変なヤツ
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#1 [夏]
あんたに出会って
あたし変わったって言われるんだ。

まっすぐで純粋で素直で
優しいあんたに惚れたお話。

⏰:13/02/09 09:12 📱:iPhone 🆔:db.HzsVg


#2 [夏]
あれはあたしが18才の頃。

学校に行ってなかったから
遊びたいけど
お金が必要だから
朝から夜まで
週5くらいでバイトしてた。

普通に社会人みたいに
普通に稼いでた気がする。

⏰:13/02/09 09:16 📱:iPhone 🆔:db.HzsVg


#3 [夏]
ごく普通の18才だった。

世間知らずって程でもなく
むしろ色々知ってる方だと思う。

ただ、人より少し冷めてたと思う。
見た目で怖がられてあまり
話しかけられなかったし。

友達は何人か居る。

⏰:13/02/09 22:17 📱:iPhone 🆔:db.HzsVg


#4 [夏]
その当時は
やっと友達の大切さとか
家族の大きさがわかってきて
大人になろうとしていた。

友達も大切な必要な人だけでいい。
そう思ってた。

⏰:13/02/13 06:13 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#5 [夏]
今までどうしよもなかった。
世界は自分中心に回ってる。
そう思ってた。w

仕事もちゃんとし始めて
落ち着いて来た時だった。

飲み会の帰り一人で帰ってて
コンビニに寄ろうと思った。

⏰:13/02/13 06:17 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#6 [夏]
コンビニの前には
男5人くらいと女2人居た。

溜まってる、って感じだった。
あたしはそういうの気にしないで
普通に入る。

素通りしてコンビニの中を
無駄にウロウロ歩いてた。

⏰:13/02/13 06:19 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#7 [夏]
レジで会計して
視線を感じ見ると
さっきの奴等にガン見されてた。

帰りそいつ等の横を通って
過ぎたくらいに聞こえた。

「え?違くね?」
「いや、絶対そうだよ!」

え、誰?

⏰:13/02/13 06:21 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#8 [夏]
「絶対、半沢だよ!」

半沢はあたしの名字ですけど。

「なっちゃん♡」

知り合いみたいに呼ばれて
見たらさっきの軍団に
話し掛けられてた。

⏰:13/02/13 06:28 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#9 [夏]
あたしは無言でまた歩いた。
女は後ろでグチグチ言ってる。

「あいつ気取ってんなー」
「感じ悪ぃー奴!」

ぉおーおー。
言われたい放題だな。

⏰:13/02/13 06:31 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#10 [夏]
睨んで帰ろうとしたら
男たちが着いて来てた。

「半沢さんでしょ?」
「○○中だよね?」

え、面倒臭いんだけど。

適当に男を無視して
歩いてたら急に
何も喋ってなかった男が
目の前に来た。

⏰:13/02/13 06:34 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#11 [夏]
顔は普通。
茶髪、短髪に可愛い感じの顔。

「惚れたかもしれません!」



………は?w

あたしは笑って言った。

⏰:13/02/13 06:36 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#12 [夏]
「うける」

その一言。ww
そしてまた歩き出した。
めっちゃ感じ悪いよね!

「今度遊ぼーねー」

とか違う男が言ってるのを背に
テクテク歩いた。

⏰:13/02/13 06:42 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#13 [夏]
それから何日か経って
久しぶりに友達とクラブに行った。

あたしは結構本気で
音楽が好きだと思う。

だから全然男目的じゃない。
むしろナンパされたら
まじでイラっとする。

⏰:13/02/13 06:47 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#14 [夏]
そこはあたしの苦手な
外人が多い所でイライラだった。

本当はあんま来たくなかったけど
そこのスタッフの誕生日で
久しぶりに来た。

でもめっちゃ混んでて最悪だった。
友達ともはぐれるし泣きたかった。

⏰:13/02/13 06:50 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#15 [夏]
壁の方でぼーっとしてたら
男3人くらいに囲まれた。

間から抜けようとしたら
腕掴まれて死んでくれと思った。

でも一瞬物凄い力で引っ張られて
見てみると男の後ろ姿だった。

「予約済みだから、ごめんね♡」

そう言って男を振り払ってくれた。

⏰:13/02/13 06:53 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#16 [夏]
そのまま人ごみの中引っ張られて
ロッカーの少し静かな所まで行った。

「あの、有難う」

そう言った時男の顔を
始めて見た。

「あ!ごめん!
手掴みっぱなしだった!」

そう言ってあたしの手を
パッと離した。
めっちゃ焦ってて可愛いって思った。

⏰:13/02/13 06:56 📱:iPhone 🆔:F0AFclWk


#17 [夏]
…ん?
何か見たことあるかも?

「あの…」
「この前はごめんなさい!」

急に頭下げられた。

「この前の今日で申し訳ないんですけど
今度友達と遊ぶ約束して
彼女連れて行くって
言っちゃったんですよ…」

え、何言ってんの?この人。

⏰:13/02/14 05:41 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#18 [夏]
その時思い出した。
この前急に告ってきた奴だ!

「だから…一日でいいんで
彼女になってください!」

「……は?w」

半笑で聞き直した。
その男は八重歯を見せて
苦笑いしながら言った。

⏰:13/02/14 05:44 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#19 [夏]
「一回でいいんでお願いします!」

しばらく無言が続いた。


ちょっと面白そうかも。
ふと思った。
最近暇だったしいっかな。
仮もあるしね。

そう思った。

⏰:13/02/14 05:46 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#20 [夏]
「一回だけならいいよ」

あたしが言ったら
男は八重歯を思いっきり見せて
めっちゃお礼を言われた。

それがあたしの人生を
大きく変えた浩輝との出会いだった。

その後一回会った。
浩輝はずっと敬語だった。

⏰:13/02/14 05:50 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#21 [夏]
「じゃ彼女のフリするなら
完璧にするからね」

「はい!」

「まず敬語ナシね。
てかタメでしょ?何で敬語なの?」

「あ、何となくです!」

「これから一切敬語使わないで。
向こうはどんな奴?」

「高校の友達でいい奴!」

「地元は?」

「○○です!」

そこはあたしたちの所から
真逆ってくらい遠かった。

⏰:13/02/14 05:53 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#22 [夏]
「じゃオッケーだね。
まぁあたしもあんたに
話合わせるから
会話はリードしてね」

