seven
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#1 [えり]
はじめまして!
初めて書くので駄文かも‥
というか駄文だと思います(;´д`)
ただ、大切な思い出なので
色褪せないうちに、というより
色褪せてしまわないように
ここに投稿させてもらいます。
自己満ですいません。
温かく見守っていただければ
幸いです(*´・ω・`*)。
:12/08/15 15:49
:Android
:LzVZmZOA
#2 [えり]
あなた覚えていますか?
あの頃の私らって
:12/08/15 15:50
:Android
:LzVZmZOA
#3 [えり]
>>2早速すいません(;o;)(;o;)(;o;)
スマホに馴れてなくて(;o;)(;o;)(;o;)
中途半端ですが続き書きます!
−−−−−−−−−−−−−−−
あの頃の私らって
よう似てたよな。
今の私らは変わってしまった。
て言うより私が変わったんか?笑
前から思っててんけどさ‥
:12/08/15 15:53
:Android
:LzVZmZOA
#4 [えり]
〜♪〜♪〜
「はい?もしもーし?」
あっ、こんにちは!
えりって言うねん!
2週間前ぐらいに中学卒業して
今は高校生との狭間。
かなーりあどけなさが残る
齢15歳。
身長と体重には触れんといて!!
そーゆう年頃やねん(笑)
あ、電話でてるんやった。
ごめんやけど、またあとで☆
:12/08/15 15:57
:Android
:LzVZmZOA
#5 [えり]
「んあ、でたでた〜。
何してたのー?」
声の主は彼氏のツカサ。
付き合ってまだ1週間ぐらい。
因みに遠距離中☆
「テレビ見ながら携帯いじってた!」
「あ、そうなの?
俺今友達んち居るんだよね!
そんでさー、みんなが電話しろって
うるさくて。」
「何それ(笑)」
ツカサは構ってちゃんって言うか
甘えたで弟みたいな感じ。
こんなこと言って電話してきたけど
本間はただ単に話したいだけ
なんやと思う。女の勘てやつ(笑)
:12/08/15 16:02
:Android
:LzVZmZOA
#6 [えり]
「あ、‥なんだけど‥‥わ!」
「え?何て?!周りの声で
全然聞こえへんねんけどー!!」
声を張り上げてみるが
全く聞こえていない様子。
「もしもし!?聞いてんの?!
何もないんやったら切るで!?」
電話の向こう側からは
やめろー!嫌だぁ〜!という大声と
ゴツン!ガコン!と何かが携帯に
ぶつかっている音しか聞こえない。
数分経ってもこの調子。
んもー!!!!!
意味わからんわ!
ちょっと不機嫌になりながら
返事を待ってみるが全く応答なし。
ふざけんなぁー!!!!!!!
と心で叫ぶと
「切るし!」
:12/08/15 16:20
:Android
:LzVZmZOA
#7 [えり]
口調を荒げて今にも
電源ボタンを押そうとしたとき
「も、もしもし‥」
見知らぬ男の声がした。
「‥だれ?」
窺うように問いかける。
相変わらず周りは賑やかで
電話の相手の声も小さく
聞こえるぐらいだ。
バタン!!!!
「‥っちょ!返せって!!」
電話のすぐ際で物音がしたかと思うと
知っている人の声がした。
:12/08/15 16:41
:Android
:LzVZmZOA
#8 [えり]
「ごめんね!
携帯取り上げられてさぁ〜。
あ、今出たのはほんちゃん!」
声の主がツカサに戻った。
「ほんちゃん?」
「そう!今いる友達の一人なんだけどね」
「ふぅーん。」
私が興味なさげに返事をすると
「あ、ほんちゃんね付き合ってる
彼女が居るんだけどね
ちょっと相談のってあげてくれる?」
「いー‥って、はぁ?!」
ちょっと待ってーや!
そんな一言しか交わしてへんような
相手の相談に何であたしがのるん!?
大体ツカサの友達なんやし
ツカサが聞いてあげたらいいやん!
‥なんて言えへん(;o;)
:12/08/15 18:55
:Android
:LzVZmZOA
#9 [えり]
何でそんなん言えへんかって?
だって‥
だってあたし
イイコチャン演じてるねん(´;ω;`)!
ほら、男って優しくされたら
弱い人多いやん。
だから優しい女演じてるねん。
素のあたしに優しさなんか
1つもないねんもん。
気もきかへんし、口悪いし
常に気遣わへんかったら
素の自分になっちゃうねん‥。
:12/08/15 18:59
:Android
:LzVZmZOA
#10 [えり]
「ほんちゃんはイイ奴なんだよ。
彼女のことだし、ほら
俺らより女の子の方が女の子の
気持ちわかるじゃん?」
「ん〜。私なんかで力になれるん?」
「当たり前じゃん!変わるね!」
私は渋りながらも承諾した。
と言うよりせざるを得なかった。
:12/08/15 19:00
:Android
:LzVZmZOA
#11 [えり]
「あ、もしもし?」
向こう側から少し遠慮がちな
"ほんちゃん"らしき人の声が聞こえた。
「もしもし‥」
「あっ、何かごめんね!
俺、そんなつもりなかったんだけど
ツカサに聞いてもらえって言われて
携帯渡されちゃってさ。」
「うっ、うぅん、大丈夫!
あたしが乗れる相談なら
いくらでも聞くしっ!!!!」
何ともこの言えないぎこちなさ!!!
あたしこーゆうの苦手やねん!!!!
ツカサのばかやろー!!!!!
:12/08/15 19:05
:Android
:LzVZmZOA
#12 [えり]
「で!相談って?」
早く相談を終わらせたい。
でもツカサにはこんな気持ち
正直に言われへんし
友達に話を聞いてもらいたかった。
「あぁ、うん
俺付き合って2ヶ月ぐらいの
彼女がいるだけど
連絡とれなくなっちゃってさ。」
連絡がとれへんって‥それって‥!!
悪い方向にしか頭が回らない。
「でも今日いきなりとれなくなった
訳じゃなくて、ちょっと前からなんだ」
「ちょっと前ってどれぐらい?
連絡はしてんの?」
「んー。2週間ぐらい前だったかな。
俺からメールしても2、3通で
終わっちゃってて
最近は数日に一回程度で。」
取り敢えず事件性は無さそうで
安心したけど、この状況からすると
恐らく彼女が冷めてきたんやろな。
:12/08/15 19:12
:Android
:LzVZmZOA
#13 [えり]
でも、これって
ハッキリ言われたらやっぱり
傷つくやろなー。
いや、私やったら絶対アウトやわ。
「んー。」
返事に困った。
どう言ったらいいんやろ?
