俺が一番と思った女
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#813 [しゅん]
車に戻り、未来にダウンを着せて走らせると、何か妙に緊張してうまく話せなかった。
もち泊まる場所はラブホしかねぇし。
初めて行くし。
未来と二人っきりで夜をすごすこと自体、信じられんくて緊張しまくっていたと思う。
アッキーと話した時、未来と泊まるっち話になって、それならここがいいと場所を教えてもらった。
そこに行く素直な俺。
まぁ自分で冒険するよりは、いいっち聞いたとこに行ってみたが無難かなっち思ったけん。
そこにつくと未来はここ来た事あるん?っち聞いてきて
ねぇ!!っち言っても信じてくれんやった。
アッキーから聞いたこと話ても、疑いよったし。。。
まぁそんなんも俺のトークにかかればちょろいもんで、見事に言いくるめたけどね笑
そんな未来は今の今まで機嫌悪くてブスーっちしとったんに、全然緊張した様子もなく、むしろはしゃいでいる。
お泊り嬉しいとかいいながら、子どもみたいになっていた。
:07/11/12 18:53
:PC
:Gua.Cc4.
#814 [しゅん]
そんな未来をよそに大緊張の俺。
部屋選ぶ時も、未来に好きなの選ばせて入った。
金払うとき、未来があたしが払うっち言って財布を出した。
俺が払うのが当たり前っち思っとったんに、未来が俺の財布を取り上げた。
『今日一日、迎えきてくれたり、ご飯代も出してくれたから今日はウチが払う!!』
っち。
いいっちゃ!っち言いよんに、聞かんやった。
結局、未来が払ったんやけど…
何となくばつが悪いっちゅーかね〜〜
まぁはじめてきた時ぐらい払いたかったっちのもあったし、プライド???みたいなね…笑
今考えればどーでもいいけど!
未来はバイトしよったし、自給もいいでそれなりに稼いどった。
高校生にしては、めっちゃ金持っとったし。
うらやましいぐらい。
:07/11/12 18:53
:PC
:Gua.Cc4.
#815 [しゅん]
そんなこんなでホテルに入った俺らは色々散策したあと、速攻で風呂に入って。
別々な〜別々!
んで、テレビを見ながらだらしていた。
俺はベットの横で携帯の充電をしながら、アッキーに二人で撮った写メを送った。
ここ来たぞっち報告のメール。笑
未来はソファーの上で俺のスウェットを着て手をブンブン回している。
隣に行きたいで、でも何か照れくさいで
そのまま未来がこっちに来るように仕向けようと思って
「俺、もう寝るけ〜」
っち言うと
俺が狙った通り、ちょこちょこっち歩いてベットに来た。
俺の隣にきた未来は
『あたしももう寝る〜』
っち言いながらベットに入ると俺の腕を抱き枕みたいに抱きかかえた。
腕にくっついてくる未来はほんと無防備で、こんな未来は俺しか見れんのやっち思うと抱きしめたくなって、ギュっち自分に引き寄せると未来はニコっち笑いながらもっと俺にくっついてくる。
『ウチめっちゃ幸せ』
っち言う未来に
「俺も」
っち返してキスをした。
その日は二人ともめっちゃ疲れてるはずなんに、俺は未来を抱けることが幸せすぎて、そんなことも忘れていた。
未来は全てを俺にゆだねていて、またそんな未来が愛おしくて仕方なかった。
卒業式の日。
それは俺らが結ばれた日になった。
そして、俺はますます未来が好きになった。
:07/11/12 18:54
:PC
:Gua.Cc4.
#816 [しゅん]
二人くっついたまま爆睡しとって、気づいたらもう昼前。
俺が先に起きた。
俺の腕枕に頭を乗せたままこっちを向いてスースー言いながら、気持ちよさそうに寝ている未来の髪の毛をそっと触ると動いた。
まだ寝ぼけとるんか、もぞもぞしながら俺にくっついてくる。
一瞬目を開けて俺を見たのに、またそのまま眠りに入った。
俺もそんな未来を見ているうちに寝ていた。
ふと目を開けると目の前に未来がいて、俺をずっと見つめている。
まだ頭はぼーっちしとるのに一瞬で目が覚めた。
照れくさいやん?
「どしたん?」
っち聞くと
『気持ちよさそうやったけ、見よった』
と未来。
こんなん言われたら、照れくさいのと可愛いーっち思ったりでほんとどーしようもなくなって
未来のほっぺたを引っ張った。
ほんとは俺が照れとったんやけどね。
痛い〜っち言いながら俺の手をはずそうとする未来にそのままキスをした。
ギューっちすると未来も返してくる。
このままずーっとこんなんしよきたいっち思うぐらい幸せやった。
:07/11/12 18:56
:PC
:Gua.Cc4.