「…うん。が、頑張る!」

「ちなみに名前何だっけ?」

「浩輝!」

「ひろき…覚えずら。ヒロね」

そんな感じだった。

⏰:13/02/14 05:56 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#23 [夏]
「夏ちゃんだよね!」

「うん。何で知ってんの?」

「名前だけは聞いた事ある!」

適当に話して連絡先交換して
その日は帰った。

そしてそのまま友達と会った。

⏰:13/02/14 06:00 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#24 [夏]
その友達は一緒にクラブ行ってて
地元で1番仲良い幼馴染のアコ。

アコにその話をしてた。
アコも楽しそうって言って
ワクワクしてた。w

「何か楽しそうだね!
これで夏も好きになったりしてw」

「それはない!
あたしあーゆーヒョロイ感じ
本当にタイプじゃないもん!」

⏰:13/02/14 06:05 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#25 [夏]
「でも向こうは夏に気ある訳じゃん?
初っ端告られたとか!」

「でもあたしはない!
もっと強そうな奴好きだし
タイプの一欠片もない!」

「ふーん?まぁ楽しんできて!
何があるかわかんないし♡」

そう言って意味深な
笑みを浮かべてた。

⏰:13/02/14 06:08 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#26 [夏]
そしてデート当日。
ぶっちゃけ自分自身も
デートっていうのが久々だった。

どんな服着よう!とか
髪は巻こうか…とか
服はこれで…とか楽しんだ。w

その時はあたしが18歳になって
すぐくらいだったから
冬初めだったと思う。

⏰:13/02/14 06:13 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#27 [夏]
ヒロがお昼くらいに
うちまで車で迎えに来た。

うわ!車かっけぇ!!

そう思ったのが正直なとこ。w

「おはよ!!」

「おはよー」

「今日めっちゃ可愛い!」

「ありがとー」

そんなやりとりをした気がする。

⏰:13/02/14 06:16 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#28 [夏]
それから待ち合わせ場所に
友達と友達の彼女を迎えに行った。

待ち合わせ場所のコンビニで
あたしたちは適当にウロウロして
飲み物とお菓子を買ってた。

「ヒロー!ごめん!遅れた!!」

めっちゃ騒がしく
コンビニの中で大声をあげた奴。
それが友達だった。

⏰:13/02/14 21:31 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#29 [夏]
「涼介!久々だな!」

ヒロはそう言って笑ってた。
何か二人とも雰囲気とか
キャラが被ってた気がする。

「あ!これ涼介!友達!
あとなっちゃん!か…彼女」

「なっちゃんね♪涼介でーす!
あと彼女のみいちゃん!」

涼介って奴はめっちゃテンション高く
嬉しそうに彼女を紹介してた。

「あ!始めまして!!
みいと申します!お願いします!」

似たものカップルだと思った。

⏰:13/02/14 21:36 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#30 [夏]
「始めましてー夏です(^^)」

あたしも笑顔で言っといた。

「コンビニの中でってのも
アレだし出ようぜー!」

涼介って奴が言った。
涼介カップルが先に出て
あたしたちはお会計してた。

そして車に戻る時
ずっとヒロがあたしを見てるから
感じ悪く言った。

⏰:13/02/14 21:39 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#31 [夏]
「なに?」

「いや…初めて
笑った所見たから…」

「感じ悪くなんて出来ないっしょ。
あんたの顔潰す訳にはいかないし」

「…ありがとね!!可愛い!」

何となく照れて肩を殴っといた。
そして車に戻って
またワイワイ騒いだ。

⏰:13/02/14 21:42 📱:iPhone 🆔:fjdm3s7E


#32 [夏]
デートはベタに水族館。w
水族館に最後に行ったのは
小3くらいだったから
久々に入った。

「え…魚ってこんな不細工なの?」

見てあたしの第一声がそれだった。
本当に不細工でびっくりした。

まじで可愛くねぇ。

⏰:13/02/15 16:12 📱:iPhone 🆔:y2N4eao6


#33 [夏]
それからもウロウロして
夕方水族館を出た。

そしてご飯を食べて
海辺で話してた。

涼「俺らジュース買ってくる!
ヒロ行くべー!」

そう言って2人は居なくなった。
その瞬間みいちゃんが言った。

⏰:13/02/18 02:09 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#34 [夏]
「あの!半沢夏さんですよね?」

まじでビックリした。
ちなみに、みいちゃんは一個下。

「○○の夏さんですよね?!」

「…そぉだよ?どうして?」

精一杯の笑顔で優しく言ったら
みいちゃんは嬉しそうに言ってきた。

⏰:13/02/18 02:12 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#35 [夏]
「凄い会いたかったんです!
ゲン君と付き合ってましたよね?」

その瞬間、精一杯作った笑顔も
消えて笑えなくなった。

ゲンってのは
あたしが初めて付き合った人で
初めて本気で好きだった最低野郎。

ちょっと前に遡ると……。

⏰:13/02/18 02:16 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#36 [夏]
あたしが中1の時
ゲンは中3だった。
悪いで凄い有名な人だった。

あたしが中2になってすぐ
先輩繋がりで初めて話した。

見た目怖いのに照れ屋で
友達思いで優しい所に惚れた。

⏰:13/02/18 02:20 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#37 [夏]
知り合って一ヶ月くらいして
付き合うことになった。
ゲンは優しくて過保護だった。

でもたまに怖い所もあった。
ケンカになるとめちゃくちゃ。
手を挙げられた事もあったし。
でもやり返して向こうが
ケンカを辞める。
そんな感じだった。

⏰:13/02/18 02:22 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#38 [夏]
他校とケンカして帰ってきたり
デート中友達が拉致られたから
行ってくる!とか言って
居なくなる事もあった。

ゲンの女だからって
あたしが狙われる事も
なくはなかった。

でも友達やあたしを大切にしてる
ゲンは本当に好きだったから
全然気にならなかった。

⏰:13/02/18 02:26 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#39 [夏]
付き合って一年半くらいは
本当に上手くいってた。

でもケンカが絶えなくなってきた。
勝手に携帯見られたりして
勘違いとかで急に胸ぐら掴まれたり。

二年記念日には
あたしにとってゲンは
怖い存在だった。

あんなに本気で好きだったのに
恐怖が勝ってて別れたかった。

⏰:13/02/18 02:31 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#40 [夏]
そんなある日ゲンはパクられた。
最初はショックだったけど
3ヶ月くらい経って
新年にもなったし
何か吹っ切れたから
手紙で別れを切り出した。

「手紙書いてなくてごめんね。
もぉ限界です。別れて下さい。
今まで本当に楽しかった。
今年は別々に幸せになろう」

みたいな内容だったかな?

