それでも君が
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#551 [
]
『いってきまーす!!』
元気良く家を飛び出して
鼻歌なんて歌っちゃってさ♪
7時20分発のバスに乗り
一時間半のバスの旅。
いろんな事考えた。
いや、今日の妄想だな!笑
早く会いたくて
早く抱きしめたくて。
早くあの笑顔に会いたくて・・
:07/03/12 09:52
:D902iS
:☆☆☆
#552 [
]
藤岡町最後のバス停で
乗ってきた学生が
友梨の通路挟んで隣に
座った。
目があった。
『「あ――――!!」』
「牧野じゃん!」
『大谷じゃん 笑』
中学ん時同じクラスで
まぁまぁ仲よかった奴。
卒業以来だ。
:07/03/12 10:01
:D902iS
:☆☆☆
#553 [
]
『久々やねぇ〜元気しとった?てか部活け?』
「まぁな〜。めんどくせぇよ」
―――――――
大谷のおかげで
いつもより早く大山に
付いた気がした。
駅に着くと
博に着いたよってメールする。
:07/03/12 10:09
:D902iS
:☆☆☆
#554 [
]
寒いから中で待つ。
窓からずっと外見てた。
落ち着かなくて。
博の姿探して・・・
(あっ!!きたっっ!!)
なのに気付かない振りして
慌てて座り直し
携帯をいじってる振りした。
ガタンッ!!
バンッ!!
カチャ・・・
ガラガラガラガラ
:07/03/12 11:27
:D902iS
:☆☆☆
#555 [
]
「・・・」
『おはよっ』
って・・・
ねむそ〜!!!笑
しかも寒そう!!
それもそうか。
博昨日クラスの人達と
森クンちで麻雀してたから
オール明けだもんね!!
いろいろ話しながら
博の家へ向かう
:07/03/12 12:09
:D902iS
:☆☆☆
#556 [
]
コンビニ寄って
お菓子とジュースを買う。
やっぱりカゴにはジャガビー
「一個で足りるか?」
ってどんだけ食う気だよ!!笑
このコンビニには
これから何度も来るんだろうな
店員さん
はやく覚えてね。
このコンビニに来る時
博の隣にいるのは
きっと友梨が最後だから。
:07/03/12 12:15
:D902iS
:☆☆☆
#557 [
]
コンビニを出ると
やっぱり手,繋いでくれる。
友梨冷え性だから
手すっごい冷たくて
だけど右手は
すっごい暖かいよ。
「足の肉揺れとるよ 笑」
『・・・っ/// うるさい!!』
まじ無神経な発言!!
女の子にそんな事言うなんて
:07/03/12 12:20
:D902iS
:☆☆☆
#558 [
]
平気な振りしたけど
傷ついたんだからね!!
好きな人に
そんなこといわれ・・・
「ぷるんぷるんっ♪」
『あー!!ウザイ!!見んなっ!』
「冗談冗談〜笑」
って言いながら
繋いだ手に力を入れて
ブンブン振る。
本気で思ったくせに!!
:07/03/12 12:24
:D902iS
:☆☆☆
#559 [
]
その後
「乗れよ」
ってチャリ指さされたけど
『重いでいいっ!!』
とか言って拗ねた。
「いいさ〜」
『絶対乗らんし!!』
やだもん。
こけに最後に乗ったの
マキでしょ?
友梨そんな軽くないし
:07/03/12 12:42
:D902iS
:☆☆☆
#560 [
]
「さっきの気にしとんの?笑」
笑い事じゃないし!!
もうっ!!
ホントは乗りたいよ?
痩せなきゃね!!