#817 [しゅん]
未来はわかっただろうか。
俺の気持ちを。
どれだけ未来が好きでこんなん思っとることを。
俺はわかった。
今の未来の気持ちは俺にまっすぐ。
確実に未来は俺のことが大切で、俺がおらくなることなんか考えられんぐらい好きっちことも。
未来にとって俺は全てっちことも。
未来は心からの笑顔を俺に見せていることも。
未来の行動一つ一つが、俺の自信につながって守っていくっちゅー気持ちを強くさせた。
このとき、やっと過去の自分とか気持ちがすっきりした。
まだ何となく、未来と戻ったことが信じられんやったっちゅーか
どこかで信じきれてなかったんと思う。
不安もたくさんあったし、プレッシャーもそれなりにあった。
でも、今未来は俺の腕の中で幸せっち思ってくれている。
未来は俺やないと幸せにしてやれんと思う。
絶対に。
:07/11/12 18:56
:PC
:Gua.Cc4.
#818 [しゅん]
起きて、だらだら用意をして結局ホテルを出たのは夕方近く。
こんなだらだらした生活も未来と一緒やから楽しかった。
そのままドライブして、飯食って家に送り届けたのは9時ぐらいやったかな。
バイバイするのが寂しいで一時車の中でしゃべっていた。
でもさすがに、昨日の夕方から家に戻ってない未来をこのままずっとおらせるわけにはいかんっち思ったし、親にも心配かけるけん、ぐずる未来を無理矢理帰らせた。
今一緒におったんに、また未来に会いたくなる。
そんな気持ちをコントロールしながら俺も家に帰った。
今日、1日。
1日のような2日間。
俺にとって、忘れられん日やった。
未来にとってもと思う。
こんなん幸せを俺が貰ってもいいんかっちぐらい最高やった。
:07/11/12 18:57
:PC
:Gua.Cc4.
#819 [しゅん]
卒業してから大学が始まるまでの1ヶ月間。
俺と嵐は、大学野球をする条件で推薦を貰った。
高校もそれなりに成績残した方やったし、注目もして貰った。
大学野球は競争も激しいし、成績が物を言う。
卒業したけっち言って自由になったわけやなかった。
基礎を作る為にほぼ毎日、嵐とジムや走りに行ったり、忙しかった。
一方、未来もバイトが忙しく毎日朝から夜まで働きまくり。
でも、すれ違うと思いきや結構会えていた方やと思う。
未来がバイトをしていたスポーツ店の前にはでけぇ広場が広がっていて夜になると電気もつく。
そこで嵐とトレーニングをしていた。
未来が終わる時間に合わせて、一緒に帰ったり飯食い行ったりなるべく会うようにしていた。
もち、未来のバイトのない日は二人でデートもしたし、未来が行きたがったとこには連れて行った。
ゆーちんと嵐と4人で何回か遊んだりもした。
そうして過ごす1ヶ月はあっという間で、いつの間にか3月の終わり。
:07/11/13 17:13
:PC
:QimqAiQ6
#820 [しゅん]
未来も俺も嵐も地元を離れて生活することになる。
運よく遠距離にはならんやったけど、今までみたいにすぐ行ける距離や環境でもなくなることはお互いわかっていた。
短大に進む未来は、学校の寮に入ることになっていて門限もある。
俺らも野球部の寮があって、そこに強制的に入れられることがわかっていた。
未来は、知らない土地で暮らすことに不安だらけだったと思う。
俺は嵐がおったし、野球部の奴らとは公式、練習試合で顔を合わせたことあるのがほとんど。
県外の奴でも、名前を知っとったり知られとったりやし。
俺の兄貴の存在は野球部なら知らん奴はおらんし、その弟の俺が先輩からやられることも有り得なかった。
言い方偉そうやけどね…
:07/11/13 17:13
:PC
:QimqAiQ6
#821 [しゅん]
新しい生活がスタートして1ヶ月。
お互い忙しいでほんとに過ぎるのが早かった。
俺は練習についていくのがやっとで未来の相手もそこそこにしか出来ずアイツには心配させたと思う。
でも、その時はいっぱいいっぱいでそんなこと考える余裕すらなかった。
練習についていけんイライラとか、うまく振れん腕。
足には自信があったんに、大学に入ると俺レベルの奴らがそこらじゅうにいた。
そして何よりも俺を苦しめたのが、兄貴のこと。
兄貴と俺は違うのに、兄貴が凄い分、俺に対するプレッシャーは半端ねかったし
みんなもそんな目で見るのが当たり前やった。
出来ないは通用せん。
誰よりも、俺自身がそんなことわかっとったはずなんに、実際目の当たりにすると押しつぶられそうやった。
1年でレギュラーとか取れんの当たり前なんにね。
中高と1年からレギュラーを取ってきた俺には悔しくてたまらなかった。
他の奴らがどんどん俺を追い抜いていく…
頑張っとるんに…
結果を残さないけんのに…
あいつがおらんやったら…
初めて味わう挫折やった。
:07/11/16 15:43
:PC
:TTSiWUlE
#822 [しゅん]
そんな時支えてくれたのは、未来。
普段、相手してねぇのに、自分が辛くなったら未来に連絡する。
俺はほんと自己中で、未来のことなんか考えてなかった。
そんな俺なんに、未来はいつも俺の話を黙って聞いてくれる。
そして、元気が出る言葉を必ずくれた。
:07/11/16 15:44
:PC
:TTSiWUlE
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