⏰:13/02/18 02:36 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#41 [夏]
それでスッキリして
遊びまくっていた。w

ある日手紙が来ていた。
その内容にゾッとした。

「別れる別れないは置いといて
あと一ヶ月ないくらいで
出れるからそれまで待って。
そしたらお前の前に現れてやるよ。
だからその時に話しあおうね、夏ちゃん」

まじで思考停止になった。
殺されると思った。

⏰:13/02/18 02:40 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#42 [夏]
恐怖以外何者でもなかった。
先輩に話したら
大丈夫。俺等が止めるから!
って言ってくれて本当に心強かった。

呑気に過ごしていて
ある日の朝、学校に遅刻して行ってた。
下を向いて歩いてたら
誰かとぶつかりそうになって
顔を上げたら…ゲンだった。

⏰:13/02/18 02:46 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#43 [夏]
「久しぶり♪」

ゲンはニコッと笑った。
あ、もぉ無理だ。と思った。

先輩に連絡しよ!と思って
携帯を出したら胸ぐらを掴まれた。
そして携帯を取られ言われた。

「寂しい時に別れ話なんて
夏は本当冷たいね」

そう言って殴られた。
しかもグーでずっと。w

⏰:13/02/18 02:50 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#44 [夏]
やり返そうとしても無理だった。
まじで怖かった。
本当に殺されるんだと思った。

でも絶対泣きたくなくて
ずっと睨んでたら言われた。

「お前ケンカになると絶対睨むな。
一切泣いたりしないから
余計ムカつくんだよ、その気の強さ。
お前くらい殺してもいいんだからな」

まじで泣きたかった。

⏰:13/02/18 02:53 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#45 [夏]
それと同時に恐怖がでかすぎて
気を失ったんだと思う。

気づいたら病院に居て
皆心配してくれてた。
肋骨と足の指が折れてて
一ヶ月くらい入院になった。

その時ずっと警察とか来て
全部話した。

⏰:13/02/18 19:45 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#46 [夏]
友達が来てくれても
警察が居るから
外で待たせる事もよくあった。

ゲンの事話してて気づいた。
もぉ好きって気持ちはなかった。
ただ怖くて一緒に居ただけだったんだ。

「あの、あたし怖いです。
もし退院してまたやられそうで」

「そぉだね。でも大丈夫。
全力で警察が夏ちゃんを守ります」

⏰:13/02/18 19:51 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#47 [夏]
ゲンはまた捕まってなかった。
警察がめっちゃ探してて
先輩のとこあにも来たらしい。

それから何日かして
先輩がお見舞いに来てくれた。

「夏!大丈夫か!」

「うん!大丈夫!」

そっから他愛ない話をして
気づいた。

⏰:13/02/18 19:54 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#48 [夏]
「あれ?康介くんは?」

「…あ、コウ?」

そう言った時空気がおかしかった。
皆微妙な顔をした時
お見舞いに来てくれてたリナちゃんが
急に泣き出した。

リナちゃんは康介君が好きだった。
だから普通じゃないと思った。

⏰:13/02/18 19:57 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#49 [夏]
「え…何かあったの?
ねぇ!教えてよ!」

あたしが強めに言ったら
リナちゃんが言った。

「あんたのせいだよ!」

あたしのせい…?
先輩はリナちゃんを止めてた。

⏰:13/02/18 20:00 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#50 [夏]
でもリナちゃんは言った。

「あんたのせいで康介は…!!
あんたが連絡なんかとってるから!
全部あんたのせい!!」

そう言った瞬間
太田君という厳つい以外
何者でもない先輩が
リナちゃんの胸ぐらを掴んだ。

え?え?え?

⏰:13/02/18 20:02 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#51 [夏]
「分かった。ちゃんと話そう。
隠し通せる事じゃないしな」

変な空気の中、こばさんが言った。
こばさんは康介君と親友の人。

あたしとアコは
康介君とこばさんの担当みたいな感じで
先輩の中でも1番仲良かった。

⏰:13/02/18 20:06 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#52 [夏]
その中でも
あたしは康介君担当みたいな感じで
ゲンと付き合ってる時とか
ゲンがパクられた時に
色々話を聞いてもらってた。

ゲンは二個上だけど
康介君たちは一つ上で
ゲンはあたしが一個上と仲良い事に
もともといい気はしてなかったと思う。

⏰:13/02/18 20:08 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#53 [夏]
でもお互い本当に
恋愛感情なんてなくて
お兄ちゃんと妹みたいな感じだった。

あたしがゲンにぶっ飛ばされた後
多分あたしの携帯を見たんだと思う。

着信履歴とか発信履歴に
康介君の名前があったから
康介君の所行ったらしい。

⏰:13/02/18 20:11 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#54 [夏]
そこでどうなったか分からないけど
こばさんは言った。

「今入院してる」

「え?なんで?!」

「刺されたみたい。
まだ意識戻ってないし
これからどうなるか分からない」

頭が真っ白だった。
本当何も考えられなくなった。

⏰:13/02/18 20:15 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#55 [夏]
「…それってゲンにだよね?」

「…うん。ごめんな」

「…何で、謝るの?」

あたしが言ったら皆黙った。
そして車椅子で内緒で
病院を抜けて皆で康介君の所に行った。

⏰:13/02/18 20:19 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#56 [夏]
リナちゃんはずっと下を向いていた。
太田君が言った。

