心から好きな人
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#102 [智紗]
ひろ「…なんかあった?」
ひろにばれないように話していたはずなのにひろはわかっていたみたい。
でも言いたくなくて嘘ついた。
智紗「なんにもなぃよぉ

」
声が震えてる気がした。
ひろ「…今どこ?」
心配そうな声でひろは聞いてくる。
智紗が運転する車は家の近くでとまっていた。
:07/01/25 20:37
:N902iS
:cD2MqINU
#103 [智紗]
智紗「…言いたくない」
ひろに見られたくなかった。
智紗「ごめん。」
ひろ「……どこにいんの?」
ひろの言葉を最後まで聞かず、智紗は

を切った。
家には帰らず一人である場所へと向かった。
:07/01/25 20:41
:N902iS
:cD2MqINU
#104 [智紗]
智紗のお気に入りの場所。
星がすごいきれいなとこで一人で考えたいことやつらいときにいつも来ていた。
智紗は空を見上げて涙を流した。
小さなベンチに座って一人で泣いてた。
智紗(なんで…どぅして今更…ハヤ…ひろ…)
智紗にとってどちらが大切なのか、わかっているはずだった。
ひろが大事。ひろしかいらない。
でもいきなりハヤが大きくなる。
ハヤの言葉を思い出す。
【智紗のことは多分友達として好きだと思う。だからこんな気持ちのまま付き合っていられない。】
:07/01/25 22:51
:N902iS
:cD2MqINU
#105 [智紗]
絶対に別れたくなかった。でも智紗はハヤと別れるしかなかった。
必死で忘れようとした。
うぅん。忘れた。
ひろが忘れさせてくれた。
一人で考えた
ハヤはただ離れていく女を惜しいと思っただけだ。
そぅ考えた。でもそんなことする人じゃない。
だからこそ、涙がでてくる。
もぅ信じられなかった。
:07/01/25 22:56
:N902iS
:cD2MqINU
#106 [智紗]
バタン
ドアを閉める音に気付く。
智紗(こんな時間に誰かきた?)
でも関係なくベンチに座って星を見上げる。
「智紗?」
名前を呼ばれて振り返る。
暗くて顔が見えない。
近づいてくる足音におもわず立ち上がる。
:07/01/25 23:00
:N902iS
:cD2MqINU
#107 [智紗]
「智紗?」
近づいてくる足音。
聞き覚えのある声。
「よかった

」
そう言われて抱き締められた。
智紗「…ひろ…」
ひろは息が荒かった。
ひろ「やっぱここにいた。」
体を離して向き合う。
暗くて顔が見えないけどひろは少し怒ってるみたいだった。
:07/01/25 23:12
:N902iS
:cD2MqINU
#108 [智紗]
ひろ「なにやってんだよ!こんなとこで!」
静かだけど怒ってる声でひろに怒られた。
智紗「…ごめんなさい」
智紗はそういうしかなかった。
智紗の声は少し擦れてた。
ひろ「…はぁ…何があったんだよ?」
智紗「……………」
ひろの問いに答えられなかった。
:07/01/29 20:57
:N902iS
:P1vZmgW2
#109 [智紗]
ひろは隣に座って黙っていた。
智紗は黙ったまま動くこともできなかった。
ひろ「…智紗」
沈黙を破ったのは、ひろだった。
ひろ「もぅいいよ。もう聞かないから帰ろ。」
向き合って顔を覗き込むひろ。
智紗はうなずいてひろの手を握った。
:07/01/30 18:58
:N902iS
:vBAtFZtg
#110 [智紗]
一度智紗の家に車を置いてひろの車でひろの家まで。
一人で運転しているときになぜか気持ちが落ち着いていた。
ひろがいるからだろうか。
ひろの車に乗ってからしばらく二人無言だった
:07/02/03 13:43
:N902iS
:Xl1oNkTs
#111 [智紗]
智紗「…ひろ。ごめんね」
智紗はうつむいてつぶやいた。
ひろはただ黙ってた。
ひろの家に着くと、ひろは智紗の手を握った。
ひろ「智紗。何があったかは聞かないけど一人でなんでも抱え込まないで?俺はいつでも智紗の傍にいるしどこにも行かない。」
ひろの言葉に智紗はつぶやくようにハヤのことを話した。
:07/02/03 13:48
:N902iS
:Xl1oNkTs
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