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#66 [Ray]
新学期が始まった。
皆マユミの話には触れず
もう忘れた感じやった。
そしてクラス表を見た。
仲良い子は誰も居ない。
唯一、雄大が同じクラスやった。
『雄大♪また同じクラスやん!』
『ホンマやな!よろしく!』
そして席に着いた。
ホンっっマに誰も知らん。
その時後ろの花蓮に話し掛けられた。
『元5組のレイちゃんやろ?
あたし花蓮!よろしくな』
『あ、あたし知らんわ。
ごめんな。よろしく!』
『はは〜!ストレートやな!
仲良くしてな♪』
花蓮と名乗ったのは
ホンマに可愛いくて細い。
色黒でテニス部の子。
そして始業式が始まった。
前には新入生。
つまんなくて爆笑かました。
:12/09/25 01:25
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#67 [Ray]
そして学校がスタートしたんやけど
これがまた最悪やった。
一週間もすれば
花蓮の本性が見えてきた。
花蓮は短気、自己中。
絵に書いたような奴やった。
あたしが全く知らん子を
標的にして
ブス、デブ、きもい、死ね
を連呼してた。
あたしは関わりたくなくて
他のクラスに行って逃げてた。
体育とかクラスを移動する時は
机で爆笑して一人ぼっちで
教室に居るのが好きやった。
何度か先生に見つかって
かなりシバかれた。
そして学校には
行ったり行かなかったり。
:12/09/25 01:30
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#68 [Ray]
ある日学校に行って
花蓮と喧嘩した。
『○○ムカつく〜イジメようや♪』
ホンマに今名前を思い出せない位の
陰キャラの子。
あたしはとうとうキレた。
『あのさ、いい加減やめろや。
陰キャラしか虐めんと楽しいん?
ホンマダサいで』
あたしが言うと花蓮は
何も言わず居なくなった。
いつも花蓮の後ろについてる
金魚のフンと一緒に。
でも有紗だけは居てくれた。
有紗はニューハーフみたいな顔。
凄いサバサバしてて好き。
そこから花蓮とは話さなくなった。
特に嫌がらせとか
大声で悪口とかはなかった。
ただ話さなくなった。
:12/09/25 01:37
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#69 [Ray]
そして何もない日が続いたある日。
門の所で楓ちゃんを待ってた。
その時聞こえた。
『水口レイー!殺すぞ!!』
皆が上を見た。
誰も居なかったけど
誰かは分かった。
犯人は1年のカレン。
これもまた花蓮と同じ名前。
小学校が同じで一回シメてた。
多分調子こいてるだけ。
コイツのお陰様でずっと年下が
大嫌いやった。
『カレン。降りて来いや。
ビビってんちゃうぞ!!』
あたしは下から叫んだ。
もちろん降りて来ることはなかった。
:12/09/25 01:43
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#70 [Ray]
そして楓ちゃんが来て
あたしたちは溜まり場に向かった。
その間にカレンの事を話した。
『そいつシバかないアカンな』
楓ちゃんは楽しそうに言った。
『あたしホンマにシバくわ。
昔から気に食わんわ』
『手伝ったろか?!』
あんた…楽しんでるやん。
『いや、とりあえず
レナ一人で行くわ。
そんでここに居られん様にする』
あたしはニヤケながら言った。
楓ちゃんは
『こわーい♪』
って言いながら楽しそうやった。
:12/09/25 01:47
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#71 [Ray]
次の日、あたしは嫌いな後輩に
『カレン連れて来てや』
と頼んだ。
…が!
その後輩は走りながら戻ってきて
ちょっと怯えながら言った。
『あの…来たくないって
泣いて動かないんですけど…』
何やソレ!!!
笑いそうになった。
でも我慢して言った。
『じゃ、いつでも殺しに来い
って言っといてや』
と言って帰った。
そしてカレンはその後
あたしから逃げ続けたのだった。
:12/09/25 01:51
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#72 [Ray]
学校で会わないよう
一生懸命努力しとった。
ホンマシバこうかな。
だが!その頃あたしは
雄大に手応えを感じ始めた。
今まで糞鈍感野郎、雄大君と
メールが続くようになってた。
いや、それしか根拠はないけど…。
今まで連絡も取ってなくて
たまに話して遠くから見てるだけ。
でも、もしかしたら…。
って思うようになった中2の6月。
だが…実際話すと
なーーんにも変わらない。
:12/09/25 07:05
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#73 [Ray]
でも毎日連絡取ってる事が
嬉しくて皆に自慢してた。
ある日雄大と話してた。
あたしはその時も教室で寝てて
皆体育の授業で教室に居らんかった。
一人でうつ伏せになってると
ガラッと扉が開いた。
先生だとダルいから
無視し続けたら何も言われない。
ガタとか聞こえるけど。
だんだん怖くなってきて
勇気を出して起きたら
雄大がこっちを見てた。
『え!え?!えー?!
何してん?!?』
『いや、俺もサボりしてん。
起こさんようにしてたけど
起こしたか?ごめんな』
『寝たふりしててん!』
そして2人で笑い合って
お互い話さなくなった。
『何か2人で話すの久しぶりやな』
『レイも思ったわ!元気やった?』
『はは!元気やで!』
それからくだらない事で笑った。
凄い楽しかったけど
あっという間に時間はすぎた。
:12/09/25 07:14
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#74 [Ray]
『授業終わったな』
『ね…何か早いなー』
『俺、水口に言う事あんねん。
今日一緒に帰ろうや』
あたしは告られてもないのに
照れたように笑った。
でも昼休みとかになるたび
だんだんビビってきた。
あたし何言われんやろ…。
こんなん初めてやったから
恐怖と…色々に
あたしは放心状態やった。
そして…遂にその時が来た。
『水口帰ろうや』
雄大が教室の扉の所で言った。
皆もビックリしてて
冷やかされたり色々………。
そして一緒に帰った。
しばらく、いつもの様に
くだらない話をしてた。
:12/09/25 07:22
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#75 [Ray]
そして家の近くの公園を通った時
雄大はニコニコして言った。
『ブランコ乗ろうや!』
あたしたちは2つしかない
ブランコに乗って軽く揺れた。
その時急に言われた。
『工藤の事、残念やったな』
工藤とはマユミの事。
『…そやな』
『お前は頑張ったんや。
自分せめんでええちゃうか?』
『…別に!せめてなんか…!!!』
『じゃ愛想笑いばっかしてんなや。
最近お前いつも辛そうに笑う』
そんな事言われたのは初めてやった。
そんな見てくれてたんや。
だからメールもしてくれて
今日も一緒に帰ったんや。
やっぱり冷たいけど優しい。
:12/09/25 07:32
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