「夏、お前自分責めんなよ。
誰が何言おうと俺は
お前攻めたりしないから」

あたしは何も言えなかった。
そして病院に着いて康介君の顔見た。
リナちゃんはまた泣き出して
自分が情けなかった。

⏰:13/02/18 20:23 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#57 [夏]
顔に少しアザがあった。
皆は康介君に話しかけてて
あたしは何も言えなかった。

その時太田君に
肩を叩かれて言われた。

「なっちゃんも話しかけてあげて。
こいつ頑張ったんだと思うよ。
なっちゃんも頑張ったな」

太田君は本当に見た目厳つい。
後輩からかなりビビられてて
他の地域からも狙われたりする。

でも本当は凄い優しくて
友達とか思い。

⏰:13/02/18 23:22 📱:iPhone 🆔:N/1pZmYs


#58 [夏]
それから二日後、康介君は死んだ。

お葬式は物凄い数の人が居た。
あたしは許可をもらって
お葬式とお通やに参列した。

皆には事故と言ってたみたい。
この時のあたしの気持ちは
言葉に表せなかった。

⏰:13/02/19 07:08 📱:iPhone 🆔:jq0WE8Aw


#59 [夏]
久々にあう友達は
車椅子のあたしを心配した。

あたしは一切泣けず
ただただボーっとしていた。

先輩は気を使って
こんなあたしを心配してくれた。
皆優しかった。

⏰:13/02/19 07:14 📱:iPhone 🆔:jq0WE8Aw


#60 [夏]
優しくなんてしないでほしかった。
本気だ切れてほしかった。

皆涙溜めてあたしに
優しい言葉をくれた。
自分勝手かもしれないけど
優しさが辛かった。

火葬場に行くバスに乗る時
車椅子のあたしを皆手伝って
乗せてくれた。

⏰:13/02/19 07:18 📱:iPhone 🆔:jq0WE8Aw


#61 [夏]
そんな自分にイラついた。
何も一人で出来ない。
こんなに迷惑かけてるのに
皆優しい。

今も何が言いたいのか分からない。
ただずっとモヤモヤがあって
ずっとイライラしていた。

⏰:13/02/19 07:20 📱:iPhone 🆔:jq0WE8Aw


#62 [夏]
それからあたしは
周りと壁を作って
誰も入れないようにしてた。

地元でも遊ばなくなって
本当会わないのが二年くらい
続いた18歳のある日
ヒロと出会ったんだ。

⏰:13/02/20 21:16 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#63 [夏]
ゲンは捕まって
薬物反応があったらしい。
今だにどうしてるか分からない。

噂では引っ越したって聞いた。

みぃちゃんは
悪気ないのは分かる。
でもあたしは笑えなかった。

⏰:13/02/20 21:19 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#64 [夏]
「あれ?付き合ってましたよね?」

「…今後一切その事言わないで」

あたしが行ったら
みぃちゃんは少しビビったように
黙ってしまった。

「もぉ終わった事だからさ!」

精一杯の笑顔で言った。

⏰:13/02/20 21:23 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#65 [夏]
ヒロと亮介君が帰ってきて
その話は終わった。
でも色々思い出して気分悪くなって
早く帰りたかった。

「わりー!俺ら予定あるんだ!
ごめんだけど帰るなー!」

ヒロが急に言った。
あたしはポカーンとしたまま
みぃちゃんと亮介君を送って
バイバイした。

⏰:13/02/20 21:27 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#66 [夏]
車で2人になって言われた。

「なっちゃん何かあった?」

「あ、ごめん。具合悪くなっちゃって。
隠してたけど分かっちゃった?
空気悪くしてごめんね」

「多分俺しか分かってないよ。
本当に具合悪かった?
何かあったとかじゃない?
大丈夫?」

⏰:13/02/20 21:29 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#67 [夏]
ヒロは優しかった。

「大丈夫だって!
あたし低血圧だから
すぐ具合わるくなるの、ごめんね」

「…低血圧って大変だね」

この子可愛いと思った。
実際低血圧だけど
具合悪くなるかは分からない。

⏰:13/02/20 21:31 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#68 [夏]
「なら良かったー!
何かあったか心配したよ!」

ヒロはいつも優しい。
こんな純粋な子に嘘ついて
申し訳なくなった。

その後家まで送ってくれて
バイバイした。

⏰:13/02/20 21:33 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#69 [夏]
その後家で一人で考えた。
今まで自分で壁を作ってたから
入ってくる奴なんて居なかった。
あたしの雰囲気がそうしてるんだと思う。
でもヒロはズカズカ入ってくる。
それが当たり前の様に。

それから何日かは
連絡を取ってなかった。

⏰:13/02/20 21:38 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#70 [夏]
バイト終わり
最寄りの駅から歩いてたら
後ろから声が聞こえた。
振り向いた瞬間止まった。

「夏、久々だね」

そこには中学からずっと
仲悪かった先輩がリナちゃんと居た。
康介君が亡くなって
一個上の先輩があたしをシメるって
かなり噂になってたけど
何もなかった。

⏰:13/02/20 21:42 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#71 [夏]
あたしはいつも通り無視した。
歩き出したら言われた。

「逃げんなよ。人殺し!
糞最低野郎だな!」

かなりボロクソ言われてるね。w
でもその時のあたしは
かなりグサッてきた。

「すみませんでした」

初めて頭を下げた。
先輩はビックリしてたけど。

⏰:13/02/20 21:45 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#72 [夏]
そこから走って帰ってた。
何とも言えない気持ちで
コンクリートを殴ったら
トゲトゲしてる壁で痛かった。w

「…なっちゃん?なっちゃんだ!」

声が聞こえて見たらヒロが居た。
機嫌悪かったのもあって
睨むように見たけど相変わらず。

「今連絡したんだよ!」

⏰:13/02/20 21:48 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#73 [夏]
「…なに?」

「亮介たちがまた遊ぼって!
いつがいい?」

「…空いてない。」

「大丈夫!合わせるから!」

「…てか何であたしなの?」

「え…皆なっちゃんに会いたいって…」

「だったら…!!」

⏰:13/02/20 21:50 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#74 [夏]
別れたとか言えよ!
って言いそうになってた。
でも何故か我慢してた。

「…なっちゃん?どうしたの?」

ずっと黙ってるあたしを
覗き込むように言った。

「何でもない。いいよ。いつ?」

そう言ったらヒロは
いつもの笑顔を見せて喜んでた。

⏰:13/02/20 21:52 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#75 [夏]
あの時あたしが
別れたとか言えよ!
って言ってたら
違う道を選んでたのかな?

