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#76 [えり]
「うん、多分。」

「あとは?」

「え?」

「もっと俺のこと教えてよ。」

ひとつため息をついたあと、
修也は優しく言った。
甘い甘い密に誘われる。

「あっ、えっと
 意外と家族思いなとこと
 あとやさしいとこ。
 それから負けず嫌いなとことか
 結構楽観的なことかな。」

「うん。」

「あとは‥」

「お前さー
 俺のこと好きだろ。」

遮られた先の言葉に
甘い香りがした。

「うん。」

「俺も。えりのこと好きだよ。」

⏰:12/10/26 00:44 📱:Android 🆔:9SneClaE


#77 [えり]
「うん。
 ‥‥‥えぇええぇえΣ(〇д〇`;)!!」

「お前気づいてなかったのかよ(笑)」

「えっ?えっ?えっ?」

「うける(笑)(笑)」

戸惑う私を他所に笑い転げる修也。

「うけるなーっ!!!」

「だって(笑)期待通りの反応(笑)」

それでもなお笑い続ける。

何か、何か見透かされてる感じが
ムカつくー!!!!!

⏰:12/10/26 00:49 📱:Android 🆔:9SneClaE


#78 [えり]
2009年4月12日

こうして私たちは
付き合うことになりました。

⏰:12/10/26 00:51 📱:Android 🆔:9SneClaE


#79 [えり]
【修一と付き合った!】

そうメールを送った相手は圭子。
いつもならこんな風にすぐに人に
報告することなんてないんやけど
何かいつもと違って今回は
めっちゃ嬉しくて誰かに言いたかった
っていうか、自慢したかったというか
取り敢えず嬉しくてたまらんかった。

すぐに返事がきた。

【おめでとう!
でも、ツカサくんは?別れたん?】

あ…。

修一と距離が縮まる度にツカサが
薄れていく。
初めは感じていた罪悪感。
今ではツカサに対する罪悪感よりも
ツカサと付き合ったまま修一と
付き合った、修一に対する
罪悪感が生まれていた。

【まだ別れてないねん。
でも修一も別れてないみたいやし
もしかしたら遊びかも?(笑)】

遊び…?
もしかして
ほんまに遊びやったりして?

圭子への言い訳で言ったつもりが
自分への不安の種となってしまった。

⏰:13/01/28 08:31 📱:IS11S 🆔:3a0mqCNI


#80 [えり]
すいません、修一は修也です。
第一変換のものを
入力してしまいました(T-T)

⏰:13/01/28 08:32 📱:IS11S 🆔:3a0mqCNI


#81 [えり]
【え?修也くん別れてないん?
遠距離やのに最初からそれは
まずいやろ!(笑)】

んー。やっぱりお互いの信用問題に
関わってくるやんなぁ。

修也、本間に別れてないんかなぁ?
最近彼女の話は全然聞いてないし
あたしもツカサの話はしてない。
気になるけど、ちょっと怖い。

【そうやんなー(^^;)))
でもあたしもツカサと別れてないし
何か聞きづらいわー。】

てか、あたしの今の位置付けって
修也の中でどうなってるんかな?

彼女は前から居てるし
やっぱり 浮気相手 …?

でもあたしがそうなんやとしたら
修也の位置付けも自然とそうなる。

⏰:13/01/28 08:45 📱:IS11S 🆔:3a0mqCNI


#82 [えり]
正直、ツカサにはもう恋愛感情が
なくなっていた。

さみしがりやの私はただ単に
寂しくないように誰かと常に
関わっていたい、そんなわがままで
ツカサとは別れられずにいた。

そうは言ってもツカサは相当
私のことがすきみたいで、最近は
電話の最中に お風呂に入るから
あがったらかけ直す と言っても
嫌だ と言ってなかなか入れない。
遠距離のせいもあるかもしれないが
私生活を激しく乱されることで
だんだんとウザくなってきていた。

世間的には 冷めた と言うのだろうが
私のなかでは冷めたというよりも
依存が弱くなった と言う方が
なんとなくシックリくる。

それでも別れられない理由は
彼氏と言う位置付けに彼が居たから。

私にとって彼氏って
その程度の存在でしかなかった。


今までは。

⏰:13/01/28 08:53 📱:IS11S 🆔:3a0mqCNI


#83 [えり]
【でもやっぱり付き合うってことは
彼女になるってことなんやから
ちゃんと聞いてみたら?】

普段はあたしをよく頼ってくる圭子。
こんなことも言うんやなぁ。

【そうやんな…。
あたしもツカサのこと考える。
ありがとう(>_<)】

圭子との友達歴はそう長くはない。
だから知らない部分が多くて
きっと当たり前なんやと思うけど
でもこんな真剣に考えてくれるんや、
そう思うと圭子と友達で良かった
心からそう思えた。


【修也、彼女とはどうなってるん?】


返事が怖かった。
圭子が背中を押してくれたから
聞く勇気は出たものの
返事を聞く勇気はなかった。

⏰:13/01/28 09:00 📱:IS11S 🆔:3a0mqCNI


#84 [えり]
〜♪〜♪〜

着信:修也

メールを送ってすぐに電話が鳴った。
画面を見てやっぱり躊躇ってしまう。

別れたなんて聞いてないから
多分…いや、別れていない
確率の方がきっと高いはず。

わかってるねんで!
わかってるねんけど…(;_;)

迷っているうちに着信音が止んだ。

聞きたい気持ちと聞きたくない
気持ちの狭間で、ひどく後悔した。

⏰:13/01/29 03:02 📱:IS11S 🆔:8eOa200I


#85 [えり]
電話に出れなかったことを謝りたい。
それからやっぱり彼の本音を知りたい。

でも、かけ直す勇気は
やっぱりでない。

メールしよかな…

【さっきは電話出れへんかってごめん
メールで教えてほしいねんけど

〜♪〜♪〜

着信:修也

打ってる途中で再び着信。

少し迷ってでることにした。
通話ボタンに親指をそっと置いて
力強く押した。

「もしもし」
「もしもし?忙しいの?」

彼の声はいつもと変わらない。

「あ、ちゃうねん
トイレ行っててとりそこねた」

有りがちな言い訳で誤魔化す私。

「そうなんだ。
メール見たけど、どーゆう意味?」
「えっ?そのまんまの意味やけど」
「彼女って元カノ?」
「…元カノ?」

あれ?もしかして…

⏰:13/01/29 03:21 📱:IS11S 🆔:8eOa200I


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