あの夏
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#112 [主]
耐えきれなくなって
1回あたしから連絡した。
電話したら出なくて
少ししたら折り返して来た。
「ごめん!今気づいた」
「たいした事じゃないんだけど
暇だったから連絡してみた!」
最初はくだらない話して
笑い合った。
:12/12/26 11:58
:PC
:nF3XsMLQ
#113 [主]
「てか、遊ぼうよ!」
あたしはめっちゃ
勇気出して言った。
「そうだな!
でも俺今めっちゃ忙しくて
友達ともあんま遊べてないんだよ」
友達優先、萌。って思った。笑
「そうなんだ…じゃしょうがないね」
「りなの為に時間作る!!」
その言い方が可愛くてさらに萌えた。笑
:12/12/26 12:01
:PC
:nF3XsMLQ
#114 [主]
「マジで!!いつでも誘って!」
「うん!でもぶっちゃけ
りなの事誘いずらいんだよね」
「え、何で?」
「りな仕事忙しいじゃん?
しかもあれたちが遊ぶって
ほとんど夜だからさ…」
「全然いいのに」
:12/12/26 12:03
:PC
:nF3XsMLQ
#115 [主]
こいつ気使ってたのか?
「それでりなが遊べなかったら
俺も嫌だしさ…」
めっちゃ可愛くない?!
今までクールな人が好きとか
あたし嘘ついてたじゃん!!
ま、誘ってね。
みたいな感じで電話を切った。
でもそれから今まで連絡はなかった。
マメに連絡来たら冷めるし
マメじゃなさすぎるのもやだ。
あたしは凄い我が儘だと思う。
:12/12/26 12:07
:PC
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#116 [主]
そして海の家で久しぶりに会った。
「久しぶり」
と二コっと笑った笑顔は
あたしが知ってる顔だった。
「久しぶり。何で連絡しないの?」
ちょっとキレ気味で言った。
でも目は合わせられなかった。
皆は前マムさんが試合に勝ったら
あたしに告るって言ってた事も
あたしが少し気になってた事も
全部知ってる。
:12/12/26 12:10
:PC
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#117 [主]
そして、あたしに連絡しない間
マムさんに何があったのかも。
何も知らないで被害者ぶってたのは
この時あたしだけだった。
「ごめんな。ごたついてた」
その言葉にイラッとした。
「ごたついてた?
いつも忙しいとかさ…。
連絡くらいできなぇのかって思うわ」
何でこんな事を言ったのか分からない。
ただ、無性に苛ついた。
そして何より泣きそうになった。
:12/12/26 12:14
:PC
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#118 [主]
おかしいな。
マムさんから連絡来なくて
もういいや。って思って
ここで優に出会って
ちょっといいな、って思ったのに
またマムさんに会って
あたにの気持ち分からなくなってる。
あたし恋愛出来ないんじゃない。
ただ傷つく事が怖くて逃げてたんだ。
「りな、ちょっと話せる?」
龍也君があたしに言った。
店長を見たら何かを察したように
頷いて笑ってくれた。
:12/12/26 12:17
:PC
:nF3XsMLQ
#119 [主]
「5分だけなら」
「すぐ終わるから。
りな、マムの話聞いてやって。
何があったのか本人の口から。
終わった後でいいから」
「話…?分かった」
その日は皆あたしの海の家に居た。
マムさんとは気まずかったけど。
そして終わってあたしは
マムさんに呼ばれた。
:12/12/26 12:20
:PC
:nF3XsMLQ
#120 [主]
「ごめんな、りな。
俺、ずっと元カノから
連絡来てて監禁状態だった」
マムさんはそう言って笑った。
…は?何言ってるの、この人は。
「分かれて1年くらい経ってたんだけど
試合終わった位から連絡来てて
最後って約束で会ったんだよ」
マムさんが話した内容は
可哀想って言うより、恐怖。
:12/12/26 12:23
:PC
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#121 [主]
会って帰り際
「分かれたら死ぬから!」
って言われたらしい。
そして家に居ても
マムさんの携帯が鳴るたびに
女だと思い込んで
包丁で自分の腕を切ったらしい。
もちろん、携帯もチェックされてて
あたしの事を警戒してたとか。
だから皆に「りなには言わないで」
って言ってたらしい。
:12/12/26 12:26
:PC
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