そんな感じで
博の家着いて
博の部屋入った。
:07/03/12 12:47
:D902iS
:☆☆☆
#561 [
]
「ストーブ付けていいよ」
『うんっ』
寒くて寒くて
ストーブの前で体操座り。
陣取った!!笑
博に背向けて
一生懸命真っ赤な手を
暖めてたら
後ろからギューって・・・
すごい嬉しくて
ずっとこうして欲しかった。
凄く落ち着くの。
:07/03/12 12:54
:D902iS
:☆☆☆
#562 [
]
だけど素直じゃないから
さっきの仕返しに
『なぁに?』
って平然と聞く。
「好きやお」
『・・・//』
「何照れとるんよ。お前まじ可愛いなっ」
そう言って
また少しギュッてする。
:07/03/12 13:10
:D902iS
:☆☆☆
#563 [
]
『可愛くないよ〜』
って言ったけど
体は正直で
湯気が出るほど顔が熱くて
同時に
嬉しくて嬉しくて
すごくすごく幸せで
この時間が
ずっと続くんだ。
って何の根拠もなく
そう思ってた。
そう思いたかった
:07/03/12 13:16
:D902iS
:☆☆☆
#564 [
]
博に誘われるままに
ベッドへ行く。
何もしないよ。
博は友梨のこと
ちゃんと見ててくれる。
体じゃない。
「三ヶ月我慢やもんな」
『ごめんね』
「謝んなって」
『でも・・・』
嫌いだからじゃないよ。
好きだから・・・
:07/03/13 13:14
:D902iS
:☆☆☆
#565 [
]
好きだから怖い。
また捨てられたら・・・
って考えちゃう。
失いたくないの・・・
博だけは。
もう嫌なの。
傷つきたくない・・・
体の関係もっちゃうと
忘れられなくなるでしょ?
また求めちゃうでしょ?
:07/03/13 13:17
:D902iS
:☆☆☆
#566 [
]
蘇る悲惨な記憶・・・
こんなにも幸せなのに
隣には大好きな人がいて
その人に抱かれ
好きだと言われ
こんなにも
満たされてるのに・・・
信じることが出来なくて
軽く恐怖症なのかな?笑
ごめん。
忘れることは無理かな・・・
:07/03/13 13:20
:D902iS
:☆☆☆
#567 [
]
「男信じれんのやもんな。しゃーねぇさ。俺が"違う"ってトコ見せてやるし。そしたら信じてな?」
『うん。』
当たり前だよ。
友梨,博は違うってわかるよ。
ヤリ捨てなんてしないよね?
わかってる
けど証明してね。
博はあんな奴らと違うって
:07/03/13 13:24
:D902iS
:☆☆☆
#568 [
]
ホントはね。
抱かれてもいいって思った。
博がそう促せば
友梨は抵抗しなかったよ。
好きで好きで。
好きって言葉じゃ
言い表せなくて
博にチューする。
チューだけじゃ
足りなかったね。
友梨女の子の日だったから
最後まで出来なかったけど。
:07/03/14 09:29
:D902iS
:☆☆☆
#569 [
]
折れちゃいそうな腕枕。
無駄な物は付いてません。
って感じの体。
細い腕に
すらっと長い足。
体脂肪ないだろ。ってくらい
ガリガリの胴体。
こんな華奢な体で
女守れるのかよ。笑
だけど
華奢な体も悪くないな。
って思ったんだ・・・
:07/03/14 09:35
:D902iS
:☆☆☆
#570 [
]
頼りないんだから。笑
そう思ってた博の事。
ホントはいっぱい頼ってた。
全部受け止めてくれる博に
寄りかかってばっかだった。
:07/03/14 09:39
:D902iS
:☆☆☆
#571 [我輩は匿名である]
:07/03/14 17:14
:SH903i
:☆☆☆
#572 [
]
こんな弱そうな体して
強がってばっか。
守ってあげたくなる
なのに
守ってもらってばかりで
大切にしなきゃいけない。
離しちゃいけない。
こんないい人
これから先
絶対いない!!!
:07/03/14 18:27
:D902iS
:☆☆☆
#573 [
]
まだ17のガキが
真剣にそう思った。
嘘なんかじゃない。
今まで普通の付き合い
出来なかった友梨にとって
初めて普通に付き合えた人。
こんなに幸せで
なんか怖いな・・・笑
:07/03/15 11:01
:D902iS
:☆☆☆
#574 [
]
「ねむてー!!」
とか言ってた博が
急に静かになった。
『寝んといてよ〜・・・・ってはや寝とんじゃん!!』
しばらく博の寝顔見て
ホント可愛い //
どれくらい見てたかな?
トイレ行きたくなって
博起こしたのに起きないから
勝手に行くことにした
:07/03/15 11:09
:D902iS
:☆☆☆
#575 [
]
麻雀しててオールやったし
しょうがないか!!
寝顔可愛いから許す!!!笑
博を起こさないように
そっと布団から出ると
下へ降りた。
今からテレビの音がする。
(誰か居る!!!)
