seven
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#32 [えり]
この時感じた違和感。

これこそが私を変えた。

目に見えない大きな扉が開く音、
固く閉ざされた大きな大きな扉。

この扉を開けたのは
紛れもなくあなたでした。

あの日のあの感覚、
くすぐったいような違和感。

楽しくて楽しくて
時間を忘れて夜通し話したね。

こんな気持ちにさせてくれた
あなたはどんなどんな気持ちで
話してましたか。

⏰:12/08/17 09:12 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#33 [えり]
その日から
いや、その電話の後からでした。

あたしが大きく変わったのは。

連絡がマメではない私が
ほんちゃんにすぐに返事を返したし
電話もたくさんした。

サッカーをしていたこと、
ラルクが好きなこと、
校則が厳しいこと、
煙草を吸っていること。

本当にどうでもいいことばかり。
それなのにソレが楽しくて
仕方なかった。

お父さんと喧嘩したときは
愚痴も聞いてくれたね。
お母さんのことも黙って
聞いてくれたね。


気づけばツカサよりも
ほんちゃんとする電話を
楽しみにしている自分がいた。

⏰:12/08/17 09:18 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#34 [えり]
「ツカサくんとどうなん?
 最近全然言わへんけど。」

ある日圭子が何の気なしに
投げ掛けてきた質問。

「んー?普通。てゆーか
 そんなに気にならんくなったかも」

そう言われてみればそうかも。
最近ほんちゃんと連絡とるほうが
多いからそんなん気にしてなかった。

「え、冷めたってこと(-_-;)?」

ちょっと呆れたように聞く圭子。

「んー。冷めたんかなぁ?
 ほんまによーわからん(笑)」

苦笑いで濁した言葉を返したけど
ほんまは気づいてたんかも。
ほんまの気持ちに。

〜ブーブーブー〜

会話をと切るようにあたしの携帯が鳴った。

⏰:12/08/17 09:23 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#35 [えり]
【ちょっと俺のクラス来て!】

メールは修平からだった。

「修平がクラス来てって。
 一緒に来る?」

「うちいいわ!ちょっと用事あるし」

「えー。もしかして、まだ苦手なん?」

この間苦手て言っていた圭子に
この誘いはまずかったかな?

「ちゃうちゃう、本間に用事!」

頷きながらそう言われたので
何故か気にならなくなった。

「じゃあ行ってくるわー」

⏰:12/08/17 09:27 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#36 [えり]
修平のクラスは隣。
あれからお昼休みは時々
喋りに行ったりしていた。

「しゅーへーっ!」

お弁当を目の前に携帯をさわる
修平の前の椅子に腰かけた。

「あれ、今日西野は?」

西野って言うのは圭子のこと。
修平は、私のことはしたの名前で
呼ぶのに圭子のことは
何故か苗字で呼ぶ。

「あー、何か用事あるらしいで。」

「そーなんや!
 てか、昨日のアレ見損ねた。」

ちらっと私を見たあと
まだ手のつけられていなかった
お弁当をほおばる修平。

「アレってダウンタウンのやつ?」

「そうそう!寝てもーたわ!
 昨日はまじあかんかった!」

笑いながらも少し残念そうに言う。

「昨日はって言うか毎日あかんの
 間違いや「修平ー!」

誰かが私の声に割って入った

⏰:12/08/17 09:40 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#37 [えり]
その"誰か"を見た修平は
「小高さん!」
と笑ながらペコリと頭を小さく下げた。

「あ!えりちゃんやん!!」

その小高さんと呼ばれる人に
いきなり名前を呼ばれ、少し
警戒心が芽生えた。

「修平、誰?」

コソッと耳打ちすると

「野球部の先輩。」

「えりちゃんやろ?!」

耳打ちし合う私達に
近づいてくる小高さん。

「あっ、はいっ。」

顔がハッキリと見える位置まで来た
小高さんに笑顔で返事した。

⏰:12/08/17 09:45 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#38 [えり]
「何でマネージャー
 してくれへんかったん?
 みんな来てほしかったみたいやで?
 ってか、特に修平が」

マネージャーの件を突かれると
少々痛い。

小高さんは修平の隣の椅子に
腰かけてニヤニヤしながら言う。

「すいません;;;」

「修平が、とか言いつつ
 俺が誘ってって頼んだんやけどな!」

ニヤニヤしたかと思えば
次はケラケラと笑っている。

「小高さん、そっちのが正解でしょ!」

修平から突っ込まれた小高さんは
「お前もしてほしそうやったやんけ!」
と修平の足をコツンと蹴った。

⏰:12/08/17 09:52 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#39 [えり]
「でもお前ら仲良いな!
 俺はお前ら付き合うと思うわ♪」

「何言ってるんですか!!!」

えっ、この人なに言うてはんの(^o^;)!
ビックリするわ!

修平が言ったと同時に私も
心では思いっきりつっこんでマス(笑)

「俺には分かる〜♪
 まあえりちゃん可愛いし
 お前には勿体ないわ!!」

ニヤっと笑って小高さんは
去っていった。

なんなん?あの人‥(;´д`)

⏰:12/08/17 09:59 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#40 [えり]
そのあと気まずくなったことは
言うまでもない(笑)


その日、ツカサと喧嘩した。
まあツカサのヤキモチかな。

正直最近はツカサが面倒くさくて
しょうがなかった。

〜♪〜♪〜

すぐに修平から電話がなった。

「もしー?」

「はいはい」

「何してたん?」

「特に!」

「ふぅーん。」

喧嘩で不機嫌なせいか、
何となく適当な返事になってしまう。
修平には彼氏が居ることは
言っていなかった。

⏰:12/08/17 10:28 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


#41 [えり]
「どしたん?」

「ただの暇電なんやけど!」

電話からは車の音が聞こえてくる。
多分遊びの帰りか何かだろう。

「あんたはいつも暇か!」

「だって遊びの帰りなんやもーん☆」

予想的中(笑)

「はよ帰りなさい!
 お母さん心配するがな!」

「ごめんやーん☆」

修平のアホさにはいつも
元気もらってたりする。

喧嘩の嫌な気持ちが薄れていった。

⏰:12/08/17 10:28 📱:Android 🆔:Rg6Xk4WA


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