「あのさ、俺は全然大丈夫なんだよ。」
「どーゆう意味?」
「俺は連絡が少なくても大丈夫なんだ。
でもあっちが大丈夫なのかなって。」
:12/08/15 19:19
:Android
:LzVZmZOA
#14 [えり]
この時思った。
この人は‥最強の天然?笑
と同時に
ほんまに優しい人なんや、と。
今まで"作った優しさ"で
取り繕ってきた私には
この素直な優しさが不思議やった。
だって自分より人のこと考えるなんて
あたしには出来ひんことやもん。
でも素の優しさを持ってる人より
"作った優しさ"で自分を繕う
この私の方が求められていること、
これが何よりも不思議で仕方なかった。
結局相談には乗ったものの
「直接会って連絡が少ない理由を聞くよ」
とほんちゃんが自ら答えを出した。
ツカサとは適当に話して
電話を切ったが、この頃には
先程の怒りなど微塵もなかった。
:12/08/15 21:23
:Android
:LzVZmZOA
#15 [えり]
それから少しして
高校の入学式を迎えた。
私は俗にいう特進クラスで
クラスを見渡す限りでは
仲良くなれそうな人が見当たらない。
「うち、馴染める自信ないわぁ」
隣に居た圭子がため息をつきながら
ボソッと言った。
圭子とは1年‥
いや、それ以下の付き合いながら
仲の良い友達。
入学したてのあたしにとっては
唯一の友達と言った方が正しいだろう。
〜ブーブーブー〜
マナーに設定した私の携帯が鳴った。
:12/08/15 21:29
:Android
:LzVZmZOA
#16 [えり]
「あ、修平からメールや。
ちょっと来て言われたし
行ってくるわー。」
「えっ!うちも行く!!」
二人で隣のクラスにひょこっと
顔を覗かせると修平は気づいて
こちらに寄ってきた。
修平とは入学式前に出会った。
と言うか、顔をちゃんと合わせたのは
今回が初めて。
「おう」
修平は手をひらひらさせながら
こちらに近づいてきた。
「あ、こっちは圭子。
話してた子やで。わかる?」
「おー!分かるで!」
圭子は極度の人見知りのせいで
私の後ろからひょっこりと
顔を覗かせる程度だった。
「折角なんやし二人もアドレス
交換したらー?」
:12/08/15 21:37
:Android
:LzVZmZOA
#17 [えり]
教室へ戻ってから圭子は
少しダルそうに言った。
「うち、修平苦手かもー。」
「え、何で?別に悪い子違うよ
多分(笑)」
こんなん言うてるけど
私もあんまり知らんからなっ(笑)
心の中でそっと呟いた。
「多分て何。意味深!」
そんな警戒する犬のような目で
私を見るなよー(;´д`)
「まあアドレス教えるから
連絡取ってから言いなさい。
そーゆう(嫌いという)事は。」
圭子はちょっとふて腐れながらも
修平のアドレスを登録した。
結局登録するんかいっ!笑
:12/08/15 21:43
:Android
:LzVZmZOA
#18 [えり]
〜♪〜♪〜
いつものように携帯が鳴った。
ツカサとの電話は
遠距離恋愛の私たちからすれば
欠かせないのである。
「はいはーい♪」
楽しみに待っていたぶん
声は弱冠上がりぎみの私。
「もしもしー?
入学式どうだった?」
「んー、特に何もないで。
でも馴染めなさそうやし微妙。」
ため息混じりに呟いた。
「そっかぁ。俺はねー‥
あ、そう言えばさ、ほんちゃんに
アドレス教えておきたいんだけど」
自分の話をしてくれるのかと
していた期待を見事に裏切って
思い出したように話を変えた。
「えっ、何で?」
でもその話題が"ほんちゃん"?
しかもアドレス教える?
どーゆう意味なん??
:12/08/15 21:54
:Android
:LzVZmZOA
#19 [えり]
「俺ら遠距離じゃん。
ほら、相談とかあっても共通者
居なかったら寂しくない?」
何で?共通者なんて要るん?
「んー。私は大丈夫やで?」
「俺が知ってて欲しいんだ。
ほんちゃんは信用できるし。」
濁した返事では敵わないみたいです。
「まぁツカサがそう言うなら‥」
渋々了承したあたしは
その後も理解出来ないままでいた。
電話を切ったあと
ほんちゃんからメールがきた。
:12/08/15 21:58
:Android
:LzVZmZOA
#20 [えり]
この時メールを返してなかったら、
あのとき相談にのらなかったら、
勢いで電源ボタンを押していたら、
電話をとらなければ、
いや、
出会っていなければ。
貴方との出会いは
度重なる偶然から生まれた
奇跡だったのでしょうか。
それとも
運命だったのでしょうか‥
:12/08/16 02:09
:Android
:3ivo5ih.
#21 [えり]
は?
運命?何それ。
信じて何が楽しいの?
何の得があんの?
てゆーか
そんなん迷信やろ。
絶対信じひん。
運命の人が居るなら
独身者は存在したらあかん。
運命ってそーゆうもんじゃないん?
でも世の中独身者は少なくないはず。
付き合ってても続くとは限らへん。
結婚相手が運命やとも思わへん。
もし私の考えが間違ってたら
離婚なんて言葉は要らないはず。
恋愛も人も全てこの世のモノは
全て消耗品。
いつかは消えてなくなる。
形の有無なんて関係ない。
寧ろ目に見えないモノほど
消耗品として存在する。
きっと私らは
現実って言う夢を見てるねん。
:12/08/16 02:18
:Android
:3ivo5ih.
#22 [えり]
【メールありがとう!
私のこと覚えてる(>_<)?】
すかさず返事を返す。
何か意味があるわけじゃなくて
ただ暇やっただけ。
みんな、
みんなみんな暇潰し。
生きていくうえでの。
覚めない夢では暇潰し以外
何も要らん。
だって誰も信じてへんもん。
まっ、信じようとも思わへんけど。
夢で出会う人はみんな
偽装で固められてる。
そのお面の下にどんな顔を
隠してるかやなんて興味もないわ。
:12/08/16 02:24
:Android
:3ivo5ih.
#23 [えり]
その日からほんちゃんと
毎日メールをした。
学校も特に馴染めるわけでもないし
そうなりたいと
思っているわけでもない。
そうやねん、
ただの暇潰しやねんから。
「なぁ圭子〜。
今日帰りに買い物行きたいねん!
