○最後の四季○
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#40 [ゆり]
「あたしはさぁ…
メモリに女の子がいるとか
メールしてる子がいるとか
そーゆうのはいいんだよ。
言ってくれれば。
嘘つかれてた事が
悲しいだけ。」
食べかけの
オムライス。
このお店にも
二人で
よく来たよね。
:06/08/31 22:15
:V703SH
:O7rysDvw
#41 [ゆり]
あたしが絶対
中途半端に残すのを
お腹いっぱいなのに
食べてくれたよね。
その後すぐ
お腹痛いとか
言い出して
毎回あたしが背中あっためたんだ。
そんな優しくて
情けないとこに
呆れてたけど
大好きだった。
:06/08/31 22:17
:V703SH
:O7rysDvw
#42 [ゆり]
「嘘って言うけど
頻繁にメールしてる訳じゃないじゃん!
そりゃ毎日なら浮気にもなるけど…
俺はゆりだけだし」
「…もういいよ」
どうせあんたは
「こんな事くらい」って
思ってるんでしょ?
:06/08/31 22:18
:V703SH
:O7rysDvw
#43 [ゆり]
でもね
あたしにとっては
した事の大きさなんて
どーでもいいの。
嘘ついてメールしようが
内緒で会おうが
キスしようが
えっちしようが
全部同じ。
した事自体が
問題だから。
様は
信用の問題だよ。
:06/08/31 22:19
:V703SH
:O7rysDvw
#44 [グミ]
ゆりチャン☆
なんか読んでて心配。色々聞きたいけど、ネタばらしになっちゃうから…。
更新待ってるね!
:06/08/31 22:34
:N901iC
:☆☆☆
#45 [ゆり]
☆グミチャン→前作も読んでくれてたとか本当に嬉しいなァ(T-T) 総合に感想板作ったのでよかったら来て下さい☆ありがとう♪
:06/08/31 22:38
:V703SH
:O7rysDvw
#46 [ゆり]
「…もー無理。」
あたしは
オムライスを見たまま
呟いた。
「…」
隼人は
うんざりした様に
溜め息を
吐いた。
それが過去の傷痕に
深く刺さった
気がしたんだ。
:06/08/31 22:40
:V703SH
:O7rysDvw
#47 [ゆり]
「なんで隼人がキレてんの?笑」
「だって俺なんもしてないじゃん!」
「…ほんとにそう思うの?」
「だって…気持ちが浮ついたとかじゃないし
会った訳でもないし
俺はお前だけだって!」
「…」
あーオムライスが冷めちゃう。
食べよ。
:06/08/31 22:42
:V703SH
:O7rysDvw
#48 [ゆり]
「なぁ…
ほんとにゆりだけだよ」
卵ふわふわだな-。
チキンライスもおいしいし。
優しい味。
「聞いてる?
俺まじでなんもやましい事ないよ?」
今日は絶対
全部食べ切ろう。
:06/08/31 22:44
:V703SH
:O7rysDvw
#49 [ゆり]
「ゆり…なんか言ってよ」
やば。
下向いてたら
涙出てきちゃったよ。
「ゆり?泣いてんの?」
あー
悔しい。
泣いたら認める事になる。
こんなに隼人が
好きなんだって。
:06/08/31 22:45
:V703SH
:O7rysDvw
#50 [ゆり]
「美味しいから
感動して
泣けてきただけ。」
あたしは滲むスプーンで
必死にオムライスを食べた。
財布から千円を出して
隼人の前に置いて
席を立った。
「じゃーね。」
:06/08/31 22:47
:V703SH
:O7rysDvw
#51 [ゆり]
「…も〜…なんで…」
隼人はこんなあたしに
完璧呆れたみたい。
仕方ないじゃん。
突っ走っちゃう性格は昔からだし。
仕方ないじゃん。
あたし傷付いちゃったんだし。
勝手なのは謝るけど
仕方ないじゃん。
あんたがめっちゃ好きなんだから。
:06/08/31 22:50
:V703SH
:O7rysDvw
#52 [ゆり]
店から出ると
生ぬるい風が
頬に当たった。
「あ〜食べ過ぎた…」
あたしは涙を拭いて
駅に向かって
歩き出した。
今は暗いけど
電車乗ったら
顔見えるよな。
化粧直ししとこう。
:06/09/01 00:11
:V703SH
:ZFLxxx9g
#53 [ゆり]
近くのビルの
トイレに入った。
カチャカチャ…
ファンデを探してると
携帯が鳴った。
着信は
隼人から。
いつもなら無視するけど
なんか
どうでもよかった。
:06/09/01 00:12
:V703SH
:ZFLxxx9g
#54 [ゆり]
ピッ
「もしもーし」
「…お前今どこ?」
少し怒ってる声。
なんでそっちが怒るんだよ-。
「トイレだよ☆」
熱くなるのすら
もう馬鹿馬鹿しい。
どんだけ言っても
あいつには解らないし。
:06/09/01 00:15
:V703SH
:ZFLxxx9g
#55 [ゆり]
「どこの?
