだ。」
「‥‥」

言葉がでなかった。
修也は既に別れていたのだ。
今まで疑っていたことを悔やんだ。

「どした?不安だった?」
「ちゃうねん。
別れてへんと思ってたから
暇潰しにされるんかと思ってた。
やっぱり遠距離やし…。」
「ぶははははははっ!
お前馬鹿じゃねぇの?」

暗い声色の私とは正反対に
修也はいきなり笑いだした。

「なんで?」

その笑いの意味が全くわからず
ぽけっとする私。

「暇潰しなら近場の女でいいよ(笑)
連絡とりあうだけの仲なのに
暇潰しなんていらねーし(笑)」


要するに修也の中では
暇潰し=遊べる女ってことかな?

⏰:13/01/29 03:28 📱:IS11S 🆔:8eOa200I


#87 [えり]
「ほんまに私のこと好きなん?」

それって本気ってことやんな?

「当たり前じゃん。」
「うん!」

その一言で気分が一気に晴れた。
修也、ありがとう。

「お前って単純だよなー!」
「だって安心したもん♪♪」

気分はルンルン♪

でも次の修也の一言で一気に
現実に引き戻された。


「てゆかお前ツカサどうすんの?」

⏰:13/01/29 03:34 📱:IS11S 🆔:8eOa200I


#88 [えり]
やっぱり聞かれたか。
もちろん答えは決まってる。

「別れる。
でも今は無理かも…ごめん!」

そう、今は無理。

「そうか。
ツカサも本気だと思うし
俺の連れでもあるから
ちゃんと考えてやって欲しいって
思ってたんだ。
だからお前に任せるよ。」

なぁ、何で?
こんな優柔不断で二股かけるような
区切りのない女のなにがいいの?

修也もツカサも優しすぎる。
あたし、最初から最後まで
甘えてしまうやんか。

「ほんまにごめん」
「いいんだ。
ツカサの彼女だってわかってたのに
それでも止められなかった俺の責任も
あるしお前だけの責任じゃねぇよ」

修也はきっとツカサのことも
大事なんやろうな、ほんまに。

ツカサには悪いことしてるけど
修也を好きになって良かったって
ツカサに思い知らされた。

⏰:13/01/29 04:43 📱:IS11S 🆔:8eOa200I


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