着いてきて〜っ!」
昼休み、お弁当を持って
私の席に来た圭子に唐突なお願い。
「えー。うち今日部活あるねん。」
少し申し訳なさそうな顔をして
前の席へ腰かけた。
「そっかぁ。ほなしゃーないな。」
:12/08/16 02:30
:Android
:3ivo5ih.
#24 [えり]
圭子に断られて仕方なく
真っ直ぐ帰宅した。
〜♪〜♪〜
着替えていると電話が鳴った。
着信:ツカサ
少し迷って結局出ないことにした。
最近ツカサのことが面倒くさく
なってきてん。
こんなん言ったら引かれるかも
しれへんけど、ツカサも
暇潰しの1つやねんもん。
最初から恋愛感情なんてないで。
そりゃ甘えてくる所とかは
可愛いけど、それとはまた別。
暫くして携帯が鳴りやんだ。
〜ブーブーブー〜
すぐ後にメールの着信を知らせる
バイブが鳴った。
ツカサかな?
しつこいなぁ。
送信者を確認もせずに
ベッドに潜り込んだ。
あー、この時間が一番幸せ!
:12/08/16 02:36
:Android
:3ivo5ih.
#25 [えり]
ウトウトして心地よい。
春なのにまだ肌寒いこの季節。
布団が暖まって寝るには最適。
ん〜。おやす‥
〜♪〜♪〜
この幸せは呆気なく破られた。
もーっ!!!!
いいとこやったのに誰なん?!
乱暴に携帯を手にすると
着信者も確認せずに電話にでた。
「‥もしもしっ!」
最高の一時を邪魔されて
かなり不機嫌な私。
「もしー?」
ん?この声は‥
「あれ?修平?どしたん?」
「あんな!頼みがあんねん!」
"頼み" の予想がつかない私は
身構えて聞いた。
「頼みって?」
「俺の部活の‥野球部の
マネージャーして欲しいねんっ!!」
:12/08/16 02:50
:Android
:3ivo5ih.
#26 [えり]
え?マネージャー!?;;;
「んー。マネージャーは興味あるけど
バイトとかもしたいし‥ごめん!」
彼の隣では「どんな感じ?いけそう?」
と言っている声が聞こえた。
「そっかー。また気変わったら
言うてーや!」
その言葉を聞いてか後を追うように
「えー。」
と言う声が聞こえた。
何か‥申し訳ないな(;_;)
深く考えずに答えを出してしまい
後から押し寄せる不甲斐なさが
何とも言えない。
「ほんまにごめん!」
「しゃーないことやし、また学校で!」
電話を切ったあと少し後悔した。
中学の部活もまともに
続けられていなかった私。
少しぐらいは迷ってもよかったんかな。
:12/08/17 08:35
:Android
:Rg6Xk4WA
#27 [えり]
携帯を開けたついでに
先程のメールを確認した。
メールはほんちゃんから。
特にコレという内容でもなく
適当に返信した。
これでゆっくり寝れる(*^^*)
ホッとした気持ちが
更に布団との相性をあげさせる。
そのせいか、すぐに眠りに落ちた。
:12/08/17 08:38
:Android
:Rg6Xk4WA
#28 [えり]
ガチャッ
部屋のドアが開く音と
射し込んだ光で目が覚めた。
「お、寝てたんか。ただいま。」
お父さんが顔をだしている。
「んー、お帰り。」
目を覚ましたと言うものの
眠気は直ぐには消えてくれない。
布団から出る気配もなく
眩しそうにする私を見た父は
「おやすみ」
と言って扉を閉めた。
うちの家は所謂父子家庭。
世間では母子家庭が多いけど
うちは父子家庭やねん。
中1から1年程はお母さんと
お姉ちゃんと住んでたけど
お母さんと大喧嘩して家出したのが
切っ掛けになってん。
:12/08/17 08:45
:Android
:Rg6Xk4WA
#29 [えり]
ご飯が出来たらお父さんが
起こしに来てご飯を食べる。
うちの家ではお父さんが
何でもしてくれた。
最近は家の手伝いすらも
せぇへんようになってた。
と言うか、家事ノイローゼみたいな(笑)
まだお母さん達と住んでた頃
幼いながらに殆どの家事をしていた。
別に家事は嫌いじゃなかったけど
お母さんは仕事から帰ったら酒、
お姉ちゃんは大学とバイトに
追われる日々、あの頃のうちらには
コミュニケーションが無かった。
中学に慣れていない頃から
家事をしてたから手伝ったり
してほしかった。
そりゃお姉ちゃんも大変やろうし
お母さんが大変なんも分かってた。
でもそーゆう時こそお互いが
気にかけ合いたかった。
幼い私に家事と学校の両立は
精神的にしんどかったんや。
:12/08/17 08:54
:Android
:Rg6Xk4WA
#30 [えり]
夜、ほんちゃんから電話の誘いがあった。
〜♪〜♪〜
【え、でも緊張するし(>_<)】
そう返事したはずなのに
いきなり鳴る電話。
しかも知らない番号からということは
ほんちゃんに違いないだろう。
恐る恐る電話に出てみた。
「もっ、もしもしっ」
緊張からか、声が少し上擦ってしまう。
「何が緊張するだよ!」
え。
どんな第一声やねん!!!!
心の中で思わず突っ込んでしまった。
「だって久しぶりやし‥。
彼女大丈夫なん?電話して。」
:12/08/17 08:59
:Android
:Rg6Xk4WA
#31 [えり]
「あー。大丈夫なんじゃねーの」
適当な口ぶりの彼。
「何それテキトー(笑)
状況変わってないとか?」
「そーなんだよねー、ハハ」
笑っているのに笑っていない、
口は笑っているのに
目が笑っていない、まさしくそんな感じ。
変に気を使ったことを後悔した。
それから他愛もない話をした。
過去の恋愛から高校の話、
好きなモノや家族のこと。
自然と話が弾んでいった。
いつもならこんなにペラペラ
話さへんのに、変なの。
:12/08/17 09:05
:Android
:Rg6Xk4WA
#32 [えり]
この時感じた違和感。
これこそが私を変えた。
目に見えない大きな扉が開く音、
固く閉ざされた大きな大きな扉。
この扉を開けたのは
紛れもなくあなたでした。
あの日のあの感覚、
くすぐったいような違和感。
楽しくて楽しくて
時間を忘れて夜通し話したね。
こんな気持ちにさせてくれた
あなたはどんなどんな気持ちで
話してましたか。
:12/08/17 09:12
:Android
:Rg6Xk4WA
#33 [えり]
その日から
いや、その電話の後からでした。
あたしが大きく変わったのは。
連絡がマメではない私が
ほんちゃんにすぐに返事を返したし
電話もたくさんした。
サッカーをしていたこと、
ラルクが好きなこと、
校則が厳しいこと、
煙草を吸っていること。
本当にどうでもいいことばかり。
それなのにソレが楽しくて
仕方なかった。
お父さんと喧嘩したときは
愚痴も聞いてくれたね。
お母さんのことも黙って
聞いてくれたね。
気づけばツカサよりも
ほんちゃんとする電話を
楽しみにしている自分がいた。
:12/08/17 09:18
:Android
:Rg6Xk4WA
#34 [えり]
「ツカサくんとどうなん?
