俺が一番と思った女
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#817 [しゅん]
未来はわかっただろうか。
俺の気持ちを。
どれだけ未来が好きでこんなん思っとることを。

俺はわかった。
今の未来の気持ちは俺にまっすぐ。
確実に未来は俺のことが大切で、俺がおらくなることなんか考えられんぐらい好きっちことも。
未来にとって俺は全てっちことも。
未来は心からの笑顔を俺に見せていることも。
未来の行動一つ一つが、俺の自信につながって守っていくっちゅー気持ちを強くさせた。


このとき、やっと過去の自分とか気持ちがすっきりした。
まだ何となく、未来と戻ったことが信じられんやったっちゅーか
どこかで信じきれてなかったんと思う。
不安もたくさんあったし、プレッシャーもそれなりにあった。
でも、今未来は俺の腕の中で幸せっち思ってくれている。
未来は俺やないと幸せにしてやれんと思う。
絶対に。

⏰:07/11/12 18:56 📱:PC 🆔:Gua.Cc4.


#818 [しゅん]
起きて、だらだら用意をして結局ホテルを出たのは夕方近く。
こんなだらだらした生活も未来と一緒やから楽しかった。


そのままドライブして、飯食って家に送り届けたのは9時ぐらいやったかな。
バイバイするのが寂しいで一時車の中でしゃべっていた。
でもさすがに、昨日の夕方から家に戻ってない未来をこのままずっとおらせるわけにはいかんっち思ったし、親にも心配かけるけん、ぐずる未来を無理矢理帰らせた。

今一緒におったんに、また未来に会いたくなる。
そんな気持ちをコントロールしながら俺も家に帰った。



今日、1日。
1日のような2日間。
俺にとって、忘れられん日やった。
未来にとってもと思う。
こんなん幸せを俺が貰ってもいいんかっちぐらい最高やった。

⏰:07/11/12 18:57 📱:PC 🆔:Gua.Cc4.


#819 [しゅん]
卒業してから大学が始まるまでの1ヶ月間。

俺と嵐は、大学野球をする条件で推薦を貰った。
高校もそれなりに成績残した方やったし、注目もして貰った。
大学野球は競争も激しいし、成績が物を言う。
卒業したけっち言って自由になったわけやなかった。
基礎を作る為にほぼ毎日、嵐とジムや走りに行ったり、忙しかった。

一方、未来もバイトが忙しく毎日朝から夜まで働きまくり。
でも、すれ違うと思いきや結構会えていた方やと思う。
未来がバイトをしていたスポーツ店の前にはでけぇ広場が広がっていて夜になると電気もつく。
そこで嵐とトレーニングをしていた。
未来が終わる時間に合わせて、一緒に帰ったり飯食い行ったりなるべく会うようにしていた。
もち、未来のバイトのない日は二人でデートもしたし、未来が行きたがったとこには連れて行った。
ゆーちんと嵐と4人で何回か遊んだりもした。
そうして過ごす1ヶ月はあっという間で、いつの間にか3月の終わり。

⏰:07/11/13 17:13 📱:PC 🆔:QimqAiQ6


#820 [しゅん]
未来も俺も嵐も地元を離れて生活することになる。
運よく遠距離にはならんやったけど、今までみたいにすぐ行ける距離や環境でもなくなることはお互いわかっていた。
短大に進む未来は、学校の寮に入ることになっていて門限もある。
俺らも野球部の寮があって、そこに強制的に入れられることがわかっていた。
未来は、知らない土地で暮らすことに不安だらけだったと思う。
俺は嵐がおったし、野球部の奴らとは公式、練習試合で顔を合わせたことあるのがほとんど。
県外の奴でも、名前を知っとったり知られとったりやし。
俺の兄貴の存在は野球部なら知らん奴はおらんし、その弟の俺が先輩からやられることも有り得なかった。
言い方偉そうやけどね…

⏰:07/11/13 17:13 📱:PC 🆔:QimqAiQ6


#821 [しゅん]
新しい生活がスタートして1ヶ月。
お互い忙しいでほんとに過ぎるのが早かった。
俺は練習についていくのがやっとで未来の相手もそこそこにしか出来ずアイツには心配させたと思う。
でも、その時はいっぱいいっぱいでそんなこと考える余裕すらなかった。

練習についていけんイライラとか、うまく振れん腕。
足には自信があったんに、大学に入ると俺レベルの奴らがそこらじゅうにいた。
そして何よりも俺を苦しめたのが、兄貴のこと。
兄貴と俺は違うのに、兄貴が凄い分、俺に対するプレッシャーは半端ねかったし
みんなもそんな目で見るのが当たり前やった。
出来ないは通用せん。
誰よりも、俺自身がそんなことわかっとったはずなんに、実際目の当たりにすると押しつぶられそうやった。
1年でレギュラーとか取れんの当たり前なんにね。
中高と1年からレギュラーを取ってきた俺には悔しくてたまらなかった。
他の奴らがどんどん俺を追い抜いていく…
頑張っとるんに…
結果を残さないけんのに…
あいつがおらんやったら…
初めて味わう挫折やった。

