○最後の四季○

あたしはもう驚かないよーだ。

なんでも来いだし。

横で三上くんがパニくってる。

電話ではまだ雑音混じった居酒屋の音が聞こえる。

時間は22時。

しばらくして
聞き慣れた声がした。
　

｢…もしもし…｣

隼人だ。

暗い声だなぁ-
しかも小さいし
聞こえないよ。

｢ちょっとー
あんた今どこにおるのー！？笑｣

｢ぇ…あ、地元の…焼鳥屋｣

｢ああ！あそこか-！
わかった！笑｣

ピッ
電話を切った。
　

｢だ、大丈夫？？｣

電話を切って
携帯を握り締めて
俯いた。

三上くんの声。

やっぱり隼人に似てないな。

隼人の方が
安心する。

なんで涙って
勝手に出てくるんだろ。
　

｢あーッッ悔しい！！笑｣

｢ゆりチｬン泣いてるじゃん…｣

｢泣いてないッすよ｣

｢小力～？
まじ似てないよ｣

｢三上くんの中居くんは似てたよ(笑｣

もう隼人の事には触れないで。

もう何も言わないで。

わかってるから。
　

ゆりさ

ん

ゴメンナサイm(_ _)m 何も知らないくせに……ゆりさんのわがまま(･･? なんて言っちゃった[かけぽん]ちゃんです

やっぱ小説は最後まで読まないとダメよねぇ

頑張れ

元カノパワーに負けるな

かけぽんチｬン☆
いぇいぇｯ全然気にしないで下さい(○′3`*○)もっとあんた最低-とか言われると思ったけど読んでくれてる人優しくて(*´｀*)
応援ありがと-♪(^-^)ノ

桜サン☆
アンｶ-ありがとうございます(*≧m≦*)☆
　

｢どこにいるって…？｣

あたしの様子を伺いながら
真剣な声で三上くんは聞いた。

隼人のいる焼鳥屋を教えた。
あたしと隼人は家が遠いから
車で40分以上かかる。

｢遠いから悪い…
やっぱ今日はいいや！｣
　

｢いや俺は全然いいよ！
てか今日帰ったとしてもゆりチｬン寝れないっしょ？｣

｢…そうっすね｣
泣いたら鼻水出てきた。

｢だろ？笑
だから俺にまかせるだっちゃ♪｣

｢…ありがとだっちゃ｣

鼻をかんで
外を見る。

雨…やまないなぁ。
　

窓を叩く雨音。

こんな夜は
切なくて

夜中何度も
泣いたっけ。

寂しいのかも
よく解らなかった。

ただ
自分でも解るくらい
不安定で。

未来がとても
恐かったんだ。
　