嬶天下(鬼嫁)

鬼はガソスタでバイトをしてる。実家に住んでる。

俺は解体屋の寮に入った
独り暮らしを始めた。

鬼はたまにご飯を作りに寮にきた。

泊まってくときもあった。交際は順調(>_<)

鬼はまだ鬼にはならず
可愛らしくて面倒見のいい彼女。見た目はチャラそうだか家庭的！まさに俺の理想の彼女だった

付き合って３ヶ月ちょい
仕事中も寝る前も鬼が頭から離れない。好きで好きでやばかった！お金を貯めて同棲したい話を鬼にした。

鬼の両親ともちょくちょく会いに行き付き合って半年お金もたまり同棲を始めることになった

部屋は鬼が決めた部屋

こっから同棲が始まった。
家事を完璧にこなす鬼

毎朝早い俺の弁当を作り

掃除、洗濯、夕飯、バイト

なんでもこなす。

だがやっぱり慣れが出てくると喧嘩もたまにはするようになりますよね

このころはまだ喧嘩をすると泣いてた鬼…

いや…泣いてくれてた？

いやいや…猫被ってたのかも(笑)

小さな喧嘩をちょくちょくしてすぐに仲直りをする

また喧嘩をして仲直り

喧嘩の内容はいつも俺のデリカシーのない発言(笑)

例えば、時間をかけて作った料理を本を見れば俺だって出来ると言ってしまったり、前髪を切ったことに気づいてあげなかったり、その他もろもろ…まぁしょっちゅう喧嘩してたなぁ…

それでも俺は彼女が好きで
喧嘩しても、何しても別れたいと思わない…むしろ嫌われないか不安になることが多かった！こんなのは人生初めてで本気でハマってしまってたのかも知れない

そして彼女の中に眠ってる鬼が目覚めることとなる…

刻々とその時は近づいて
カウントダウンが始まった

それはある日の大喧嘩が原因となった…

その日俺は付き合いで連絡なしに夕飯を食べに出かけてしまった…

鬼からメールが入り飯食ったら帰るよ♪と呑気に返信

鬼からは、せっかくご飯作って待ってたのに…

そんな感じでメールがきた
鈍感な俺は一言わりぃ！と返信して飯を楽しんでた。

一通り食べ終わると帰宅

玄関をあけて

ただいま～

………。

無言…。

ただいま！！！！

やっぱり反応なし…

靴を脱いで部屋に上がる
奥の部屋のベッドには
布団にくるまった鬼が…

(え…泣いてる？)
この時まだ鬼に変貌するとは思ってない…

俺の帰りが遅いから
淋しくてないちゃったかな

へそ曲げちゃったかな？

可愛いなぁ～♪

なんて思いながら布団をめくりあげ

ただいま(^O^)
ごめんね。遅くなって…
ふてんなよ～＼(^o^)／と
抱きつこうとした次の瞬間
腹に違和感を感じ、息苦しくなった…俺は腹を抱えて丸まった。

溝うちがぁぁぁぁぁぁぁ

(￣□￣;)!!