⏰:07/11/16 15:43 📱:PC 🆔:TTSiWUlE


#822 [しゅん]
そんな時支えてくれたのは、未来。
普段、相手してねぇのに、自分が辛くなったら未来に連絡する。
俺はほんと自己中で、未来のことなんか考えてなかった。
そんな俺なんに、未来はいつも俺の話を黙って聞いてくれる。
そして、元気が出る言葉を必ずくれた。

⏰:07/11/16 15:44 📱:PC 🆔:TTSiWUlE


#823 [しゅん]
『しゅんはねぇ〜今までいっぱいいい思いしてきたもんね!
走れて、打てて、守れて。
4番でキャプテン、監督からもみんなからも信頼されて。
それが当たり前やったんよ。
あたしもしゅんはめっちゃ上手いっち思う。
でも、中学とか高校の時しゅんがレギュラー取ったかわりに、誰かは取れれんやったんやん?
しゅんが褒められたかわりに、誰かは怒られてるん。
その人の気持ち今はわかるやろ?
その時わかってたっちゅーのはつもりなだけ。
今の気持ちがそん時に味わってた本当の気持ちやよ?
頑張ってるんにっち。何で何でっち自分ばっか責める。
そんで、あいつがおらんやったらとか自分勝手なことばっかり考えるようになるんちゃ。
焦って、空回りして、自分に腹立って。
一時そんなんの繰り返しと思う。

⏰:07/11/16 15:45 📱:PC 🆔:TTSiWUlE


#824 [しゅん]
でも、そんな痛みをわかった人やないといい選手にはなれんよ。
神様にありがとうっち言わんと!こんな思いさせてくれてありがとうっち。
大学野球はあんまわからんけど、でも自分だけよければいいっち考えはしゃちゃいけんけ!!
辛いと思う。けど、これを乗り越えれば絶対人としておっきくなれるけん。
一個一個でいいけん、乗り越えていこうや!
しゅんにしか出来んことも、しゅんが一番出来ることも絶対あるけん!!
あたしも一緒に頑張るよ!!
ダメダメしゅんくんを支えないけんもん!!
しゅんレベルの上手い人がいっぱいおるんやから、その中でお互い高め合っていかんと!
ライバル=仲間やん!!
あたし試合見に行っても、しゅんみたいな人ばっかで見つけられん!!
とか言いたくないよぉ…
早く一発でしゅんや!!っちわかるよーになりたいなぁ…
頑張ってるしゅんあたし大好き。
やから、そんな元気ない声出さんでいっぱい笑ってよ!!
明日、また頑張るけん応援してなっちさぁ〜〜
愚痴でも弱音でもあたしの前ではいっぱい出していいけん、あたしの気持ちをパワーに変えてまたいつものしゅんに戻って!』

⏰:07/11/16 15:45 📱:PC 🆔:TTSiWUlE


#825 [しゅん]
こんなメールを貰ったことがある。
前の携帯に残ってたけん。
これ見たときにさ、まじこいつすげぇっち思ったんよね。
野球しよったんやねぇかっち思うぐらいしっかりした考えで、普通の女の子こんなん言えるか?っち友達にも言われた。
これを見て頑張ろうと思った。
大学に行かせてくれている親の為、応援してくれとる未来の為、そして何よりも自分自身の為に。
未来が励ましてくれる言葉はどんな言葉でも頑張るパワーに変わった。

⏰:07/11/16 15:45 📱:PC 🆔:TTSiWUlE


#826 [しゅん]
未来の短大は年間で取る単位数が決まってねぇで、取れば取るほど2年が楽になる。
寮に入っていた未来は、入れれるだけ授業を入れていた。
未来が行った学科は、自分が勉強したいものを自由に選択できるとこで
色んなのが勉強できるらしい。
好きなものはとことん頑張る未来には絶好の学科やった。
確か未来は、メイク、ファッション、コンピューター系とかを履修しとったかな?
勉強嫌いな未来がどれも、一生懸命勉強していた。

俺は、野球と勉強の両立が大変で毎日ヘトヘト。
教師になりてぇっち夢があった俺は教育学部に進学。
嵐も成行で同じ学部に入った。
ちっさい頃から一緒の俺らは夢まで一緒。
よきライバルであり、一番お互いをわかる相手でもあった。

⏰:07/11/16 15:46 📱:PC 🆔:TTSiWUlE


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