そして二回目の彼女のフリは
慣れたもんで楽しかった。

でも、みぃちゃんは
少し距離が出来た気がする。

⏰:13/02/20 23:16 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#76 [夏]
二回目は夜中のドライブ。
夜景を見に行った。
めっちゃ綺麗で久々に感動した。

自然に亮介君とみぃちゃんは
2人でどっか行って
あたしはヒロと2人になった。

「なっちゃん夜景好きなの?」

ボーっと見ていたら言われた。

⏰:13/02/20 23:24 📱:iPhone 🆔:1PqrjvJg


#77 [夏]
「うーん、普通。
でも綺麗だね」

「うん!あのさ、俺
結構本気で好きだよ」

「そんな好きなの?
珍しいね?」

「…夜景じゃないよ?
なっちゃんの事だよ?」

「は?!え?…あ、うん」

⏰:13/02/21 08:15 📱:iPhone 🆔:2lILWNys


#78 [夏]
何か急に恥ずかしくなった。w

「なっちゃんの事色々聞く。
凄い噂だったからさ。
過去の彼氏の事なんて聞きたくないけど
なっちゃんの事気になるから
嫌でも耳に入ってた」

「うん」

それしか言えなかった。

⏰:13/02/21 08:19 📱:iPhone 🆔:2lILWNys


#79 [夏]
「名前知ってたけど
顔見たの初めてだったんだ。
どんなヤンキーかと思ったよ。w
でも話すといい子だし
優しいよね」

優しいなんて初めて言われた。

「あんたまだ分かってないよ。
あたしはそんな人間じゃないよ」

嬉しかったけど照れ隠しで
こう言うしかなかった。

⏰:13/02/21 08:23 📱:iPhone 🆔:2lILWNys


#80 [夏]
「わかんないよ。
噂のなっちゃんしか。
だからこれから知りたいの。
本物のなっちゃんを」

そんな事言われたの初めてだった。

話は中途半端で亮介君たちが
帰ってきて解散になった。

⏰:13/02/21 08:30 📱:iPhone 🆔:2lILWNys


#81 [夏]
ある日バイト先に先輩が来た。
この前ボロクソ言われた女の
仲悪かった先輩とリナちゃん。

地元からちょっと離れてるのに
見つけた時はビックリした。

「夏!あんた謝れば
許されるとでも思ってんのか?」

パチ屋で騒がしかったけど
ハッキリ聞こえた。

⏰:13/02/22 17:29 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#82 [夏]
「あんまナメんなよ?
太田に守られていい気になるな?」

「なってませんけど」

「は?お前の態度がムカつくんだよ!
すかしてんじゃねぇよ」

そう言って胸ぐらを掴まれた。
全然すかしてなんかない。
焦りすぎてたよね。w

⏰:13/02/22 17:35 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#83 [夏]
「あの、今仕事中なんで
辞めてもらえますか?」

あたしが言ったら先輩は
あたしを押しながら
掴んでた手を話した。

客にめっちゃ見られてて
気まずかったよね。

その帰り待ち伏せされてるかな
って思ったけど居なかった。

⏰:13/02/22 17:38 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#84 [夏]
その日まじでイライラしてた。
早く壁を殴りたかった。w
いつも通り歩いて帰ってた。

途中イライラしすぎて
タバコを吸おうとしたら
落としてイライラした。w

壁殴った瞬間声が聞こえた。

⏰:13/02/22 20:38 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#85 [夏]
「なっちゃん!」

「…ヒロ」

こいつタイミング良すぎじゃね?
って思った。

「どしたの?」

「何でもない」

そう言って帰ろうとした。

⏰:13/02/22 20:41 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#86 [夏]
「何でいつも隠すの?!」

ヒロが叫んだ。
あたしは無言で振り向いた。

「分かるんだよ。
なっちゃんを見てるから」

「何が?なんもないけど?」

⏰:13/02/22 20:43 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#87 [夏]
「水族館行った時も
二回目のデート誘った時も!
何でそんな悩んでるの?」

「悩んでないけど?」

「悩んでるよ!いつも辛そう」

「もし悩んでたとしても
それをあんたに話す必死あるの?
ねぇよな?!」

イライラしすぎて言ってしまった。

⏰:13/02/22 20:46 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#88 [夏]
「ないよ!でも俺は知りたい!」

「…面倒臭っ…」

そのまま帰った。
家に帰って色々考えた。

康介君が亡くなってから
した事の大きさで
抜け殻になってた。

⏰:13/02/22 21:05 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#89 [夏]
アコとも連絡を取らなくなって
違う地域の奴と絡んで
めちゃくちゃやってた。

イライラする事も多かった。
アコは毎日電話をくれて
「呑みに行こう」とか
「最近どう?」とか心配してくれてた。

⏰:13/02/22 21:07 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#90 [夏]
後ろで男の先輩の声が聞こえたり
太田君が変わったり
こばさんが変わったりして
少し話したけど
すぐ切ったりしてた。
そんな事が一年くらい続いて
ある日アコからメールが来た。

「夏、元気ですか?
全然会ってないけど体壊してない?
あのね、お話があるから
連絡くれたら嬉しいです。
メールでいいので」

⏰:13/02/22 21:10 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#91 [夏]
無視しようと思ったけど
何となく返した。

「なに?」

「電話していい?」

あたしから電話した。

「夏、久しぶり…」

そう言って急に泣き出した。
あたしは気づいたら
アコの家に行ってて
アコの家の前の公園で会った。

⏰:13/02/22 21:12 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#92 [夏]
「久しぶりだね」

泣き腫らした顔で言った。

「元気だった?」

「どうしたの?何かあったの?」

あたしが言ったらアコは
また涙をためて言った。

「…夏…お母さんが…」

そう言った時すぐ分かった。
アコん家とは家族ぐるみで
仲良く3才くらいから一緒だった。

⏰:13/02/22 21:21 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#93 [夏]
確かあたしたちが中学入って
すぐくらいの時に
癌になった。

