私が恋をしたのは……恋しちゃいけない人でした……
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#7 [知慧]
声のした方を振り返ると、そこには金髪の男の子が立っていた。
見た目は、学ランの下に赤いトレーナーを着ていて、派手目なベルトに腰パンで、いかにもワルって感じ。
「テメーは…!!」
「「××高校の、ジュン!!」」
「その通りだ!!」
やっぱり!
彼の声は、あたしがずっと聞こえていた、あの声とそっくり…いや、あの声そのものだったのだ。
彼は、不良集団をあっという間にガッシボコにしてしまった。
:13/03/13 14:27
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#8 [知慧]
「…ありがとう…」
あたしは、彼にハンカチを差し出しながらお礼を言った。
彼の口端から、血が流れていた。
「別に…おまえを助けようと思ったんじゃねーよ。このクズ共が気に入らねーから…」
彼は服の袖で乱暴に血をぬぐうと、くるっと背を向けて立ち去ろうとした。
「待って…!!」
あたしは、思わず彼を呼び止めていた。
:13/03/13 14:28
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#9 [知慧]
「あたし、チエ!ジュン君にどうしてもお礼がしたいの!何でも言って?あたし、なんでもする?」
あたしは勢いよくまくし立てた。
「…マジで、、なんでもするんだな?」
「うん!」
「じゃあ、ウチ来いよ」
「…うん」
あたし、勢いあまって、とんでもないことを言っちゃったみたい…!
でも、彼…ジュンなら…。
:13/03/13 14:29
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#10 [知慧]
「ここが俺の家…」
着いたのは、お世辞にもキレイとは言えない、小さなアパートだった。
「おじゃまします…」
ジュンの後に続いて部屋の中へ入る。
部屋の中はかなり汚くて、男の人の部屋って感じ。
「一人で住んでるの??」
「あぁ…」
「ご両親は?」
あたしがそう訪ねると、ジュンは顔を曇らせた。
:13/03/13 14:30
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#11 [知慧]
あたしは、しまった!と思った。
「ゴメン!!聞かれたくないことだって、あるよね…」
「別に…親父は、俺が生まれる前に癌で死んだんだ」
「え…」
あまりの衝撃に、あたしは声が出なかった。
「母親は、小説みたいなのを書く人で…俺のことなんかどうでもいいんだよ。
昔、小説みたいなので荒稼ぎして金はあるみたいだから、こうして金はくれるけどな…」
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#12 [知慧]
「なんでおまえが泣くんだよ(笑)俺は別に、気にしちゃいねーし」
「ご、ごめんなさい…なんでだろう…えへへっ」
あたしは、涙をぬぐって笑顔を作った。
ジュンは、こんなに切ナイ人生なのに、強くたくましく生きている…。
あたしも、泣いてないで笑わなくちゃ!!
「…さて、なんでも言うこと聞くんだったよな?」
「うんっ!ジュンのためなら、なんでもするよ♪♪」
マジでそう思えた。
ジュンになら、あたしの全てを、カラダをあげてもいい―――
:13/03/13 14:32
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#13 [知慧]
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誰か読んでくれてますか❓😅
❄❄❄❄❄❄❄❄❄❄❄
:13/03/13 14:37
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#14 [通りすがり]
読んでますよ❤️
:13/03/13 14:39
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#15 [知慧]
通りすがりさんありがとぅ🎶✨
❄❄❄❄❄
ジュンの要求は、手料理だった。
ぶっちゃけあたしは、ジュンはエッチを要求してくると思ってた。
でも、ジュンはそんな人じゃなかった。
やっぱり、あたしの王子様だ!!
「すげぇ…いただきます」
「どうぞ♪」
ジュンはビーフストロガノフに手を伸ばし、口に運んだ。
:13/03/13 14:40
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#16 [知慧]
ジュンはすっごい笑顔で笑った。
なんか、あたしまで笑顔になっちゃうよ。
「よかったぁ…あ〜!!あたしも超お腹すいたしっ♪♪いっただきまーす!」
私もお箸を手にとり、ヘルシーな春雨スープをすすった。
「チエ…」
ドキン。
あの声が、ジュンの声が、あたしの名前を呼んだ。
ジュンと、見つめ合う。
「な、何…??」
「…サンキュー。」
そう言って、ジュンはあたしを抱き締めた。
あたしの心臓は、うるさいくらいに鳴っていた。
「あたし…ジュンが好き。愛してる…」
「チエ…」
あたしたちはその夜
:13/03/13 14:42
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