黙って借りるのは
なんか失礼だから
声をかけてみた。
:07/03/15 11:19
:D902iS
:☆☆☆
#576 [
]
※訂正
× 今から
○ 居間から
何度も同じ間違い
すみません・・・
:07/03/15 11:21
:D902iS
:☆☆☆
#577 [
]
コンコン・・・
『すみませんっ!』
「・・・・・」
あれ?
次はもう少し大きな声で。
コンコン・・・
『すみませんっ!!』
「・・・・・」
なんでや?居留守か??
:07/03/15 11:23
:D902iS
:☆☆☆
#578 [
]
テレビの音はするのに
返事がない。
仕方なく
そっと戸を開け・・・
『失礼しまぁす・・・』
誰もいな・・・
「うわっ!!!びっくりした!!何?何?何!?」
こたつの中から
ムクッと起きあがった女の子
(あ・・妹ちゃんっ)
:07/03/15 11:26
:D902iS
:☆☆☆
#579 [
]
『あの・・・トイレ貸してほしいんですけど・・どこですか?』
緊張しすぎて
なぜか敬語・・・
しかもカタコト。
2つも下なのに!!
「あ?トイレ?トイレ・・・ここ。」
『あ・・ありがとうございます』
こわっ!!
なんでそんな不機嫌なん?
ビビるわぁ〜
:07/03/15 11:38
:D902iS
:☆☆☆
#580 [
]
トイレを済ませ
部屋に戻る。
「あれ?どこ行っとったの?」
って眠そうに博。
やっと起きたみたい。
『トイレ借りた。てか由美ちゃん怖かったぁぁぁ〜』
「は!?由美と喋ったの?」
『トイレの場所聞いただけやけど・・・』
「由美なんて?笑」
:07/03/17 07:25
:D902iS
:☆☆☆
#581 [
]
友梨はさっきの様子を
モノマネ入れて
再現して見せた。
「ヒヒッ笑」
って笑われたけど。
それからコンビニ行って
お昼ご飯と杏仁豆腐買って
また戻ってきた。
博以外と食べるんだよね!
友梨の残した杏仁豆腐
全部食べちゃった。
好きだからかもしれんけど
杏仁豆腐が。笑
:07/03/17 07:30
:D902iS
:☆☆☆
#582 [
]
またベッドでイチャこいて
街へ降りた。
帰りは下り坂だから
チャリの後ろ乗れる。
「ちゃんと掴んどけよ!?」
『はぁぁい(笑)』
って細っ!!!!!
やっぱ華奢だなぁ〜。
改めて体型の差を感じ
ショックを受け
掴んでた手緩めた
:07/03/17 07:37
:D902iS
:☆☆☆
#583 [
]
「バランスとりにくいでちゃんと掴まっとけって!!」
(だってぇ〜・・・)
って思いながら
ギュッと抱きしめて
博に寄り添う
「どした?笑」
『好きやお・・・』
「ありがと〜俺もっ!!」
そんなんしてたら
ゲーセン着いて
UFOキャッチャーやった
なんも穫れんかったけど。
でも楽しかった。
あの店員さんナイスだわ(笑)
:07/03/17 07:44
:D902iS
:☆☆☆
#584 [
]
それから
二回目のプリクラ。
もうぎこちなくないよ。
らしくなってる。
ドキドキすんのは
変わらんけど(笑)
撮り終わって
落書きすんの楽しみだった。
今日は何て
書いてくれるのかな?って。
ふと博の画面を覗くと
思わず抱きついてしまった
:07/03/17 07:50
:D902iS
:☆☆☆
#585 [
]
"やっぱ俺にはユリが必要"
の文字と
"ラビュ ラビュ 夫婦"
のスタンプに
"きっと"
って書いてあったんだ。
そりゃ
抱きつきたくもなるでしょ?
友梨ね,
博でよかったって
心から思ってるよ。
:07/03/17 07:54
:D902iS
:☆☆☆
#586 [
]
「寒くない?」
そう言って
友梨を抱き寄せて
二人で博のジャンパー入った。
それだけで暖かくて
幸せな気持ちになる。
バスターミナルに着くと
やっぱり帰りたくなくなる。
今日は泊まっていきたいよ・・・
でも博が困るから。
友梨ちゃんと帰ったんだ。
:07/03/18 12:45
:D902iS
:☆☆☆
#587 [
]
それから二日後。
友梨たちは無事?