最近全然言わへんけど。」
ある日圭子が何の気なしに
投げ掛けてきた質問。
「んー?普通。てゆーか
そんなに気にならんくなったかも」
そう言われてみればそうかも。
最近ほんちゃんと連絡とるほうが
多いからそんなん気にしてなかった。
「え、冷めたってこと(-_-;)?」
ちょっと呆れたように聞く圭子。
「んー。冷めたんかなぁ?
ほんまによーわからん(笑)」
苦笑いで濁した言葉を返したけど
ほんまは気づいてたんかも。
ほんまの気持ちに。
〜ブーブーブー〜
会話をと切るようにあたしの携帯が鳴った。
:12/08/17 09:23
:Android
:Rg6Xk4WA
#35 [えり]
【ちょっと俺のクラス来て!】
メールは修平からだった。
「修平がクラス来てって。
一緒に来る?」
「うちいいわ!ちょっと用事あるし」
「えー。もしかして、まだ苦手なん?」
この間苦手て言っていた圭子に
この誘いはまずかったかな?
「ちゃうちゃう、本間に用事!」
頷きながらそう言われたので
何故か気にならなくなった。
「じゃあ行ってくるわー」
:12/08/17 09:27
:Android
:Rg6Xk4WA
#36 [えり]
修平のクラスは隣。
あれからお昼休みは時々
喋りに行ったりしていた。
「しゅーへーっ!」
お弁当を目の前に携帯をさわる
修平の前の椅子に腰かけた。
「あれ、今日西野は?」
西野って言うのは圭子のこと。
修平は、私のことはしたの名前で
呼ぶのに圭子のことは
何故か苗字で呼ぶ。
「あー、何か用事あるらしいで。」
「そーなんや!
てか、昨日のアレ見損ねた。」
ちらっと私を見たあと
まだ手のつけられていなかった
お弁当をほおばる修平。
「アレってダウンタウンのやつ?」
「そうそう!寝てもーたわ!
昨日はまじあかんかった!」
笑いながらも少し残念そうに言う。
「昨日はって言うか毎日あかんの
間違いや「修平ー!」
誰かが私の声に割って入った
:12/08/17 09:40
:Android
:Rg6Xk4WA
#37 [えり]
その"誰か"を見た修平は
「小高さん!」
と笑ながらペコリと頭を小さく下げた。
「あ!えりちゃんやん!!」
その小高さんと呼ばれる人に
いきなり名前を呼ばれ、少し
警戒心が芽生えた。
「修平、誰?」
コソッと耳打ちすると
「野球部の先輩。」
「えりちゃんやろ?!」
耳打ちし合う私達に
近づいてくる小高さん。
「あっ、はいっ。」
顔がハッキリと見える位置まで来た
小高さんに笑顔で返事した。
:12/08/17 09:45
:Android
:Rg6Xk4WA
#38 [えり]
「何でマネージャー
してくれへんかったん?
みんな来てほしかったみたいやで?
ってか、特に修平が」
マネージャーの件を突かれると
少々痛い。
小高さんは修平の隣の椅子に
腰かけてニヤニヤしながら言う。
「すいません;;;」
「修平が、とか言いつつ
俺が誘ってって頼んだんやけどな!」
ニヤニヤしたかと思えば
次はケラケラと笑っている。
「小高さん、そっちのが正解でしょ!」
修平から突っ込まれた小高さんは
「お前もしてほしそうやったやんけ!」
と修平の足をコツンと蹴った。
:12/08/17 09:52
:Android
:Rg6Xk4WA
#39 [えり]
「でもお前ら仲良いな!
俺はお前ら付き合うと思うわ♪」
「何言ってるんですか!!!」
えっ、この人なに言うてはんの(^o^;)!
ビックリするわ!
修平が言ったと同時に私も
心では思いっきりつっこんでマス(笑)
「俺には分かる〜♪
まあえりちゃん可愛いし
お前には勿体ないわ!!」
ニヤっと笑って小高さんは
去っていった。
なんなん?あの人‥(;´д`)
:12/08/17 09:59
:Android
:Rg6Xk4WA
#40 [えり]
そのあと気まずくなったことは
言うまでもない(笑)
その日、ツカサと喧嘩した。
まあツカサのヤキモチかな。
正直最近はツカサが面倒くさくて
しょうがなかった。
〜♪〜♪〜
すぐに修平から電話がなった。
「もしー?」
「はいはい」
「何してたん?」
「特に!」
「ふぅーん。」
喧嘩で不機嫌なせいか、
何となく適当な返事になってしまう。
修平には彼氏が居ることは
言っていなかった。
:12/08/17 10:28
:Android
:Rg6Xk4WA
#41 [えり]
「どしたん?」
「ただの暇電なんやけど!」
電話からは車の音が聞こえてくる。
多分遊びの帰りか何かだろう。
「あんたはいつも暇か!」
「だって遊びの帰りなんやもーん☆」
予想的中(笑)
「はよ帰りなさい!
お母さん心配するがな!」
「ごめんやーん☆」
修平のアホさにはいつも
元気もらってたりする。
喧嘩の嫌な気持ちが薄れていった。
:12/08/17 10:28
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:Rg6Xk4WA
#42 [えり]
「あっ、家着いたし切るわ!」
修平がそう言った頃には
平らな気持ちになっていた。
修平、ありがとう。
:12/08/17 11:06
:Android
:Rg6Xk4WA
#43 [えり]
電話を切るとツカサから
メールがきていた。
【さっきはごめんね。】
気持ちが落ち着いていたのもあってか
自然と許せた。
【私こそごめんね。】
〜♪〜♪〜
「もしもし?」
「許してくれてありがとう!