てかお前どうやって帰んの?」
「電車で帰るよ☆
隼人も気をつけて帰ってね♪」
「送ってくよ…
危ないじゃん」
:06/09/01 00:16
:V703SH
:ZFLxxx9g
#56 [ゆり]
「大丈夫大丈夫!!
帰れるよ☆」
「…どこのトイレにおるの?」
あたしはビルの名前を言った。
頭ん中はポッカリしてて
怒りも悲しみも
もうなかったんだ。
:06/09/01 00:17
:V703SH
:ZFLxxx9g
#57 [ゆり]
化粧直しをして
トイレを出ると
ちょうど隼人が来た。
汗かいてた。
お互い無言で
隼人はあたしの手を掴んで
歩き出した。
あたしの歩幅に合わせて
ゆっくり。
:06/09/01 00:20
:V703SH
:ZFLxxx9g
#58 [ゆり]
ビルを出て
駐車場まで
人が少ない道を歩く。
隼人が静かに口を開いた。
「ゆり…無理とか言わんといて。」
「…」
「俺お前しかいねーから」
「…」
何を言われても
風みたいに
通り抜けてく。
あたしには
もう無意味な言葉。
:06/09/01 00:23
:V703SH
:ZFLxxx9g
#59 [ゆり]
「メールしてたのはごめん。
でもやましい事ないから」
「…隼人…」
「なに?」
隼人に手を引かれ
下を向いたまま言った。
「あたしね
付き合ってく上で
1番必要なのって
愛じゃなくて
信頼だと思うんだよ。」
:06/09/01 00:25
:V703SH
:ZFLxxx9g
#60 [ゆり]
「…うん
お前昔からそう言ってたよな」
「だからね
あたしは今も
隼人の事が好きだけど
信頼はなくなった。
だから付き合ってく事
出来ない。」
好きならいーじゃんね
って
自分で思いながら伝えた。
:06/09/01 00:27
:V703SH
:ZFLxxx9g
#61 [ゆり]
隼人は黙ったままで
手を少し強く握った。
あたしの大好きな手。
熱いくらいの体温も
冷え性なあたしには
心地よかったんだよ。
:06/09/01 00:30
:V703SH
:ZFLxxx9g
#62 [ゆり]
「でも俺
お前の事好きだもん」
何回そう言われて
許して来ただろう。
あたしも随分勝手な女だし
たくさん困らせたけど
嘘は言った事ないよ。
本当に大事に
してきたつもりだよ。
伝わってた?
あたしの想い。
ねぇ隼人…
:06/09/01 00:36
:V703SH
:ZFLxxx9g
#63 [ゆり]
溜め息を飲み込んで
言葉を返した。
「あたしも好きだよ。
でも信じられないの。
ごめん」
「…別れるとか嫌だよ」
「じゃああたしだけ
傷付いてくの?