「お母さんがもぉ持って
あと一ヶ月だって…」

あたしは抱きしめてた。

「ごめんね…」

「何で夏が謝るの?」

「今までごめん。ごめんね」

そう言ったらアコは
声を出して泣いた。

⏰:13/02/22 21:24 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#94 [夏]
それからアコとは
マメに連絡取ってて
お母さんのお見舞いにも行った。

久しぶりに会ったアコのお母さんは
ガリガリに痩せてて小さかった。
あたしとお母さんで病室に入ったら
アコママは泣きながら謝ってた。

そしてその三週間後
アコママは亡くなった。

⏰:13/02/22 21:28 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#95 [夏]
ちなみに康介君が亡くなって
すぐあたしは高校を辞めた。

お葬式は中学の友達とかが
久々に居た。

全く話さなかったけど。
アコの高校の友達に話しかけられた。

「半沢夏ちゃんだよね?」
「凄い噂回ってるよね」

とか。

⏰:13/02/22 21:32 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#96 [夏]
それにイラっとした。
だからかなり感じ悪かった。

「噂通り感じ悪いねー」
「何様だよな」

それにまたイラっとしてた。
あの時はまだガキんちょだったから
言ってしまった。

⏰:13/02/22 21:35 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#97 [夏]
そいつ等が帰ろうとしてる時
道路のど真ん中で言った。

「お前等何しにきてんの?」

「……」

「何様だと思ってんのかって?
てめー等誰に口聞いてんだよ?」

あたしが言ったら
お母さんの友達が止めた。

⏰:13/02/22 21:37 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#98 [夏]
そんなこんなで
お葬式が終わって
次の日朝からお通やだった。

49日も納骨も行った。
あたしはアコと毎日連絡取ってた。
アコは一個上の先輩と付き合った。

もちろん康介君たちのグループの人。
何度も謝りに行こうと思った。
でも…行く勇気が出なかった。

⏰:13/02/22 21:41 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#99 [夏]
話は戻って
その時もまだ先輩に会ってなかった。

それからヒロからは連絡が来なかった。
さすがに嫌われたかな…。
何故か凄い気になった。

連絡がないまま
一ヶ月がたった。

アコに話したら
「ダブルデートするから
彼氏のフリしてって言えば?」
と言われた。

⏰:13/02/22 21:45 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#100 [夏]
……なるほど!!w
でも言えないまま一週間経った。
ある日呑んでて酔っ払って
勢いでヒロに連絡した。

「彼氏のフリしてー」

本当これだけ。ww
そしたら少ししたら返ってきた。

「久しぶり!いいよ!」

⏰:13/02/22 21:48 📱:iPhone 🆔:68p8Dugo


#101 [夏]
それから話は進んで
アコは本当の彼氏じゃなくて
男友達を連れてきた。

その方がずっと楽だった。
彼氏は一個上だから気まずかったし。

そして当日。
何かドキドキした。
緊張してて普段よりオシャレしてたな。w
アコの男も車を持ってるらしくて
待ち合わせ場所で会って
そこから別々に向かった。

⏰:13/02/23 06:49 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#102 [夏]
このドキドキはなんだろ。
ジェットコースターに乗った時みたいな
変な感じ。

それに気付かないフリして
車に乗ってた。

「なっちゃん久しぶりだね」

「あ、うん!久しぶり!」

「元気だった?この前ごめんね」

「なんで謝るの?」

⏰:13/02/23 06:52 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#103 [夏]
「俺、あれから考えたんだ。
確かに踏み込みすぎたなって」

ヒロは片手ハンドル
片手口元で少し恥ずかしそうだった。

「よく考えら無神経だよな。
何か今更恥ずかしいわ!」

「…はは!
本当考えすぎだよね!」

あたしは久しぶりに
笑って話をした。

⏰:13/02/23 06:56 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#104 [夏]
それから全く
「好き」とか言われなくなった。
離れていったから追い始める
というまんまと罠にハマった。

何故か気になってしょうがなかった。
好きなのかな?
そう思ったけど違うと言い聞かせた。

でも気持ちは素直で
久しぶりに人に興味を持って
連絡待ってる自分とか
会う前ドキドキする自分とかが
気持ち悪くて仕方なかった。

⏰:13/02/23 09:56 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#105 [夏]
でも…あたしだけ
こんな普通に暮らして
いいのかなって思う。

ある日決めた。
ヒロに全部話そうって。

その時年末くらいで
久しぶりに会った。

⏰:13/02/23 09:58 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#106 [夏]
「なっちゃんから誘うの
凄ぇ珍しくない?!」

めっちゃテンション高く
現れたヒロにドキッとした。

「あのね、話したい事あるの」

「なに?相談?聞くよ!」

そう言ってタバコを消した。

⏰:13/02/23 10:01 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#107 [夏]
「あたしね、最低な奴と
ずっと付き合ってたの。
始めて本気で好きになった人だった」

その事を始めて自分から
全部話した。
1〜10まで全てを。

ヒロはずっと
「うん」って聞いてくれてて
あたしは顔をあげられなかった。

⏰:13/02/23 10:04 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#108 [夏]
「今までずっと逃げてた。
でも気づいたんだ。
逃げてちゃダメなんだって。
ヒロはさ、真っ直ぐで素直で
優しいじゃん?
ヒロを見て気づいたんだと思う。
だから…謝ってくるね」

自分でも何言ってるんだろ
って思った。

⏰:13/02/23 10:06 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#109 [夏]
話した所で
何も変わらないけど
あたしの中で大きな決断を
最初にヒロに聞いてほしかった。

あたしが言い終わったら
少ししてヒロが言った。

「うん。頑張れ」

⏰:13/02/23 10:09 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#110 [夏]
その一言があたしの中で
凄い嬉しかった。
言葉にしづらいけど。

「頑張れ」って言葉は嫌い。
でも…ヒロに、好きな人に言われる
「頑張れ」は全然違かった。

何日か後アコと居たら先輩から
連絡がきた。

⏰:13/02/23 10:13 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#111 [夏]
「…あ、今夏と居るから…」

