心から好きな人

しんは智紗を抱き締めてくれて、二人で泣いてた。

寒くなって車にのった。

智紗にしんは『別れたほうが智紗ちゃんのﾀﾒ。』『俺よりももっといい男がいる』って言ったから、また智紗は泣いた。

泣いてすがるしか出来なかった。

智紗｢なんで

ｱﾀｼにはしんしかいないんだよ？しんが好きなの！ｱﾀｼにはしんがすべてなの！…しんより好きな男なんて現われるわけないじゃん！｣

声を出して泣いた。

こんなこと今までなかった。泣いてすがるなんてしたことない。

ひろにもハヤにもしなかった。

本気だった。

咲仔

さん
ありがとぉござぃます

へたくそですがこれからもよろしくおねがぃします

別府さん
読みずらくてごめんなさぃ。自分の携帯でゎ続きってでなかったので

気を付けて書いていきます

智紗ゎかっこなんか気にしないで泣いた。

ただしんと別れたくなかった。

しんは黙ってた。

でもしっかり抱き締めてくれていた。

言葉にならない言葉で智紗はしんにただ別れたくないことだけを伝えていた。

しんも泣いていた。

｢ごめん｣

しんはその繰り返し。

そして

｢俺はやっぱ智紗ちゃんが好きだ。傍にいたい。｣

そぅ言ってくれた。

智紗ゎ泣きながらうなずくしかなかった。

しんは｢もぅ言わないから。｣とキスをくれた。

智紗｢ずっと傍にいて。もぅ二度と口にしないで。ｱﾀｼにはしんしかいない。しん以上の男なんていないんだから。｣

また日常が戻ってきて毎日一緒にいた。

しばらく平和が続いた。

　しん

好きだよ

しんは

するたびに必ずこんな

をくれた。

智紗も答えた。

幸せだった。

でも智紗には不安が一つあった。

智紗(生理が遅れてる…)

しんに相談しようか迷った。

言いたくなかった。
できてたとして、誰の子かわからないなんて…

まだ付き合って二週間。

しんと付き合う前智紗はただのﾔﾘﾏだった。

初めてあった男と簡単に寝た。

ゴムを着けない男もいた。
先月生理が終わってヤッたのは二人。

そいつとしん。

汚い女。汚れてる。

自分でもバカなことをしたって思っていた。

智紗(どぅしよぅ…)

どうしても言えなかった。でもできてたら？

そぅ考えると話さないわけにはいかなかった。
智紗は別れる覚悟でしんに言うことにした。

前に過去の話をしてあったからか、しんは智紗の頭を軽く叩いて笑った。そして｢バカだね、本当｣と言った。

しん｢どっちかわかんなぃんだよね。。。｣

考え込んでるしん。

智紗｢…もし、しんの子だったらどぅする？｣

聞かれてしんは顔を上げた。

しん｢もし、俺の子だったら責任とるよ。ちゃんとする。｣

智紗｢……じゃあ、違ったら？｣

しん｢…もちろん、堕ろしてな。
相手の男に慰謝料請求する。一億ぐらいとったっていいだろ

んで殴るゎ

｣

笑っていたけどしんは笑ってなかった。

目つきが違った。

さすがに二週間こないと不安になる。

智紗は薬局で妊娠検査薬を買った。

次の日の朝検査しようと思ってその日ゎ寝た。

検査薬を親にバレないよぅに持ってトイレへ。

……？

智紗(あれ？これ……血かな？)

下着に赤い染み。

検査薬を使うことなく、妊娠してなかったことがわかった。

そりゃ、生理がくりゃ妊娠なんてしてなぃわな

とりあえずしんに

。

朝

して、返ってきたのゎ夜。

しん｢よかった。｣

二人でほっとしていた。

しん｢これからできたとしたら、産んでね！｣

この一言ゎ智紗を更にはまらせた。(笑)

智紗の休み中ずっと一緒にいた。

だから月末になるにつれ、不安がかなり重なる。

智紗｢…来月どうしよう。なかなか会えなくなるでしょ？つらぃよ。｣

智紗の不安にしんは笑った。

しん｢何言ってんの？だぃじょぶにきまってんじゃんよ！会いたいときは智紗んとこまで行くからさ！｣

うれしかった。でも、日が経つにつれ、不安は増していった。

そんな中また些細なことで喧嘩。

しん｢……俺、智紗に言ってないことがある。｣

いきなりしんに言われて不安になった。

智紗(何？またノア？それとも違う人？子供がいたとか？)