信じて裏切られてを
繰り返さなきゃいけないの?」
:06/09/01 00:38
:V703SH
:ZFLxxx9g
#64 [ゆり]
「もう裏切らない…」
「…それも信じられない」
「…」
「一回で直らなかったら
一生直らないよ。」
:06/09/01 00:40
:V703SH
:ZFLxxx9g
#65 [ゆり]
車についた。
乗り込んでも
隼人はエンジンをかけない。
あたしも何も言わなかった。
隼人は傷付いた顔して
被害者みたいな空気出して
ほんといいよね。
自分が壊しといて
離れてくのは嫌だ嫌だって
どんなん?
毎回毎回。
あたしより勝手だよ。
:06/09/01 00:42
:V703SH
:ZFLxxx9g
#66 [ゆり]
あたしは
疑われるより
疑う方が
辛いと思う。
許して貰えないより
許せない方が
辛いと思う。
両方後者は
あたし自身。
ほんとは
疑いたくない。
許したい。
でも自分じゃ
どうしようもないんだもん。
:06/09/01 00:47
:V703SH
:ZFLxxx9g
#67 [ゆり]
あたしは今
どんな顔してる?
今まで以上に
色を失って
今まで以上に
冷たい瞳に
なっているかな。
なんか
吹っ切れた
喪失感。
それは多分
諦めから
きてる。
もう
いいや。
どうでもいい。
:06/09/01 00:48
:V703SH
:ZFLxxx9g
#68 [ゆり]
「そんなに別れたくないなら
別れなくていいよ。」
静かな車内に
あたしの声が少し響いた。
「え?」
「いいよ。
隼人がしたい様に
すればいいよ。」
:06/09/01 00:50
:V703SH
:ZFLxxx9g
#69 [ゆり]
「でもゆりは別れたいんでしょ…?」
あー
堂々巡り。
あたしが何言っても
どうせあんたは
だだこねて
別れないくせに。
「どっちでもいい。」
「なにそれ…」
あー
めんどくさい。
何言っても
こんなんじゃん。
:06/09/01 00:51
:V703SH
:ZFLxxx9g
#70 [ゆり]
「あたしにどうしろって言うの?」
頭ん中が
ぐしゃぐしゃ。
もう傷付くとか
傷付けるとか
うんざりだよ。
「…俺は別れたくないんだって…」
ハンドルに手を置いて
隼人が俯いた。
:06/09/01 00:54
:V703SH
:ZFLxxx9g
#71 [ゆり]
「じゃあ別れない。
それでいいでしょ?」
「…ゆり
俺の事好き?」
「好きだよ」
「…今回はごめんな」
「うん」
隼人はあたしを抱き寄せて
キスをした。
:06/09/01 00:55
:V703SH
:ZFLxxx9g
#72 [ゆり]
好きだけど
大好きだけど
隼人の事
信用出来ない。
こんな風に
他の子とも
キスしたんだろうな。
あたしの特技は
妄想。
マイナスの妄想なんて
永遠と出てくる。
考えるのやめよ。
いいんだ。
もう…
:06/09/01 00:56
:V703SH
:ZFLxxx9g
#73 [ゆり]
あたしはこの日から
変わった。
表面は変わらない。
笑って怒って悲しんで。
でも内面
完全に冷めてた。
「どうでもいい。」
傷痕が痛む度に
これが口癖になった。
:06/09/01 00:58
:V703SH
:ZFLxxx9g
#74 [ゆり]
隼人からの想いに
満たされる事も
なくなった。
いつもどこかで
疑う気持ちが消えてくれなかった。
心から信じる事が
出来ないんだから
満たされないのも
仕方ないね。
:06/09/01 01:00
:V703SH
:ZFLxxx9g
#75 [あやぽん]
:06/09/01 02:34
:SH700i
:C5pDNgNw
#76 [桜]
:06/09/01 05:22
:P902iS
:LFpQf7DA
#77 [ゆり]
あやぽんチャン☆
桜さん☆
ありがとォ(*´∪`*)
:06/09/01 08:33
:V703SH
:ZFLxxx9g