やっぱりえり大好き!!!」
よっぽど嬉しかったんかな?笑
ツカサのこーゆう素直なとこが
可愛くてしかたない。
「はいはい。
え、それだけのために電話?」
「別にいいじゃん。
ねえ、俺のことすきー?」
笑ながら私が言うと
口を尖らせたようにツカサが返す。
:12/08/17 11:14
:Android
:Rg6Xk4WA
#44 [えり]
「すきすきー。」
ちょっと照れて適当な返事をした。
「ちゃんと言ってよー!」
「恥ずかしいわ!」
うん、ほんまに恥ずかしい(笑)
無邪気なとこは好き。
ヤキモチさえなければなぁ。
いつもそう思ってた。
だってヤキモチとか
面倒くさいだけちゃう?
:12/08/17 11:16
:Android
:Rg6Xk4WA
#45 [えり]
今までもヤキモチが
面倒くさくて仕方なかった。
喧嘩の原因になるだけやし
大体何でそこまで制限されな
あかんの?!
あたしの自由ちゃうの?
友達まで制限されるとか何?
ずっとそう思ってきた。
束縛なんてもっての外。
だってあんたら消耗費やもん。
大切にする価値がどこにあるん?
:12/08/17 11:25
:Android
:Rg6Xk4WA
#46 [えり]
翌日、数学の小テストか行われた。
言っておかなくても当然
ノー勉(^_-)!
だってなー
だってあたし‥
数学ダイッキライなんやもん!!
「えりー!テストどやったん?」
教室に戻ってきた圭子は
結果を分かったような顔をして
私に近づいてくる。
「今の私にそれを聞くな(´;Д;`)!」
泣き声混じりに答えると
机に突っ伏した私の頭を
ぽんぽんとしながら圭子が言う。
「まあ、大丈夫やろ!」
大丈夫じゃねーよヾ(`Д´)/!
「あ、いたいた。えり!」
背後から男の声。
顔をあげるとそこには
「数学終わったやろ?
教科書貸して〜!!」
:12/08/17 11:49
:Android
:Rg6Xk4WA
#47 [えり]
やっぱり修平。
「500万な。」
「高すぎー(笑)」
教科書を受け取った彼は
笑ながら去っていった。
「相変わらず仲良しですねー。」
圭子が口角をあげて言う。
「そー?
そんなことよりも私は
数学嫌いなの!ダイッキライ!」
「はいはい。勉強したらいいのに。」
「出来てたら既にやっとる!」
ほんまに。
できひんから嫌いやねん(T_T)!
:12/08/17 11:54
:Android
:Rg6Xk4WA
#48 [えり]
「えりー!一緒に帰ろー♪」
いつもなら授業が終わるとすぐに
部活に行く圭子が声をかけてきた。
「いいよー☆」
圭子とは家が近くておまけに
学校も近いから二人とも自転車通学。
まだ頬を掠める風が冷たい。
「うち修平は好きやと思うな!」
「何が?」
「えりのこと!」
「え?」
:12/08/17 12:01
:Android
:Rg6Xk4WA
#49 [えり]
今日の昼休みと言い圭子と言い
みんな一体なんなん?
「そんなはずないやん!
考えすぎやろ〜」
自転車の速度を少しあげて言う。
そんなはずない。
だって、意識したことなんて
なかったもん。
「でも修平とメールしたら
いつもえりのことやしさ〜
この間聞いたら濁してたし。」
「濁してたんやったらないやろ!」
「でも完全否定はしてないわ「完全じゃなくても否定は否定!」
下り坂に差し掛かり
隣に並んだ圭子を見ると
口元が笑っていた。
:12/08/17 17:47
:Android
:Rg6Xk4WA
#50 [えり]
「てかそんなこと聞くなよっ!」
いらんことしいめっ!
帰宅するとメールが二件来ていた。
from ほんちゃん
from 修平
修平‥
あんなん聞いたら意識するがな!
【学校終わった?】
修平のメールは何となく気まずくて
先にほんちゃんのメールを見た。
【今帰ったよ☆】
送信し終わった後は
やっぱり修平のメールが残る。
【数学の教科書明日返すわ!】
恐る恐る開いてみたものの‥
それだけかいっ!!!
:12/08/17 17:53
:Android
:Rg6Xk4WA
#51 [えり]
その日の夜、修平から電話があった。
〜♪〜♪〜
「もしー♪」
軽快な挨拶。
彼は少しも意識していない様子。
あの二人の思い過ごしやろ!
「もしもしー」
意識するだけ損やな。
「教科書、ごめんやで!
メール返ってこんかったから
怒ってるかと思って。」
ほら、やっぱり気にしてない。
「全然大丈夫!
てかそんなんでは怒らんよ(笑)」
「ありがとうっ!」
二人が勘繰りすぎてるだけ、きっとそう。
:12/08/17 17:59
:Android
:Rg6Xk4WA
#52 [えり]
「どーいたしまして♪」
「‥‥今なにしてんの?」
勘違いじゃないよな?
「特に何もしてへんで」
「ふーん‥」
「‥‥」
「‥‥」
あ、あれ?
会話が途切れるなんて初めて。
この空気は何?;;;;
〜ツツーツツー〜
キャッチかな?
画面を見るとほんちゃんからだった。
この気まずい雰囲気を打開したい!
チャンスや!
「あっ、キャッチ入ったし
またメールするわ!」
よしっ!いい感じ!
「分かったで〜。」
「ほなまた!!」
よっしゃ〜!!!!
大成功や!!!!!
:12/08/17 18:05
:Android
:Rg6Xk4WA
#53 [えり]
>>43 補足です!
〜♪〜♪〜
「もしもし」
「許してくれてありがとう!‥
誰の電話に出たのか分かりづらかったと思います。
ツカサからのいきなりの電話でした!
説明不足ですいません(´;Д;`)
>>49 訂正です!
今日の昼休み×
昨日の昼休み○
一気に訂正してすいません(´;Д;`)
:12/08/17 18:34
:Android
:Rg6Xk4WA
#54 [えり]
:12/08/17 18:36
:Android
:Rg6Xk4WA
#55 [我輩は匿名である]
一気に読みました
続き待ってます!
:12/08/18 22:26
:830P
:huobOl8w
#56 [えりにゃん]
>>55様
お目に留めていただけてとても嬉しいです(>_<)!!
ゆっくりですが頑張ります☆
:12/08/25 02:37
:Android
:muTkFVF6
#57 [えりにゃん]
>>52続き
喜んでる場合じゃない!
キャッチはよ出な!!!
「もしもーし♪」
気まずい状況を逃れられた
私の気分はやや高め。
「お、もしもし?
どしたの?気分良さそうだけど
何かあったの?」
いつもとは違う軽快なあいさつが
ほんちゃんの質問を彩る。
「んー?別に大したことちゃうよ!
ちょっとだけ良いことあってん♪」
「へぇー。良かったじゃん!