アコはいつも通りあたしに
気を使って断ろうとしてた。

「…アコ!……行こう」

そう言ったらめっちゃ驚いてた。
先輩に会うのは久しぶりだから
正直かなり怖かった。

⏰:13/02/23 10:15 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#112 [夏]
今まで最低な態度しか
取ってなかったし。
どんな顔して会えばいいのか
本気で震えた。

「…夏?大丈夫だよ?
あたしも居るから」

アコが肩を持って言ってくれた。
その一言がどんだけ心強かったか。

⏰:13/02/23 10:17 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#113 [夏]
先輩たちは個室に入ってて
外まで声が聞こえるくらい
盛り上がっていた。

変な汗をかきながら
心臓バクバクでアコが扉を開けた。

「おー!きたきたー!」
「おっせぇな!」
「まずは乾杯でしよ!」

いつも通りだった。
それだけで泣きそうになった。

⏰:13/02/23 10:20 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#114 [夏]
お酒が来て
一個上の中心的存在の
隆二くんが言った。

「それじゃ〜!!
なっちゃん、おかえり〜!」

そう言って乾杯してくれた。
この時にはあたしは涙目だよね。w

あたしが話し始めた瞬間
皆シーンとなった。

⏰:13/02/23 10:23 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#115 [夏]
「ごめんなさい…。
ありがとございます。
本当にごめんなさい」

「なっちゃん?俺言ったよ!
なっちゃんは悪くない。
誰もせめてないよ?見てみ?」

太田君が下を向いてるあたしに
優しく言ってくれた。

⏰:13/02/23 10:25 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#116 [夏]
顔をあげると
何人か泣いていた。
あたしは呆れたように言った。

「何でそんな優しいの…。
もっと怒ってほしかった!
殴ってほしかったよ‼」

あたしが強く言ったら
あの厳つい太田君が泣いた。
そしてこう言った。

⏰:13/02/23 10:28 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#117 [夏]
「それで辛くしてたなら
本当にごめん!
…でも俺等は絶対に
なっちゃんを責めない!
可愛い後輩なんだよ…。
俺等にとってなっちゃんは
妹みたいな後輩なんだよ…。
俺等は…皆なっちゃんが好きで
早く戻ってきてほしかった!
だから今日が凄い嬉しい‼」

あたし本当に幸せ者だね…。

⏰:13/02/23 10:31 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#118 [夏]
そしてアコも泣きながら言った。

「夏、もぉ自分を責めないで。
あたしは3才から一緒だけど
変わった夏が怖かったよ…。
でもお母さんの話をする前
あたし泣いたよね?
その時すぐ来てくれたよね?
何も話してなかったのに。
夏、大好きだよ?
だからもぉ離れないで…」

⏰:13/02/23 10:37 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#119 [夏]
こばさんも話してくれた。

「なっちゃん、康介が居ても
絶対に俺等と同じ事してたよ。
康介の分も生きてやって?
俺等毎日一緒に居たけど……
なっちゃんの心配ばかりしてたよ。
今も思ってると思う。
なっちゃんが無事で良かったって」

言葉に出来なかった。

⏰:13/02/23 10:41 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#120 [夏]
居酒屋の個室で
厳ちぃ輩が号泣しながら
呑んでるって珍しいよね。w

でもあの時のあたしには
皆の言葉が凄い助けになった。

涙目だけど泣かず我慢した。
でもこの言葉を言った瞬間
何かが崩れてあたしも皆も
号泣した。

⏰:13/02/23 10:44 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#121 [夏]
「康介君に会いたいよぉ…」

もぉ皆マジ号泣。w
今思い出しても泣き笑いする…。

あたしは何て最低な奴なんだろう。
勝手に被害者ぶって
1番傷付いてるのは自分だ
って思ってた。

でも皆の方が何倍も何十倍も
傷付いてポッカリ穴が開いたんだ。

⏰:13/02/23 10:48 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#122 [夏]
それからは会わない間の話をして
泣き止み盛り上がった。

急に太田君に言われた。

「そーだ!
リナたちに何かされてない?」

「…あー、大丈夫」

⏰:13/02/23 10:50 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#123 [夏]
「そっか…。
俺等でなっちゃんの所
行かないように見張ってたけど
最近静かだからさ…」

「リナちゃんにも謝らなきゃ」

「なっちゃん?
本当に自分責めないでね?
なっちゃんは幸せにならなきゃ
ダメなんだよ?!
自分だけ…とか思ってるでしょ!
違うからね?皆がなっちゃんの
幸せ願ってるんだからね?」

⏰:13/02/23 10:53 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#124 [夏]
太田君は本当にいい先輩。
何で惚れなかったのか不思議。w

こんないい先輩たちに囲まれた
地元は今でも大好き。

帰り際、また呑もうって
約束をして帰った。
嬉しくて何回も泣きそうになった。

その2、3日後の事。
あたしは女の先輩にシバかれた。

⏰:13/02/23 10:56 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#125 [夏]
謝りに行ったら
かなりボコボコにやられた。
リナちゃんも中学の先輩も
ずっと泣いてた。

泣きながらあたしを殴ってた。

最後は関わらないで!
って言われた。

⏰:13/02/23 10:59 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#126 [夏]
女の先輩には一生
許されないんだと思った。

そして12月30日くらいに
ヒロと会った。

あたしの顔を見て驚いてた。
でも笑ってくれて
気持ちが楽になった。

先輩の事全部話した。

⏰:13/02/23 11:02 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#127 [夏]
「あたし幸せだね。
先輩には本当感謝しても
しきれないよ…」

「なっちゃん、頑張ったね」

そう言って頭を撫でてくれた。
涙腺が可笑しいのか泣きそうになった。

それからすぐ帰った。

⏰:13/02/23 23:22 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#128 [夏]
本当に言葉に出来ないくらい
感謝の気持ちでいっぱいだった。

ヒロへ対する気持ちも分かってたけど
今更どうしたらいいのか分からなくて
あんま連絡を取ってなかった。

ある日ヒロから連絡が来た。

「なっちゃん!俺引っ越す!」

「そぉなの?どこに?」

「○○○らへん!」

あたしたちが住んでるのは
東京の端っこで
引っ越し先は神奈川の端っこ。

⏰:13/02/23 23:28 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#129 [夏]
だからかなり遠くなる。
電車だと2時間半くらい。
ちょっとビックリだった。