#78 [ゆり]
こうして夏は進んでいったんだ。
今日もバイト。
疲れた…
休憩室に入った瞬間
勢いよく扉が開いた。
「ゆりチャ〜ン♪
休憩かぶったにゃー♪」
この黒くてライオンみたいなヘア-の男
三上達也。一個下。
黙ってればカッコイイのに。
:06/09/01 08:35
:V703SH
:ZFLxxx9g
#79 [ゆり]
「そーだにゃ〜」
「しかも二人きりだにゃーん♪」
「にゃ〜ん」
意味不明な会話をしつつ
自販機で
お茶を買う。
三上くんは煙草に火をつけ
しゃべり出す。
:06/09/01 08:37
:V703SH
:ZFLxxx9g
#80 [ゆり]
「ゆりチャン
彼氏とはどーよ?」
「まぁ普通」
「あらぁ〜
倦怠期〜??」
「いやもうラッブラブ」
「あはは(笑
俺の彼女飛んだし〜
ってか消えちったぁ!」
「消えたとか
どんなん(笑」
:06/09/01 08:38
:V703SH
:ZFLxxx9g
#81 [ゆり]
いいなぁ。
そーゆうラフな付き合い。
本気の愛とか
もう疲れたよ。
嫉妬とか
束縛とか
不安とか
信用とか
なにもなくて
次から次へ
渡り歩いて。
傷付いたり
傷付けたりも
なくて。
楽だろうなぁ。
:06/09/01 08:41
:V703SH
:ZFLxxx9g
#82 [ゆり]
「俺寂しい〜!」
ライオンが吠えてる。
「笑
…あたしも寂しい。」
少し笑って
席を立って
ゴミ箱に缶を捨てた。
:06/09/01 08:44
:V703SH
:ZFLxxx9g
#83 [ゆり]
「ゆりチャン
なんかあったなりかー?」
心配そうな
純粋な瞳。
いいな。
あたしの瞳はもう
濁っちゃったよ。
昔みたいに満たされる事
一生ないだろうな。
「大丈夫なりよ〜(笑」
次の休憩の人達が入ってきて
あたし達は仕事に戻った。
:06/09/01 08:47
:V703SH
:ZFLxxx9g
#84 [ゆり]
バイトを終えて
外に出る。
夏の匂いは消えてきて
今日は少しだけ
肌寒い。
「お疲れ」
大橋くんだ。
「あ、お疲れ様」
:06/09/01 08:49
:V703SH
:ZFLxxx9g
#85 [ゆり]
「今日も歩き?
送ってくよ。」
「ありがと。」
ガチャ…
バタン
「明日バイト入ってる?」
車に乗り
シートベルトを締めた瞬間
大橋くんが言った。
:06/09/01 08:50
:V703SH
:ZFLxxx9g
#86 [ゆり]
「明日は〜休みだよ。
やっと4連勤終わったの」
「そっか〜お疲れ。
明日休みなら
今からどっか行かない?」
びっくりした。
三上くんならまだしも
大橋くんはそんな事言う感じに
見えないから。
彼女いるし。
:06/09/01 08:51
:V703SH
:ZFLxxx9g
#87 [ゆり]
「あ、朝から予定あったりする?」
彼女さんの事が気になった。
隼人の顔が過ぎった。
でも
どうでもよかった。
「ううん、いいよ」
あたしはそう答えてた。
:06/09/01 08:53
:V703SH
:ZFLxxx9g
#88 [ゆい]
ゆりさんぁんたさー人と好きになるってゅーのわぉ互いの価値観を分け合って成長していくもんなんだょ!男だって我慢してくれてんだからあんたも理解しなよ!自分がほかの人とメールしないだけでそれわあんたの価値観ぢゃん!その価値観をあわせてくれちゃうモルモットがいいわけ?って思いました
:06/09/01 20:17
:D902i
:0sGc3WIQ
#89 [ゆり]
ゆいさんへ☆
言いたい事めっちゃわかります(>_<)
価値観を押し付けるのわ良くないってコトですよね(*ノω<*)
あくまでこれはあたしの隼人との時間の中で作られた恋愛観、二人の約束なので…×
不快にさせてしまったならすみませんでした(*´`*)
:06/09/02 00:23
:V703SH
:wd4TjqJk
#90 [ゆり]
「いいの?