数学の小テストの点数
良かったんだ?」
電話の向こうでほんちゃんが
ニヤニヤしているのが分かる。
「もっと良いことやもん☆」
「じゃあ数学は?」
からかうように聞いてくるほんちゃん。
「数学とか初耳!何それ〜?笑」
流してるけど数学の二文字、
今は聞きたくない‥(;´д`)
:12/08/25 02:49
:Android
:muTkFVF6
#58 [えりにゃん]
ほんちゃん?
あなたはこの頃の
この気持ちの下と同じ気持ちを
今でも隠しているの?
"聞きたくなかった二文字"は
あっという間に色を変えていく。
消耗品に囲まれていた私が
終わりを知っていた私が
私を取り巻く世界が
色鮮やかに変化していく―――――――
:12/08/25 08:09
:Android
:muTkFVF6
#59 [えりにゃん]
「まあ俺も数学キライだけどな。
ってか勉強がキライだわ。」
「あたしも勉強キライ!
ほんま面倒くさいよな〜」
「違いないねぇな!」
「私らって似てるとこ多くない?!」
「それ俺も思ってたんだよ!
ラルクが好きなところとか」
「それはたまたまやろ!」
私の鋭いツッコミで
二人の笑い声が重なった。
:12/08/25 08:14
:Android
:muTkFVF6
#60 [えりにゃん]
「なぁほんちゃん。」
まだ笑顔の余韻が残るなか、
その声は似つかわしくない。
「ハハ‥どした?」
彼の返事は笑顔の尾をひいている。
「永遠って信じる?」
「何だ、いきなり(笑)」
私の問いかけとは裏腹に
彼の返事は軽い。
「いきなりって言うか
ふと思ってん。」
「俺は信じないなぁ。
だって人の気持ちも物も状況も
全部終わりはあるし
永遠なんて無理だろ。」
口調は軽かったが回答は
かなり真面目なようだ。
「やんな。
あたしも信じてないねん。
みんなずっと一緒!とか
言いながら離れていくし
永遠とかずっととか
そゆ言葉って大っキライ。」
:12/08/25 08:23
:Android
:muTkFVF6
#61 [えりにゃん]
「俺も嫌い。
運命も信じねぇし。」
「うん、私も。
そんなん嘘やんな。」
「俺ら似てるな!」
「確かに!にてる!」
ほんちゃんと本当に
意気投合したのはこの瞬間やった。
運命も永遠も信じない。
私たちの大きな共通点。
もしかしたらこんなのは
共通点でも何でもなかったのかも
しれないと、今では思うけど
でも、この会話がなかったら
親近感を抱くことも
あなたに近づくことも
なかったかもしれないね。
:12/08/29 15:52
:Android
:77esyZoo
#62 [えりにゃん]
「あのさー‥?」
ほんちゃんの声がさっきとは違う。
「んー?なにー?」
「‥っやっぱいいわ!」
ハハッと笑って誤魔化すように
言うほんちゃん。
どないしてんやろ?
「え?何?何かあんの?」
そんなん、心配なるやん!
「やっ、別に大したことじゃないけど
あのさ、その"ほんちゃん"って言うの
やめない?」
「えっ?何で?」
ほんちゃんって可愛いあだ名やのに。
あだ名のない私からしたら
あだ名があることが羨ましかった。
:12/09/17 13:14
:Android
:5rbL99Tg
#63 [えり]
わわ、名前すいません(>_<)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「そのほんちゃんってあだ名は
ツカサがつけたあだ名でさ
ツカサしか呼ばないんだよ」
「うん?別に良くない?」
「そうじゃなくて、何て言うか‥
慣れないんだよね、その呼ばれかた」
「えーっ!私は好きやけどな。」
今さら呼び方に拘るん?笑
ほんちゃんて変な人やな〜(笑)
「俺が嫌なんだって!
修也って言うから修也って呼んでよ」
「んー‥
でも今から呼び方変えるは
緊張するしっ(>_<)!」
「また緊張かよ!笑
大丈夫だよ!名前なんだから(笑)」
:12/09/17 13:25
:Android
:5rbL99Tg
#64 [えり]
うぅ〜(´pωq`)
これは、呼ばざるを得ない
状況みたいです。(泣)
「しゅっ、‥修也」
「呼べたじゃん〜☆
これからはそっちで呼べよ!」
仕方なしに小声で言うと
とても嬉しそうなほん‥じゃなくて
修也の声が聞こえた。
「そう言えばあたしのこと
あんまり呼んでくれへんよな?」
あたしだけ恥ずかしいのは
あかんやろ!
同じ気持ち味わわせたんねん♪
「そ、そうかな?」
案の定、修也は気まずそうに言う。
へっへ〜ん(・∀・)
ざまーみろっ☆
「あたしのこと呼んでみて♪」
意地悪してみたり(笑)
:12/09/17 14:14
:Android
:5rbL99Tg
#65 [えり]
「えっ!呼べるよそれぐらい!」
焦ったように言い返す彼。
焦ってる焦ってる〜♪
「ほなはよ呼んでよ(笑)」
「えーっ‥」
「まだぁ〜?(笑)」
なかなか言わない彼を急かすが
言う気配はない。
絶対言わせたんねん(`З´)!
あたしだけあんな思いさせて
逃げるのは許さへん(`・ω・´)
「あれ?あたしちゃんと言ったのに
修也は呼んでくれへんの?」
意地悪そうに言うと
「〜っ!えりっ」
と虫の声ほどの大きさで
投げやりに呼ばれた。
:12/09/17 14:31
:Android
:5rbL99Tg
#66 [えり]
でもね、残念でしたーっ☆
「えっ?何て〜?
ちっさすぎて聞こえへんかった♪」
ちゃんと呼んでくれへんかったら
許してあげへんもんねーっ(^_-)
「はー?お前は悪魔か!!」
悔しそうな彼。
なんか‥うける(笑)
「悪魔ちゃうしっ!
ちゃんと呼んでくれたら
それでOKやのに呼んでくれへんから」
「呼んだじゃん」
「小さすぎて何言うてるんか
全然分からんかったもーん」
お互いにひく気はない様子。
まっ、当たり前やけどなー。
「はよ呼んでー!」
「‥‥」
:12/09/17 14:37
:Android
:5rbL99Tg
#67 [えり]
「まだですかー?」
「っ!えり!」
「はいっ!!!!」
いきなり呼ばれてビックリする私。
なんか‥
恥ずかしいー!!!!!!