智紗の妄想は激しい。(笑)

しん｢……俺心臓弱い。いつ死ぬかわかんない。｣

頭の中が真っ白になった。
智紗(？何？心臓？死ぬ？しんが？は？わかんなぃし。何それ。)

しん｢智紗？……なんか言って？｣

自分の世界にとんでいた。

何も言えなかった。
ただ、しんに抱きついて泣いた。

智紗｢…やだぁ！傍にいてくれるって言ったじゃん！死ぬとかないよ？二人で幸せになるって言ったじゃん！｣

しんも泣いてた。

しん｢ごめん。……ご…めん｣　

しん｢…でも傍にいる。死んだって智紗の傍にいる。｣

しんは霊感がある。だからそんなことが言えるんだ。でも智紗はそんなのいやだったし、結婚して幸せになりたかった

感想板作りました

読んでくださってる方いましたらこちらにお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2093/

しんゎ泣きながら、智紗を抱いた。

その夜二人で抱き合って寝た。

しんの腕枕で体温を感じながら智紗は寝た。

起きて寝ているしんを見たら不安になって起こした。

しん｢～くぁ～～～おはょ｣
そぅ伸びるしんをみてほっとする。

智紗はしんとずっと傍にいたいと心底思った。

それから何回も喧嘩した。
そのたびに泣いた。でも別れたいなんて思ったことなかった。

幸せだった。

でも智紗には一つ気になっていることがあった。

しんはプーだった。

だからデートもだいたい智紗持ち。

一月の給料もいつもより早くなくなる。

給料日前にはお金がなくて親の財布から抜くこともあった。

しんには言えなかった。

離れていきそうで怖かった。

しん｢智紗ちゃーん

俺これ食べたい

｣

コンビニでしんが智紗に甘える。

智紗｢じゃ買いなよ

｣

にっこり笑って答える智紗。でもしんは負けなかった。

しん｢…お財布ない｣

ジーパンのポケットを叩くしん。

しんは財布がからになると財布を持ってこない。

つまり今のしんは一文無し。

智紗はしんの財布にされてる感じがしていた。

でも智紗もお金がない。ここでおごるわけには行かなかった。

智紗｢ｱﾀｼもお金ないからそれ買わないからね

｣

そぅいって必要なものだけを持ってレジへむかった。
しんは｢けちぃー｣といってふてくされていた。

車に乗ってしんに飲み物を渡す。しんが好きなマンゴージュース。

しんはうれしそうに飲んだ。

誰か読んでくれてますか？

前までは飲まなかった。

智紗が無理矢理飲ませたらそれから気に入ってしまったのだった。

仲良しに見える二人だったけど、喧嘩ばかりだった。

些細なことですぐに喧嘩。

でもすぐに仲直り。

その繰り返しだった

初めましてｯ

ぃつも読んでます

ｺﾚｶﾗも頑張って書ぃて下さぃね

>>231さん
ありがとぅござぃます

お名前が読めなかったのでアンカーさせていただきました

放置しまくってごめんなさぃ

今から少し書きます

喧嘩の原因は智紗の勝手なわがままだったり、気持ちのない言葉。

ある日ついに大喧嘩に発展した。

この日も些細な喧嘩。でも智紗はもぅ嫌になってしまい、しんの発した冗談にキレてしまった。

智紗｢……もぅいぃよ。帰って。｣

その一言にしんもキレた。
しん｢は？んだよそれ！わけわかんねぇよ！｣

言い合いは止まらず、しんが掛けていたﾒｶﾞﾈを外し、ﾊﾟｷﾊﾟｷと折りはじめた。

しん｢……もぅ終わりにしよぅや。わかれんべ。｣

完全にキレた。

智紗はそこで冷静になった。でも智紗は考えていたことがあった。

智紗(…別れる…か……ちょうどいいかな。最近喧嘩ばかり。しかもｱﾀｼのわがまま。しんに迷惑ばかりかけて……過去のことだって……)

