それでも君が
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#408 []
『ごめんなさいっ!!!!!』

アタシは思い切り頭を下げ
大きな声で謝った。

「いいよ別に。」


こわっ!!!


今まで聞いたことのない位
怒った声で冷たく返す博。

『・・・あのっ・・・バス停間違えて・・・気づかんくて・・・』

⏰:07/03/03 12:44 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#409 []
「いいよ、言い訳とか聞きたくねぇし」

『嘘じゃないよ・・・??ごめんなさい・・・』



こんなはずじゃなかった・・・
どうしよう・・・


「・・・」

『怒って・・・・る??』

と恐る恐る聞いてみる。

⏰:07/03/03 12:47 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#410 []
「全然怒ってないよ。笑」


怖い・・・
笑えてないし・・・
怖すぎるんですけど・・・


もの凄い威圧感を感じながら
博に必死について歩く。

『言い訳じゃないけど・・・聞いて??』

「なに?」

相変わらず冷たい返答。

⏰:07/03/03 12:50 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#411 []
『なんかね・・・』


友梨は今朝の事情を話した。


「やっぱあの公衆電話お前やったんや。」

『しってたなら出てっ・・・・くださいよ・・・』


おっと!!危ない危ない。

しかも初回にして
名前すら呼んでもらえないのね

⏰:07/03/03 12:54 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#412 []
「まぁー言い訳にしか聞こえんけどな!!」

『ごめんなさい・・・』

「俺待つの苦手なんやさ。イライラしてくるし」

やっぱり怒ってるんじゃん!

『ずっと・・・待っとってくれたの??』

やっぱり博は優し・・・

「ううん。」

くない・・・!!

⏰:07/03/03 12:58 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#413 []
「待っとったけど10分過ぎてもこんで、近くの友達に"バックられたわぁ〜"って電話して遊びに行った。」

『・・・・・』

冷めた目つきで
淡々と話す博。


「でもなんかあったんかもしれんでもう一回行ってみて居らんかったら友達んチで遊ぶつもりやった」


『それで・・・戻ってきたの?』

⏰:07/03/03 13:03 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#414 []
「おう。」



奇跡だと思った。


貴方に言わせれば

"必然"



もしもあの時
少しでも時間がズレてたら
アタシ達は
二度と会うことなかった。

⏰:07/03/03 13:06 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#415 []
『怒っとる?』

「怒ってないよ」


嘘バレバレだよ。笑
顔が怒ってるもん。
友梨には分かる。

『怒っとるじゃんか 笑』

「これが俺の普通やし」


嘘だぁ〜
いつももっと優しく
話してくれてるよ?笑

⏰:07/03/03 13:10 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#416 []
博は機嫌悪かったけど
友梨は幸せだった。


なんか・・・
博に会えたの運命かもって
思ったり・・・笑

嬉しくて
嬉しくて

不機嫌そうな博さえ
愛しくて仕方なかったんだ

⏰:07/03/03 13:12 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#417 []
『正直に言って。怒ってる?』

「うん。って言ったらどうするんよ?」

『ごめんね?笑』

「しゃーなし!!笑」



なんだかんだ言い合って
でも博はやっぱり優しい。


改めて好きを実感した。

⏰:07/03/03 13:16 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


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