「恥ずかし〜っ!!!!!」
私の心の声と彼の声が重なった。
「名前呼ばれるんて
こんな恥ずかしかったっけ?」
「俺も同じこと思ってる(笑)」
「うちらあほみたいやな」
何処となくおかしくて笑い合った。
:12/09/17 14:41
:Android
:5rbL99Tg
#68 [えり]
修也との電話は楽しくて仕方ない。
特に面白い話をしているわけでも
笑わされてるわけでもないのに。
それに修也の声が心地いい。
話してるだけで落ち着く。
でもたまーにドキドキもするねん。
このドキドキって何なんやろ?
ふわふわーってして体が熱くなる。
不思議な感じ。
何これ?
私、こんな気持ち知らん。
:12/09/17 14:45
:Android
:5rbL99Tg
#69 [えり]
「なぁ、えり」
「は、はい‥」
「なーに畏まってんの?」
修也が鼻で笑っているのがわかった。
でも‥
「名前‥修也に呼ばれるの慣れてへんし」
「なんだそれ!」
次はアハハッと腹を抱えて笑う修也。
「だって、恥ずかしいやん(>_<)」
「なんだそれ(笑)」
「何もないっ」
「えりは可愛いな」
?!
今‥今、可愛いって言われた?
「はっ?;;;;か、彼女に怒られるよっ!」
照れ臭さを必死に隠すように
彼女の存在をちらつかせた。
「そんなんバレねーよ(笑)」
:12/09/17 15:28
:Android
:5rbL99Tg
#70 [えり]
「あたしがバラしたる〜♪
まあ、さっきの修也も
可愛かったけどなぁー♡」
「可愛くねーよ!」
「可愛いよー!
あたし、修也のそゆとこ好きやで?」
「お前、それツカサが聞いたら
俺が怒られるじゃん(笑)」
「えぇー。
でも本間のことやし。
修也の友達想いなところとかも
好きやで?」
:12/09/17 15:32
:Android
:5rbL99Tg
#71 [えり]
今思えば、これって告白やんな(笑)
こんなことよく言えたな〜。
なんの恥じらいもなくこんなに
素直に人に対する気持ちを伝えたのは
いつ以来なんやろ?
私を素直にさせてくれる
魔法を持ってたんかな?修也は。
:12/09/17 15:34
:Android
:5rbL99Tg
#72 [えり]
「もうわかった!
わかったからやめてくれ(>_<)」
余程照れたのか、修也は
必死にお願いしてくる。
「照れてる照れてる〜♪」
「照れてねーよ!
そゆ事はツカサに言うもんだろ?」
「は?
あたしは修也に対する気持ちを
言うてるだけやのに
何でツカサに言わないとあかんの(笑)」
だって、修也は心の許せる友達。
それ以上でもそれ以下でもない。
「男はそーいうこと言われたら
勘違いするんだよ!」
勘違い?
素直な気持ち言っただけで
勘違いなんてしやんやろ。
:12/09/17 15:38
:Android
:5rbL99Tg
#73 [えり]
修也の言うことが分からなかった。
勘違いって?
あたしと修也は友達。
友達としての気持ちやで?
修也、何言うてるん?
「じゃあさ、俺はお前の
そーいう素直なところが好きだよ」
「っえ?!!」
ドキン
胸の音が大きくなった気がした。
:12/09/17 15:41
:Android
:5rbL99Tg
#74 [えびにゃんofポンラー]
「あ、あの〜、照れます。」
驚きと何とも言えない緊張感。
「あ、お前はそーいうの
慣れてんだっけ。」
あ、れ?
何か冷たくない?
「全然慣れてへんよ!
照れるってハッキリ言うたやん!」
そんな冷たい返事がくるなんて
思ってへんかった。
何で?何でなん?
「そーいうんじゃねーよ。
お前は好きって言われることに
慣れてるんだろ。
俺は慣れてねーから勘違いすんだよ。」
「勘違いじゃないやん!」
咄嗟に出た言葉。
何か、何か違う。
:12/10/26 00:30
:Android
:9SneClaE
#75 [えり]
「は?
意味わかんねぇよ」
電話の向こう側。
私の家からは遠い遠い東京のあなた。
こんなに遠くてもあなたが
寂しそうに笑ってる気がした。
「そのまんまやん」
「そんなんじゃわかんねぇって。」
「修也は良いとこいっぱいある
そう言っただけ。」
「うん、それで?」
「それだけやのに何でツカサが
関係あるん?」
「お前なー(笑)
付き合ってる男が居んのに
他の男に好きとか言っちゃ
だめなの(笑)わかる?」
「良いとこあるって教えるために
言うだけでもあかんの?」
「だめ。
でも俺はお前のそーいう
素直なところが好きだよ。
自分に嘘つけないんだろ?」
:12/10/26 00:38
:Android
:9SneClaE
#76 [えり]
「うん、多分。」
「あとは?」
「え?」
「もっと俺のこと教えてよ。」
ひとつため息をついたあと、
修也は優しく言った。
甘い甘い密に誘われる。
「あっ、えっと
意外と家族思いなとこと
あとやさしいとこ。
それから負けず嫌いなとことか
結構楽観的なことかな。」
「うん。」
「あとは‥」
「お前さー
俺のこと好きだろ。」
遮られた先の言葉に
甘い香りがした。
「うん。」
「俺も。えりのこと好きだよ。」
:12/10/26 00:44
:Android
:9SneClaE
#77 [えり]
「うん。
‥‥‥えぇええぇえΣ(〇д〇`;)!!」
「お前気づいてなかったのかよ(笑)」
「えっ?えっ?えっ?」
「うける(笑)(笑)」
戸惑う私を他所に笑い転げる修也。
「うけるなーっ!!!」
「だって(笑)期待通りの反応(笑)」
それでもなお笑い続ける。
何か、何か見透かされてる感じが
ムカつくー!!!!!
:12/10/26 00:49
:Android
:9SneClaE
#78 [えり]
2009年4月12日
こうして私たちは
付き合うことになりました。
:12/10/26 00:51
:Android
:9SneClaE
#79 [えり]
【修一と付き合った!】
そうメールを送った相手は圭子。
いつもならこんな風にすぐに人に
報告することなんてないんやけど
何かいつもと違って今回は
めっちゃ嬉しくて誰かに言いたかった
っていうか、自慢したかったというか
取り敢えず嬉しくてたまらんかった。
すぐに返事がきた。
【おめでとう!
でも、ツカサくんは?別れたん?】
あ…。
修一と距離が縮まる度にツカサが
薄れていく。
初めは感じていた罪悪感。
今ではツカサに対する罪悪感よりも
ツカサと付き合ったまま修一と
付き合った、修一に対する
罪悪感が生まれていた。
【まだ別れてないねん。
でも修一も別れてないみたいやし
もしかしたら遊びかも?(笑)】
遊び…?