過去に智紗がしてたこと。つまり、男関係。

それはしんを不安にさせていた。最近は何かあるたびに、過去を持ち出してくる。

自分が悪いとはいえかなりつらかった。

智紗｢……そぉだね。｣

智紗はうつむきながら行った。

しんは信じられないような感じだった。

でも別れる理由について智紗としんの考えがまったくちがった。

智紗は自分が最低だから。
だから別れようと思った。

でもしんは違った。

しん｢…俺が心臓弱いからだろ？めんどくさくなったんだろ？だから別れんだろ？｣

智紗｢…違う！違う！そんなんじゃない！｣

否定しまくった。

だってしんのことをめんどくさいとかおもったことなんて一度もなかった。

しんは信じてくれなかった。それどころか、智紗の気持ちすら信じなくなった。

必死に泣きながら信じてほしくて訴えた。

でもしんは信じなかった。

智紗｢信じて！ｱﾀｼはしんのことを誰よりも愛してる！お願い！信じて！｣

泣いた。

どれだけ泣いたかわからない。

しんにしがみつきながら泣いたけど信じてもらえなくて、智紗はあきらめようとした。

椅子にもたれ、泣きながら｢信じて｣とつぶやいた。

しんはそんな智紗を見て何を思ったのかな？

しんが智紗を見た。

智紗はもう壊れたようにどこかを見ていた。

｢…………智紗。｣

しんが口を開いた。

智紗はまた否定されると思った。

この時聞こえていたかな？何回もつぶやいていた。

｢信じて｣

虚ろな目でどこかを見ていた智紗。

｢信じて｣

ただそれだけをつぶやいていた。

しんは智紗の方を見ないで外を見ていた。

しん｢…智紗？はじめから騙してたんだろ？好きじゃなかったんだろ？なぁ？｣

智紗は耳を疑った。

何度も何度も言い続けた。｢ちがう！好き！誰よりも愛してる！｣

でもやっぱり信じてもらえなくて、智紗はまた狂いそうだった。

智紗(もぅどれくらいたったかな？ｱﾀｼもぅしんに信じてもらえないんだ。……終わりにしよう。もぅ……つらい)

智紗｢……しん……｢智紗｣｣
智紗が口を開くと同時にしんが智紗を見た。

しん｢…智紗。最後に聞かせて。嘘偽りなく話して。｣

しん｢……俺は智紗を信じていいの？好きだって言葉は信じていいの？｣

智紗｢もちろん。当たり前じゃない！ｱﾀｼはしんがすき！誰よりも愛してる！病気は関係ない！……ただｱﾀｼは最低だから……｣

おひさしぶりです

これからも頑張ってくださぁい

【まさたかさん】
読んでくれててありがとぉございます！
ﾏﾁﾞ更新遅くてすみません(>_<)