どこ行こっか〜」
「大橋くんが行きたいとこでいいよ〜」
「海とか行く?」
「あ、行きたい!」
「よしっじゃあ出発」
途中でコンビニに寄ったりして
1時半くらいに着いた。
真っ暗。
波の音が
染み渡る。
堤防を二人で歩いた。
:06/09/02 00:25
:V703SH
:wd4TjqJk
#91 [ゆり]
「高原さん〜てか
ゆりちゃんでいい?」
「ああなんでも」
「じゃあゆりちゃんで(笑
寒くない?」
「大丈夫だよ☆」
「てかヒール大丈夫?
コケたらほかって帰るからな」
「うわヒドッ
すごい勢いで追い掛けるでいいよ」
「怖ッ(笑
…ほら、手。」
:06/09/02 00:27
:V703SH
:wd4TjqJk
#92 [ゆり]
少し先を歩いてた大橋くんが
あたしの方に右手を出した。
「ありがと。」
あたしは左手で
握った。
あったかいな。
「…俺が言うのもおかしいけど
こんなとこ来てて
彼氏怒らない?」
「怒るんじゃないかな」
「なんじゃそら(笑
大丈夫なの?」
:06/09/02 00:28
:V703SH
:wd4TjqJk
#93 [ゆり]
「大丈夫じゃないよ。
でも
いいんだ。」
それ以上
大橋くんは何も聞かなかった。
あたしはいつから
こんな弱くて
こんな勝手で
いつも何かのせいにして
大切なものを
自分から遠ざける様に
なったんだろう。
:06/09/02 00:32
:V703SH
:wd4TjqJk
#94 [ゆり]
隼人に言った。
自業自得って言葉。
今あたしにも
当て嵌まる。
わかってるつもりでも
出来ない事ばかり。
歩いてると
大橋くんが止まった
から
あたしも止まった。
「俺彼女とケンカしたんだー」
:06/09/02 00:34
:V703SH
:wd4TjqJk
#95 [ゆり]
ありきたりな展開。
二人で傷の舐め合いか。
なんか虚しいね。
「なんで喧嘩したの?」
「めんどくさくなっちゃってさ」
「あはは
あたしと一緒だ。」
:06/09/02 00:37
:V703SH
:wd4TjqJk
#96 [ゆり]
「そーなの?」
「うん
あたしは自分が
めんどくさい。」
「重傷だな(笑」
「重傷ですね…」
少し沈黙があって
波の音を聞いてた。
一定に打っては返って。
あたしには
悲し過ぎるくらい
優しい音だった。
:06/09/02 00:41
:V703SH
:wd4TjqJk
#97 [ゆり]
「あー!さみぃ」
いきなり大橋くんはそう言って
あたしを抱きしめた。
「あったけ〜」
「…」
やっぱ人って
あったかい。
温もりって
いいなぁ…
そんな事を
考えてた。
でも風が冷たくて
心が
寒い。
埋まらない。
:06/09/02 00:44
:V703SH
:wd4TjqJk
#98 [ゆり]
「大丈夫か?」
「うん」
隼人以外の人の香りなんて
2年ぶり。
改めて気付く。
隼人の腕に愛が溢れてた事。
隼人の腕にいつも優しさがあった事。
:06/09/02 00:49
:V703SH
:wd4TjqJk
#99 [ゆり]
「ごめ…
もう…離して」
身体を離すと
二人の間に
冷たい風が吹いた。
「ごめん」
大橋くんは頭を下げて謝った。
:06/09/02 00:52
:V703SH
:wd4TjqJk
#100 [ゆり]
「ううん…
彼女の事
めんどくさくても
信じられるうちは
大事にしてあげて下さい。」
大橋くんは
まだきっと
彼女さんに満たしてもらえるから。
満たしてあげられるから。
だから、ね。
:06/09/02 00:54
:V703SH
:wd4TjqJk
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