もしかして
ほんまに遊びやったりして?
圭子への言い訳で言ったつもりが
自分への不安の種となってしまった。
:13/01/28 08:31
:IS11S
:3a0mqCNI
#80 [えり]
すいません、修一は修也です。
第一変換のものを
入力してしまいました(T-T)
:13/01/28 08:32
:IS11S
:3a0mqCNI
#81 [えり]
【え?修也くん別れてないん?
遠距離やのに最初からそれは
まずいやろ!(笑)】
んー。やっぱりお互いの信用問題に
関わってくるやんなぁ。
修也、本間に別れてないんかなぁ?
最近彼女の話は全然聞いてないし
あたしもツカサの話はしてない。
気になるけど、ちょっと怖い。
【そうやんなー(^^;)))
でもあたしもツカサと別れてないし
何か聞きづらいわー。】
てか、あたしの今の位置付けって
修也の中でどうなってるんかな?
彼女は前から居てるし
やっぱり 浮気相手 …?
でもあたしがそうなんやとしたら
修也の位置付けも自然とそうなる。
:13/01/28 08:45
:IS11S
:3a0mqCNI
#82 [えり]
正直、ツカサにはもう恋愛感情が
なくなっていた。
さみしがりやの私はただ単に
寂しくないように誰かと常に
関わっていたい、そんなわがままで
ツカサとは別れられずにいた。
そうは言ってもツカサは相当
私のことがすきみたいで、最近は
電話の最中に お風呂に入るから
あがったらかけ直す と言っても
嫌だ と言ってなかなか入れない。
遠距離のせいもあるかもしれないが
私生活を激しく乱されることで
だんだんとウザくなってきていた。
世間的には 冷めた と言うのだろうが
私のなかでは冷めたというよりも
依存が弱くなった と言う方が
なんとなくシックリくる。
それでも別れられない理由は
彼氏と言う位置付けに彼が居たから。
私にとって彼氏って
その程度の存在でしかなかった。
今までは。
:13/01/28 08:53
:IS11S
:3a0mqCNI
#83 [えり]
【でもやっぱり付き合うってことは
彼女になるってことなんやから
ちゃんと聞いてみたら?】
普段はあたしをよく頼ってくる圭子。
こんなことも言うんやなぁ。
【そうやんな…。
あたしもツカサのこと考える。
ありがとう(>_<)】
圭子との友達歴はそう長くはない。
だから知らない部分が多くて
きっと当たり前なんやと思うけど
でもこんな真剣に考えてくれるんや、
そう思うと圭子と友達で良かった
心からそう思えた。
【修也、彼女とはどうなってるん?】
返事が怖かった。
圭子が背中を押してくれたから
聞く勇気は出たものの
返事を聞く勇気はなかった。
:13/01/28 09:00
:IS11S
:3a0mqCNI
#84 [えり]
〜♪〜♪〜
着信:修也
メールを送ってすぐに電話が鳴った。
画面を見てやっぱり躊躇ってしまう。
別れたなんて聞いてないから
多分…いや、別れていない
確率の方がきっと高いはず。
わかってるねんで!
わかってるねんけど…(;_;)
迷っているうちに着信音が止んだ。
聞きたい気持ちと聞きたくない
気持ちの狭間で、ひどく後悔した。
:13/01/29 03:02
:IS11S
:8eOa200I
#85 [えり]
電話に出れなかったことを謝りたい。
それからやっぱり彼の本音を知りたい。
でも、かけ直す勇気は
やっぱりでない。
メールしよかな…
【さっきは電話出れへんかってごめん
メールで教えてほしいねんけど
〜♪〜♪〜
着信:修也
打ってる途中で再び着信。
少し迷ってでることにした。
通話ボタンに親指をそっと置いて
力強く押した。
「もしもし」
「もしもし?忙しいの?」
彼の声はいつもと変わらない。
「あ、ちゃうねん
トイレ行っててとりそこねた」
有りがちな言い訳で誤魔化す私。
「そうなんだ。
メール見たけど、どーゆう意味?」
「えっ?そのまんまの意味やけど」
「彼女って元カノ?」
「…元カノ?」
あれ?もしかして…
:13/01/29 03:21
:IS11S
:8eOa200I
#86 [えり]
「元カノだよ。
言ってなかったっけ?
ちょっと前に別れたんだ。」
「‥‥」
言葉がでなかった。
修也は既に別れていたのだ。
今まで疑っていたことを悔やんだ。
「どした?不安だった?」
「ちゃうねん。
別れてへんと思ってたから
暇潰しにされるんかと思ってた。
やっぱり遠距離やし…。」
「ぶははははははっ!
お前馬鹿じゃねぇの?」
暗い声色の私とは正反対に
修也はいきなり笑いだした。
「なんで?」
その笑いの意味が全くわからず
ぽけっとする私。
「暇潰しなら近場の女でいいよ(笑)
連絡とりあうだけの仲なのに
暇潰しなんていらねーし(笑)」
?
要するに修也の中では
暇潰し=遊べる女ってことかな?
:13/01/29 03:28
:IS11S
:8eOa200I
#87 [えり]
「ほんまに私のこと好きなん?」
それって本気ってことやんな?
「当たり前じゃん。」
「うん!」
その一言で気分が一気に晴れた。
修也、ありがとう。
「お前って単純だよなー!」
「だって安心したもん♪♪」
気分はルンルン♪
でも次の修也の一言で一気に
現実に引き戻された。
「てゆかお前ツカサどうすんの?」
:13/01/29 03:34
:IS11S
:8eOa200I
#88 [えり]
やっぱり聞かれたか。
もちろん答えは決まってる。
「別れる。
でも今は無理かも…ごめん!」
そう、今は無理。
「そうか。
ツカサも本気だと思うし
俺の連れでもあるから
ちゃんと考えてやって欲しいって
思ってたんだ。
だからお前に任せるよ。」
なぁ、何で?
こんな優柔不断で二股かけるような
区切りのない女のなにがいいの?
修也もツカサも優しすぎる。
あたし、最初から最後まで
甘えてしまうやんか。
「ほんまにごめん」
「いいんだ。
ツカサの彼女だってわかってたのに
それでも止められなかった俺の責任も
あるしお前だけの責任じゃねぇよ」
修也はきっとツカサのことも
大事なんやろうな、ほんまに。
ツカサには悪いことしてるけど
修也を好きになって良かったって
ツカサに思い知らされた。
:13/01/29 04:43
:IS11S
:8eOa200I
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