しんにその言葉が届いたなんてわからない。
でも信じてもらいたくて、必死で伝えた。

しんは悲しそうな顔で智紗を見た。

智紗は泣いたせいで髪はボサボサ。顔もぐちゃぐちゃだった。

しん｢…智紗…俺やっぱ智紗と一緒にいたいよ。｣

智紗は耳を疑った。
あんなに否定し続けていたしんが智紗を必要としてくれてる。

智紗｢ｱﾀｼもだよ！しんがいなきゃ生きてる意味ない！｣

しん｢…うん。ごめんね。俺ほんとにバカだね。｣

しんは多分泣いてた。

肩が震えてた。

しんの雰囲気がさっきまでと違う。
いつもの優しい雰囲気だった。

しん｢…智紗。ごめんね。｣
しんは智紗を抱き寄せて抱き締めた。

それだけで幸せだった。

仲直り…なのかわからないけど、落ち着くまで抱き合ってた。

落ち着いてからしんは智紗の顔を見て笑った。

しん｢智紗顔ぐちゃぐちゃ！子供みたいだな！｣　

急に恥ずかしくなったｹﾄﾞ、智紗も負けずに笑った。
智紗｢しんだって泣き顔！二重が一重になってるよ！｣

二人で笑いあった。

しん｢でも、智紗が俺のことこんなに思ってくれてるなんて改めて実感したよ。｣

ちょっと照れ臭そうに言うしんに智紗はしんの顔を覗き込んで言った。

智紗｢当たり前じゃん！(^m^)｣

もしよかったら感想お願いします

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しんはゆうもたきもみぃも仲良くなった。

智紗の地元の友達も仲良くなって、遊んだりしてた。

そんな時、ちょっとした事件があった。

ある日、しんと遊んでいたとき、中学からの友達、ﾓｺから連絡があった。

ﾓｺ｢やっぱさ、ゆうのこと忘れらんなぃよ｣

ゆうとﾓｺゎ付き合ってたけど、一年くらい前に別れた。

喧嘩別れだった

智紗ゎﾓｺから相談されたけどありきたりなことしか言えなかった。

ﾓｺゎたきにも相談をしてたらしい。

たきから連絡があった。

たき｢…俺ﾓｺちゃん好きみたい

｣

たきゎやさしい。ﾓｺを幸せにしてくれると思った。

それから二週間。たきゎﾓｺに告白した。

返事ゎオッケー。

その日の夜。ﾓｺ、たき、ゆうから各自連絡があった。

ゆうは二人が付き合うのを嬉しそうにしてた。

でもなんでかな？ｱﾀｼには無理してるように見えた。

それは当たってたんだね。

一週間たたないうちにゆうから連絡があった。

しんと一緒に相談に乗ることにした。

地元のﾌｧﾐﾚｽにいって、話した。

相談は大体わかってた。

やっぱりﾓｺが好きってこと。一度は祝福したけど気付いてしまったということだった。

たきには悪いけど、ﾓｺの気持ちを考えたらゆうと一緒になってほしかった。

その場で告るように言った。

ﾓｺは迷っていた。

忘れることを決めたゆう。好きになろうとしているたき。

ﾓｺゎゆうを選んだ。

理由はたきがまだモトカノとの関係が切れていないこと。優しすぎるたきのモトカノ(チエ)ゎ遊んだり連絡したりするたきとの関係を切れないでいた。

それはﾓｺにとってタブーだった。

ただ、たきはゆうにキレていた。

それがわかった時にはすでに遅かった。

たきの友達から連絡があり智紗はやばいことになってるって知った

すぐにたきのもとへむかった。

智紗｢たき？？なんで…｣

そんなことをつぶやきながら車を走らせる

着いたときたきの顔はもうすでに怒り狂っていて智紗の声も届かなかった。

友達に｢ゆうに逃げろって伝えろ｣
そう言われた。

でもそのままじゃ絶対にいけない

智紗はそう思ってゆうに電話して話した

｢逃げない｣

ゆうは智紗にそう言った。

ﾓｺに電話しそれを告げる。

ﾓｺは泣いていた。

『自分のせい』
ﾓｺはそう言いながら泣いてた。

智紗にとって皆大切な友達。

誰かが欠けてもいけない。

たきに話…　

そう思っていたらいつのまにかいなくなってた

たき？

！ゆうの家だ！

直感

たきはゆうの家に向かったんだ…

智紗は車に乗っていつもかけないｻﾝｸﾞﾗｽをかけた。

気合いを入れる

目付きが変わる

隣ではしんが喧嘩したくてうずうずしてた。

必死で我慢する姿がかわぃい…

智紗がゆうの家に着くとすでにたきは車から降りてゆうを呼び出していた

しばらくしてたきがわめく声が聞こえて車から降りる。

ゆうは立ったまま申し訳なさそうな顔でたきを見つめていた。

智紗はたきのもとへ駆け寄り話し掛ける。

智紗｢大丈夫？……たき…わかってるんじゃん。だから泣いてるんでしょ？怒ってるんでしょ？｣

たきをみれば一目瞭然。

何もかもわかっているからこそやりきれない。

たきは静かに泣いた。

智紗に寄り掛かり泣いた。

落ち着いて話せる。

そう言うからまたたきとゆうを二人にする。

その間しんはうずうずしてる気持ちをタバコや散歩で紛らわせていた(笑)

ふと二人をみると終わったようだった。

智紗はまずゆうに近寄り一発平手打ち。

智紗｢ゆうがはっきりしないからこんなことになったんだよ？たきの気持ちわかってあげて。何よりゆうに正直な気持ちを話してもらえなかったから悲しいんだよ。
絶対にﾓｺを幸せにしたげて｣

