俺が一番と思った女
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#90 [しゅん]
俺は言われるがまま
家に入り
見慣れた部屋に入った。

見慣れたはずなのに
違う部屋に来たような
そんな感覚やった。

⏰:06/08/03 14:39 📱:PC 🆔:8.A2fvoQ


#91 [しゅん]
いつもは綺麗に整理整頓されているはずなのに
その日は
ちょっと散らかっていて
今までの間未来につらい思いを
させてしまったなと
改めて思った。
部屋の掃除をする余裕すらなかったんやと思う。

俺は
「今まで連絡せんでごめんな・・・。お前とちゃんと話したい」
そう言った。

未来は
『いいよ。ちゃんと話し聞くから。』
と答えた。

⏰:06/08/03 15:23 📱:PC 🆔:8.A2fvoQ


#92 [しゅん]
さおりのことも
全部話した。
ありのままを話した。

俺は未来が一番大事で
お前のためだけに
喜ぶいろんなことを
してやりたい。
大好きや。

最後にこれを付け加えて。

⏰:06/08/03 15:41 📱:PC 🆔:8.A2fvoQ


#93 [しゅん]
未来は
黙ったまま泣いていた。
『もういいよ。わかったから』
そう言って俺に抱きついてきた。

こいつマジかわいいと思いながら
俺も抱きしめ返した。

このとき
俺は
未来と一緒になるそう決めた

それなのに
このときは誓ったのに
俺は
どうして手を離してしまったのだろう...
もう二度と離さないと
心に決めたのに

⏰:06/08/03 15:50 📱:PC 🆔:8.A2fvoQ


#94 [しゅん]
それからは
未来と一緒にいる時間が増えた。
毎日が楽しくてしかたなかった。

なのに。
やっぱり
俺らは結ばれない2人なんかな・・・

⏰:06/08/03 15:52 📱:PC 🆔:8.A2fvoQ


#95 [しゅん]
冬が来て
受験まで
あとちょっとという時期がきた。

俺は相変わらず
筋トレしたり
友達と遊んだり
楽しい毎日を送っていた。


でもひとつだけ
今までと違うこと

それは
未来と合う時間が減った。

未来は塾が忙しくなり
俺が勉強を教えることもなくなった。

メールのやり取りも
少なくなって
毎日が休みのような
俺には
暇で仕方なかった。
どんなに友達と遊ぶといっても
一人の時間はある。
そのときいつも未来のことを思い出して
会えない苛立ちと戦っていた。

⏰:06/08/03 15:58 📱:PC 🆔:8.A2fvoQ


#96 [しゅん]
未来は未来で
連絡すらしてこない。
今なら仕方ない、あとちょっとやから
と思えるが
あの時の俺はガキで
そんなこと思えるよーな
余裕のある男やなかった。

⏰:06/08/03 16:00 📱:PC 🆔:8.A2fvoQ


#97 [しゅん]
そんな毎日を送っていたある日

俺はたまたま
未来の家の近くに
兄貴の買い物に付き合わされた

ちょうどと思い久しぶりに未来に連絡した。
でも、出ない。
やっぱりでないかと思い
兄貴と買い物を済ませた。

その帰り
チャリの2ケツが坂道を登りよって
きつそーっと思ってみていた。

⏰:06/08/03 16:04 📱:PC 🆔:8.A2fvoQ


#98 [しゅん]
その2ケツとすれ違った瞬間
俺は自分の目を信じられなかった。

チャリの後ろに乗っていたのは
未来やった。

男と楽しそうに
笑いながら坂道を登っている。
男はきつそうに
顔をしかめながら
必死にチャリをこいでいる。

「は〜〜〜〜?」

俺は車の助手席からそう
声を漏らした。

兄貴が
あれ、未来やねん?
そう言って車をとめようとした。

俺は必死に
いい!!!!!
そのまま通り過ぎろ!
そう兄貴に怒鳴った。

兄貴はとっさに
状況をさとったのか
俺に言われたとおりチャリの横を
通り過ぎた。

⏰:06/08/03 16:10 📱:PC 🆔:8.A2fvoQ


#99 [しゅん]
あいつは俺の電話に出てない。

やましいことがないのなら
電話に出るはず。
なのに出ない。。

そういうことか。
連絡がなかったのも
そういうことやったんや。
俺の中で何かが吹っ切れた。

そのときの俺は


手を離さない


そう誓ったあの日のことを
何もなかったように
頭の中は空っぽだった。。。

⏰:06/08/03 16:15 📱:PC 🆔:8.A2fvoQ


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