「一緒に探そうか?」

気づいたら言っていた。
今思うと結構ブッ込んでるな
って思う。w

「本当にー?やったー!」

そんな感じで一緒に行く事にした。

⏰:13/02/23 23:31 📱:iPhone 🆔:7bIcY4W2


#130 [夏]
一緒に部屋を見に行く日。
ちょっと大人っぽくした。w

住む所らへんの不動産に行ったら
一緒に住むと間違えられた。
それに照れたわ。w

結局見つからないまま
一週間くらい経った。

⏰:13/02/24 00:01 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#131 [夏]
「なっちゃんありがとね」

「何さ今さら!」

「何でここまでしてくれるの?
こんな俺のタメに。
俺馬鹿だから期待するわ!w」

「…いーんじゃん?」

「へぇ?!」

「期待しても…」

⏰:13/02/24 00:04 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#132 [夏]
「え?あれ?なに?!」

「惚れたかもしれません」

初めてヒロに会った時
言われた言葉を言った。
少し間があいて笑いながら言われた。

「本当に?!本当?!?
俺信じるよ!?やったー!」

まじ可愛いと思った。

⏰:13/02/24 00:07 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#133 [夏]
ヒロは目の前で
姿勢を正して言った。

「俺と付き合って下さい!」

「あたし、めっちゃ我儘だよ?」

「うん!」

「めっちゃ気強いよ?」

「こんなんでいいの?」

「夏がいいんだよ」

初めて夏って呼ばれた。

⏰:13/02/24 00:09 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#134 [夏]
「…うん!」

あたしが頷いたら
ヒロは抱きしめた。
こんな純粋な付き合い方
久しぶりだなって思った。

タイプの一欠片もなかったのに
むしろ好きな方じゃなかったのに
あたしはこの人を選んだ。

⏰:13/02/24 00:11 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#135 [夏]
そして家は一緒に住む事にした。
2人で部屋を探してて
本当に幸せだった。

ケンカはしなかった。
あたしが切れて終わる感じ。

地元は離れたけど
一ヶ月に一回くらいは
皆で呑んでる。

⏰:13/02/24 00:14 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#136 [夏]
彼氏が出来た事を言ったら
皆本当に喜んでくれて
嬉しくてしょうがなかった。

名前を言うと皆何故か知ってた。
顔が広いらしい。

「なっちゃん良かったな。
浩輝なら任せられる!
ちゃんと幸せにしてもらえよ!」

太田君が言ってくれた。

⏰:13/02/24 00:17 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#137 [夏]
「太田君、ありがとね。
いつも太田君の言葉で助けられた。
太田君の言葉がどれほど
あたしの中で大きかったか」

「当たり前だろ!
可愛い後輩なんだから!」

改めてわかった。
あたしは皆に守られっぱなしだった。
いつもいつも守ってくれてた。

⏰:13/02/24 00:19 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#138 [夏]
本当にありがとじゃ足りないよ。
ありがとの上の言葉があれば
言葉に表せられるのにな。

ヒロとは上手くいってて
仕事が忙しいみたいで
休みとか一ヶ月に2、3回だけど
大事にしてくれて幸せだった。

あたしが19才になってすぐ
妊娠した。

⏰:13/02/24 00:22 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#139 [夏]
その事を言ったら
ヒロは凄い喜んでくれて
結婚する事を決めた。

うちの両親にも挨拶しに行った。

ヒロがネクタイしめて
頑張って話してる姿には
惚れ直した。

⏰:13/02/24 00:25 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#140 [夏]
お母さんも18才で結婚してる。
だから心配しながらも
あたしたちの事を応援してくれた。

こんなあたしも今年で26才。
長男は今5才。
そして一昨年に長女が生まれて
今年の春に次男が生まれます。

⏰:13/02/24 00:28 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#141 [夏]
ヒロは仕事を頑張ってて
あたしの事をなっちゃんと呼んで
見事、尻に敷かれてます。w

誰かに誇れる事なんてなかった。
いつも後ろ指ばかり刺されてた。
そんなあたしを変えてくれたのは
ヒロでした。

⏰:13/02/24 00:30 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#142 [夏]
前に、彼女のフリしてって言われて
だったら別れたとか言えよ!
って言ってたら違う道を選んでたのかな?
って思ったけど言い切れるよ。

どんな道を選んでも
あの時バラバラの道を行ってたとしても
あたしは絶対ヒロに惚れてた。

無邪気な笑顔と純粋な心。
あたしがほしかったものを
全部持ってたんだね。

⏰:13/02/24 00:34 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#143 [夏]
ヒロに出会えて良かった。

ヒロに出会って先輩の気持ちも知り
あたしは色んな人に
変わったねと言われるようになった。

きっとヒロから教えてもらったんだね。
今でも康介君に会いたい。
いつか会おうね。
康介君ありがとね…。

⏰:13/02/24 00:38 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#144 [夏]
あたしは色んな人に支えられて
ここまで生きて来れたんだと思います。
誰も居なかったら
どうなっていたのか
考えるだけで怖いです。

友達、家族、旦那、子供
どれも掛けたらダメなんだと
分かりました。

⏰:13/02/24 00:54 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#145 [夏]
こんなどうしようもない
小説を読んでくれて
ありがとうございます。

皆さんに感想を書いてもらいたいけど
多分書き込み出来ませんよね?

何か設定でなのかな?
この解除の方法知りたいです。
あ、でも書き込めねぇよ
って話しですよね。
もし分かったらまたレスを
あげときます。

⏰:13/02/24 00:58 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#146 [夏]
更新も遅くて
ダラダラと最後は
何が言いたいのか
分からないような
こんな駄文をよんでくれて

ありがとうございました。

⏰:13/02/24 00:59 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#147 [夏]
--------END---------

2013.2.24 夏

⏰:13/02/24 01:01 📱:iPhone 🆔:c992LW9Q


#148 [我輩は匿名である]
できるかな

⏰:13/03/18 03:39 📱:N-04E 🆔:VJQUeP5w


#149 [我輩は匿名である]
ぬしwww

⏰:13/03/18 03:39 📱:N-04E 🆔:VJQUeP5w


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