ゆう｢約束する。たきさんのこと頼むわ。また遊ぶべ｣

ゆうはそう言って家に入った

そしてたきのもとへ

たき｢なーんでおまえが殴るかなぁ

我慢してたのに

｣

苦笑いしてたきがへこむ。

智紗｢ん？ﾓｺを泣かせた罰だよ

たきも殴るから

｣
そう言って構える

たき｢……だな｣

ぱんっ

いー音がした

たき｢っ…いってー…ｹﾄﾞ気合い入ったわ。すっきりした。さんきゅ。わりかったな

｣

智紗｢べつにいーんだけどさ、しんにタバコ買ってやってよ

落ち着かせなきゃ｣

そういってしんのほうをみると……

壁を蹴りまくっていたとさ(笑)

感想板です

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その日の翌日、ﾓｺから連絡が来た

ﾓｺ【昨夜ゎありがとぅ！ちぃには感謝しきれないよ(;>_<;)】

それからはまた皆で遊ぶようになり、平和な日々が続いた。

しんとは仲良く、たき、ゆう、ﾓｺ、チエとも遊んで幸せだった。

けど……

智紗は一人で不安を抱えていた。

智紗(やばい…生理きてない……)

しんにそのことを言うと焦っていた

しん｢…まぢ？…検査した？｣

智紗｢…まだ｣

しん｢早くしなよ！｣

その日の夜智紗は検査してみた

結果は陰性…に近い感じの陽性

何度も確認した。

でも正直わからなかったから病院に行くことにした。

仕事終わりに病院に行くとすごく混んでいて、何時間も待たされた。

尿検査をして診察を受ける。

先生｢あー妊娠してないね。まぁ一応内診してみるけど、生理きてないんだっけ？調べてみるね｣

内診は苦痛だった

女の先生だったけど足を開いてみられていることに嫌気を感じた。

診断は【ストレス】

ストレスから生理が止まり卵巣の機能も停止してしまったらしい

このままでは不妊症にもなる

頭が真っ白になった

なんとか先生の話を聞きこの日は血液検査をしてもらい帰った。

この日の代金20000円(笑)

しんに結果を話し、会って抱き締めてもらい安心して眠った

妊娠してなかった事実にうれしい反面淋しい…

しんは気持ちをわかってくれた。

いやわからなかったから喧嘩しながらわかってもらった

次の診察の時、衝撃の診察結果が智紗の耳に飛び込んできた。

先生｢えっとーｸﾗﾐｼﾞｱだね。前に一回やって治って再発した形だね。覚えある？｣　

智紗｢…はい…｣

先生｢二人でしっかり治していかないといけないから、彼にも検査してもらって、治してね。あなたは薬だけで治るから｣

覚えなんてありすぎる…

智紗は以前誰とでも体を重ねていたし、生でもやっていた。

智紗(ｱﾀｼのせいでしんにも移ってる？何で……)

智紗は自分を責めた。

しんに結果を告げる。

しん｢…は？何それ？｣

想像どおり…だから傷つかなかった…

しん｢…わかった｣

しんも病院に行って診察してもらった。

結果は陰性。

よかったしか言えなかった。

次の診察の日。

ｸﾗﾐｼﾞｱは完治した。

でもｺﾝｼﾞﾛｰﾏと診断され、手術が必要になった。

智紗は月末に手術した。

それまでしんは智紗に安心をくれた。

抱き締めてくれた。

移ってもかまわないと言ってくれたが、怖かったからｺﾞﾑはつけてやった。

手術当日チエに車を出してもらい病院に行った。

手術台にのって麻酔をかけられるとすぐに智紗の意識は飛び目を覚ますと終わっていた。

チエとしんが迎えに来てもらい、帰った。

薬を塗って、治るのを待った。

軽い痛みはあるものの、先生の話では治りがはやいらしい。

手術から一ヵ月、先生から完治したと報告があり、しんと二人で喜んだ。

ｹﾄﾞまだＨはできなかった。

原因は智紗の精神的なもの。

初体験の時ほぼ無理矢理ヤられた智紗はその時血が止まらず、入院していた。

それがトラウマとなり男性恐怖症にまで陥り、発狂までしていた。

それがよくなったのはその出来事から二年後のことだった。

フラッシュバック

痛みから甦った記憶。

幻覚が見えた。

好きだと思った、あいつの顔。

夢にまで出てきて智紗を苦しめた。

智紗が恐怖に震えるたびにしんは優しく頭を撫でて、優しく抱き締めてくれた。

それだけで智紗は落ち着いて眠りにつけた。