二ヶ月記念を迎えた。
「今何しとんの?」
いつもの会話。
「携帯かまっとる♪」
「サイトか!?」
『違うよ。友梨ね,小説書いとるの』
:07/03/18 12:48
:D902iS
:☆☆☆
#588 [
]
このサイトで
書き始めた小説は
高校一年の時の大恋愛を
綴った小説であり
この小説の前編でもある。
書き始めた頃
整理の着かないこの気持ちを
まとめようと思い
書き始めた小説。
書き終わったら前に進む。
振り返らない。
そう思ってた。
だけど実際
前に進むって言うのは
簡単な事じゃなくて
振り返ることで
胸が痛んだりもした
:07/03/18 12:53
:D902iS
:☆☆☆
#589 [
]
博とこうして
幸せな毎日を送る事で
過去の傷も癒えた。
いざ書こうと思い
携帯を手にとっても
"あれ?どうだっけ?"
って曖昧にしか
思い出せない事も
多くなってきた・・・
この時感じたんだ。
友梨は翔クンを
思い出に出来てる。
前に進めたんだって。
絶対忘れられないと
思っていた大恋愛。
友梨を変えたのは・・・
あなたでした
:07/03/18 12:57
:D902iS
:☆☆☆
#590 [
]
しばらく放置してた
小説だったけど
意外にもファンの子がいて
沢山の人が
友梨の更新を待っててくれた
それで・・・
書ききることを決意し
また少しずつ
更新したんだ。
もちろん博は嫌がってた。
過去の男との小説なんて
って凄い嫌ってた。
:07/03/18 13:01
:D902iS
:☆☆☆
#591 [
]
でも完結するの
応援してくれてね
だから友梨
博が読んでるなんて
知らなくて
ビックリしたんだよ?
『完結したよ』
って言ったときだった。
「読んだよ」
って博が言った
:07/03/18 13:04
:D902iS
:☆☆☆
#592 [
]
age
続きが気になります
:07/03/27 22:41
:D902iS
:☆☆☆
#593 [
]
書かないんですか

?
:07/03/28 14:10
:F902iS
:☆☆☆
#594 [
]
長い間放置すみません。

サン

サン
ageありがとぉございます

:07/03/28 16:19
:D902iS
:☆☆☆
#595 [
]
「読んだよ。」
え???
はいっ!?
『何で知っとんの!?』
とても驚いた。
仮名だし
博も知らない友梨の過去。
どうして友梨の小説
わかったの?
:07/03/28 16:23
:D902iS
:☆☆☆
#596 [
]
「カンやさ(笑)」
友梨は
不思議でならなかった。
あんなに沢山ある
C-BOXの小説の中から
カンなんかで
わかるはずない。
しばらく放置してて
板下がってたし・・・
なんで?
:07/03/28 16:26
:D902iS
:☆☆☆
#597 [
]
どうしてかと
何度問いただしても
博が口を割ることはなかった。
ただ不思議な
発言を多々・・・
「言ったら殺される」
「シックスセンス」
何言ってんのか
わかんなくて
しつこく聞いたら
「この話はやめて」
って言い出した。
:07/03/28 16:30
:D902iS
:☆☆☆
#598 [
]
それから博は
この話題を
とても嫌がるようになり
しまいにはキレてくる。
アタシはこの話題は
しちゃいけないんだと
言い聞かせ
いつか話してくれるまで
待つことにした。
そんなある日の夜。
いつものように
電話していると
:07/03/28 16:32
:D902iS
:☆☆☆
#599 [
]
『〜じゃん?で,その子が・・』
「あ・・・」
『ん?どした?』
「三日後。地震くるぞ,多分。気をつけろよ。そんだけ。」
そんだけ。
ってアンタ・・・

意味がわかるはずがない
『何でわかるの?』
:07/03/28 16:35
:D902iS
:☆☆☆
#600 [
]
「シックスセンス。」
『はいはい(笑)』
「まぁ当たるか知らんけどな」
当然信じるはずもなく
気にもとめなかった。
博の性格だし
からかってるだけだって・・
そう思ってた。
:07/03/28 16:38
:D902iS
:☆☆☆
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